ヤーコンってどんな野菜 南米アンデス高地原産のキク科の多年草(根菜)です。日本には1985年に導入されました。キク科といっても、成長する と150cmあるいはそれ以上に達し、ひまわりに似た大きな葉と茎をたくわえます。そして地中には、サツマイモに似た塊根を、 1株当たり1~6キロ形成します。これが食用になります。葉茎部は乾燥させてお茶にしています。 ヤーコンのここが凄い! 世界で最もフラクトオリゴ糖を含む野菜 ♪ フラクトオリゴ糖は腸では吸収されず善玉菌・ビフィズス菌の餌となり、ビフィズス菌を増加させ、整腸作用を増進させま す。 ♪ 今までオリゴ糖が豊富とされてきた玉葱やゴボウ等の2~3倍以上のオリゴ糖を含んでいます。 ♪ 便通を正常化(便秘解消)し、血液中の脂質(コレステロール)や血糖値、血圧等の改善を促進します。 ♪ 腸内細菌群のバランスを整えることにより、老化やガンの予防にも効果を発揮します。 ♪ オリゴ糖とは、ブドウ糖や果糖など、これ以上小さくできない糖(単糖)が数個結合した糖類をいい、小糖類ともいいます。 また腸内のビフィズス菌を増やし、これが腸のぜん動を促す作用があるため、腸の働きを活発にするのが特徴で、砂糖よ りも低カロリーです。 赤ワイン並みのポリフェノール ♪ 抗酸化物質ポリフェノールは動脈硬化予防に効果があります。 ♪ 赤ワインと同等の豊富なポリフェノールが血液をサラサラ(きれいに)し、動脈硬化を予防します。 デンプンを含まないダイエット食品 ♪ ヤーコンは低カロリーにして、フラクトオリゴ糖、食物繊維、ミネラルを豊富に含んでいます。 ♪ サツマイモ、ジャガイモ等のイモ類はデンプンを豊富に含んでいますが、ヤーコンはデンプンをほとんど含んでいません。 食物繊維が豊富 ♪ 食物繊維が多いと言われるイモ類の中でもヤーコンは群を抜いています。 ♪ 排便を容易にするだけでなく、発ガン物質を吸着し、体内に留まるのを防ぎます。 ♪ ビフィズス菌を増やす効果や、血糖値の上昇を遅らせる効果もあります。 ミネラルが豊富 ♪ カリウムを豊富に含み、体内のナトリウムを排泄し、高血圧の予防に効果があります。 ♪ また、カルシウムやマグネシウム、ビタミンもバランス良く含んでおり、現代の食生活に有用な野菜です。 芋だけでなく葉や茎も健康食品 ♪ 葉や茎をヤーコン茶として利用できます。 ♪ ヤーコン茶は利尿効果に優れ、肌を美しくする効果があります。インシュリン様物質を含み、高血圧や糖尿病にも効果が あります。 ヤーコンってどんな野菜? ヤーコンは中南米アンデス高地原産のキク科の根菜です。インカ 帝国の昔から、果物のような野菜として親しまれていたそうです。 ご存知のとおり、アンデス地方は世界でも有数の長寿国です。そん な現地の方が食しているのがこのヤーコン。 日本には、昭和60年(1985年)に伝わりましたが、当初は、 その栄養成分が分からず、一度は忘れ去られましたが、地道な研究 の結果、“オリゴ糖の塊のようなお芋“ということが発見され、そ れが飛躍のきっかけとなりました。 「キク科の植物なのにいも?」 そう、そしてヤーコンは芋なのになんと生で 食べられるのです。 塊根部(芋)の形はサツマイモに似ています が、味や歯ざわりはナシのようです。果物の梨 に似た、シャキシャキとした触感で、生でサラ ダなどに入れることが多く、サツマイモのよう にゆでたり、煮たりはしません。せいぜいさっ と油でいためる程度です。 だから果物のようにジュースにすることもできるのです。現在調べられているあらゆ る野菜の中で、最高にオリゴ糖を含んでいる魅力的な野菜なのです。それに、食物繊維 も豊富に含んでいるので、とってもヘルシーな野菜です。 また、葉茎部は1.5~1.8m(人の身長 並み)も伸び、ひまわりの葉に似ています。地 下部にはサツマイモのような根を、1株につき 10~20個もつけます。カテキン、配糖体(フ ラボノイド、多糖類)、テルペン類、ミネラル類 (カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、 鉄など)を多く含みます。 サツマイモがデンプンと食物繊維でできてい るのに対してヤーコンはフラクトオリゴ糖と食物繊維でできています。デンプンはほと んど含みません。 太陽の恵みがたくさんつまった「ヤーコン」は根も葉もすべてに、さまざまな効能成 分を持った神秘的で、体に役立つ野菜なのです。
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