参考になる資料 - 食品産業センター

8.参考になる資料
(1)「食事バランスガイド」図案利用規定
(2)30∼60 歳代の男性の肥満者、単身者、子育てを担う世代への
メッセージ(出所:「フードガイド(仮称)報告書」より抜粋)
①食事はバランス良く!夕食は軽めに!
○男性は、特に30歳代から肥満が増えてきます。
主食、主菜、副菜を上手に組み合わせて。
どれかが欠けても、多すぎてもバランスが悪くなり、コマが倒れます。
バランスの悪い例
(主食と副菜が欠けて、主菜が多すぎる例)
バランスの良い例
②油を使った料理は控えめに!
○料理の選び方で、エネルギーはこれだけ違います。
1食分当たりのエネルギー・脂質
エネルギー
(kcal)
800
以下← →以上
カレーライス
761kcal
24.9g
天ぷらうどん
638kcal
18.6g
600
400
スパゲティ
ナポリタン
親子丼
にぎりずし
518kcal
501kcal 511kcal 9.8g
ざるそば 6.1g
6.4g
432kcal
3.1g ラーメン
426kcal
4.8g
ぶどうパン
215kcal
2.8g
200
0
カツ丼
865kcal
32.5g
脂肪エネルギー比率25%
焼きそば
539kcal
17.2g
炒飯
696kcal
31.1g
ミックス
サンドイッチ
545kcal
28.7g
ピザトースト
335kcal
13.7g
★ ビール中ジョッキ1杯(500ml) 200kcal 脂質0g
焼酎ロック1杯(100ml)
197kcal 脂質0g
日本酒コップ1杯(200ml)
206kcal 脂質0g
ごはん
軽く1杯
168kcal
0.3g
料理名
エネルギー kcal
脂質 g
※エネルギー、脂
質量は、分量により
大きく異なるため、
明示しているものは
一例である。
ごはん軽く1杯に比べ高エネルギー
10
20
30
40
脂 質 (g)
脂肪エネルギー比率(脂肪からのエネルギーが総エネルギーに占める割合)は
1日当たり25%未満が適切です。
1
③野菜をもっと食べましょう! 副菜は5つ
○野菜は不足しがちです。野菜の多い料理を積極的にとりましょう。
副菜:野菜、いも、豆類、きのこ、海藻などを主材料とした料理
(主に、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)
○外食では野菜が不足しがちになります。意識して野菜料理を1品加えましょう。
<1食分に含まれる
野菜の目安量>
<野菜摂取のための料理選択の工夫>
野菜炒め
2つ(SV)
野菜の煮しめ 2つ(SV)
ラーメン;副菜0つ(SV)
野菜サラダ
1つ(SV)
青菜のお浸し 1つ(SV)
切り干し大根の煮物 1つ(SV)
・・・etc
牛丼;副菜0つ(SV)
副菜1つ摂取
五目ラーメン;副菜1つ(SV)
副菜1つ摂取
青菜のお浸し;副菜1つ(SV)
副菜2つ摂取
カレーライス;副菜1つ(SV)
野菜サラダ;副菜1つ(SV)
○生野菜だけでなく、加熱した野菜も取り入れて。副菜は1日5つ程度。
<調理法による野菜の量>
キャベツ (生)
(ゆで)
調理法によってかさが減
り、生重量よりも量を食べ
ることができます。
野菜サラダ 1つ(SV)
ほうれん草のおひたし 1つ(SV)
2
∼最近のデータから∼
○30∼60歳代の男性は、約3割が肥満です。
男性の肥満者(BMI≧25)の割合
昭 和 5 7年
(% )
35
30
25
3 0 .1
2 2 .0
20
2 6 .3
2 1 .5
2 1 .0
2 2 .0
1 9 .1
1 7 .5
1 7 .1
平 成 1 4 年
2 8 .4
2 6 .8
2 6 .6
平 成 4 年
3 2 .4
3 1 .6
3 1 .2
BMIは「体重kg/(身長m)2 」
により算定
やせ(低体重): BMI<18.5
正常: 18.5≦BMI<25
肥満:BMI≧25
1 6 .8
1 4 .9
15
9 .8
10
5
0
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70歳 以 上
○若い世代ほど、油の多いものを控えている者が少ない。
油の多いものを控えている者の割合
(%) (男性)
100
80
80
60
60
40
40
7 9 .1
7 4 .4
6 1 .6
3 1 .4
