資料2 財団法人日本船舶振興会について 平成17年2月21日 国 土 交 通 省 1.モーターボート競走の概要 平成17年1月末現在 【競走場及び場外発売場の所在地】 【施行者】 42団体 ●:競走場・・・24ヶ所 ●:ボートピア(BP)・・・19ヶ所 ●:前売専用・・・2ヶ所 <構成自治体数>・・・・156 BPなんぶ 県 施行組合 (構成市町村134) 市 町 BP河辺 BP大郷 BP松江 BP岡部 BP川崎 三国 児島 BP呉 桐生 BP岩間 戸田 江戸川 BP姫路 徳山 若松 【関係団体】 BP市原 芦屋 福岡 平和島 唐津 蒲郡 前売専用 唐 津 多摩川 浜名湖 津 常滑 前売専用 おおむら 住之江 (社)モーターボート競走会 (19団体) (社)全国モーターボート競走会連合会 (財)日本船舶振興会 (社)日本モーターボート選手会 尼崎 大村 BP勝山 BP三日月 BP高城 BP金峰 20 1 BP玉川 びわこ 宮島 下関 1 20 BP朝倉 BP土佐 BP神戸新開地 【選手】 鳴門 丸亀 BPまるがめ 登録選手数 1,491人 1 2.モーターボート競走の売上金等の流れ <平成15年度実績> 的 中 払 戻 金 【競走法第10条】 約75% <交付金の使途> ・造船・舶用工業(モーターボート関連)業界に 対する貸付 ・造船・舶用工業(モーターボート関連)分野に おいて活動する公益法人等に対する補助及 び特定業務 ・その他公益分野において活動する公益法人 等に対する補助及び特定業務 8,043億円 (財)日本船舶振興会交付金 【競走法第19条第1号及び第2号】 約3.3% 352億円 <交付金の使途> 勝舟投票券売上額 100% (社)モーターボート競走会交付金 約1.2% <10,751億円> 入場料等収入 競走の審判、競走に出場する選手の検査、競 走に使用するボート・モーターの検査、その他 競技運営 【競走法第20条】 138億円 公営企業金融公庫納付金 【地方財政法第32条の2】 <納付金の使途> 約1.1% 公営企業(ガス、水道、病院等)に係る地方債 の利子補給 <141億円> 112億円 受託業務収入 <418億円> 開 催 経 費 (管理費、選手賞金、施設費等) 実費 約19.4% 2,510億円 施 行 者 収 益 【競走法第20条の2】 155億円 残額 <収益金の使途> 教育費、土木費、保健衛生費、公営住宅費等 2 3.モーターボート競走の舟券売上額及び収益率の推移 金額(億円) 25,000 9.0 0/45 % 9.5 売上額 0/45 8.4 開催収益率(H2∼H9) 9.0 開催収益率(H10∼H15) 8.5 0/45 20,000 8.0 1 /46 0/46 7.4 1 /46 ※棒グラフ上の数字は、開催収益ベースでの 赤字施行者数(分子) 及び 全施行者数(分母) を示す 2 /46 7.0 6 /46 6.5 0/46 6.0 2 /46 15,000 8 /46 5.4 5.5 6 /46 5.0 10 /46 5.0 10 /46 4.0 4.5 4.0 4.3 10,000 7.5 3.5 3.1 3.5 3.0 2.8 2.1 2.0 5,000 2.5 1.8 1.4 2.0 1.5 ※ 22 ,1 37 20 ,8 27 19 ,5 85 18 ,3 84 18 ,4 32 18 ,0 39 17 ,3 16 15 ,9 61 14 ,7 06 13 ,3 48 12 ,8 12 11 ,9 91 10 ,7 51 0 21 ,9 35 1.0 2年度 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 開催収益(営業収益的なもの)を的確に把握するため、他の施行者の場外舟券発売事務に係る受託関係収益を計上するよう平成10年度から算出方法を変更した。 