平成3年3月 11 日 建設省住指発第 76 号 建設省住宅局建築指導課長 別添1 遊戯施設の運行管理初期点検要領 1. 目 的 一般に遊戯施設においては、他のいろいろな機器・装置と同様に初期故障が発生しやすい と言われている。 これは、運転を開始して間もない比較的初期の段階においては、機器・装置のなじみが十分 でないことと、運行管理に携わる人の運転操作又は管理技術の習熟が十分でないことなどに よるものである。 このようなことから、建設省通達(平成2年4月 25 日付け建設省住指発第 176 号)「遊戯施設 の事故防止について(通知)」においては、遊戯施設の運行開始に先立って、所有者等は運行 管理者等に対して必要な教育訓練を行うとともに、使用開始後、おおむね1ヵ月以内に、当該 遊戯施設の維持及び運行管理の状態について点検を行い、その結果を特定行政庁あてに報 告することとしている。 「遊戯施設の運行管理初期点検報告書」(以下「報告書」という。)及び「遊戯施設の運行管 理初期点検表」(以下「点検表」という。)は、上記の建設省通達の趣旨を踏まえ作成した様式 で、この様式により特定行政庁あて初期点検の報告をするものとする。 2. 報告書の提出要領 遊戯施設の所有者等は、遊戯施設を設置した場合(移設、改造等において建築確認を要し たものを含む。)、営業運転開始後おおむね1ヵ月以内に、当該遊戯施設の維持及び運行管理 の状態を、点検し、その結果を報告書及び点検表に記入し、報告書に点検表を添えて特定行 政庁に提出するものとする。 (別紙様式) 整理番号№ 遊戯施設の運行管理初期点検報告書 提出日: 年 月 日 殿 住 所 報告者 氏 名 電話( ) 印 番 − 法人にあっては主たる事務所の所在地 及び名称並びに代表者の氏名 遊戯施設の維持及び運行の管理に関する状態について、点検結果を下記のとおり報告 いたします。 記 1 所有者の住所・氏名 2 管理者の住所・氏名 3 遊園地の所在地 4 遊園地の名称 5 遊戯施設名称・定員 名称 定員 名 6 保守業者住所・氏名 (又は遊戯施設管理責任者) 7 点検者の氏名 検査済証交付年月日 検査済証交付年月日 確認隼月日・番号 8 確認年月日・番号 9 点検年月日 10 総合所見 受 付 欄 (この欄には書かないで下さい。) 年 月 日 年 年 月 日 月 日 第 号 整理番号 № 検査済証年月日: 点 検 年 月 日: 遊戯施設の運行管理初期点検表 年 年 月 月 日 日 遊園地名称 遊戯施設名称 寸 仕 点検者氏名 走路全長 m 最後部の高さ m 外周直径 m 舞台(乗場)の大きさ 回転直径 m 回転数 法 m× m rpm 定常円周速度 m/min 最大傾斜角度 度 定常走行速度 ㎞/h 最大昇降速度 m/min 客席の運動 最高位置高さ 様 安全装置 m 非常停止装置 有 ・ 無 油温保持装置 有 ・ 無 落下防止装置 有 ・ 無 乗客救出装置、施設 有 ・ 無 信号装置 有 ・ 無 速度制御装置 有 ・ 無 圧力調整装置 有 ・ 無 点 № 点 検 項 そ安 の全 他装 の置 検 目 事 項 点 検 内 容 状 態 ① 運行管理者の週任 選任・氏名の掲示・研修 良 ・ 否 ② 運転者の選任 選任・氏名の掲示・研修 良 ・ 否 ③ 運行管理規程の整備 作成・徹底 良 ・ 否 ④ 救急体制の整備 組織表の掲示・定置場所の明示・対応 良 ・ 否 ⑤ 事故発生時の体制の整備 組繊表の掲示・対応 良 ・ 否 ⑥ 運行状況等 施設の運転状況・安全装置の状態 良 ・ 否 ⑦ 定期点検整備と記録の保存 点検整備・チェックリストの整備 良 ・ 否 ⑧ 運行日誌の整備 始業点検・運転回数・利用者数・天候 良 ・ 否 ⑨ 利用上の注意事項の整備 利用者への注意案内板等の状況 良 ・ 否 ⑩ 工事完了検査済証の掲示 掲示の状況 良 ・ 否 ⑪ 定員 掲示の状況・遵守 良 ・ 否 [ 特記事項 ] 別添2 遊戯施設の事故等対策訓練に関する指針 「遊戯施設の維持及び運行の管理に関する規準」第5条2項の規定により、遊戯施設の所有 者等が行う事故等対策訓練に関する指針を次のとうリ定める。 (目 的) 第1 この指針は、遊戯施設において故障、事故又は災害(以下「事故等」という。)が発生した 場合、所有者等や運行管理者等が速やかに、かつ、適確に対処するための訓練に関し必要 な事項を定め、もって、人命の保護を図ることを目的とする。 (訓練の内容) 第2 訓練の内容は次のとおリとする。 一 装置の異常、悪天候、地震その他の理由により、緊急停止を必要とする場合を想定し た緊急時の停止訓練 二 緊急停止、故障、停電等により遊戯施設が利用者を乗せたまま停止したことを想定し た利用者の救出訓練 三 人身事故が発生したことを想定した救出、救護、緊急連絡等の訓練 四 その他必要な訓練 (訓練の実施要領等) 第3 訓練の実施要領等は、次のとおりとする。 1 計画及び実施 所有者等は、遊園地等の実態に応じ次の各号のいずれかにより、訓練を計画・実施する ものとする。 一 第4の各号に掲げる機種に該当する遊戯施設を設置した遊園地等にあっては、遊戯施 設の種類、規模等に応じ、実効性のある計画をたて、原則として、第2に定める訓練を年 1回以上行う。 ただし、イベント等において一時的に設置される遊戯施設(以下「イベント等遊戯施設」 という。)にあっては、使用開始前及び使用開始後のおおむね1ヵ月以内にそれぞれ第2 に定める訓練を行う。 二 第4の各号に掲げる機種に該当する遊戯施設を設置していない遊園地等にあっては、 適当な遊戯施設(1基以上)を選定して、運行管理者等全員を対象に、前号に準じた訓練 を行う。 2 検討会 所有者等は、訓練実施後、検討会を開催し、訓練成果を反映させるものとする。 3 記録の保存 所有者等は、訓練の実施状況及び検討会の内容を記録し保存するものとする。 (報 告) 第4 所有者等は、次の各号に掲げる遊戯施設の訓練の実施結果を、別紙「遊戯施設の事故 等対策訓練実施報皆書」様式により、当該遊戯施設の定期検査報告時に併せて特定行 政庁あて報告するものとする。 ただし、イベント等遊戯施設にあっては、訓練実施後速やかにその結果を直接、特定行 政庁あて報告するものとする。 一 建設大臣認定を受けた遊戯施設 二 昭和 50 年建設省告示第 558 号(以下この号において「告示」という。)第6に掲げる遊戯 施設のうち次のもの イ 告示第6第一号(一)に該当するもの 一般名称:モノレール ロ 告示第6第一号(三)に該当するもの 一般名称:マッドマウス、ウォーターシュート ハ 告示第6第一号(四)に該当するもの 一般名称:コースター ニ 告示第6第二号(二)に該当するもので、客席部分の高さが 20mを超えるもの 一般名称:飛行塔、タワー ホ 告示第6第二号(四)に該当するもので、客席部分の高さが 20mを超えるもの 一般名称:観覧車 (別紙様式) 整理番号№ 遊戯施設の事故等対策訓練実施検報告書 提出日: 年 月 日 殿 住 所 報告者 氏 名 電話( ) 印 番 − 法人にあっては主たる事務所の所在地 及び名称並びに代表者の氏名 「遊戯施設の維持及び運行の管理に関する基準」第5条第2項の訓練を実施したので 次のとおり報告いたします。 記 1 所有者の住所・氏名 2 管理者の住所・氏名 3 遊園地の所在地 4 遊園地の名称 5 遊戯施設名称・定員 名称 6 訓練の内容 定員 訓 7 訓練参加者 練 項 年 月 日 2.利用者救出訓練 年 月 日 3.人身事故対処訓練 年 月 日 4.その他の訓練: 年 月 日 1.評価 受 付 2.その他の特記事項 欄 (この欄には書かないで下さい。) 実 施 年 月 日 1.緊急停止訓練 責任者氏名 8 訓練の成果 目 名 参加人員数 名 参考様式 年 月 日 遊戯施設事故報告書(速報・詳報) 殿 報告者 印 (℡ ) 事故発生遊園地または 名 称 設置建築物等 所在地 事 故 発 場 所 生 日時 所有者又は管理者 住 氏 所 名 運行管理者 氏 名 年 月 日 時 分 (℡ (℡ 製造者 ) ) 保守業者 確 認 年 完了検査 月 年 月 日 確認番号第 号 日 機種又は形式仕様 概要等 定 期 定期点検 検 査 前回 年 月 日検査 前回 年 月 日点検 判定結果( 特記事項なし・特記事項あり ) 被害者の氏名・年令・性別及び被害の程度 事 故 の 状 況 応 急 措 置 等 事故の状況及び応急措置 事故原因及び事故防止対策 注 1) ( )内については、不要のものを消すこと。 2) 速報の場合にあっては、24 時間以内に報告できる事項を記載すること。 3) 事故状況図その他必要な資料を添付すること。
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