プログラムガイドブック - 公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会

第 48 回VE全国大会
プログラムガイドブック
2015.10.27 Tue. - 28 Wed.
アルカディア市ヶ谷・私学会館
主催
後援 一般社団法人日本建設業連合会 日本インダストリアル・エンジニアリング協会
後援 NPO法人日本TRIZ協会 日本創造学会
2階レストランのご案内
■第1日目プログラム
10 月 27 日(火)
1
■第 2 日目プログラム
10 月 28 日(水)
2
■第 2 日目プログラム
10 月 28 日(水)
3
※海外発表は同時通訳でお聞きいただけます。
■協会顕彰
顕彰規程に基づき、本会の事業やVEの発展、またはVEに関する研究開発や普及活動で顕著な功績のあった方やグルー
プをVE全国大会で表彰しています。また、「VE活動優秀賞」は継続的にVE活動を実施し、その成果を経営業績に反映さ
せている企業や事業部門に授与されます。
《普及功労賞》
薄衣 光明 氏〔株式会社IHI 航空宇宙事業本部民間エンジン事業部 技術部主幹 CVS〕
2007 年から東日本支部の運営委員を務め、現在は同支部の副支部長として活動内容の
拡充にリーダーシップを発揮している。主査を務める社会インフラ部会では、ポータ
ー賞受賞企業の特徴を機能系統図に変換する方法を開発。VEの新しい活用方法を提
言している。社内では共同VEやDTCによるコスト作り込み、開発機種のアイデア
発想推進(VEと言わずにVE的思考を推進)など、幅広い活動を行って普及拡大を
図っている。
川内 一哉 氏〔株式会社ノーリツ 研究開発本部開発技術企画部 第一グループリーダー VES〕
西日本支部(関西地区)で実施している各種研究活動への参画をはじめ、同支部の運
営委員としてVE関西大会やVE阪神セミナーの企画立案等を担当。支部活動の活性
化と事業拡大に尽力した。社内では20件以上の開発テーマで原価企画・VE活動を
推進。原価企画・VE業務のキーパーソンとして、仕組みづくりや普及啓発、実践支
援とさらなる定着化を進めている。
小泉
小泉
章 氏〔株式会社日立製作所 電力システム社 スマートトランスフォーメーション推進本部
章 氏VEC・GPEC推進センタ長 VES〕
VE全国大会の実行委員長を2回にわたって務め(第 43 回・第 44 回)、持ち前のリ
ーダーシップによって企画立案やプロモーション活動に独自アイデアを次々と導入。
大会運営の効率化をもたらすとともに、いずれの大会も成功裏に導いた。社内でも
VE推進部門の責任者としてVEの普及拡大に注力している。
吉岡
浩 氏〔三菱電機株式会社 福山製作所生産システム推進部 技術管理課専任 VES〕
西日本支部(中四国・九州地区)の運営委員として、5年以上にわたって西日本VE
大会、広島地区VE塾成果発表会の企画立案や当日運営に協力。支部活動の活性化と
事業拡大に大きく貢献した。社内では原価企画・VE推進のキーパーソンとして活動
の計画・統制・支援を担当。全社で進めているVE活用マニュアルづくりにも中心的
な立場で参画した。同社独自の「1図面VE®活動」の支援と並行し、VELの取得
支援も進めている。
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吉澤 郁雄 氏〔学校法人産業能率大学 総合研究所経営管理研究所 主幹研究員 CVS〕
2001 年よりVE誌編集委員会の委員として「バリュー・エンジニアリング」の編集企画
に参画。同誌へのVE論文投稿も7件を数える。また、長年にわたって企業でVE支援・
教育・実践指導を行っているほか、学生向けの教育にも携わる等、VEの普及に精力的
に取り組んでいる。
《VE活動優秀賞》
三菱電機株式会社 福山製作所
所 在 地:広島県福山市
事業内容:配電制御機器の製造
代 表 者:福山製作所長 古賀 英敏 氏
【VE活動状況】
2006 年度に「原価企画・VE活動」として全社レベルの活動を再開し、毎年、全社共通活動指標を設定して
VE活動を推進している。経営活動に関する目標には「開発上流からのVE適用率」「目標原価達成件数比
率」等を設定、人材育成に関しては「VE基礎講座受講者数」
「VEL資格取得者数」等を設定している。
その方針を受け、全社共通活動指標と製作所経営方針を達成するため、開発企画段階から競合品の機能・コ
スト分析を行うテアダウン活動、構想図面を用いた1図面VE®活動、およびそれらを強化するVE教育・資
格取得等を推進し、重点開発機種の目標原価達成率はほぼ 100%を達成している。
■マイルズ賞
VEの創始者である L.D.マイルズ氏を記念して創設された権威ある賞で、VE活動を実践して顕著な成果をあげた企業や公
共機関が受賞しています。「マイルズ賞」はVEを活用して顕著な成果をあげた企業、「マイルズ賞本賞」はマイルズ賞受賞
後も継続して成果をあげた企業、「マイルズ賞特別賞」はVE制度の運用によって公共工事のコスト縮減や価値の高い社会
資本整備に努めている公共機関に授与されます。
《マイルズ賞》
マツダ株式会社 原価企画本部
所 在 地:広島県安芸郡府中町
事業内容:乗用車・トラックの製造、販売等
代 表 者:原価企画本部長 水谷 智春 氏
【VE活動状況】
VE導入は 1979 年。それ以降、途切れることなく 36 年間にわたって活動を継続している。その特徴はテア
ダウンによるベンチマーキングを主軸とするVE推進体制にあり、業界および企業規模、企業風土に合致し
