ArduinoFFTSpectrum -- Overview 目標 このラボ実習では、次のことができるようになることを目指します。 • 信号(正弦波、方形波、PWM など)を生成するように Arduino ボードをプロ グラミングし、それを実験の DUT として使用する • 特定の被測定装置(DUT)からの信号を取り込んで表示する • 特定の信号の FFT を評価する • さまざまなウィンドウ・メソッドがスペクトラムに及ぼす影響を解析する • 周波数ズームを使用してスペクトラムの詳細を解析する 機器 この実験を行うには、次のものが必要です。 • TBS1KB - 当社のデジタル・オシロスコープ • Arduino Duemilanove ボードまたは Uno ボード • 電圧プローブ(オシロスコープに付属)/BNC ケーブル • ブレッドボード、接続線 • 簡単な回路部品 - レジスタ/コンデンサ 理論 • 高速フーリエ変換(FFT)は、時系列/信号の離散フーリエ変換を高速に計 算するためのアルゴリズムです。 • FFT は、時間変化する信号を周波数領域で表現する場合に使用します。 すべての時間領域信号は、基本周波数とその高調波の組み合わせによって周 波数領域で表現できます。FFT は、時間領域信号を周波数成分に解決して 視覚化するために役立ちます。 • 1 秒あたり fS サンプルの速度でサンプリングされた信号の N ポイントの FFT は、fS/N Hz の周波数分解能で 0 Hz ~ fS/2 Hz の周波数成分が得られま す。 • 純粋な正弦波には、FFT スペクトラムに単一の周波数成分があります。 • 複合波(たとえば方形波)には、基本周波数以外に複数の(高調波と呼ば れる)周波数成分があります。 ArduinoFFTSpectrum -- Procedures Step 1 DUT/ソースの準備 • Arduino IDE(Arduino ボードのプログラミング用ソフトウェア)をコンピュータに インストールします。 • USB ケーブルを使用して Arduino ボードを PC に接続します。 • 関連するコードでプログラミングします。 • 記載のプローブ・ポイントから出力を取得します。 Step 2 実験の準備 • オシロスコープの電源をオンにします。 • オシロスコープのチャンネル 1 のプローブを Vout-1 に接続します。 • チャンネル 2 のプローブを Vout-2 に接続します。 • 回路からの信号をオシロスコープで取り込みます。 Step 3 • オシロスコープでオートセットを行って、信号の取り込みと表示を調整します。 • オートセット機能が有効でない場合は、水平軸と垂直軸のスケールおよびト リガ条件を手動で設定して、3 ~ 4 サイクルの波形がクリッピングせずに表示さ れるようにします。 Step 4 • フロント・パネルから FFT ボタンを押して、信号のスペクトラムを表示します。 • "Source WFM(ソース WFM)" を ON にして、FFT とともに時間領域信号 を表示します。 Step 5 • FFT ソースが CH2 - 方形波であることを確認します。 • 基本周波数および奇数高調波が表示されます。 Step 6 • FFT ソースを CH1 - 正弦波に変更します。 • 基本周波数の単一のスパイクが表示されます。 Step 7 • ウィンドウを修正してスペクトラムに及ぼす影響を表示します。 • FFT ズームを使用して、周波数を拡大表示できます。 • "水平位置" ノブを使用して FFT スペクトラムをパンできます。
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