0.5 0.0 3 79 78 79 79 77 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 41 ,2 25 ,3 23 47 ,1 67 ,0 70 ,3 13 11 12 8, 93 8 1, 13 5 14 20 2, 01 1 3, 44 3 3, 51 8 14 13 3, 07 1 13 2, 16 5 0, 33 4 6, 66 4 11 12 6, 16 6 11 8, 15 9 1, 98 5 11 11 100,000 54 61 66 ,5 24 ,1 86 ,1 24 ,8 69 ,7 31 11 5, 42 4 150,000 ,4 08 ,5 53 10 ,8 60 ,0 23 ,2 69 21 23 29 23 ,8 35 30 30 31 31 ,4 71 30 29 ,2 54 ,5 25 31 31 ,3 42 ,0 04 ,2 07 ,3 84 31 ,9 68 ,2 98 17 22 18 29 ,9 91 ,4 64 ,7 37 14 28 ,1 70 ,0 97 ,0 21 ,7 08 ,1 64 26 ,7 24 ,9 97 ,2 37 ,6 75 ,4 49 18 ,1 , 13 253 23 26 27 ,5 05 ,0 10 16 ,7 63 40 ,1 15 ,4 40 37 42 ,3 14 25 43 47 ,6 15 27 ,1 ,3 46 70 11 12 8, 25 95 ,4 59 6 ,1 20 ,0 85 52 ,8 56 35 55 ,7 19 30 56 300,000 70 77 0 2年度 ,7 17 96 200,000 74 ,0 18 250,000 70 百万円 4.開催経費額内訳の推移 350,000 選手費 負担金等 施設借上料 管理費(人件費を除く) 職員・従事員人件費 50,000 14年度 15年度 4 5.モーターボート競走事業の収支総額等の推移 単位:億円 16,000 15,000 総収入額 〔収支差額〕 454億円 総費用額 固定費の割合 変動費の割合 〔収支差額〕 282億円 14,000 13,000 12,474 〔収支差額〕 260億円 1.20 〔収支差額〕 213億円 1.10 11,735 11,246 1.00 1.00 〔収支差額〕 155億円 1.00 0.97 10,389 0.93 0.90 10,000 0.91 0.86 0.88 9,000 1.30 損益分岐点収入額 12,136 12,000 11,000 1.40 0.90 0.80 0.82 8,000 0.74 0.70 7,000 6,000 5,000 8 ,24 4 15 ,79 4 1 11年度 4 1 ,87 13 ,59 3 1 12年度 4 ,34 4 3 1 ,08 3 1 8 ,55 2 4 1 ,34 2 1 0 ,31 1 5 1 ,15 1 1 13年度 14年度 15年度 注)「固定費の割合」、「変動費の割合」については、平成11年度に対する割合を表したものである。 0.60 0.50 5 6.モーターボート競走の売上向上に関する施策 実施している主な施策 の拡充 場 売 舟券発 拡充 の 法 投票方 場外発売場 の設置 電話投票、イン ターネット投票 (現在は、ボートピア19ヶ所、前売専用場外2ヶ所を設置) (現在の電話投票会員数は、約260,000人) 多様化 の ス レー ナイターレース の開催 (現在は、桐生、蒲郡、若松の3競走場で開催) 今後の対応 ボートピアの設置の推進 小規模場外発売場や前売専用場外 発売場の設置については重点的に 推進 電話投票会員の拡大 発売時間の拡大 (早朝発売、前売発売等) IT投票の拡充 (キャッシュレス等) ナイターレース開催場の拡充 ナイターレース実施期間の拡大 発売日数等の拡大 (併用発売、リレー発売等) 6 7.(財)日本船舶振興会の概要 1.目的 5.組織 船舶関係事業、海難防止事業、その他公益事業の振興 評議員会 理事会 監事会 総務グループ 常務理事 2.設立 広報グループ 経営企画グループ 昭和37年10月 設立 会長 理事長 3.業務概要 ⑴ 船舶関係事業及び海難防止事業の振興を図るための補助 常務理事 海洋グループ 常務理事 公益・ボランティア支 援グループ 常務理事 国際協力グループ 監査グループ ⑵ 公益事業の振興を図るための補助 ⑶ その他公益事業の振興を図るために必要な業務 6.交付金収入の推移 <単 位 : 億 円 > 900 800 4.役職員数 731 749 699 700 ⑴ 役員数 17名 ・・・大臣認可 ・理 事 13名(うち常勤5名) ・監 事 4名(うち常勤2名) ⑵ 職員数 100名(予算定員) 659 612 600 607 603 579 538 492 500 440 425 400 397 361 300 200 100 0 2年度 3 年度 4年度 5年度 6 年度 7年度 8年度 9 年度 10年度 11年度 1 2年度 13 年度 14年度 1 5年度 7 8.