AutoCAD 2012 ネットワークライセンスの導入計画

AutoCAD 2012
ネットワーク ライセンスの導入計画
オートデスク株式会社
プラットフォーム ソリューション
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IT部門マネージャの懸念事項
■ LTのライセンス管理
① コンプライアンス
② 異なるバージョンの混在
③ 部門分散による、ライセンス管理の手間
■ AutoCAD 2012ネットワークライセンスの提案
① 「ネットワークライセンス管理」資料の紹介
② オプションファイルによる、きめ細かな利用制限
③ ネットワークインストールの仕組みの説明
④ サーバ管理の説明(シングル、分散)
⑤ エンドユーザ部門への情報サービスの推奨(提案、構築支援)
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ライセンスサーバの基本的な方式
•ライセンスの集中管理
•ライセンスの共同利用
ネットワーク ライセンス
サーバには4ライセンス。
4人の同時稼働ユーザにAutoCAD
の実行ライセンスを与える。
5人目のユーザは、提供ライセンス
がないので、AutoCADの実行を拒
否される。
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設計者のCAD占有時間
アンケート結果:
図面作成に関わる設計者の時間
新規導入コストの試算
導入の分岐点
1ライセンスあたりのユーザ数1.25人
≒ 80%
スタンドアロンライセンスを使用している場合、設計者が他の業務をしている間、ライセンスは使用
されていない。使われていないライセンスを他の使用者のために解放するのがネットワークライセンス
だと考えると理解しやすい。
上のグラフで、利用頻度が低い場合は、ネットワークライセンスで、導入コストを抑えることができる。
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ネットワークインストール方法
データサービス
情報サービス
Web、Intranet
• インストールイメージの場所
インストールサービスの
サーバ
• 設計デ ー タの保存
• Au t oCADの利用方法、TIPS
• ユ ー ザ登録情報
• ブラインドインストール
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1
3
IT部門のPC
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クライアントPCへのインストール
台数には制限がない。
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ネットワーク
ライセンス管理
プログラム
ネットワークインストール方法
データサービス
情報サービス
Web、Intranet
• インストールイメージの場所
インストールサービスの
サーバ
• 設計デ ー タの保存
• Au t oCADの利用方法、TIPS
• ユ ー ザ登録情報
• ブラインドインストール
5
4
3
IT部門のPC
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クライアントPCへのインストール
台数には制限がない。
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ネットワーク
ライセンス管理
プログラム
ライセンスサーバの運用方式
◎分散サーバ
○シングル サーバ
他のサーバにライセンスの空きがある場
合、他のサーバにライセンス供給を受け
に行く設定も可能。
最も基本的な構成。保守管理の手間
が最小で済む分、障害対策が考慮さ
れていない。
○WAN 内に配置可能で、同一のサ
ブネット上にある必要無し
○1台のサーバに障害があっても他
サーバ上のライセンスは有効
○分散サーバプール内のサーバ交換
であれば、構成の再構築は不要
○サーバ交換時、プール全体を再起動す
るだけで復旧
×分散サーバプール内の1台のサー
バに障害があると、このサーバの
ライセンスは利用不可能
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○サーバの構築や保守が簡単
×サーバ障害時に、業務に支障
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ライセンス借用 (ボローイング)
最長180日のエクスポート。
期間終了前に返却が可能。
期間終了時、ライセンスが失効。
サーバのライセンスは自動復帰。
出張先からライセンスサーバに接続
できれば、借用が可能。
オプションファイルで詳細設定。

最長借用期間の短縮