た高効率活動を展開している。VEツールの一つであるテアダウンは、単なるコスト低減を目的とした活動
ではなく、研究開発への横展開を意図して実施している。テアダウンによる競合他社の機能・機構のベンチ
マーキングと技術動向の調査によって取り組むべき課題を明確にしており、原価企画本部がこれらの活動を
サポートしている。もう一つのVEツールはGVE(Group Value Engineering )であり、類似部品群を集め
て比較し、群内のコストを最小化することによって全体最適化をはかっている。
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■講
演
《基調講演》
《基調講演》
ストーリーとしての競争戦略 -優れた戦略の条件-
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木 建
氏
戦略は「こうしよう」という主体的な意図の表明であり、「こうなるだろう」という将来予測で
はない。さまざまな打ち手がつながって、全体として長期利益に向かって動いていくという時間
展開が動画のように見えてくる。優れた戦略とは、思わず人に話したくなるような面白いストー
リーでなくてはならない。ストーリーという視点から競争戦略と競争優位についての論理を解明
する。
【略歴】一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理につい
て研究している。大学院での講義科目は Strategy。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992 年)。一橋大学
商学部専任講師、同大学同学部助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イ
タリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科准教授を経て 2010 年から現職。
《特別講演》
【配布資料なし】
《基調講演》
シンプルとスピードで勝つ -W 杯ドイツ代表に学ぶビッグデータの活用法-
SAP ジャパン株式会社 バイスプレジデント、Chief Innovation Officer
馬場 渉
氏
昨年のサッカーW杯で開催国のブラジルを撃破し、決勝戦ではアルゼンチンにも競り勝ち、24 年
ぶり4度目の優勝を成し遂げたドイツ代表。栄冠の陰には、ITによる徹底したプレー分析が行
われていたのをご存じだろうか。1試合 90 分間で 4000 万件、過去の試合を含めれば数十億件と
いう膨大なデータの収集・分析において強力なパートナーとなったのがSAPである。本講演で
は、ITとビッグデータの活用によって物事の「本質」が見えてくることを事例で示しながら、
データが「新たなものを生み出す数字」に変わる可能性について言及する。
【略歴】2001 年 SAP ジャパン入社。2010 年グローバル研究開発組織「SAP Research」において「Co-Innovation Lab」
に所属。2014 年よりアジアで初めてのバイスプレジデント・チーフイノベーションオフィサーに就任。現在、日本
でスポーツや製造業のインダストリー4.0 等を含む全 25 業界別事業の統括責任者で、直下に Value Engineering 部
門も管轄する。
《特別講演》
《基調講演》
伝え方が 9 割 -「ノー」を「イエス」にする技術-
「伝え方が 9 割」著者 / コピーライター、株式会社ウゴカス代表
佐々木 圭一
氏
ビジネス書で年間1位を獲得した『伝え方が9割』のメソッドをライブ体験。著者であり、伝え
方のプロフェッショナルである佐々木圭一が直接指導します。
・同じ商品なのに、売れる人と売れない人がいます。
・同じ内容なのに、評価される部下と評価されない部下がいます。
・同じ仕事なのに、信頼される上司とされない上司がいます。
なぜでしょう? それは、伝え方を知っているかどうかなのです。ビジネスにおいて、伝え方は
売上に直結します。伝え方のプロになるまでに培った極意を本講演で公開します。
【略歴】上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールド
を獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて計5つのライオンを獲得。国内外で合計 55 のア
ワードを入賞受賞。郷ひろみ・Chemistry の作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。2014 年、クリエイ
ティブブティック「ウゴカス」を設立。日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることをライフワーク
としている。
6
《特別講演》
【配布資料なし】
《基調講演》
発想の転換で「世界のタニタ」を実現 -体重ビジネスから健康ビジネスへのモノコト化-
前・株式会社タニタ 代表取締役社長、経営コンサルタント
谷田 大輔
氏
赤字の会社を引き継ぎ、何を考え何をして世界一になったか?三つあった事業の選択と集中、赤
字企業の黒字化の方法、世界一への布石となった海外工場建設、開発アイデアをいかにして得た
か?海外販路の開拓方法、ブランドの構築にお金をかけなかった広報/宣伝活動例。事業拡大の
ためにコンセプトがいかに重要かなど、限られた人財を活かし、現業の拡大と新事業の展開をし
てきた実体験から「タニタの社員食堂」を生み出した経営マインドを伝授する。
