2012年度演習科目概要 授業科目名 教養演習Ⅰ(STS購読演習) 開講時期 通年 定 担当教員名 松山 圭子 員 なし 演習テーマ メディア言説への批判力と科学技術に対するツッコミ力養成 メディア・リテラシーとサイエンス・リテラシーの同時獲得を目指します。 「演習内容」欄を参照。 ◆「演習内容」に記した購読演習のうち、履修者の希望も聞いて、1つか2つを実施します。 論文(プレ卒論!)執筆を希望する人に対しては、各自の論文執筆に対する個人指導を中心とすることもありま す。また、教養演習Ⅱとの合同ゼミを開催することもあります。 ◆4年生は、時間割の都合や自分の希望等を勘案し、教養演習Ⅰか教養演習Ⅱかを選んでください。 相談のためのオフィスアワー(通常のオフィスアワー含む) 今学期はサバティカル中のため、メールで相談を受け付けます。 なんでも気軽に尋ねてください。 ●専門科目のゼミや就職活動との両立に不安を感じる人もいるかもしれません。しかし、できるだけ履修しやす いように開講日時を調整するなど工夫や配慮をしますので、あらかじめ何でも相談してください。 選考方法: メールによる。 選考場所: メールによる。 選考日時: メールでの返信をもって、選考に変える。 成績通知書等提出を要する書類の有無等: なし。 前提条件 特になし。 ★「地球環境論」 「科学技術と社会」 「生命倫理」の講義内容に関心を抱いた人、さらに深めたい人を歓迎します。 ★ 松山の講義を選択しなかったもののSTS的テーマに関心を持った人の履修も歓迎します。 演習内容 次のいずれかとする。 (1)評伝購読: 『科学ジャーナリズムの先駆者:評伝 石原純』を読む (2)メディア解読法演習: ①『イギリス王室の社会学』 (王室報道をその読者の会話から分析) 、 ②『物語の放送形態論―仕掛けられたアニメーション番組』 (鉄腕アトムやドラえもんが分析対象) (3)雑誌掲載論文の購読:ホットな時事問題に関心ある人が多い場合。 (4)ラジオドラマ型演習:座談会本・戯曲(芝居の台本)をひたすら音読(予習・復習不要) 候補は、①フレイン『コペンハーゲン』 (デンマークの原子物理学者ボーアとボーア夫人、ドイツの物理学 者ハイゼンベルクが登場する戯曲) 、②ファイヤアーベント『知についての三つの対話』 (これもお芝居方式) (1)~(3)は、受講者がレジュメを作るという予習が必要。 テキスト( 「演習内容」欄を参照のこと) 西尾成子『科学ジャーナリズムの先駆者:評伝 石原純』岩波書店、2011 年。 マイケル・ビリッグ(野毛・浅見訳)『イギリス王室の社会学―ロイヤル・ファミリーに関する「会話」の分析』 社会評論社、1994 年。 畠山兆子・松山雅子『物語の放送形態論―仕掛けられたアニメーション番組』世界思想社、2006 年。 マイケル・フレイン(小田島恒志訳)『コペンハーゲン』ハヤカワ演劇文庫、2010 年。 ポール・K・ファイヤアーベント(村上陽一郎訳)『知についての三つの対話 』ちくま学芸文庫、2007 年。 参考書 必要に応じ、随時紹介します。
© Copyright 2024 Paperzz