Untitled - Boon

『Boon-gate』のPDF作品を
ご覧いただく前に…
操作について
・作品の多くは「もくじ」のページで、進みたいページの項
目を押せば、そのページまでジャンプし、また、ジャンプ
したページのタイトルを押せば、目次のページに戻るよう
に設定しております。
・直前に開いていたページに戻るには、画面上の「 」ボタ
ンで、直前に開いていたページに戻ります。
読み方いろいろ
・通常は画面の「倍率」が100%前後になっていますが、「倍
率」を150%まで高めると文字が読みやすい大きさになりま
す。
・通常は「見開きページ」で設定されていますが、「単一ペ
ージ」にすると読みやすく感じます。
・読み進めるときは、「十字キー」を使用すると手軽です。
・「サムネイル機能」を使用して読み進めると、2∼3頁か
らとばし読みするのに便利です。
・頁を「回転」させることが可能です。地図などを拡大して
見るときに便利です。
http://www.bungeisha.com/PDF is/05-top1.html でPDF作品につい
ての説明を致しております。ご参照ください。
発音に協力してくれた、わが子、健雄と聖羅に
本書を感謝とともに捧げる
はじめに
世界共通語のことを、イタリア語でリングア・フランカ
(Lingua Franca)といいます。それから分かるように、19世紀に
はロマンス語(イタリア語、フランス語、スペイン語などのラ
テン語系統の言語)が支配していました。しかし、20世紀に入
ってからは英語が支配的になってきたことは周知の事実です。
21世紀を前にして日本経済が急速な高度成長を成し遂げたた
め、一部では21世紀は日本の世紀かと期待されました。それに
伴って日本語が大きな役割を果たし、第三のリングア・フラン
カになる可能性はあるでしょうか。
しかしながら、日本語はアルタイ語系に属する一言語(モン
ゴル語、トルコ語、満州語などツングース語族の諸言語の総称
という説が有力で、さらに朝鮮語を含めた親族関係が問題にさ
れることもある)にすぎず、漢字、ひらがな、カタカナ、とい
う複雑な表記法とヨーロッパ主要語とはまったく異質の文法
を持った言語です。そのため、共通のアルファベットを使用
し、文法的にも共通する部分の多い言語を持つ欧米先進国の言
語とは比肩しようもありません。
他方、世界共通語を目ざしてエスペラント(Esperanto)やマ
スター・ランゲージ(The Master Language)などヨーロッパ
3
主要国語を混合させた人工言語が考案されてきました。その中
には、多国間で使用されて国際語として成功したエスペラント
のような例もありますが、人工語には語彙や文法上の問題があ
って、なかなか普及しません。英語はもともとゲルマン系言語
の一方言だったものが、フランス語その他を吸収しながら、独
自の発展を遂げたため、国際的に開けており、今は日本語をも
語彙のうちに吸収しながら、国際語として発展しつづけていま
す。そして、これからも英語の国際語としての地位は揺らぐこと
はないと思われます。
そんな英語の柔軟性、多面性を理解していただいて、私たち
日本人も英語は学問として研究するものではなく、地球人類す
べてに対するコミュニケーション・ツールとして活用するもの
という意識改革を行う必要があります。今まで日本人と言え
ば、英和辞書を片手に正しい英語を使い、新しい言葉に出くわ
したら綴りを聞いて学習しようと必死に努力している、いささ
か滑稽で堅苦しい人たちというイメージがありました。間違い
をしないために、話しかけられない限り、口を開かないことを
主義にしている日本人が少なくないと推察されます。そんな消
極的(negative)で受動的(passive)な態度から、脱却して、気
軽に英語で声をかけて積極的(positive)で能動的(active)な会
話を楽しむようにしたいものです。
そのためには、まず英語の発音についての劣等感を克服する
必要があります。口を開くたびに、正しい発音かどうか自信が
4
持てないという自分を変えましょう。日本語という母国語
(mother tongue)の持つ音は英語の音とはまったく無縁ではあ
りません。いずれにせよ、口の中で舌を使って作り出される音
なので、日本語の音から英語のネイティブ(native)の音に近づ
く道があるということを、理解していただきたいと思います。
そうすれば、英語をしゃべるたびに覚える緊張感から解放さ
れ、日本語の別の方言を操っている気分で話せるでしょう。自然
に音が出せれば、よりnativeに近い発音となり、話し相手から安
心感と信頼感をもって迎えられ、スムーズ(smooth)なコミュニ
ケーションが実現します。本書は、利用者のみなさまにそんな実
感を味わっていただきたく、あえて、音声学(phonetics)
、形態論
(morphology)
、意味論(semantics)なども発音との関係で分析し、
英語をもっとわかりやすく、身近なものにしようと試みました。
英和辞書の発音記号や接頭辞、接尾辞(III. 形態要素参照)を
全てこの本にまとめることはわけのないことですが、辞書は辞
