10月18日

第
7
回
西海市崎戸地区地域審議会
会議録
開 会
平成1
平成18年10月
10月18日
18日
閉 会
西海市崎戸地区地域審議会
会期日程〔
会期日程〔会期1
会期1日間〕
日間〕
第1日
10月18日〔水〕 午前9時45分 開会
本会議
会議録署名委員の指名
会期決定
議案審議
閉会
議事日程
協議事項
1 平成19年度西海市事業にかかる提案について
出席委員
福元建委員、吉村芝子委員、北村キナ委員、東温子委員、黒崎治義委員、
宮津栁二郎委員、前田勝範委員、須藤泰藏委員、松本弥代吉委員
職務のため
職務のため出席
のため出席した
出席した者
した者の職氏名
〔本庁〕
山本教育委員会社会教育課課長補佐、諏訪課長補佐
〔崎戸総合支所〕
中浦支所長、西村地域振興課長、北市民課長、山田産業建設課長、
増山緑風園長、川端地区教育振興班課長補佐、堤地域振興課長補佐
開
会
午前9時48分
宮津会長
みなさん、おはようございます。
前回は7月末に本会を開催し西海市総合計画について意見交換した。その意見を含め
総合計画審議会でまとめ9月に市長に答申した。19年度から始まる実施計画は具体的
な計画となり、みなさんの意見も伺うことになるだろう。
本日は、19年度予算骨組みに向けて、本会から市長に対する具申をお願いしたい。
あらかじめ提出された意見について、説明を受け意見交換後、選択して市長に実現に向
け報告したい。英知を出し合って進めていきたい。
中浦総合支所長よりあいさつを受ける。
中浦総合支所長
中浦総合支所長
おはようございます。
-1-
地域諸行事の協力に感謝する。崎戸駐在所の利用を協議してきたが譲与の手続きを進
めている。平島駐在所は手続きが完了し譲与を受けた。広く活用して欲しい。
西海市総合計画は9月議会で可決され、新たに出発する。今後も事業展開に協力を。
宮津議長
ただいまより第7回西海市崎戸地区地域審議会を開会する。
日程及び議案は、本日配布の通り。
審議会運営内規第2条の規定に基づき会議録署名委員の指名を行う。
会議録署名委員に福元建さん、吉村芝子さんを指名する。異議ないか。
〔
「ありません」という声あり〕
異議ないので会議録署名委員を福元建さん、吉村芝子さんにお願いする。
協議事項に入る前に前回の回答を。出納室からの振込み通知について今回、回答をお
願いしていた。
西村地域振興課長
協議経過を説明する。合併当初より各方面から様々な場で意見が出されていた。会計
課とも協議を重ねたが、現在の人員体制では全振込先に通知することは無理という回答
であった。その後、前回の意見を踏まえ、再度、会計課に相談したが方針は変わらず。
商工会など外部団体から依頼したほうが、いい結果が得られる可能性が高いと感じた。
中浦総合支所長
補足説明する。収入役、会計課長へ何度かお願いしてきた。現在は伝票に基づき個々
の分で明細を出すしかない。細かい明細は出来ない。了承いただきたい。
宮津議長
口座振込みについて会計課との折衝の結果である。のちほど意見があれば受けたい。
本日の協議事項に入る。平成19年度西海市事業にかかる提案についてを議題とする。
今回4名の委員より8件の提案がある。担当者より説明を受けた後、提案者より意見、
補足を。担当者お願いする。
西村地域振興課長
事前にいただいた提案を、資料の通り集計した。教育関係4件、土木港湾関係2件、
観光関連1件、通信関連で1件の提案をいただいている。順を追って説明する。
川端地区教育振興班課長補佐
市民地域体育祭について説明する。
10月1日に体育祭を開催した。現在、担当課より自治会へアンケートを実施中。内
-2-
容は移送方法など今週いっぱいで締め切り集計予定。結果によって市民体育祭か地区体
育祭か、体育祭のありかた等の協議を進める。
諏訪教育委員会社会教育課課長補佐
諏訪教育委員会社会教育課課長補佐
さきとスケッチ大会について説明する。
本日は教育長、教育次長、社会教育課長と出席できないがスケッチ大会の協力に感謝
する。
教育委員会では大会は継続と考えている。来年度もできるかぎり、やれる方向でと思
う。詳細は地域の方との協議も必要であり、まず総合支所と相談し、スケッチ推進委員
に諮り、どのようなあり方が崎戸にとってよいか考えていきたい。
