1 1 身のまわりの物質 実験の基本操作 2 物質の性質 ふく ▼ 1 ガスバーナーの使い方 ⑴ 有機物 炭素を含み,燃えると二酸化 □ガスバーナー □上皿てんびん 炭素を発生する物質。 有機物 …プラスチック,砂糖,デンプンなど。 無機物 …食塩,水,ガラス,鉄,銅など。 こうたく ⑵ 金属 金属特有の光沢がある。のびた り広がったりする。 電気や熱をよく伝える。 金 属 …鉄,銅,アルミニウム,銀など。 非金属 …プラスチック,食塩,ガラスなど。 □メスシリンダー □ろ過のしかた □有機物と無機物 □プラスチックの性質 3 (1cm ) あたりの質量。 □金属と非金属 ⑶ 密度 物質の一定体積 ▼ 2 気体の集め方 3 物質の密度〔g/cm 〕 = 3 物質の質量〔g〕 3 物質の体積〔cm 〕 気体の発生と性質 気体 と 空気と比べた 水への溶け方 密度 □金属に共通する性質 □密度とその求め方 □酸素の性質 その他の性質 酸素 溶けにくい。わずかに大きい。 ものを燃やす。 □二酸化炭素の性質 □水素の性質 せっ かい すい ▼ 3 溶質・溶媒・溶液 ▼ 4 溶解度曲線 二酸化 灰 水を白くにごらせる。 少し溶ける。 大きい。 石 水溶液(炭酸水)は酸性。 炭素 水素 溶けにくい。非常に小さい。空気中で燃えると水 ができる。 し げきしゅう アンモ 非常に 刺激臭がある。水溶液 (ア 小さい。 ンモニア水) はアルカリ性。 ニア よく溶ける。 4 □アンモニアの性質 □気体の集め方 □空気の組成 すいようえき 水溶 液 □溶質・溶媒・溶液 ようばい ⑴ 水溶液 溶媒である水と,水に溶けて □水溶液に共通する とくちょう 特徴 いる溶質からできている。 こ のう ど ⑵ 水溶液の濃さ (質量パーセント濃度) 濃度〔%〕= ▼ 5 水とエタノールの混合物の蒸留 溶質の質量〔g〕 ×100 水溶液の質量〔g〕 ※水溶液の質量=水(溶媒)の質量+溶質の質量 ⑶ 溶解度 水 100gに溶ける物質の質量。 けっしょう りゅう し □溶解と物質の粒子 □質量パーセント濃 度の求め方 □溶解度 □溶解度曲線 ほう わ ⑷ 結晶 規則正しい形をした固体。 □飽和と飽和水溶液 ⑸ 再結晶 水に溶かした固体の物質を, □結晶 再び結晶としてとり出すこと。 5 物質の状態変化 ⑴ 物質の状態変化 状態変化では,物質 □再結晶 □物質の状態変化 □固体・液体・気体 の体積は変化するが,質量は変化しない。 □状態変化と物質の ゆうてん ⑵ 融点 固体が液体になるときの温度。 粒子の運動 ふってん ⑶ 沸点 液体が沸とうして気体になると きの温度。 −2− □融点と沸点 □蒸留 確 認 問 題 1 実験の基本操作 ⑴ ガスバーナーの火を消すとき,次の操作はどのような順序で行うか。 〔 → → 〕 ア コック・元栓を閉める。 イ 空気調節ねじを閉める。 ウ ガス調節ねじを閉める。 ⑵ 右ききの人が上皿てんびんを使って一定量の食塩をはかりとるとき,分銅は左右ど ちらの皿にのせるとよいか。 〔 〕 ⑶ メスシリンダーを使って水の体積をはかりとるとき,図 1 の目盛りを読む目の位置 はどれが正しいか。 〔 〕 3 ⑷ 図 1 のメスシリンダーで,はかりとった水の体積は何 cm か。〔 〕 ⑸ 図 2 は,ろ過の装置の一部を模式的に表したものである。 ① Aの器具を何というか。 〔 〕 ② ろ液をためるビーカーは,Aのあしがどうなるように置くか。