Karuta(&WAD6)の報告 @MOF2014 2014/09/27 熊本大学 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 平岡斉士 [email protected] 1 概要 • Karutaについて • 使ってみました – メリットとデメリット • オススメの使い方 2 プロジェクトメンバー • Karuta Apereo Incubation Project Members • • • • HEC Montréal IUT-2 Grenoble 京都大学 Three Canoes LLC • パイロット版使用校 • School of Education, University of Montréal • Quebec Training Network in Perinatal Research (QTNPR) University of Montréal • HEC Montréal affiliated with the University of Montréal • IUT-2 Grenoble (Institut Universitaire de technologie 2) • 京都大学 思修館,グローバル生存学 3 Karuta - オープンソースeポートフォリオシステム - eポートフォリオ設計と開発のための環境・ツール - アセスメント,ショーケース,評価などのための機能を含 んだeポートフォリオを作成できる - レスポンシブデザイン(モバイル端末などでの使用) • 2014年9月30日 • 2015年5月吉日 Karuta1.0 リリース Karuta2.0 リリース 4 Sakaiの 次期公式eポートフォリオシステム(OSPの後継) • • • • OSPはSakai10には入っているが,11には入らない OSPの精神を引き継ぎ,よりカスタマイズを高めた Sakai2.9:LTI-1で連携 Sakai2.9と10:LTI-2で連携(予定) • OSPとのデータの共通性 – OSPと同様のデータ構造 – OSPからKarutaへのデータの統合方法を提供(予定) • OSPユーザーに次のeポートフォリオとしてKarutaを提 案 5 シンプルでフレキシブル • eポートフォリオのデザイナ自身が簡単にeポートフォリ オのページを作成でき,そこにリソース(テキスト,文 書ファイル,コメント,ルーブリック等)を追加できる。 • デフォルトの構造を持たない。 – デザイナがeポートフォリオの構造を設計する。設計はGUI で行い,コードを編集する必要はない。 • レビューしながら設計できる。 – 画面そのものを編集するので,見た目や動作を確認しな がら編集ができる。 6 その他 • ルーブリック,ユーザーメニュー,サマリーページ,ヘ ルプ,ユーザーの相互評価など – バッチファイルでユーザー作成やポートフォリオの共有が できるようになる予定 • 多言語対応 – 現時点で,英語,フランス語,日本語に対応。他の言語へ の対応も今後対応。 • テクノロジ – jQuery javascript front end, Twitter Bootstrap, MySQL (Oracle), REST API. 7 開発中の機能 • • • • • • • レポート 認証評価(accreditation)用ポートフォリオ ショーケースポートフォリオ OSPのデータの移行 OSP型マトリクス、評価用のマトリクス LTI2連携 機能の改良 – 電子メール通知、提出、表示/非表示、検証、HTMLパブ リッシング,ポートフォリオテンプレート(学習ポートフォ リオ、CVS、その他)。 8 Structure-unit 9 Example - Assessment 10 Example - Rubrics 11 Resources 12 System tags for each resource – Ex. document evidence student 13 Roles • • • • • • Designer (concepteur) Student (etudiant) Tutor (tuteur) Instructor Admin Etc. • Very easy to create new roles 14 使ってみました • 京都大学 博士課程リーディング教育プログ ラム・グローバル生存学(GSS)に導入 (2014年5月~) – 9研究科の大学院生が参加する教育プログラム – 一学年20人弱(2学年=40人弱) • 使用バージョン WAD6≒Karuta0.9 • 京都大学のLMSであるSakai 2.9と連携予定 15 計画 • • • 実習系科目の基本的な流れ 達成目標の提出 調査の準備 計画書 実施 • • 調査のデータ 考察データ レポート • • 調査結果の報告書の提出。 達成目標と実際の結果とを比較し、達成度のチェックや 反省などを行う。 プレゼンテーション 学生自身が、自らの科目遂行内容について、他の学生・教 員の前でプレゼンテーションを行う。また,活動記録のウェ ブサイトを作成し、一般に公開する(予定) 教 員 ・ 他 の 学 生 か ら の コ メ ン ト ・ ア ド バ イ ス 教 員 に よ る ル ー ブ リ ッ ク を 用 い た 評 定 学 生 自 身 に よ る ル ー ブ リ ッ ク を 用 い た 評 定 16 学習方法 の指示 学習成果 を掲載 ルーブリックによる評価 http://eportfolio.iimc.kyoto-u.ac.jp/WAD6/jsp/welcome.jsp 17 ルーブリックによる評価が反映 18 指示 学生の書き込み 指導教員のコメント メンター教員のコメント 19 使用した感想 • どんなeポートフォリオでも実現ができそう – ただし,編集のためには勉強と熟練が必要 • 編集機能は充実しているが,閲覧機能が貧弱 • ユーザビリティは低い – ユーザやポートフォリオのグループ化ができない – 各ユーザ・ポートフォリオが独立しているので,編集する ためには,各ユーザーに対して別のデザイナーロール ユーザーを個別に設定→デザイナーロールでログインし て,各ユーザーのeポートフォリオを個別に編集 – 画面が見にくい 20 メリット • 学習計画に応じた編集ができる • コードなどを書く必要がない • 教職員だけでなく,学習者自身も自分のe ポートフォリオの設計・編集ができる • どんなeポートフォリオでも作れることを目指し て開発中 • オープンソースである 21 デメリット • 入れてすぐには使えない • 学習デザインできる人がいないところでは, 宝の持ち腐れ • 編集作業の熟練が必要 • まだ開発途上 22 オススメの使い方 1. まずはmaharaやmanabaを検討する 2. maharaやmanabaではできない! →Karutaを検討してみる • 開発に関与してみる – 使ってみて,改善の方針を提案する 23
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