現在のところ継続と考えている。
山本教育委員会社会教育課課長補佐
学校教育課長が市内校長会を開催しているため課長の回答を読み上げ報告に代える。
小中学校の学校選択制度の導入については現在、考えていないが、就学校の指定につ
いては保護者からの申し立てにより変更することが出来ることとなっている。申し立て
理由の例として、いじめ対応、通学の利便性、部活動等独自活動等があるが、そう理由
が相当と認められるかどうか申し立ての理由を教育委員会として、しっかり判断した上
で対処したい。
江島小中学校存続問題については以前、過疎化問題で住民説明会を開催した。その折、
提案内容についても説明し意見を聞いた。消極的な意向であったため現状のまま、現在
に至っている。今回の提案は里親制度をとれば学校存続及び島民の活性化にもつながり
教育委員会としては望むところ。しかし島民の意思がためが先決、島民が率先して受け
入れる体制づくりなしでは進められない。島民の心をひとつに、このことを申し出され
ることを願っている。
山田産業建設課長
丸田海岸崩壊防止対策について、昨年度、一部防護柵を設置した。今後も崩落は続く
と考えるが、現在の土砂を除去すれば新たに崩落が発生する可能性があり、なかなか下
に溜まっている土砂の除去等ができない状況である。県の丸田海岸整備事業については
再評価委員会にかかっており規模縮小ということで進めている。県の担当者は完成まで
行いたいと計画を練り直しているが、現時点で何年先に道路や海岸の計画がハッキリす
るかは未定。
定期船の可動橋改修については、鉄板だと広範囲に波が当たり巻上機に直接、波の圧
力がかかるため車道部分だけを編み目にしているという構造上の問題。歩道側には鉄板
を敷いている。帰省客が多い時期など理解できるが、歩くのは歩道をお願いしたい。周
知できないということであれば歩道の利用を船内放送するよう崎戸商船にお願いする。
どうしても、その時期に車道を歩くならマットを敷くなど対応も考えられるが、費用や
作業など今後、検討したい。
-3-
ウォーターデッキステーションの公衆トイレについては、昨年度、市長の前で提案が
あった。市長は丸田海岸整備事業とあわせ行うという考え。設置するかどうか今後、新
たに考えていこうという考え。
西村地域振興課長
最後の光ファイバー利用の超高速インターネット回線については西海市議会9月定
例会の一般質問にも取り上げられた。国はEジャパン戦略やUジャパン政策を発表し、
様々な情報化政策を計画、実施している。その中で条件不利地域の情報インフラ整備は
2010年までにブロードバンド0地域解消を目標としている。超高速は2010年ま
でに全世帯の90パーセント以上が利用可能を目標。しかし、この計画は民間事業者の
目標であり、民間事業者は投資対効果が期待できない地域への進出は厳しいもよう。過
疎地域や離島には進出していない現状。西海市では未だにADSL未整備地区が西海町
の太田和、七ツ釜、中浦と崎戸町の江島、平島の5地区ある。対策として平成18年度
に未整備地区の住民へ利用についてのアンケートを計画している。アンケート結果に基
づき費用対効果を調査検討し、予算化できれば未整備全地区を19年度に民間通信事業
者に助成する方法により解消するよう取り組む。
光ファイバーは、NTTへ西海市への導入を要望しているが未だ実現されていない。
本年末には、大島町でNTTのフレッツ光プレミアムが利用できると聞いている。これ
は地元企業とNTTの連携によるものと思われ、大島造船や県営住宅、市営住宅等が利
用可能と聞いている。西海市全体については今後もNTT等に要望を継続していくが、
新たにケーブル敷設の必要があるためADSLと比較すると投資額が莫大な金額とな
り、長崎市あたりでも未整備地区がけっこうある。西海市全域が利用できるのは非常に
厳しい実状である。
宮津議長
一応、提案事項について当局より考え方、一部回答もあった。提案者の補足説明等も
踏まえ伺いたいが、その前に光ファイバーがどういうものか説明を理事者のほうでして
いただきたい。
ADSLとかISDNがどう違うのか。費用的にどうなのか。簡単に、わかる範疇で、
できるだけわかりやすく。
堤地域振興課課長補佐