【略歴】1966 年谷田製作所(現・株式会社タニタ)に入社。赤字だった組み立て下請会社を継承、「体重計」から
「体重」へとコンセプトを変え、事業の拡大に成功する。「世界一」の宣言後、製造・販売・開発と各部門の改革
を次々と実行し、国内市場の販売から海外の販路を開拓して世界一へとなる。退職後は世の中の活性化をテーマに
ブログで発信するほか、会社・地域・事業の活性化を提言するための講演活動を行っている。赤字企業の会長、社
長、副社長、取締役、顧問等を引き受け、事業再生に尽力中。すでに1社が上場、数社で収益改善を実現している。
《元気な中小企業に学ぶ》
《元 気 な中 小 企 業 に学 ぶ》
《元 気 な中 小 企 業 に学 ぶ》
EVベンチャー企業の視点から見たタイ王国
~タイでコンパクトEVを量産・販売する意味とは~
株式会社FOMM 代表取締役
鶴巻 日出夫
氏
FOMMは日本で開発しているコンパクトEVをタイで量産・販売するために日々努力している。
すでに多くの日本企業がタイに進出しているが、人材も乏しいベンチャー企業が事業を進めよう
とした際、大企業なら問題なく乗り越えられるハードルも巨大な壁のように立ちふさがる。我々はその壁を人との
出会いなどを通して成長することで乗り越え、タイ政府にも認知していただけるようになった。この経験をぜひ皆
様と共有させていただきたいと考えている。
■受賞報告
《マイルズ賞 受 賞 報 告 》
《マイルズ賞 受 賞 報 告 》
マツダの原価企画とVE
マツダ株式会社 原価企画本部 コスト革新推進部 部長
岡田 靖治
氏
1979 年にVEを導入以降、36 年間に渡って活動を継続してきた。この間、テアダウンによるベン
チマーキングを主軸とする推進体制を築き上げ運用している。また、VEに集団(人・物・機能)
の概念を付与した Group Value Engineering(GVE)と呼ばれる活動、併せてQES・QFD・
TRIZなどの支援ツール活用を推奨する方式をとっている。Gで表わすグループについては、
車両を構成する部品毎にVEを実施し、当社の製品群(グループ)すべてに適用させる概念とし
て、近年では車台など大物ユニットの共通化において成果を上げている。
《VE活動優秀賞受賞報告》
《VE活 動 優 秀 賞 受 賞 報 告 》
《VE活 動 優 秀 賞 受 賞 報 告 》
VE活動の定着・拡大・深化に向けた取り組み
~VE適用段階の上流化と VE 教育内容の充実化~
三菱電機株式会社 福山製作所 生産システム推進部技術管理課
当製作所では、2007 年度から開始した製造段階でのVE活動を開発プロセスの上流側に順次移行
しており、2015 年度は製品企画時からVE活動を適用した。テアダウン活動を製品企画における
機能別目標コスト設定に活用し、構想図面を用いた1図面VE®によるアイデア発想を実施してい
る。また、VE活動強化のためにVEL・VES資格取得や実務者・管理者・取引先への教育・
啓蒙活動を実施すると同時に、社内外のVE情報収集と所内VE活動への展開によって教育内容
の充実化に取り組んでいる。
7
VES 吉岡 浩 氏
■論文発表
《論文発表①》
《論文発表①》
機能系統図作成における特許活用の手法
株式会社IHI 技術開発本部ものづくり推進部
VES 宮田 仁奈
氏
VE実施手順の機能定義段階で定義した機能は、アイデア発想の起点となり、価値の高い代替案
を作成する上で重要となるが、従来のVE手法では、定義された機能が正しいか、抜けが無いか
を客観的に確認することは難しい。そこで本研究は、特許という外部の知識データベースを用い
ることで、機能の抜けが無い機能系統図を作成することを目的とし、特許を活用した機能系統図作成の手順を提案
する。本手順を用いて、特許から達成したい機能(目的機能)を抽出し、対象テーマの機能系統図に融合させること
で、果たすべき機能という視点から機能の定義を行なうことができた。さらに、機能の抜けを防ぐだけでなく、上
位の機能分野を定義することができ、より価値の高い代替案を作成できる可能性があることを示した。
《論文発表②》
《論文発表②》
KT法を活用した詳細評価の具体化技法
有限会社大西マネジメント・ソリューション 相談役
CVS 大西 正規
氏
VE実践活動において、「詳細評価」では技術性と経済性で評価することになっている。複数案
作成された提案について、技術性と経済性の二面から評価することは提案の実効性を評価する重
要なステップであり、科学的な意思決定が必要とされる。しかし、VEプロジェクトの置かれた
制約条件を多面的に分析し、将来のリスクを含めた適切な詳細評価をすることは、従来の詳細評価では困難であっ
た。そこで本論文では、
『新・VEの基本』や過去のVE研究資料、VE事例等から詳細評価の内容を精査し、その
改善策として従来の詳細評価に『新・管理者の判断力』で紹介された「ケプナー・トリゴープログラム」(KT法)
を組み合せて評価する方法を提案するとともに、事例による有効性の検証結果を報告する。
《論文発表③》
《論文発表②》
アイデア体系図を用いたアイデアの発展技法
有限会社大西マネジメント・ソリューション 代表取締役
VES 大西 規生
氏
企業の経営環境の変化や顧客の要求に対応するために、経営層から設定されるVE活動目標の難
度は高くなりつつある。VEプロジェクトチームは、難度が高く設定されたVE活動目標を達成
するために、価値の高い代替案を構築する必要があるが、そのためには「アイデア発想」で数多
くのアイデアを発想し、発展させることで、目標達成に寄与するアイデアの量を増やさなければならない。しかし、
