森本千絵 コミュニケーションディレクター ・アートディレクター

森本千絵 コミュニケーションディレクター ・アートディレクター 1976 年青森県三沢市生まれ。 祖父の仕事場(仕立屋)の合った三沢基地付近で幼少期を過ごす。 その頃から、布とはさみを使いコラージュをつくりはじめる。 1999 年武蔵野美術大学卒業後、博報堂入社。 2006 年に最年少で東京 ADC 会員となる。 2007 年に独立し、goen°(ゴエン)設立。 goen°とは「出会いを発明する。夢をカタチにし、人をつなげていく」集団。 2010 年に造形作家 上岡祐司氏と共にモノとモノの縁であらゆるプロダクトや空間をデザインする「mono°
goen°」を始動。 他にも、映像演出では児玉裕一監督と組む「こだま goen°」、若手映像・写真家と組む「goen°レンズ」、
全国各地の学生と活動していく「京都 goen°」「九州 goen°」など、en°仲間を拡大中。 2015 年に一児の母となる。 活動として、 オンワード樫山や Canon のをはじめとした企業広告や、サントリー缶コーヒー広告「BOSS シルキーブラッ
ク」等があり、Mr.Children「SENSE」をはじめ、多くのミュージシャンのアートワークや PV 演出も手がけ
る。 NHK 連続ドラマ小説「てっぱん」ではタイトルデザインを手がけ、人々を“お好み焼きの具”としたダン
スで繋ぐ、画期的な企画を展開。2010 年紅白歌合戦ではコンドルズと共にてっぱんダンスを披露。 大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のメインポスター、NHK 教育「おかあさんといっしょ」のぬいぐるみ
人形劇「モノランモノラン」、NHK 番組「カンテツな女」、BS2「ザ少年倶楽部プレミアム」、英語番組「MooMoo Family SHOW」など、テレビでも独自のアートワークを披露。 さらに、是枝裕和監督の映画「空気人形」や「海街 diary」などの映画の宣伝美術や、2015 年 10 月公開の
3D アニメーション映画「GAMBA ガンバと仲間たち」では、プロモーションに加え、映画のエンディング制
作にも関わり、本編と打って変わった 2D コラージュアニメーションを提案するなど、映画の世界にも関わ
る。 新国立劇場コンテンポラリーダンス「近藤良平トリプルビル」では初の舞台美術も手がけ、また、2010 年
に二子玉川に開演した認証保育園「はじまり はじまり えん niko」の園内空間や、歯科医院 よしどめキ
ッズデンタルランド「ワハハ」の空間デザイン、2012 年に完成した隈研吾氏による長岡市の「シティホー
ルプラザ アオーレ長岡」ではサイン計画含む空間デザインや企画なども行う。 2015 年には三越伊勢丹新宿店を中心に、全国の三越伊勢丹グループでマザーズデイキャンペーンをディレ
クションし、goen° plant planet という世界を店内空間や店内ツール・商品に展開、大成功をおさめる。 商品のデザインも手がけており、各プロジェクトに付随して商品をデザインしたり、2015 年にはニューバ
ランス「CW620」を、ライブペインティグし、つくりあげ、シューズをデザインするだけでなく、ユナイテ
ッドアローズ原宿本店ウィメンズ館の一部をジャックし、空間デザインも手がけた。 ブックデザインでは、グッドデザイン賞を受賞した「育育辞典」
(岩波書店)や、花村えい子、ホンマタカ
シ、蜷川実花などアーティストの写真集・作品集や、小学校低学年向け科学雑誌「ぷれりか」
(学研)など
を手がける。 他に、東京各地で実施される各種イベントのチラシを挟む情報ツール「TOKYO COVER」、福岡の商業施設イ
ムズのクリスマスキャンペーンのトータルディレクションなど、活動は多岐に渡る。 さまざまなプロジェクトにディレクション・デザインで参加しており、その主なものに、北九州にある到
津の森公園内動物園での「どうぶつ goen°」プロジェクト、日本新聞協会と HAPPY な記事を毎年全国から
募集し発表出版する活動「HAPPY NEWS」キャンペーン、写真家たちによるフィルムを残そうという活動「ゼ
ラチンシルバーセッション」などがある。 到津の森公園では 2009 年に動物園内にて初個展を開催し、「動物園で出来ること」をコンセプトに、動物
宛に手紙を書くことができる「どうぶつ郵便局」を開局するなど、広告・デザインの枠を超え、
“縁”があ
るもの全てにおいて幅広く活動。 教育分野に於けるデザイン、活動にも積極的に参加し、前述した NHK 教育の番組おかあさんといっしょ人
形劇「モノランモノラン」や英語番組「MooMoo Family SHOW」、認証保育園「はじまり はじまり えん niko」、
キッズデンタルランド「ワハハ」、「育育辞典」や雑誌「ぷれりか」の他に、ベネッセのインタラクティブ
英語教材「BE-GO-Global」では、キャラクター開発から監修を手がける。 また、定期的に子どもたちと共にワークショップを行う「coen°(元ちび goen°)」の活動も主催する。 著書に 「GIONGO GITAIGO J゛ISHO」(ピエ・ブックス/2004 年) 作品集「MORIMOTO CHIE Works 1999-2010 うたう作品集」(誠文堂新光社/2010 年) ビジネス本「アイデアが生まれる、一歩手前の大事な話」(サンマーク出版/2015 年) 絵本「おはなし の は」(講談社/2015 年) 定期連載:雑誌「ケトル」 受賞歴 N.Y.ADC 賞、ONE SHOW、朝日広告賞、アジア太平洋広告祭、東京 ADC 賞、JAGDA 新人賞、SPACE SHOWER MVA、
50th ACC CM FESTIVAL ベストアートディレクション賞、日経ウーマンオブザイヤー2012、伊丹十三賞、日
本建築学会賞、など。 東日本大震災復興支援 CM、サントリー「歌のリレー」で ADC グランプリを初受賞。