乱暴な説明になるが、耳慣れない方がおられたら、その方にということで説明する。
今回の提案に光ファイバー、インターネット、ブロードバンド、ISDN、ADSL、
フレッツ光プレミアムという言葉が出ている。
光ファイバーとして馴染みがあるのは胃カメラなどの医療用器具、キラキラした電気
のイルミネーション、それから電話や電気の線の種類で銅線でない新しいもの。
ISDN、ADSL、光ファイバーの3つは電話線のことで仮に水道管と置き換える。
ISDNは通常家庭用の10センチ、ADSLは団地用の20センチ、光ファイバーは
-4-
工場用の1メートルの水道管を想像して欲しい。現在、崎戸町の江島、平島の全域は1
番細い10センチ、崎戸地区は20センチ、大島で進めているのが光ファイバーという
1メートルの水道管。1メートルの水道管は当然、たくさんの人で、たくさんの水を使
うことができる。ISDNは、ほぼ電話専用でパソコンを使うこともできる。ADSL
は一定のスピードでパソコンを無理なく使える。それが1メートルクラスの光ケーブル
になると、たくさんの人がたくさんの情報量でインターネットを通じた作業が出来る。
計算上では光はADSLの60倍ぐらいになる。
NTTをはじめとした電話会社のサービスを見ると、例えば通常は通話料が市内と市
外は違うが光ファイバーを使うと崎戸から崎戸も、東京や北海道も日本全国一律の通話
料金となる。同じ会社への契約者同士は距離にかかわらず通話料は無料というサービス
もある。IP電話といい総合支所も大瀬戸の市役所と通話料は無料で使っている。網の
目状のネットワークというつなげかたを電話会社の電線を利用し行っている。
ブロードバンドとはパソコンで回線を利用してテレビを見たり、音楽を聴いたり、ゲ
ームをしたり、辞書の代わりに調べたり、情報を得たり、ひとつの大きい知恵袋として
利用するパソコンのつながり。企業や役所ではインターネットやネットワークなくして
は何も仕事が進まない。
最初10センチしかなかった水道管を20センチ、1メートルの水道管を通すには費
用がかかる。水道局が敷く水道管をNTTなり通信会社が敷く光ファイバーといった線
に替えるには配管を通すだけでなく水を送るポンプ施設に代わるものも作らなければ
ならない。そういうことで人口が少ない利用者が少ないところには電話会社もなかなか
作業を進めてくれないというのが現状。
フレッツ光プレミアムというのは、電話会社のサービスの商品名。水道でいえば1種、
2種、3種とあるように何トンまでで基本料金がいくら、自分が5トン使うか10トン
使うかで決めているのと同じ。光ケーブルを使ったパソコンの回線サービス名称。
乱暴な説明であったが以上。
宮津議長
ただいまから提案者の補足説明、再質問等行う。提案事項についてのみ議題として取
り上げる。提案者以外も出していい。順不動で、どなたからでもどうぞ。前田委員。
前田委員
市民体育祭の総事業費がわかれば、お知らせを。
川端地区教育振興班課長補佐
資料の持ち合わせがなく、のちほど調べて通知する。
予算は600万で組んでいる。
宮津議長
松本委員。
-5-
松本委員
市民体育祭には準備、選手集めと苦労があったと思う。
市民に対しての広報は、どういう内容。開始経緯。選手選考は。
崎戸町では、ほとんど参加だったが今回は、限られた人のみ。その基準は。
参加したい人は、どうなるのか。
市民に対して十分な広報がなかったのでは。具体的に説明を。
川端地区教育振興班課長補佐
広報は、4月から自治会長会議など会合の際に実施するというお知らせを行ってきた。
9月号の広報紙に掲載した。
選手選考は、時間的制約から江島、平島を中心に船の時間を考慮して種目を決定。組
数が多くなるので地区対抗4種目、オープン競技3種目程度。種目が少ないため選手選
考も限られたと思う。時間的制約にご理解を。
松本委員
そういうことは十分理解できる。親睦や融和が基本である。今回一部の人しか参加し
ていない。自治会等と広報誌で広報したということだが種目や参加数も限られているた
め、市民に十分な説明と配慮があれば構わないと思う。知らない人が不満を持つと親睦
や融和が違う形となる。そのあたりどうか。
川端地区教育振興班課長補佐
申し訳ない。今後の検討課題とさせていただく。
須藤委員