「アイデア発想」でアイデアを数多く発想した結果、アイデアの組み合わせが逆に困難になったり、トレードオフ
関係にある機能が存在する場合に全体最適になるなど、次の「詳細評価」のステップで手戻りが発生するという問
題が発生している。そこで、アイデアの発展につながるアイデア体系図を用いた技法を提案する。
《論文発表④》
《論文発表②》
生産財開発における開発設計要求事項の決定方法についての研究
株式会社デンソーウェーブ 経営企画部業務改革室
VEL 内田 仁一
氏
産業用ロボットなど、「ものづくり」のための設備を供給する生産財メーカーにとって、製品企
画活動における「新製品で実現すべき機能」、「販売価格」、「販売台数」などの設定は非常に
困難である。それは、生産財メーカーの顧客は消費財を生産する消費財メーカーであり、間接的
にしか市場変化を掴めないことや、質感、デザインなどの魅力機能の差別化が困難だからである。
本論文は「新製品で実現すべき機能」とその決定方法について述べるものである。とりわけ原価企画の概念を拡大
し、製品企画活動および製品企画準備活動まで範囲を拡大することにより、この「新製品で実現すべき機能」を絞
り込んで決定する新しい視点を指摘し、従来の原価企画よりも総合的にとらえて展開するものである。
8
■事例発表
《事例発表①》
《論文発表①》
中国の中小企業と共同で実施する短時間の製造VE
三菱日立パワーシステムズ株式会社 高砂サービス部
CVS 赤城 弘一
氏
中国でもVE活動が本格的に開始されつつあるが、日本と風土の違う中国の環境でVE活動を効
果的に実施するためには、中国の風土に向いたVEの活動手法が必要である。そこで中国の中小
企業と一緒に1日間で実施する製造VEの事例を紹介する。
《事例発表②》
《論文発表①》
TRIZを活用した回診用X線撮影装置の改良
株式会社島津製作所 総合デザインセンター設計推進ユニット VEL 田中 久嘉 氏
回診用X線撮影装置の移動/固定機能に関する技術課題について、TRIZ活用による効果的な
問題解決を実現した。本発表では、作用分析、なぜなぜ分析の利用による問題の分析から、技術
的矛盾の設定と矛盾解消までのプロセスに関して紹介する。
《事例発表③》
《論文発表①》
VE活動で最大限の成果を引き出すための試み
三菱重工業株式会社 技術統括本部ものづくり技術部
VES 香川 孝二
氏
当社ではVE活動を全社的に推進しており、年間 5,000 件以上のVE提案が登録され、ワークシ
ョップ形式のVE活動も年間 50 件近く実施されている。それらは一定の成果を得ているものの、
目標とした成果が得られないことや達成度が低いと感じられることも多い。活動のやり方を見直
すためには、自らの活動能力を客観的に評価し適切な対策を講じることが必要となるが、通常、活動の成果を評価
することはあっても、活動のやり方自体を評価することはあまりない。そこで、VE活動能力を測る評価指標とそ
の評価に基づく対策を考案して現状の活動能力を見える化し、改善・強化の糸口を提供することを可能とした。
《事例発表④》
《論文発表①》
首都高速中央環状線の機能強化事業における効果的な工事規制広報検討
首都高速道路株式会社 保全・交通部交通・システム室
酒井 浩一
氏
今年3月、首都高中央環状線が全線開通した。これにより、首都圏の高速道路ネットワークを効
率よく利用することが可能となったが、中央環状線と5号池袋線が重複する板橋JCTから熊野
町JCTの区間では恒常的な渋滞が発生している。当該区間の拡幅工事が 2017 年度完成をメドに
進行中であるが、工事完成までの約 3 年間に延べ 500 回以上の夜間車線規制を行う必要があるた
め、利用者に効果的に周知することが重要となる。同一箇所で長期にわたり断続的に車線規制を行うような工事は
前例がないため、従来型の広報だけではなく、当該事業の特性を踏まえた効果的な広報をVE検討として実施した。
《事例発表⑤》
《論文発表①》
医療分野のVE活動における視覚的評価を用いた適用事例
株式会社 ETERNAL SMILE 代表取締役社長
VES 内田 佳代
氏
歯科業界は過当競争にあり、業界全体が改革を望んでいるため、VEの活用性が高い業界と言え
る。色々な改善手法が医療に取り入れられる中、VEは取り入れられていない。オペレーティブ
な仕事内容が多い中、クリエイティブな要素が多いVEを導入することで、業界の大きな変化を
見込めると感じたため、歯科医院でのVE適用を行っている。今回、医療の現場でVE導入する
際のポイントと、視覚的評価を用いた適用事例を紹介する。
9
《事例発表⑥》
《論文発表①》
システム思考で取り組んだ業務改善VEの事例
マインド・ジェイ 代表
CVS 斉藤 浩治
氏
これまで多くの企業では、事業の持続的拡大のための方策として、製品やサービスのコスト削減
が重要な手段とされてきた。しかし、終わりのないコスト削減は既に限界を迎えており、従来の
コスト削減に変わる競争力強化として抜本的な業務改善が注目されている。そのひとつの先進的
な考え方が「製造業のサービス化」である。この考え方が浸透すれば、製造業は製品を通じて顧客との「サービス
を共創する」新たなビジネスモデルへと移行していくと思われる。これからの時代において、全ての業界で業務改
善VEが大きな可能性を持つ方法となる。
《事例発表⑦》
《論文発表①》
VEとSWOT分析を融合した中小企業活性化事例
MSバリューコンサルタント 代表
CVS 佐々 松音
氏
現在、日本のものつくりは企業数の 99.7%にあたる中小企業の下支えで成立しているが、その多
