1.ワードについて ワードは、高度な文書編集機能をそなえたワープロソフトです。文章の入力を支援するさまざ まな機能を搭載しており、ビジネス文書などを簡単に作成できる他、表やグラフ、写真、イラス トなどを利用した文書が作成できます。 当テキストでは、下記3つの文書の作成をもとにワードの基本を習得します。 ◆基本機能を利用した文書の作成 ◆表を挿入した文書の作成 ◆写真、イラスト図を挿絵した 文書の作成 3 2.ワードを使用する前に 1)ワードソフトを起動するには ①[スタート]ボタンのクリックから ②すべてのプログラムをクリックし ③Microsoft Officeフォルダをクリック ④表示されたOfficeプログラムのMic rosoft Office Word 2007又は2010をクリックすると ⑤ワードが起動、「文書 1」というファイルが自動的 に作成され、文書が、入力できるようになります。 <ワード文書画面> ※なお、Wordのアイ コンをダブルクリッ クしても、ワードは起 動し アイコン 左のワード文書画面が 表示されます。 4 2)ワードソフトを終了 Officeボタン ワードを終了するには画面左上の ドラゴンボールのような丸いボタン (Officeボタン)をクリック 、その下にある「Wordの終了」 ボタンをクリックして終了させます。 ワードの終了ボタン 「閉じる」ボタン「X」ボタン ほかに、画面右上にある「閉じる」ボタンをクリックし ても終了します。 なお、書き込まれた文書を保存する前にワードを終了しようとすると、下図のような確認の メッセージが表示されます。 <確認メッセージ> <名前を付けて保存画面> 「はい」をクリックすると右図の保存 画面(名前を付けて保存)に切り替り ファイルの名前と保存先のフォルダを 選択して保存します。 また、画面左上のOfficeボタンから「名前を付けて保存」を選択しても保存することが できます。 左図のように、Word2007又は20 10では、通常の「Word文書(W)」 を選択して保存すると、拡張子が以前のバ ージョンの「.doc」と異なり「.do cx」で保存されます。このため、Wor d2007・以前のバージョンでは読み取 れなくなり注意が必要です。 以前のバージョンでも使用するためには 「Word97-2003文書」を選択し て保存しなくてはなりません。 他へWord文書を提供する際は、どのバージョンを使用しているか確認するとよいでしょう。 メールへの添付には充分注意が必要です。 5 3)ワードの基本的な画面構成 ワード画面は、バージョンや設定等により異なることもありますが下図のようになります。 文書は、このカーソルの位置から 入力できます。 また、カーソルの位置は自由に変 えられます。 ※新バージョンからは、メニューがタブとリボンに大きく変化しましたが、基本的事項に ついては機能が向上してますが旧バージョンと大きく変わってはおりません。 <主なタブとリボン>(下図以外にもタブとリボンはあります) 6 3.文書を作成するための準備 1)ページ設定 文書を作成する前に、用紙サイズや 1 行の文字数、ページ当りの行数を設定します。 ページの設定は、「ページレイアウト」タブのペー ジ設定のダイアログボックスランチャーをクリッ クするとページ設定のダイアログが表示されるの で文字数や行数の設定をします。 また、用紙・余白・文字方向(縦書き・横書き)等 の設定をすることもできます。 (既定はA4、縦方向、横書きです) なお、「フォントの設定」ボタンをクリックすると フォントのダイアログが表示されるので文字種類、 文字のスタイル、文字サイズ、文字の色等の設定が できます。 2)フォント設定 フォントダイアログで文書で使用する文字フォントの種類や文字サイズを設定します。 フォントの設定は、「ホーム」タブのリボ ンのフォントグループの中からも設定で きます。 なお、ミニ・ツールバーからも設定する ことができます。 ※ ページ設定やフォントの設定は文書の作 成中でも変更や新しく設定することがで きます。 <「ホーム」タブのフォントグループ> <ミニ・ツールバー> ◆ミニ・ツールバーとは、文字列を選択したときに薄く表示されマウスでポイントすると 表示されるツールバーのことです。 7
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