私は参加したが2年に1回くらいはいいと思う。目的は親睦、融和、地域の団結と非
常に意義あるもの。
ここに送迎バスの費用が100万円かかったとある。便数が多いと思う。崎戸からも
4~5往復、競技参加に基づいていると思うが地域親睦、団結心を深めるためには朝か
らみんなで行く。せめて行き帰り2便くらいで十分と思う。
5町が集まっても西彼の地区名など初めて聞く名前もある。大瀬戸町や西海町には友
人もおり2年か3年に1度会う楽しみもある。続けて欲しい。
地域に浸透していない。宣伝不足ということだが自治会や役員が、もっと動いて説明
をしていけば浸透すると思う。
吉村委員
体育祭は私が提案したが5年に一度というのは、これまで地区で2年に一度あったの
をそのまま継続して欲しいということ。予算が800万と聞いていたので、せめて10
0万の予算がもらえれば江島、平島と崎戸地区でできるのではないかと考えた。健康祭
-6-
りと体育祭が1年おきにあって、2回繰り返し5年に一度でいいと考えた。
送迎バスは空車ばかりだった。停車が総合運動場のみということも応援が少ない要因
だったのでは。選手のみと受け止めている住民も多い。
地区で選手を決めているが、本人が全然知らない人もいた。自治会と体育協会委員と
連携が取れてなかったのが原因か。
婦人会はよかったと思う。アンケート結果を早く出して欲しい。
宮津議長
他にないか。江島からいかがか。
北村委員
定期船可動橋については、産業建設課長の説明で理解した。みんながいっぺんに通る
ときは車道を使う。杖やハイヒールが網の目に入り、たいへん危ない。島民の声が多い。
宮津議長
産業建設課長、状況を簡単に図示して。崎戸の人には把握できない。
山田建設課長
〔ホワイトボードに図示し説明〕
北村委員
我先に荷物を両手に乗船する。弱い人が押しのけられる。苦情が出ている。
宮津議長
島民が不自由、不便との声が多いなら費用は別にしても、方法としてマットを敷くな
り他の方法を期間限定で考えて。費用は次の話。
江島の件は、自治会長とも協議して何らかの方法を考えていただきたい。出来ない、
ダメだということでなく、どうすればできるか考えて。
提案事項に関し他にないか。
福元委員
光ファイバーの利用のところで現在、西海市では、市役所と総合支所は光ケーブルが
使われているのか。
専用回線と光ケーブルは違うのか。
前回、このことが話題になったので工場に持ち帰り担当者に確認させた。崎戸にも光
ケーブルがすでに導入されているということでNTTを呼び、本年度中に崎戸工場も契
約を決めた。どこまで伸びているか知らないが、既に崎戸までケーブルは来ている。
松本委員
-7-
私も個人的に NTT さんに光ファイバーの導入を早くしてくれるよう要望した。
堤の説明の通り大島では、造船所と地域住民を合わせて当初200件加入で開設でき
る。その後、5年を目処に1,000件加入を集めることができればということで12
月導入が決定した。
崎戸もダイヤソルトを中心に企業メリット、学校教育、遠隔医療、学校存続。また I
ターン者の呼びかけにもつながり、様々なメリットがある。
これを崎戸全体として200件の加入者を集め光電話開通となると全国一律に通話
料が安くなる。江島、平島を含めて行政が補助をできれば5年後の1000件の加入と
いうことも計算に入れ今回できないかと思う。それが早道だと NTT からも聞いているが
崎戸は経済効果として当初の200件と5年後の1000件ができないため導入の目
処がたっていないと。
福元委員
今年度中に NTT とダイヤソルト崎戸工場は光回線がつながる。東京本社と福岡支店が
光回線に変わり、崎戸工場も変わらないと意味がないので今年度中に契約する。
ケーブルと回線は違うかもしれないが、数年前に NTT から道路工事の際、光ケーブル
があるので注意せよとの指示があった。10年位前からあると思う。
松本委員
それならば整備費用的な問題は解消される。江島、平島の問題と開設当初の200件
と5年後の1000件の加入を行政と NTT が協力し、ぜひ実現してもらいたい。
事業者として辺地住民こそ恩恵を受けるべきとの新聞報道もある。
宮津議長
他にないか。
須藤委員
公衆トイレの件、早急に解決すべき問題である。
観光客が来て嫌な思いをして帰ると日に日に崎戸の評判が落ちる。