くは企業経営において苦境に立たされ、倒産や廃業などが増加傾向にある。これら中小企業の活
性化のため、企業や業務の分析に活用されるSWOT分析と機能をベースに改善を図るVE手法
を融合・プログラム化して推進し、企業が活性化した事例を紹介する。
《事例発表⑧》
《論文発表①》
行政サービスの価値向上に向けたVE導入・推進事例
福山市企画総務局 企画政策部企画政策課
影山 克行
氏
本市では 2003 年度から建設関係部署を中心にVEを導入・推進してきた。こうした中、「ゼロベ
ースでの再検討・再構築」を推進していくための具体的な考え方・技術としてVEに着目し、現
在、全庁的に推進中である。また、VE活動は行政サービスの価値向上に有効なものであること
に加え、職員の能力向上や目的意識の向上、組織風土を変革する等の効果がある。人材を育成し、
組織風土を変革し、行政サービスの価値向上を目的とした本市の取り組みを紹介する。
《事例発表⑨》
《論文発表①》
教習車サブブレーキシステムの価値向上~原価低減と機能向上を目指した取り組み~
株式会社マツダE&T 第1車両設計部シャシー設計 Gr
大塚 孝江
氏
本発表は、日本バリュー・エンジニアリング協会西日本支部が主催する「広島地区VE塾」にお
けるWSS活動の成果報告である。教習所の教官が使用する「サブブレーキシステム」にVE手
法を適用し、機能の向上・生産性の向上を図りながら原価低減を目指した取り組みを紹介する。
■海外発表
《海外発表①》
《論文発表①》
事業拡大のVMによる価値創造
Larsen & Toubro 社
Atul N. Atkale
氏
スイッチギヤ(開閉装置)の業界は非常に競争が激しい。当社は 30 年以上にわたり、低電圧スイ
ッチギヤのマーケットをリードしているが、その地位を維持するために付加価値の提供とコスト
削減を繰り返している。製品の性能アップ、価値創造は当社で進行中のプロセスでVEはそのた
めの継続的な体系化された戦略的イニシアチブと位置付けている。装置の設計最適化を行うプロ
ジェクトで、価値の認識が極めて有効に働いた事例を紹介する。
10
《海外発表②》
《論文発表①》
気中遮断器の VE 改善による競争力とサステイナビリティー向上
Larsen & Toubro 社
Jimit M. Kansara
氏
インドではスイッチギヤ業界は非常に競争が激しい。多国籍企業の存在によって最高のテクノロ
ジー、オートメーション、グローバルに受け入れられる商品が市場に広がり、インド企業も顧客
満足の向上や最高級の品質を得る競争にさらされている。当社は 30 年以上にわたり、低ボルトス
イッチギヤ分野で市場をリードしているが、さらなる価値向上とコスト削減を連携しながら続け
ることが市場優位性を維持するために必須となっている。VEを継続的な戦略イニシアチブとし
ながら、ステークホルダーの価値向上に取り組んでいる。コスト削減による財務上のベネフィッ
トと木材・資材の使用量削減によって環境負荷軽減を実現したVEワークショップの取り組みを
紹介する。
《海外発表③》
《論文発表①》
文化の価値とは ~無形価値をVEと融合させる方法
CAMM(Corporate Academy for Advanced Management) 社 Manuel Teles Fernandes 氏
もともとVEは、市場の製品競争力を強化するためのコスト削減ツールとして適用されており、
マネジメントやビジネスのレベルまでこの概念を適用させるにはさらなる努力が必要と言われて
きた。本論文は、価値のコンセプトに関する文献を無形と有形の価値という切り口で“使用価値”
と“経済的価値”、そして“文化的価値”と“知覚的価値”とそれぞれ名付け、それに従って、
機能、機能分析、機能コストに関する文献を改訂した。ここで重要なのは、価値・機能とそれら
の適用の現在の認識を修正し、新しいコンセプトや用語を提示し説明することである。このコン
セプトの進化によって新しい実践方法が刺激される。この価値への新たなアプローチと実践は、
他の領域、例えばビジネス戦略立案、マーケティングの定義、企画、システム管理などへの適用拡大が期待できる。
《海外発表④》
《論文発表①》
海外サプライヤーのVEスキル向上による日本企業の競争力強化
Advanced VALUE Group 社
Javier Masini
氏
現在メキシコでは、自動車産業と航空産業の二つが最も成長を見せており、日本を含む世界中の
自動車メーカーがメキシコ中心部に製造拠点を設けている。多国間自由貿易協定により市場競争
が進み、社内だけでなくサプライヤーにもQCD展開能力がなければ、成長には限界がある。
Tier1サプライヤーの多くは中南米の拠点にもVE部門を持っているが、SAVE International が
定めたジョブプランに従っていないだけでなく、機能分析すら行っていないの実態である。さら
に Tier2サプライヤーになると、納入先から毎年のようにコスト削減の指示があるが、それを達
成する方法を持ち合わせていない。本発表では、海外の Tier1、Tier2サプライヤーがVEの成果を最大限に発揮
するために何をしたら良いか、そして「次の 50 年、NIPPON の競争力強化に向けて」のマイルストーンとなるため
の提案をする。
《海外発表⑤》
《論文発表①》
電子回路ブレーカーのコスト改善とシェア拡大に向けたVE活動
Larsen & Toubro 社
Paresh G. Patil
氏
L&T(ラーセン・アンド・トゥブロ)社では、調達最適化、VE、リーン製造、製品設計とい