書として大事です。辞書のページをめくる行為やお目当ての単
語を捜し当てようとする意識は言語を修得する上で怠けてはな
らない欠かせない行為ですので、あえてそれらの部分を省略し
ました。
この一冊を常に辞書のおそばに、辞書とセットでコミュニケ
ーションのガイド役として愛用していただけることを願ってや
みません。
森 博嗣
5
目 次
はじめに ……………………………………………………………3
理解力と創造力 ……………………………………………………8
I. 英語の発音記号(IPA)……………………………10
A. 母音(vowels) ………………………………………11
a. 単母音(monophthongs)………………………13
b. 二重母音(diphthongs)…………………………18
c. 緊張音(はり母音)
(tense) ……………………20
d. 弛緩音(ゆるみ母音)
(lax)………………………20
B. 半母音(semivowels)………………………………21
C. 英語の短母音や長母音、二重母音の発声方法 ……22
D. 子音(consonants)…………………………………24
E. 音節の成立 ……………………………………………26
F. アルファベットと母音の関係 ………………………27
G. 音の変化(sound changes)………………………30
H. おとぎ話の音読 ………………………………………31
II. まぎらわしい音、区別すべき音 ………………35
III. 形態要素(morphological features)………43
A. 接頭辞(prefixes)……………………………………44
B. 接尾辞(suffixes)……………………………………46
IV. 覚えておくと便利!
………………………………47
A. 便利なフレーズ集 ……………………………………47
B. 便利な表現(程度に応じたほめ方、
けなし方、そして罵り方)……………54
V. 音声器官(vocal tract)…………………………71
VI. 調音者(articulators)の名称 ………………72
理解力と創造力
英語を習得する際の音声習得の重要性を理解していた
だくために、学習の正しい順序を“ Teaching English
to Speakers of Other Languages”
、
(1978)
、p. 173から
一部引用します。
第一段階−聴取能力(listening)=理解
理解力と創造力はコミュニケーションの本質的要素
であり、第二外国語習得の基礎である。聴取能力習得
の目的は、学習者が母国語を理解するのと同程度に外
国語を理解する能力を養うことにある。
第二段階−弁論能力(speaking)=創造
弁論能力は聴取能力の鏡像(mirror image)である
ので、認知するのと同様な言語知識および文化的な知
識を必要とする。しかし、それだけでは不十分で、他
に調音という問題も克服されなければならない(発音
のみならず、アクセント、リズムなどを含む)
。
第三段階−読解力(reading)=理解
読解は能動的作業であり、学習者が既に習得した能
力を引き出し、利用しながら、能動的に関与していか
なければならない。
8
第四段階−文章力(writing)=創造
書く力と読解力の関係は聴取能力と弁論能力の関係
に対応する。したがって、書く力の項目は読解力で述
べたことと重なる部分が多い。しかし、弁論能力には
調音が必要という点で聴取能力とは多少異なるよう
に、書く力では文章による表現力を必要とする。
以上の 一∼四は、会話能力習得において間違っては
ならない順序であり、ここのところ国内の外国語教育
の方針について見直されつつあるようだ。しかし、日
本人が海外旅行をしていて和製英語を使うと、現地の
小学生レベルから流暢な(その国の色に染まっていな
い)英語が返ってくるのに対し、自国語(使っても和
製英語)しか返せないのは日本だけである。これはひ
とえに、上述のグループ( 一、二)とグループ( 三、
四)の優先順位を誤っているために他ならない。先ず
語順を意識せず知る限りの単語を並べて、相手に自分
の意思を伝えようとする気持ちが大事である。言語は
コミュニケーションの道具であるという大原則を無視
しているが故の結果である。
9
I. 英語の発音記号(IPA)
発音記号(IPA)
発音記号は専門的に国際音標字母〔International Phonetic
Alphabet(IPA)
〕といい、世界共通の音声記号で、アルファベッ
ト26文字と区別するために[ ]内に表示されます。
有声音(voiced)
母音、半母音および子音の一部(日本語の母音や濁音が主)
で声帯を振動させて発する音をいいます。
[b]
[d]
[g]
[v]
[z]
など。
無声音(voiceless)
上述以外(日本語の清音で、声帯の振動を伴わないで発する
音です。しかし、発声時の精神状態や前後(contexts)の音に影
響され、母音や鼻音も無声化する場合があります)
[p]
[t]
[k]
[f]
[s]など。
10
I.