前田委員
トイレに関連だが、市の単独事業ではできないかもしれない。県の自然保護課で補助
事業があるのではないか。県のほうにも相談すべきでは。
近隣の民家は困っている。老人ホームに行ってくださいと言うが老人ホームも嫌だろ
うと思う。観光客に嫌な思いをさせないようにトイレ建設を早急に。
宮津議長
観光バスの頻度は。
-8-
前田委員
週末で大型バスが日に3台、最近は福岡や宮崎から来ている。やはり高齢者が多くト
イレが近いため、付近の海や草むらで用を足し、地域住民が清掃しなければならない事
例も出ている。
黒崎委員
小中学校における学校選抜制の導入について提案者に尋ねたい。
提案理由にあるが崎戸でも現実あるのか。むしろ現状の学校を底上げすることが先決
だと思うが、問題点を教えていただきたい。
松本委員
私が提案したので説明し、教育委員会へ補足説明をお願いする。
1点目、2点目の家庭の事情、いじめ、不登校と通学距離の長短、安全面については、
従来より就学校の変更で認められていた。崎戸でもあるかどうかはわからない。
3点目の教育方針や部活動特色については周知のとおり、小学生がバレーボールで全
国大会出場の実力がつき、バレーボールのために中学校で崎戸を出るということがあっ
ている。
現在、大島と崎戸で構成された小学生のバスケットボールのクラブチームがある。い
い指導者により県大会優勝、全国レベル合宿参加の実績がある強いチームである。崎戸
の6年生にも地域外の中学校から誘いがある。そのような生徒が崎戸中学校に入学して
も、現在ソフトテニス部のみで本人は選択の余地がなく才能を閉ざしているという問題
はおこっている。
佐古教育長とも話したが、崎戸中学校の特色は、美術であり美術に力を入れたい生徒
は崎戸に来てもらうことで崎戸に生徒を集めることもできる。
今年度から就学校の変更が3番目の教育方針と部活動に関してできるようになった。
入学説明の通知には説明書きでつけているということを確認した。
教育委員会より何かあれば説明をお願いする。
黒崎委員
子どもは、時代を担っていく。時代や将来に対する夢を抱きやすいよう親が環境を整
えてやらなければならない。
文科省も言っているが、欠陥もあり地域が崩れるとも言われている。学校は文化教育
の拠点であり、子どものみならず地域住民の生き方を学校がリードする。
例えば江島でも先生が、あらゆる知識をもって江島で活動する。それが学校教育、社
会教育そして住民教育に繋がり、そこにコミュニティーができる。それを考え絶対に廃
校にしてはならない。
崎戸も統合すると、選抜制にすると長崎や佐世保に行くなどレベルの高いところはそ
うだろうが大島崎戸を考えるとあまり変わらないのではないか。むしろ現在の小中学校
-9-
の施設、教師を他校のレベル以上にすべきでは。意見として申し上げる。
苦情を支所に言いたい。
崎戸にもペーロン大会があるが広報誌に掲載されていない。PR するにも積極的に考
えてほしい。子どもの教育や町の活性化、漁業振興が含まれている。
宮津議長
ほか何か。
須藤委員
学校選択の件。全国的に私立と公立との関係がくずれ公立高校の生徒数が減少してい
るところもある。スポーツ関係で優秀な生徒が他校から勧誘されることはやむをえない
としても、こちらから学業がいいからという理由を許すと地域の公立高校はなくなる可
能性がある。慎重に取り組んでいただきたい。
宮津議長
提案事項に熱中しているが、ほかはないか。
これまでの積み残しなどあがっていないものなど、ぜひというものがあれば。
松本委員
学校選択制が誤解をされているようなので説明したい。
これまで崎戸小学校の卒業生は崎戸中学校に入学するのが普通であった。今回の選択
制とは、崎戸は人数が少ない、手厚い教育はある反面、課題もある。そのひとつにクラ
ブ活動がある。小学校では大島と合同でクラブチームがあり道が開かれているが中学校
に上がる段階で選択肢がないから閉ざされる。まちに出せば経済的負担があるが大島中
学校に入学できるシステムが選択性である。
慎重にしなければならないが、子供のことを考え閉ざすこととやる気をなくさせるこ
とは避けるよう地域と学校がやっていかなければと思う。
宮津議長
時間はあります。ほかに。
黒崎委員。