った手法を恒常的に実践し、原材料消費量の削減、顧客満足、環境保護に取り組んでいる。貴重
価値をすべてのチームに提供するため、常にビジネス戦略と人材育成戦略を調和させている。本
発表は、厳しい競争を勝ち抜き市場シェアを拡大するため、VEを活用した事例である。インド
電子電気工業会によれば、当社のスイッチギヤはインド国内市場でシェア 46%を誇っている。
配線用遮断機DN4は、当社製品群の中では非量産品で利益率が低いため、経営陣から 20%のコ
スト削減と利益率向上、シェア拡大の目標を与えられた。生産、設計、品質、購買部門からなる
組織横断型チームを編成してVE活動を行った結果を紹介する。
11
《海外発表⑥》
《論文発表①》
トラクター用パワートレイン潤滑装置のVE
Mahindra & Mahindra 社
Maxson Gomes
氏
ここ数年間、原材料費が高騰している。その分利幅が少なくなり、ビジネスにさらなる打撃を与
えている。事業を成長させて市場優位性を維持し、原材料費の価格上昇から当社製品を守るため、
VEチームを編成して既存部品の最適化を行った。本事例は、VEのアプローチと並んで革新的
なソリューションを活用し、トラクター用油圧パワートレイン潤滑システムのコスト削減に成功
したものである。
《海外発表⑦》
《論文発表①》
海外の政府系設計・建設プロジェクトにおけるVM適用事例
アメリカ陸軍工兵隊
Mark Nedzbala
氏
米国陸軍工兵隊は、世界各地で多種多様なプロジェクトの設計、技術、建設管理を行っている。
毎年、国防総省内の何百件というVEスタディを直接実施している。陸軍工兵隊で培われたVE
プロセスや技法は、世界中の他の組織、企業、施設に適用され、設計、建設プログラムに大きな
メリットを与えている。今回、VEスタディの努力レベルの分析と決定を合理化する、審査・戦
略選定ツールを開発した。このツールは自動化されており、調達上の仕様、ステイクホルダー情
報、リスク、難易性、将来のVE活動の機会等を記録するワークシート類で構成されている。
《海外発表⑧》
《論文発表①》
ヒューマンアスペクトVE(HAVE)を使った価値に対する意識改革
Tata Steel 社
CVS Amit Kumar Ghosh
氏
当事業部におけるVE活動は、次期プロジェクトの設備投資を最適化するために実施されてきた
が、適切なファシリテーション、統制、評価システムがない中、十分な結果が出せずにいた。グ
リーンフィールド、ブラウンフィールド双方のプロジェクトには多額のコスト削減余地があるこ
とを確認し、2014 年度にVEの再活性化に着手、特に人的要素に注力して育成強化を図った。
ヒューマンアスペクトVE(HAVE)を導入したことで、VEプロジェクト件数は5倍に増え、
2014 年度のコスト削減額は前年比 3.5 倍という結果が出た。しかし、最も重要な成果は、前年は
一人もいなかったAVS取得者が 39 人誕生したことで、社内のVE活動がますます勢いを増した
ことであろう。
■特別報告 / VEの新潮流
《特別報告①》
《論文発表①》
ESD(継続可能な教育)におけるVE教育 ~未来のイノベーターを育てる~
ユネスコ国内委員会 ESD連絡部副部長
戴 剣
氏
日本にVEが導入されてから半世紀。製造業や建設業を中心に導入が進み、最近ではサービス産
業にまで導入が進みつつある。この間、VEの活用場面も多様化し、当初のコストダウンに有効
な手法というイメージを残しつつも、最近ではイノベーションに有効な管理技術として進化して
いる。つまり、VEは単なるコストダウン手法として止まるべき手法ではない。このような背景
から、筆者らはVEには創造力を養う強い思考ツールとしての可能性があると判断し、教育業界
にも通用できるだろうと考えている。特に、VEの機能思考による創造性アップの特性を考える
と、最近ユネスコが提唱しているESD(継続可能な教育)との相性が良いと感じている。今回、
中国のユネスコの協力を得て、上海市内にある小中学校でVEをベースにしたプロジェクト(P
BL型授業)を実施した。このプロジェクトの結果について、その経緯も含めて紹介する。
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《特別報告②》
《論文発表①》
VE的中国語教育 ~業務に直接役立つ中国語の短期間習得~
長城学院 学院長
張 佶
氏
今まで、どのくらい多くの方が四声・ピン音から中国語を習い始めて挫折したことだろうか。
長城学院では管理技術を生かし、生徒たちの勉強の効率アップに取り組んでいる。ムリ、ムラ、
ムダなく中国語を勉強するための第一歩は、中国語と日本語の相違点と共通点を分析することで
ある。日本語と中国語の相違点は発音(ピン音・四声)、共通点は漢字であり、長城学院ではま
ず受講生に中国漢字の中で日本漢字にない文字(簡略文字、単独文字)を習得してもらい、並行
して発音等を学ばせている。1か月程度で新聞を読むことが出来るレベルを目標にしている。
《特別報告③》
《論文発表①》
技術先行型新規製品の開発方法 ~何を作ったら良いのかが分からない方のために~
NPO 法人日本 TRIZ 協会 理事長 株式会社創造性工学研究所 代表取締役
ものづくり企業としては保有商品の改良もさることながら、市場を席巻できる新規商品の企画が
最も望まれている。ここでは、自社の保有技術からTRIZの手法をベースに Step by step で
新商品/新システムの開発を行う方法を報告する。
《特別報告④》
【配布資料なし】
《論文発表①》
過酷環境で活用するロボット開発へのTRIZ活用