A.
英語の発音記号(IPA)
母音(vowels)
日本語には、「あいうえお」という5つの母音があります。そ
れに対して英語には12個の母音があります。表にして比較して
みると、次のようになります。
イ
エ
ア
オ
ウ
日本語
i
e
a
o
u
英語
iI
Ee
QAë
ço
Uu
この表から直ちに、5つの母音しか知らない日本人がどうし
て12もの母音を認識し、発音するかという問題があることに気
づかれるでしょう。そこで良い発音をするために native speaker
の発音CDなどを購入して、聞き取り、その真似に集中し、異次
元とも思える音の習得に熱中するわけです。もちろん、それは
それでいいのですが、個人的な違いもあって、一体、どの時点
で正しい発音を習得できたといえるのか不明です。そこで、い
つまでたっても、native speakerには適わない偽者という劣等
感を抱きつつ、英語を口にすることになります。
しかし、私のようにこども時代は日本語だけで育ち、中学校
から大学まで英語だけをコミュニケーションの道具に使い、現
在は日本語を主に使って働くという、2カ国語を股にかけて生
きてきた人間にとって、問題は別にあると感じています。
母音に関していえば、英語の母音はすべて日常話されている
11
日本語の中に見つける、いや、聞くことができます。例えば、
こどもが「あっかんべえ、いーだ」という時の「いー」と「……
といいます」の「いい」と「思います」の「い」はよくよく聞け
ば同じではありません。音は前後にくる音に大きく影響され、
すこしずつ変化するものなのです。問題は、日本語の歴史では
その違いを表現する方法が生まれなかったということです。そ
の結果、日本人は音の違いに非常に鈍感になっていて、聞き取
りに困難を感ぜざるを得ないのが現実ではないでしょうか。と
すれば、英語の勉強をはじめたのを契機に、日本語の音にもっ
と注意を払うのも一つの対策です。同じだと思っていた日本語
の音の違いに気がつくようになれば、英語の音もそう遠くには
ないことがわかります。
12
I.
a.
英語の発音記号(IPA)
単母音(monophthongs)
口腔の断面図を図表化して、調音された時にくる舌の位置に
注目して単母音を示すと下記のようになります。また単母音に
は短母音と長母音があります。長母音を表すとき、
[a:]のよう
に[:]をつけるのがこれまでの発音記号でしたが、IPAでは[:]
を使っていません。日本人は、
[:]をつけると必要以上に長く発
音してしまいます。実際には、その間の中間の長さで発せられ
ます。
[a]
、
[i]
、
[u]
、
[e]
、
[o]は長音とみなします。
[√]
、
[I]
、
[U]
、
[E]
、
[ç]は短音とみなします。
下の図表は、日本語の母音と英語の母音を併記して、両者の
関係をわかりやすく示しています。
[i]などは英語の母音、アなどは日本語の母音を示す。
[µ]は日本語の「う」、unrounded[u]で、
[i]と同じように唇をまるめ
ず横に広げて発音する音。
13
下に紹介するのは、カナダ英語の母音を単語のspellingと比較
し、IPAの各symbol(記号)が具体的にどんな音を表現してい
るかを説明したものです。先ほどの表では、12個だった母音が
11個になっていることに注目してください。ここで欠けている
のは二つのO母音のうち、Oの左側が開いている“open o”
[ç]
です。そして、この開いたOの音はほかの英語方言、ほかの言
語で広く使われているが、カナダ英語では開いたOが単独で使
われることはないと説明されています。ことほど左様に、英語
の音には多様性があるという好例です。
“open o”の発音に自信
のない人はカナダ人に英語を習ったと言い訳できそうです。
カナダ英語の発音記号(単母音)
English vowels
[i]
machine
[m´»Sin]
heed
[hid]
beat, beet
[bit]
sneak
[snik]
[I]
“small capital I”
14
bit
[bIt]
miss
[mIs]
hid
[hId]
I.