黒崎委員
学校選択制の導入は、スポーツで大島と合同でやれば伸びてくると思う。
何度か意見を出してきたが、小学校のレベルを上げるにはグランド整備が必要。
ここ一月ほど他校を見てきたが、崎戸小学校のグランドは長崎県最低ではないか。町の
大人として許されるのか。子どもに対しすまない。学校施設をまず第一に考えるべき。
予算時期であり、来年度は1000万円か1500万円を計上してほしい。
- 10 -
宮津議長
今の意見は前回も出ている。
この崎戸小学校のグランド整備の件について、予算措置の計画や経過など回答できな
いか。
市長にも地域審議会の意見として出している。やる気があるのか、どうしてできない
のかということを踏まえて。支所長。
中浦支所長
崎戸小学校のグランドは予算要望しているが事業費事態が厳しい。事業評価に基づき
各種工事を行っているが、緊急度など加味し現状に至っている。
他の事業も支所からはあげているが、公債費率など県下でも厳しい財政状況の関係で
難しい点もある。今後も努力していくのでご理解願いたい。
宮津議長
グランドの問題は新規提案ではないが、追加提案ということで終わりたい。
提案事項については、出された意見を含め選択して事務局と協議の上、市長に提出し、
できれば19年度予算に反映できれば幸いと考える。そういう方向で委員の貴重な提案
を進めていくので了解願いたい。
崎戸小学校のグランドは過去の審議会でも黒崎委員から強く要望されていた。
ほかに、これまでの積み残しがあれば出してほしい。
関連して運動場の件を吉村委員。
吉村委員
小学校の運動場は、学校側も除草はよくされている。
奉仕作業として老人会とか PTA ではできないものか。地域に一斉に呼びかけ婦人会も
協力する。ここで予算、予算と議論するばかりでなく子どもを育てていこうと思うなら
ば、老人会の黒崎会長が音頭とって一度やったらどうか。もし手本に見せれば地域も動
くのではないか。
黒崎委員
老人クラブは、老後の生きがいを感じること。社会活動をすることとなっている。
これまで総合グランドは体育祭前に除草していたが、平均年齢が80歳近く奉仕する
だけの力がない。今後 PTA や自治会に提案してみたい。
宮津議長
グランドの整備とは、除草だけではなく、側溝を入れたり、土を入れ替えたりという
ことを言っているのでは。
黒崎委員
- 11 -
教員に草を刈らせるというのは本末転倒のような気がする。教員には教育をやっても
らわなくてはならない。
須藤委員
親が音頭をとって各種団体に呼びかけ、ボランティアでやる。地域で子どもを守る責
任がある。財政がきついなら大きな工事は仕方ないとしても呼びかければ除草や軽整備
は各種団体が協力すると思う。
宮津議長
ほかに、これまでの積み残しなど要望はないか。
須藤委員の送迎バスは。
須藤委員
ラジウム温泉とはなっているが、ラジウムが作動していないのでは。
大島からの入浴客も体のぬくもりが以前と比べ低下し効果がないとの意見である。に
おいもなくなったようだ。企画課で調べてほしい。
西彼町の遊湯館では送迎がされているらしい。どのような方法か。
路線バスの発着時間の変更により1時間半あったのが今40分くらいしかないので
入浴時の利用ができない。
予防医療といわれている今、高齢者が一人でも多く利用できるようしていただきたい。
宮津議長
ほかにないか。
黒崎委員
今日の協議事項に載っているが平成19年度西海市事業にかかる提案ということで
予算編成期に入った。来年の見通しはどうか。
中浦支所長
現在、予算編成の最中で、取りまとめはできていない。
各担当部署の入力作業終了後、19年度の基本方針、事業計画に基づき編成される。
厳しい財政状況であるということは理解願いたい。
総合支所管内で要望すべきものは、していきたいと考えているが100パーセント可
能かどうか18年度より、さらに厳しくなるのか。総合計画に基づいて進められていく
ものと考えている。
黒崎委員
市四役が給与減額して予算に対処しようと頑張っている。
17年度と18年度を比較しても41億の減、今後景気は回復したということで来年
- 12 -
度は少しは交付税等も増えてくると思っている。西海市の公債費は36億円、19.6
パーセント。合併駆け込みであらゆる施設を作った影響が出てきて、実質公債費比率は