株式会社日立製作所 研究開発グループ 主任研究員
岡田 聡
氏
一般に、過酷環境で使用する装置に対する要求仕様のうち、必要な機能と制約条件は相反するこ
とが多い。例えば、発電所における調査点検作業においては、装置を投入する際には配管のよう
な狭い空間を移動させることがあるが、配管移動装置は平面走行には適さないという課題がある。
本報告では、過酷環境で使用するロボットについて、必要な機能と制約条件を整理して物理矛盾
を明らかにし、TRIZを活用して課題を解決した結果について報告する。また、TRIZの適
用有無による装置の完成度について評価した結果についても併せて報告する。
《特別報告⑤》
《論文発表①》
《論文発表①》
電力ケーブル支持金物へのVE適用と今後の取り組みについて
東京電力株式会社 東京工事センター
東京電力株式会社 本社工務部
岡和田 真治 氏
中村 豪志 氏
東京電力地中送電では、2014 年より電力を供給する材料、付属材料分野での原価低減施策を推進
する中で、長年改良が加えられなかった付属材料を中心に機能的研究の特徴を活かしたVEは解
決策を備えていることから導入。QCを導入した時期もあるが、機能的評価や新たな価値創造と
いった部分では、VEが最も適切であり導入が遅かったともいえる。2014 年に取り組んだ電力ケ
ーブル支持金物の初のVE適用事例を報告する。また、2014 年の地中送電でのVE結果の有効性
により、今年は工務部に水平展開を実施したため、今年の活動状況についても報告する。
《特別報告⑥》
《特別報告⑥》
《論文発表①》
【東京・大田区発】金属3Dプリンタによる町工場の大革命
~フロントローディングで開発・モノづくりを強力サポート~
株式会社東新製作所 代表取締役
石原 幸一
氏
大田区で 45 年。製缶板金業の受託加工業として事業を行ってきた当社が技術を引き継ぎ、事業を
継続していくことができたポイントについて触れていく。また、その後IT化によって小資本で
あっても、同業他社や異業種、研究機関と連携し、さまざまなプロジェクトに参加した事例とそ
れらのプロジェクトで活用した最新のデジタルファブリケーション(3D CAD/3Dスキャナ
ー/3Dプリンター)の活用例についても紹介する。
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三原 祐治
氏
《特 別 報 告 ⑦》 日本と新興国の協調による新型リバース・イノベーションの可能性
《特 別 報 告 ⑦》 《~機能分析の視点を通して~
《特 別 報 告 ⑦》 《早稲田大学創造理工学研究科 経営デザイン専攻 客員教授・工学博士 CVS 澤口 学
日本のモノづくり技術の“強み”は、「固有技術の強さ=新技術の開発・応用」と「管理技術の
強さ=IE,QC,VE等をベースにした改善力(現場力)」の絶妙なバランスの上に成立してい
る。前者は技術革新型イノベーション(ラディカル・イノベーション)であり、後者は、日本式グ
ラスルーツ・イノベーション(GRI)である。本発表では、特に後者のGRIに焦点を当て、
日本式GRIの事例を通して、機能分析アプローチの有効性を示しつつ、新興国のGRIの底上
げにはVEをはじめとした管理技術の貢献が重要であることを示す。
《VEの新潮流》 外食産業におけるサービスVEの取り組み
《VEの新潮流》 《株式会社サイゼリヤ PM本部変革推進部 部長
内村 さやか
氏
外食産業においてVEが適用された事例はほとんどなく、その他サービス分野においてもVE適
用事例は少ない。サイゼリヤでは、2013 年3月にサービス分野に適用しやすい要素を備えるファ
ンクショナル・アプローチの全社導入を開始。サービスの特性やチェーン店のニーズに合わせて
ワークショップを実施してきた。本発表では、VEの適用実践において工夫した点を紹介する。
■フォーラム・セッション
《目的思考と創造性発揮フォーラム》
本フォーラムでは、「目的思考の課題解決アプローチ」は目的(機能)を明確化し、その上で課
題把握や課題解決行動をするための創造性発揮が重要――との観点から3名のパネリストをお招
きし、課題解決に必要な「目的思考と創造性発揮」についてそれぞれの専門分野で語っていただ
きます。ともすると忘れがちな①課題に取り組む目的の明確化と②目的実現のユニークな課題解
決を生み出すための創造性発揮について、その「キモ」をあらためて確認していきます。
【パ ネ リ ス ト】
中京大学 名誉教授 日比野 省三 氏
早稲田大学大学院 商学研究科ビジネス専攻 教授 黒須 誠治 氏
早稲田大学創造理工学研究科 経営デザイン専攻 客員教授 CVS 澤口 学
【モデレーター】
日本創造学会 理事長
日本経済大学 大学院経営学研究科 教授
兼 大学院付属価値創造型企業支援研究所 所長
CVS 櫻井 敬三
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氏
氏
氏
《VEビギナーズフォーラム》
VEをもっと実践しよう
社内にVEを実践する場がない、VEリーダーの資格はとったけれど、フルステップのVEは
なかなか手が出せない ――― そんな思いをお持ちの方に、VE思考を業務に生かすヒントや
VEを身近に感じてもらえるツールをご紹介します。VE実践に関する疑問点やお悩み相談も
大歓迎です。実践経験の少ないVEビギナーの皆さん、どうぞお気軽にご参加ください。
【パ ネ リ ス ト 】
イオンディライトアカデミー株式会社
イノベーションクラスター
VEL 村田 太志 氏
西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部