[e]
passé
[pQ»se]
bait
[bet]
hayed
[hed]
make
[mek]
steak, stake
[stek]
英語の発音記号(IPA)
[E]the Greek letter “epsilon”−[»∑∑Eps´lAn]エプシロン(ショートe)
head
[hEd]
bet
[bEt]
many
[»mEni]
[Q]
“diagraph”−ダイアグラフ
had
[hQd]
bat
[bQt]
[A]
“script-a”−スクリプトa
[o]
father
[fAD´®]
bought
[bAt]
caught, cot
[kAt]
law
[lA]
hoed
[hod]
boat
[bot]
low
[lo]
beau
[bo]
15
[U]
[u]
put
[pUt]
hood
[hUd]
book
[bUk]
blue
[blu]
who’d
[hud]
boot
[but]
drew
[d®u]
[√]
“caret”−キャレット
but
[b√t]
cup
[k√p]
double
[d√b´l]
[´]
“schwa”−シュワ(あいまい母音)
banana
[b´»nQn´]
enough
[´»n√f]
Manitoba
[mQn´»tob´]
In English, schwas only occur in unstressed syllables.
『現代人のための英語の常識百科』
(研究社)
16
I.
英語の発音記号(IPA)
各単語中の母音を発音する際の舌本体(tongue body)の
最上点
① heed
[hid]
② hid
[hId]
③ head
[hEd]
④ had
[hQd]
⑤ father
[faD®]
⑥ good
[gUd]
⑦ food
[fud]
17
b. 二重母音(diphthongs)
2つの母音を組合わせたもので緊張母音ともいいます。
[aU] アウ
bow, cow, doubt, foul, gauss, house, mouse, how,
pound, round, sound, town, wound(windの過去
分詞形), etc.
[aI] アイ
I, buy, die, Einstein, fine, guide, height, ice, kite, lice,
light, mice, pie, rice, side, tide, vice, wide, xylophone, etc.
[eI] エイ
ache, base, case, daily, fake, gate, hate, jade, lace
mate, make, pain, rain, saint, tail, vail, wage, etc.
[oU] オゥ
bow(弓), cold, dome, goal, hole, load, mode,
notion, old, pole, row, saw, toe, vocal, woke, zodiac,
etc.
18
I.
[çI] オィ
英語の発音記号(IPA)
boy, coin, foil, joy, moist, noise, oil, poison, soil,
toy, etc.
[ju] ユウ
cue, due, fuse, mutant, new, tune, etc.
カナダ英語の二重母音
[aj]
[aw]
[çj]
I, eye
[aj]
fly
[flaj]
bite
[bajt]
hide
[hajd]
might
[majt]
cow
[kaw]
bout
[bawt]
how’d
[hawd]
toy
[tçj]
Boyd
[bçjd]
noise
[nçjz]
The symbol before the [j] is called “open o”. The “open o”
sound is used as a sound by itself in many other languages, but
in Canadian English it is usually only found as the first half of
the ‘oy’ sound (and for many people before r).
19
c. 緊張音(はり母音)
(tense)
緊張音(はり母音)とは、以下のような舌の筋肉の緊張を伴
う音をいいます。
[i], [eI], [A], [ç], [oU], [´], [u], [AI], [AU],
[çI]および[ju]
d. 弛緩音(ゆるみ母音)
(lax)
弛緩音とは、以下のような子音[N]の前に発音しうる音、あ
るいは舌の筋肉がリラックスした状態で発する音をいいます。
[√], [E], [I], [a]および[U]
余談ではありますが、東京と奈良の翻訳会社で翻訳チェッカ
ーをしていた時、プロの翻訳者からあがった翻訳原稿(商業や
医療技術など)のチェックでよくぶち当たったのが、肯定と否
定の解釈を誤ったものです。おそらく、そういう翻訳者は、英
文を訳しているにも関わらず、日本文法や日本的解釈が頭を過
り、つい日本語の語順で訳してしまったのでしょう。英文翻訳
のポイントは、可能な限り英文の語順のまま適当な日本語の語
彙を選択して作文することであるのは確かですが、否定と肯定
を間違えるなど言語道断でしょう。
また、某超有名アイドル歌手のコーヒーのCMの歌の部分で、
“I can live without you”といっているのがありますが、CMのス
20
I.
英語の発音記号(IPA)
トーリーの流れからして、あれは間違いなく、“I can’t live without you”[AI kQnt lIv wIDAut ju]でなければおかしい。
[kQnt]
を[ kQn]としか発音していないため肯定と否定が逆になり、
「貴方なしでは生きられない」というべきところを、「貴方なし
でも生きられる」といいきってしまっているのです。要するに
発音する際、音がきちんと発せていなくても、口腔内の形(
[t]
歯茎閉鎖音(alveolar stop):上顎に舌先をつけて気流をしっか
り止める)をきっちり作ってさえいれば、聞き手には間違いな
く[t]を発音した(上述の場合“否定した”
)ように聞こえるは
ずなのです。
B.