17.3 パーセント。これが18パーセントになると起債ができない。新聞紙上で考え
ると今後、財政運営がシビアになる。新聞に載っていることだから、もう少し詳しい情
報が支所長に入ってないか。
中浦支所長
新聞報道の通りで18パーセントになったら起債制限を受けることは承知している。
なんとしても食い止めたいと鋭意努力している。
市長報酬も減額措置をし、職員も一体となって経常経費削減も視野に入れている。
県内でも17.8パーセントの新上五島町に続き2番目の公債費負担率であり厳しさは
認識している。19年度予算では事業評価のうえ早急、危険箇所が主になってくるので
各総合支所からの要望も住民に苦労をかける。ここ数年は厳しい状況である。
宮津議長
提案事項なければ打ち切る。
貴重な提案に感謝する。以上で質疑を終わる。
協議事項1の平成19年度西海市事業にかかる提案については後日、とりまとめたも
のを当審議会意見として市長へ提案したいが意義ないか。
〔
「なし」という声あり〕
意義ないので協議事項1、平成19年度西海市事業にかかる提案については事務局と
調整後、当審議会意見として市長へ具申する。
以上が本日の議案である。
その他の事項で意見交換をしたい。何かあれば出してほしい。
吉村委員
広報誌の部数の件、町内の世帯減により部数も減らしてくれるよう何度かお願いして
いるが未だに昔のままの部数が来ている。
二度ほど返したが結局、資源ごみに出している。
これはどこに言って、どこに回って配達部数が減るのか。
30世帯で出していたが5世帯減った。未だに30部来ている。
町別に見直しの時期が来ているかと思うがいかがか。
西村地域振興課長
世帯の配布物については、自治会長を通じて地域振興課に連絡をいただければ調整し
たい。
松本委員
- 13 -
冒頭説明を受けた振込みの件、人的にできないというのは通知の案内をするというこ
とだったのか。通知の案内は不要で何かがわかればいい。
例えば今日の地域審議会を A、
日にちが18年10月18日だから、A181018でわかる。
事業関係を B とする。金額のあとに B の日にちを記載する。それができないのかとい
う質問。
西村地域振興課長
各種委員、報酬や費用弁償含め定額で、ひとことでも通帳記載できないかと要望して
いるが現時点では銀行とのやりとりがあり無理との回答。
松本委員
無理だというのが理解できない。
一般で振り込むときは、あとに書くだけ。難しいことは何もない
銀行との取引の関係上ということだが、今どこの銀行でも名称のあと英数字で20字
まではできたと記憶している。それを使っていただきたい。会計課が面倒だという理由
ならわかるができないという理由は納得できない。いかがか。
中浦支所長
収入役、会計課長と協議し、わかりやすくしてほしいと要望しているが、伝票が膨大
である。伝票ごとに金額は入れるよう話している。他の町からの苦情はあまりないとい
う。会計課も安定していないこともあり明細関係の事務処理で迷惑をかけている、20
文字についても十分承知している。もう少し検討させていただきたい。
宮津議長
今の件は、各種団体で出てくる意見である。
商工会は商工会、自治会は自治会で、機会あるごとにできないのか要望していきたい。
課長、支所長は伝えます。話しておきますで終わるから直接、本庁で話したいと思う。
ほかにないか。
以上で本審議会予定の議案は終了した。
次回審議会は定例会として1月下旬に開催の予定。閉会あいさつを松本副会長にお願
いする。
松本委員
長時間にわたり熱心な討議に感謝する。行政はできることは速やかにやっていただき
たい。おつかれさまでした。
宮津議長
これをもって第7回の西海市崎戸地区地域審議会を閉会する。
ありがとうございました。
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閉
会
午前11時42分
西海市崎戸地区地域審議会運営内規第2条の規定により、その内容の正確であ
ることを証するため、ここに署名する。
西海市崎戸地区地域審議会
会
長
署名委員
署名委員
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