図の の中にかき 入れなさい。 ⑹ ガスバーナーに点火すると,オレンジ色の炎になった。これを青色の炎に調節する ためには,ガス調節ねじと空気調節ねじをどのように操作するか。 〔 〕 2 物質の性質 ⑴ 有機物が燃えたときにでき,石灰水を白くにごらせる物質は何か。 〔 〕 ⑵ 金属に共通する性質はどれか。 〔 〕 ア みがくと光る。 イ たたいても広がらない。 ウ 電気や熱を伝えにくい。 3 3 ⑶ 質量 390g,体積 50 cm の物質の密度は何 g/cm か。 3 〔 〕 気体の発生と性質 ⑴ 二酸化マンガンにうすい過酸化水素水を加えたとき,発生する気体は何か。〔 〕 ⑵ 石灰石にうすい塩酸を加えたとき,発生する気体は何か。 〔 〕 〔 〕 ⑷ 二酸化炭素とアンモニアで,その水溶液が酸性を示す気体はどちらか。 〔 4 ⑸ 空気中に,体積の割合で約 含まれている気体は何か。 〔 〕 5 ⑹ 図 1 の方法で気体を集めるとき,はじめに出てくる気体は捨て,しばらくし 〕 あ えん ⑶ 亜鉛にうすい塩酸を加えたとき,発生する気体は何か。 てから集めるとよい。それはなぜか。 〔 はじめの気体には, 〕 ⑺ 試験管に集めた気体のにおいは,どのようにしてかぐか。 〔 〕 ⑻ 図 2 の装置で,アンモニアを集めたフラスコの中にスポイトの水を少量入れると, ふんすい ビーカーの水が吸い上げられ,フラスコ内に噴水となってふき出した。 ① 吸い上げられた水は,フラスコ内で何色に変化するか。 〔 〕 ② 水が吸い上げられたのは,アンモニアのどのような性質のためか。 〔 〕 −3− すい よう えき 4 水溶液 ようばい ⑴ 炭酸水の溶媒と溶質はそれぞれ何か。 溶媒〔 〕 溶質〔 〕 とくちょう ⑵ 水溶液に共通する特徴として,あてはまらないものはどれか。 とうめい 〔 〕 こ ア 透明である。 イ 濃さがどの部分でも同じである。 ウ 放置すると溶質が出てくる。 と ⑶ 物質が水に限界まで溶け,それ以上溶けない状態を何というか。 〔 〕 ⑷ 図 1 は,水の温度と 100gの水に溶ける物質の質量との関係をグラフに表 したものである。 ① 水の温度が60℃のとき,もっとも多く溶ける物質はどれか。 〔 〕 ② 水の温度が変化しても,溶ける質量がほとんど変化しない物質はどれか。 〔 ほう わ 〕 けっしょう ③ 60℃の飽和水溶液を40℃に冷やしたとき,結晶がもっとも多く出て くるのは,どの物質の水溶液か。 〔 〕 りゅうさんどう しょうさん ⑸ 図 2 のA∼Cは,塩化ナトリウム,ミョウバン,硫酸銅,硝酸カリウ ムのいずれかの結晶である。A∼Cは,それぞれどの物質の結晶か。 A 〔 〕 B 〔 〕 C〔 〕 ⑹ 水に溶かした固体の物質を,再び結晶としてとり出すことを何というか。 〔 〕 ⑺ 硝酸カリウムは,40℃の水 100gには 63.9g,20℃の水 100gには 31.6gまで溶ける。硝酸カリウムを40℃ の水 100gに溶かしてつくった飽和水溶液を,20℃まで冷やしたとき,出てくる硝酸カリウムの結晶は何g か。 〔 〕 のう ど ⑻ 水 200gに砂糖 50gをすべて溶かし,砂糖水をつくった。この砂糖水の質量パーセント濃度は何%か。 〔 〕 ⑼ 塩化ナトリウム水溶液から塩化ナトリウムをとり出すには,どうすればよいか。 〔 5 〕 物質の状態変化 ⑴ 液体のろうが固体に変化したときの質量と体積は,液体のときと比べてそれぞれどうなるか。 