技術開発部(VE・地球環境) VES 加納 靖将 氏
【モデレーター】 有限会社大西マネジメント・ソリューション 代表取締役
《VEプロモーターズフォーラム》
《VEプロモーターズフォーラム》
VES 大西 規生
氏
VE活動サイコウ(再考/再興/最高)
~VEで成果をあげ、定着させるには~
VEが一度下火になったものの、担当者の地道な努力によって活動が再び動き出し、見事「V
E活動優秀賞」を受賞―――。そのような企業の取り組みを通じ、VE活性化のヒントや注意
すべきポイントを考えていきます。なぜVE活動が停滞したのか、そして、なぜVE活動を再び
活性化できたのか、VE活動のプロモーターである推進事務局や推進担当者の役割をはじめ、
CVS等の外部ファシリテータの活用についても理解を深めていただきます。
【パ ネ リ ス ト】
株式会社北川鉄工所 調達本部
調達企画課 課長 VES 小畠 誠 氏
三菱電機株式会社 本社資材部
原価企画グループマネージャー CVS 村井 康治 氏
有限会社大西マネジメント・ソリューション 相談役 CVS 大西 正規
氏
【モデレーター】 イオンディライトアカデミー株式会社 代表取締役社長
CVS 西垣 晃志
氏
ご来場の皆様へ(ご案内とお願い)
■ 3 階と 5 階のフロアは全面禁煙です。タバコは 7 階の喫煙コーナーでお願いします。
■ ランチタイム、2 階のレストランはたいへん混雑します。会場周辺にも飲食店が多数
ありますので、こちらもご利用ください。(発表会場内での飲食はご遠慮ください)
■ 許可を受けていない方の写真・ビデオ撮影、録音はご遠慮ください。
■ 電話のお呼び出しはお受けできません。連絡事項は総合受付横の伝言板に掲示します。
■ 携帯電話は電源をお切りいただくか、マナーモードへの切り替えをお願いします。
■ お荷物は椅子の下に置くか、1 階のクロークへお預けください。
■ パソコンご使用の際は、キーボードの打鍵音にご配慮をお願いします。
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■大会スポンサー
USBスポンサー
下記の企業から格別のご支援を賜りました。ここに記して厚くお礼申し上げます。
エキジビットスポンサー
サポートスポンサー
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体系化された思考手順とチームデザインで問題解決する手法
VEセミナー 出張開催プランのご案内
日本VE協会は設立50年。日本唯一のVE専門団体として、価値創造と課題解決、
さまざまな改善活動にVE技術と「バリュー・カルチャー」をご提供しています。
VEは、創造的問題解決のための実践スキルです。VEの思考を身につけることで、社員一人一人の意識が変
わり、企業や組織の風土に変革をもたらします。これを「バリュー・カルチャー」と呼んでいます。
VEセミナー出張開催プランは、バリュー・エンジニアの認定資格を持つ講師が貴社へ伺い、貴社内でセミ
ナーを実施いたします。セミナー参加のための出張コスト、時間の削減にもなり大変お得なプランです。
VE教育の実施、実践導入についてのご相談など、実績ある日本VE協会をご活用ください。
プラン例
●VE基礎講座(標準コース)
2日間でVEの基本を学び、実施手順を演習を通じて体
験学習するワークショップ型セミナーです。10名未満
の少人数での開催も可能です。
●VE基礎講座+VEL受験勉強会
VEリーダー認定試験の受験を目指す方々向けにVE基礎
講座とVEL受験勉強会を実施するプランです。
●1日で学ぶVE基礎セミナー
VEの基本と実施手順を講義とミニ演習で習得するセミ
ナーです。
●VE講演会
VE導入を検討されている企業・団体向けに、VE活用の
効果をご紹介する講演会です。幹部様向け、パート
ナー企業様向けなどご要望に応じてご提案いたします。
●カスタムメイドプラン
「こんな内容の研修はできないか」など具体的なご要
望をお聞かせください。ご要望をお伺いして、実施内
容をご提案するプランです。
VE基礎講座(標準コース)の費用目安です。10名未満、30名以上での開催もご相談ください。
費用一例
10名様
300,000円(1名あたり30,000円)
20名様
450,000円(1名あたり22,500円)
30名様
600,000円(1名あたり20,000円)
VE基礎講座(公開コース)の参加
費48,750円(消費税別)に比べ、
たいへんお得なプランです。
○上記金額には、指導料、テキスト・教材費を含みます。(消費税別)
○講師の交通費・宿泊費(遠距離で宿泊が必要な場合)は別途ご請求させていただきます。
○VEリーダー認定試験問題集、VEリーダー受験チケットはオプションでおつけいたします。
お問い合わせ・お見積りは下記までお気軽にどうぞ。
公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会 http://www.sjve.org/
お問い合わせ
バリュー・ソリューションセンター
〒154-0012 東京都世田谷区駒沢1-4-15 真井ビル6階
TEL 03-5430-4488
FAX 03-5430-4488
e-mail [email protected]
〒154-0012
東 京 都 世 田 谷 区 駒 沢 1-4-15 真 井 ビ ル 6F
TEL.03-5430-4488 / FAX.03-5430-4431
E-mail [email protected] URL www.sjve.org