借用可能なユーザ、ユーザグループ
を指定
※ 出張用のPCにデータを移動する手間が省ける。
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ライセンスの利用制限




ライセンスサーバで管理するネットワークライセンスに利用制限を加える。
利用制限は、サーバ側の設定(オプションファイル)で行なう。
利用制限は、ユーザ個人、グループなどに対し、対象製品を指定して行う。
制限内容は、ライセンスの予約、使用禁止、実使用のないライセンスの回収など。
■代表的なオプション設定
INCLUDE
指定した製品の使用を許可
BORROW_LOWWATER
ライセンス借用の対象外とするライセンス数(最低
値)を指定
EXCLUDE
指定した製品の使用を拒否
MAX_BORROW_HOURS
指定した製品の貸出し可能な最大時間の設定
RESERVE
ライセンスを予約します
EXCLUDE _BORROW
指定した製品のライセンス借用を拒否
TIMEOUT
使用されていないライセンスを回収要求するまで
の時間を指定します
INCLUDE _BORROW
指定した製品のライセンス借用を許可
REPORTLOG
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レポートログファイルの作成を設定
SAMreport-Liteにて解析する
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ライセンス利用状況のモニタリング
 ライセンスの利用状況をログファイルに記録し、不足なくライセンスを運用
するための計画に役立てることができます。
 利用実態を記録したログファイルは、レポーティングツール (SAMreportLite) で解析することができます。
 ライセンス使用状況の記録。
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ステップ1:ネットワークライセンスの算定例
AutoCADユーザ
の使用頻度
出張の頻度が多いユーザには
ネットワークライセンスを借用し
ての使用(占有)を想定
部門別ユーザ数
使用頻度の目安
ユーザ
小計
係数
算定ライセンス数
(ユーザ小計 X
係数)
部門A
部門B
部門C
部門D
出張先で CADを使用する
2
0
1
0
3
1.0
3
常時CADを使用
0
0
0
0
0
1.0
0
60 - 80%
5
2
0
1
8
0.8
6.4
40 – 60%
9
4
3
3
19
0.6
11.4
20 - 40%
10
6
5
8
29
0.4
11.6
12
8
8
13
41
0.2
8.2
外出/出張が多い
80 – 100%
1 – 20%
たまの作図
0%
図面の閲覧のみ
Autodesk Design Review (DWF/DWFx/画像)
DWG TrueView (DWG/DXF) 共に無償
ユーザ合計
注意
100
1. 部門ユーザへの利用実態調査を元にご使用ください。
2. 1ヶ月以上の長期出張者はスタンドアロン版の使用を推奨します。
3. スタンドアロンライセンスとネットワークライセンスの価格比は、1 : 1.25 で算定
しています。
4. 最適ライセンス数は、実際業務における仕事量の増減を考慮し、 算定ライ
センス数の110%としています。
※算定結果は予測値で、状況に応じた判断のもとに評価をしてください
100名のCAD利用予定者に対し、ネッ
トワークライセンス版、45ライセンスの購
入で運用率を最大・最適化できる
算定ライセンス数合計
最適ライセンス数
(算定ライセンス数 X 110 %)
40.6
45 (44.66)
スタンドアロン版購入費用との比率
( 最適ライセンス数 X 1 .25/ユーザ合計)
56.25 %
ネ ッ トワークライセンス採用の節約効果
43.75 %
使用頻度60
~80%のユー
ザ数8名に対
し、係数0.8を
掛け、6.4ライ
センスが必要
であると算定
モデルケース
(例えば、100名の組織で、利用頻度に応じて算定‥)
 設計担当者の打ち合わせ頻度が高い
 営業支援としてAutoCAD を使用
 図面の参照と修正が中心の業務
 オフィス内でエンジニアリング作業が中心
 設計業務の受託
 ドローイングセンター業務
注意
業種や、業務内容に応じて、算定時の係数は異なります。
自社の業務内容を十分考慮の上、計画を行ってください。
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ステップ2:オプション設定の計画
ライセンスサーバのオプション設定により、ライセンスのアクセスコントロールができます。オプション設定の詳細はオン
ラインマニュアル、または、「AutoCAD 2011 ネットワークライセンス管理」(PDF版)を参照ください。