質量 〔 〕 体積〔 〕 りゅう し ⑵ 物質の粒子が空間を自由に飛び回っているのは,固体,液体,気体のどの状態のときか。〔 ⑶ 図 1 は,パルミチン酸 (固体) とエタノール (液体)をそれぞれ加熱し,温度の変 化を調べてグラフに表したものである。 ① A点では,パルミチン酸の状態はどのように変化しているか。 〔 〕 の状態から 〔 〕 の状態へ変化している。 ② A点,B点のときの温度を,それぞれの物質の何というか。 A点 〔 〕 B点 〔 〕 ふっ ⑷ 図 2 の実験装置で,加熱する液体の中に沸とう石を入れておくのはなぜか。 〔 〕 かくにん ⑸ 図 2 の実験を終えるとき,火を消す前に確認しておかなければならないのはど のようなことか。 〔 〕 −4− 〕 練 習 問 題 1 ほのお 実験の基本操作 次のア∼オは,ガスバーナーに火をつけ,炎 を調節すると 1 きの操作について述べたものである。正しい操作の順に並べ,記号で答えなさい。 → もとせん ア ガス調節ねじを開きながら点火する。 イ 元栓・コックを開く。 ウ 2 つのねじが閉まっていることを確認する。 エ マッチに火をつける。 → オ ガス調節ねじをおさえて空気調節ねじを開き,青色の炎にする。 → → 2 気体の発生と性質 酸素,水素,二酸化炭素,アンモニアのいずれかの気体A 2 ∼Cの性質を調べたところ,次のような結果になった。あとの問いに答えなさい。 ⑴ し げきしゅう 1 気体A,Cにはにおいがなかったが,気体Bには刺激臭があった。 せんこう 2 気体の入った試験管に火のついた線香を入れると,気体Cのときだけ ⑵ 線香が激しく燃えた。 せっかいすい 3 気体を石灰水に通すと,気体Aのときだけ石灰水が白くにごった。 ⑴ 気体Aの発生に必要な物質を,次のア∼エから 2 つ選び,記号で答えなさい。 ⑶ ア オキシドール イ うすい塩酸 ウ 鉄 エ 石灰石 ⑵ 空気より密度が小さい気体はA∼Cのどれか。記号で答えなさい。 ⑶ 気体Cを発生させて集めるには,何という集め方が適切か。 3 水溶液 塩化ナトリウムとミョウバンをそれぞ 3 れ60℃の水 100gに限度まで溶かして水溶液をつく ⑴ った。図は,塩化ナトリウムとミョウバンの溶解度 曲線である。次の問いに答えなさい。 水溶液 ⑴ 物質が限度まで溶けている水溶液を何というか。 ⑵ 温度を20℃まで下げたとき,結晶がほとんど出 ⑵ てこないのは,塩化ナトリウム,ミョウバンのど 理由 ちらの水溶液か。また,その理由を答えなさい。 4 物質の性質と状態変化 図 1 4 の装置で,水とエタノールの混合 ⑴ 物を加熱した。図 2 は,このとき の温度変化を表したものである。 A 次の問いに答えなさい。 3 3 ⑴ エタノール 50 cm の質量は 39.5gであった。エタノールの密度は何 g/cm か。 ⑵ B ⑵ 図 2 のグラフのAとBのとき,試験管にたまった液体はどのようなものか。 次のア∼エからそれぞれ選び,記号で答えなさい。 ふく ア 水よりもエタノールを多く含む。 イ 加熱前の混合物と同じである。 ウ エタノールよりも水を多く含む。 エ エタノールだけである。 ⑶ この実験のように,液体を加熱して沸とうさせ,出てくる気体を冷やして再 び液体にしてとり出すことを何というか。 −5− ⑶
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