半母音(semivowels)
[j]および[w]を半母音といいます。
[i]や[u]の発音と
近いですが、音節とはみなされません。
日本語のや行とわ行を発音するときに、無意識に発音してい
る音と思えばわかりやすいでしょう。
21
C.
英語の短母音や長母音、二重母音の発声方法
(左はしのアルファベットは右の単語のつづりの部分)
a →[a®]あ
art, bar, car, card, cart, far, hard, jar, Mars, calm,
palm, etc.
[Q]えぁ at, bat, cat, fat, hat, mat, rat, etc.
[EI]えぃ bake, cake, fate, hate, jade, Kate, lake, make,
nake, pace, race, sake, etc.
e →[E]えっ bet, get, jet, let, met, net, pet, set, wet, yet, etc.
i
→[I]いっ bit, fit, hit, kit, lit, mitt, nit, pit, sit, witch, etc.
[AI]あい bike, bite, chime, dice, fine, hike, kite,
like, lime, line, mike, nice, etc.
o →[ç]おっ oar, office, cotton, dot, got, hot, lot, not, pot, rod,
sock, etc.
[oç]おぅ oak, ohm, old, oral, etc.
u →[√]あっ but, cut, hut, nut, nun, gum, gun, etc.
[u]うぅ nude, rude, etc.
[U]うっ bull, full, put, pull, etc.
ae →[e]えぇ Goethe(人名), etc.
ai →[EI]えぃ faith, hail, jail, mail, nail, pain, rain, saint,
tail, vail, etc.
au →[A]あぁ laugh, etc.
[ç]おぉ fault, faucet, Faulkner(人名), audition, etc.
22
I.
英語の発音記号(IPA)
ea →[i]いぃ eat, beam, beat, heal, heat, meat, neat, seat, team,
tease, weak, etc.
[i´]いぁ ear, dear, fear, gear, hear, etc.
[E]え
endeavor, etc.
[E´]えぁ bear, pear, wear, etc.
ee →[i]いぃ eel, bee, feet, meet, see, week, etc.
ei →[√I]あぃ(ドイツ語)Einstein(人名), Eisenhower(人
名), etc.
eu →[ju]ゆぅ Europe, Eurasia, etc.
oi →[çA]おわ(フランス語)noir, moi, toi, etc.
oo →[U]うっ book, cook, good, hood, look, wood, etc.
[u]うぅ food, fool, noon, pool, room, soon, tool, wool, zoo,
etc.
ou →[o]おぅ bought, dough, etc.
[√]あ
rough, tough, etc.
[aw]あぅ bounce, found, ground, hound, mound
mouse, noun, pound, round, sound, etc.
23
D.
24
子音(consonants)
I.
英語の発音記号(IPA)
25
途中省略
本編はダウンロード時間短縮のため省略版でお届けしています。
途中省略なしの完全版をご希望の方は製品版をご「購読」ください。
著者プロフィール
森 博嗣(もり
ひろし)
1959年、奈良県生まれ。中学3年の夏より渡米。
ハワイアン・ミッション・アカデミー、マッキンレー高校を経てハワイ大学
(UHM)入学。1982年、言語学部学士課程(B. A. degree in Liberal Studies/
Linguistics)修了。高校と大学で第二、第三外国語として中国語、フランス
語を学ぶ。母国語の日本語を含め4つの異なった主要言語をネイティブから
学ぶことで、地球上の様々な言語のルーツ、文化の移り変わりを知る近道を
物にするとともに、地球上ならどこでも不自由なく暮らせる自信を養うこと
ができた。
趣味は世界言語を比較し、それらの成り立ちや歴史的つながりを知ることで
ある。言葉の上でのつながりを単に知るだけでなく、知ること自体に大いに
喜びを感じる。
発音がうまくならないと英会話は上達しない
2003年 8 月31日 電子出版発行
著 者 森 博嗣
発 行 者 瓜谷 綱延
発 行 所 株式会社文芸社
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-10-1
電話 03-5369-3060(編集)
03-5369-2299(販売)
http://www.boon-gate.com
© Hiroshi Mori 2003 Corded in Japan
ISBN4-8355-5953-3 C2082
(文芸社発行の通常書籍(紙の本)については、全国書店でお尋ねいただくか、
「文芸社ON-LINE」
サイト、http://www.bungeisha.co.jp を御参照ください。)
新 03.08.18 Y.H. 改 04.05.14 Y.H.