当社Webページ「Autodesk -Technical Q&A- 」(http://www.autodesk.co.jp/tech-faq)、
QA番号:4594 にて QA-4594.pdf を参照ください。
EXCLUDE
指定した製品のライセンス使用を許可しません。
MAX
最大使用可能なライセンス数を指定。
EXCLUDEALL
すべての製品のライセンス使用を許可しません。
NOLOG
デバッグログファイル内の特定項目の記述を行わない。
GROUP
対象ユーザグループを指定。
REPORTLOG
SAMreport-Liteで使用のログファイルを作成。
HOST_GROUP
ホストグループを指定。
RESERVE
ライセンスを予約。
INCLUDE
指定した製品のライセンス使用を許可。
TIMEOUT
指定した製品のタイムアウトを指定。
INCLUDE
文に含まれないユーザは、使用不可。
TIMEOUTALL
すべての製品のタイムアウトを指定。
INCLUDEALL
すべての製品のライセンス使用を許可。
INCLUDEALL
文に含まれないユーザは使用不可。
BORROW_LOWWATER
ライセンス借用の対象外とするライセンス数(最低値)を指定。
EXCLUDE _BORROW
指定した製品のライセンス借用を拒否。
INCLUDE _BORROW
指定した製品のライセンス借用を許可。
MAX_BORROW_HOURS
指定した製品の貸出し可能な最大時間の設定。
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■最適ライセンス数の算定表
計画シート 1
部門別ユーザ数
ユーザの使用頻度
使用頻度の目安
部門A
外出/出張が多い
80 – 100%
部門B
部門C
部門D
ユーザ
小計
出張先でCADを使用する
係数
1.0
常時CADを使用
1.0
60 - 80%
0.8
40 – 60%
0.6
20 - 40%
0.4
1 – 20%
たまの作図
0%
図面の閲覧のみ
算定ライセンス数
(ユーザ小計 X 係数)
0.2
Autodesk Design Review (DWF/DWFx/画像)
DWG TrueView (DWG/DXF) 共に無償
ユーザ合計
注意
1. 部門ユーザへの利用実態調査を元にご使用ください。
2. 1ヶ月以上の長期出張者はスタンドアロン版の使用を推奨します。
算定ライセンス数合計
3. スタンドアロンライセンスとネットワークライセンスの価格比は、1 : 1.25
で算定しています。
最適ライセンス数
(算定ライセンス数 X 110 %)
4. 最適ライセンス数は、実際業務における仕事量の増減を考慮し、算
定ライセンス数の110%としています。
スタンドアロン版購入費用との比率
(最適ライセンス数 X 1.25/ユーザ合計)
%
ネットワークライセンス採用の節約効果
%
※算定結果は予測値で、状況に応じた判断のもとに評価をしてください
計画シート 2
○ライセンスのアクセス制限の決定
■共通設定項目
設定項目
1.
2.
3.
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■ユーザのアクセス制限
設定値
ユーザグループ
許可
参考資料、 「AutoCAD 2012 ネットワークライセンス管理」(PDF版)を参照ください。
複数サーバがある場合、サーバごとに計画をたててください。
複数製品のネットワークライセンスを管理する場合は、製品ごとに計画を立ててください。
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不許可
借用
LTからネットワークライセンスへの移行の効果
 AutoCAD 2012の高度な機能が使用できる
 AutoCAD 2012のプログラミング環境が使用できる
 データの統合がすすむ
 社内標準化がすすむ
 管理コストが減る
 技術支援業務が軽減する(サポートシステムの作成が前提)
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補足
•
AutoCAD 2012のネットワークライセンスサーバは、FLEXlm から FLEXnetに変わりま
したが、パッケージライセンスやオプションファイルなどの仕様、設定方法は、全く変
更されていません。
•
AutoCAD 2011のライセンスファイルは、 そのままAutoCAD 2012のネットワークライ
センスサーバ(FLEXnet)で利用できます。
•
AutoCAD 2011のライセンスファイルと、AutoCAD 2012のライセンスファイルを 結合
して、両方のライセンスをAutoCAD 2012のネットワークライセンスサーバで管理でき
ます。
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