(財)日本船舶振興会の助成金交付事業に係る流れ 助成金交付決定まで 助成基準 等(案)の 策定 ※ 事業等について振興会 のホームページに掲載 官報及び 一般紙で 公表 申請 申請 受付 受付 申請内容 の審査 (助成事業の 募集) 事業計画 予 算 <平成16年度申請受付> <平成16年度交付決定> <国土交通大臣認可> 5,384件 評議員会 の審議 助成金の 助成金の 決定及び 決定及び 助成金の 助成金の 交付 交付 2,980件 評議員会 の審議 理事会の 議 決 理事会の 議 決 助成金交付決定後 助成事業の終了・報告 助成事業の実施 監 査 (振興会内部組織 による監査) 外部機関による事業評価 (新たに導入することを検討) 事業の評価 評価の結果、事業の成果が みられない場合は、一部助 成金を返還してもらう場合も ある。 8 9.(財)日本船舶振興会の評議員及び役員 役 員 名 簿 評 議 員 名 簿 平成 17 年 2 月 1 日現在 平成 17 年 2 月 1 日現在 役職名 氏 名 現 評議員 米 長 邦 雄 〃 下 村 のぶ子 〃 鈴 木 富 夫 〃 屋 山 太 郎 〃 三 好 正 也 〃 金 平 輝 子 職 等 棋士 (社)日本将棋連盟専務理事 元 ㈱婦人生活社編集長 ㈱海竜社代表取締役社長 出版倫理協議会議長 元 ㈱時事通信社解説委員 政治評論家 元 経団連事務総長 ㈱J−WAVE代表取締役会長兼社長 元 東京都副知事 役職名 会 長 (非常勤) 理 事 長 (常勤) 常務理事 (常勤) 常務理事 (常勤) 常務理事 (常勤) 常務理事 (常勤) 理 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 高 木 剛 黒 明 良 光 松 本 健 一 中 平 幸 典 近 藤 恭 子 千 野 境 子 松 井 義 雄 事 UIゼンセン同盟会長 (非常勤) (社)日本モーターボート選手会会長 (非常勤) 麗澤大学国際経済学部教授 評論家 元 大蔵省財務官 国際経済研究所副理事長 (非常勤) 千葉商科大学政策情報学部教授 ㈱産業経済新聞社論説委員 ㈱読売新聞東京本社代表取締役会長 石 黒 克 巳 元 ㈱毎日新聞社代表取締役 専務取締役 土 井 勝 二 元 運輸省運輸審議官 日本空港ビルデング㈱副社長 理 理 理 事 事 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 監 事 (常勤) 監 事 (常勤) 監 事 (非常勤) 監 事 (非常勤) 氏 名 現 職 等 曽 野 綾 子 作家 笹 川 陽 平 (社)東京都モーターボート競走会会長 長 光 正 純 元 海上保安庁次長 尾 形 武 寿 元 (財)日本船舶振興会総務部長 森 田 文 憲 元 (財)日本船舶振興会公益・福祉部長 大 野 修 一 元 (財)日本船舶振興会国際部長 牛 尾 治 朗 ウシオ電機(株)代表取締役会長 蔭 山 幸 夫 (社)全国モーターボート競走会連合会会長 田久保 忠 衛 杏林大学 客員教授 梶 田 功 前全国モーターボート競走施行者協議会会長 間 野 忠 (財)日本海事協会名誉会長 的 場 順 三 ㈱大和総研 顧問 渡 部 昇 一 上智大学 名誉教授 築 山 元 (財)日本船舶振興会経理部長 陞 増 田 裕 夫 元 会計検査院第一局長 劔 持 昭 司 元 熊本国税局長 村 山 徳五郎 中央青山監査法人特別相談役 9 10.(財)日本船舶振興会の組織の在り方について 【法人としての規制】 <現在の規制> 【公営ギャンブルの規制】 <モーターボート競走法による監督> ・役員の選任認可 ・事業計画及び収支予算の認可 ・業務の方法の認可 等 (財) 日 本 船 舶 振 興 会 <特殊法人としての規制> ・役員の任期 (長期在任の制限) ・政府調達に関するアクションプログラム ・行政評価・監視 <公益法人としての規制> ・役員について、天下りや同一業界出身 者の制限 ・外部監査の導入 ・主務大臣による業務監査 <法人組織のあり方の方向> ギャンブル法人としての規制は、引き続き、モーターボート競走法に基づき国としてしっかり監督 特殊法人改革の趣旨に鑑み、組織形態の見直しに際し、透明性を確保しつつ、事業運営の効 率性や経営の自立性の確保が図られる組織にすることが必要 10
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