「世界漕艇物語」近日発売! クリストファー・ドッド著 榊原 章浩訳 <本書表紙の紹介文より> 何世紀にもわたって、ボートは人類の最も重要な輸送手段であった。梃子の原理によるオールこそ、車輪が発明されるまでの人類最 大の発明といってよい。 最近なされた古代ギリシャの最速戦艦トリリームの再建によって、当時の科学と造船技術が優れたものであったこと、海軍あるいは 貿易の歴史でオアズマンシップこそそれらを支える基本であったことが証明された。スポーツとして娯楽としての漕艇は、英国に始ま り、体力派宣教師や大英帝国の商人によって世界中に広められた。著者は、バイキングやベネチアから二十世紀の競漕にいたる漕艇の 進化と、プロ漕手の時代からアマチュアリズムの最高峰となるまでの展開を述ベている。 ベネチアで百六十八名の漕手がドージェとなり、テムズ川がアマチュアリズム全盛の古きよき時代にジェントルマンのクルーで賑わ っていたころから、漕艇は長い道のりをたどってきた。二十世紀の今日、艇は新技術によって様変わりし、ポート競技も、スチーブ・ フェアバーン、カール・アダム、トール・ニールセンらの偉大なコーチの貢献と、旧来のアマチュアリズムと対照的な分析的手法をも ちいた東ドイツの圧倒的な優位によって一変した。本書は、ボートにおける人力についての詳細な調査に基づく比類のない研究書であ る。 <目 次> 誰が、いつ、どこで、何を、なぜ 第一部 起 源 第一章 ギリシャ 第二章 バイキング 第三章 ベネチア 第四章 伝統的な漕艇 第二部 ボート 第五章 仕事の船から競漕艇へ 第六章 十九世紀の技術革新 第七章 二十世紀の技術革新 第八章 大西洋を渡った専門家 第九章 プラスチックから熱処理へ 第三部 コーチ 第十章 トール、啓蒙の権化 第十一章 ワールド・マスター・クラス 第十二章 アダムとスチーブ 第十三章 ヒトラーのオリンピック 第十四章 コニベアーの伝説と魔術 第四部 クックの世界旅行 第十五章 メイド・イン・ブリテン 第十六章 生誕の地から海峡を越えて 第十七章 バイキングの航跡 第十八章 ライン川とドナウ川 第十九章 スペインの異端審問 第二十章 アメリカ横断 第二十一章 太平洋への道 第五部 FISAファミリー 第二十二章 クーベルタンからケラーまで 訳者あとがき 用語解説 年 表 参考図書と資料 発 行 東北大学出版会 定 価 4500 円(税込 4725 円) 概 要 A5 判 422 ページ 写真等の図版 18 ページ含む 発行予定日 2009 年 10 月 1 日ごろ -特価販売のご案内- 特価 4000 円(税・送料込み)で販売いたします。 お申し込みご希望の方は郵便番号、住所、電話番号、お名前、冊数を明記の上、下記メールアドレスまでご連絡下さい。 商品とともに振込み用紙を同封しますので、代金は後払いでお願いします。 お申し込み先メールアドレス(訳者) [email protected]
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