27 .4
15 -19 歳
20 -2 9歳
20
3 3 .2
0
4 7.2
4 9 .0
20-29歳
30 - 3 9 歳
3 9.1
8 4 .7
8 5.3
60-69歳
70歳 以 上
7 4 .5
6 3 .6
4 6 .8
20
(平成14年国民栄養調査)
(%) (女性)
100
0
30- 39 歳
4 0- 49歳
50- 59 歳
6 0-6 9歳
15-19歳
70歳 以 上
4 0 - 49 歳
5 0 - 59 歳
○外食の利用頻度が多い人ほど、野菜摂取量が少ない。
外食の利用頻度別にみた野菜摂取量
(男 性)
ほとんど毎日1回以上
(N = 1,131)
89.3
週2-5日
(N = 1,110)
95.5
ほとんど利用しない
(N = 2,489)
緑黄色野菜
171.2
0
50
ほとんど毎日1回以上
(N = 406)
85.4
週2-5日
(N = 1,141)
91.8
188.7
109.2
214.5
100
150
200
ほとんど利用しない
(N = 3,897)
250
300
(平成12年国民栄養調査)
(女 性)
その他の野菜
0
350
143.1
169.9
105.7
190.0
50
100
150
200
摂 取 量 (g)
摂 取 量 (g)
250
300
350
○若い世代ほど野菜摂取量が少なく、最も摂取量の多い60歳代でも350gに達していない。
野菜摂取量の状況
(男性)
15-19
77.7
159.5
16.8
20-29
77.0
156.1
1 9.0
30-39
78 .9
156.9
9 0.0
40-49
60-69
108 .3
70歳以上
103.7
0
50
26.2
165.3
96.2
50-59
15-19
26.8
16 5.0
100
150
200
250
1 44.0
18 .0
30-39
7 7.5
148.0
18.3
60-69
30.9
300
70歳以上
350
(g) 0
85.3
177.0
110 .9
26.3
35.4
170.7
102.5
50
20 .8
156 .0
99.9
30 .1
146 .4
100
緑黄色野菜
3
13.3
129.5
79 .6
50-59
36.6
189.7
72.5
20-29
40-49
31.0
178.3
(平成14年国民栄養調査)
(女性)
150
200
その他の野菜
250
300
野菜ジュース等
350
(g)
①食事が基本! 健康は食事から
○主食、主菜、副菜を組み合わせましょう。
どれかが欠けても、多すぎてもバランスが悪くなり、コマが倒れます。
いわゆる健康食品、栄養補助食品などに頼らず、まずは食事からきちんと。
バランスの悪い例
(主食と副菜が欠けて、主菜が多すぎる例)
バランスの良い例
②朝食は欠かさず!
○「お手軽バランス朝食のすすめ」
主食、副菜、主菜を食卓に。
<お手軽バランス朝食の例>
主食:1つ(SV)
副菜:1つ(SV)
主菜:1つ(SV)
<主食、主菜、副菜をそろえるのが難しい場合は、こんな組み合わせでも>
主食:1つ(SV)
牛乳・乳製品:1つ(SV)
果物:1つ(SV)
○朝食で副菜を食べない時は、昼食か夕食で補おう。
朝食
昼食
副菜0つ(SV)
副菜3つ(SV)
夕食
副菜3つ(SV)
朝食の欠食は、1回の食事の摂取量が多くなり、過食につながる可能性もあることから肥満等
の生活習慣病の発症を助長すること、午前中のエネルギー供給が不十分となり体調が悪くなる
ことなどの問題点が多く指摘されています。
4
③外食・中食でも、もっと野菜料理を!
○野菜は不足しがちです。野菜の多い料理を積極的にとりましょう。
副菜:野菜、いも、豆類、きのこ、海藻などを主材料とした料理
(主に、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)
○外食では野菜が不足しがちになります。意識して野菜料理を1品加えましょう。
<1食分に含まれる
野菜の目安量>
<野菜摂取のための料理選択の工夫>
野菜炒め
2つ(SV)
野菜の煮しめ 2つ(SV)
ラーメン;副菜0つ(SV)
野菜サラダ
1つ(SV)
青菜のお浸し 1つ(SV)
切り干し大根の煮物 1つ(SV)
・・・etc
牛丼;副菜0つ(SV)
副菜1つ摂取
五目ラーメン;副菜1つ(SV)
副菜1つ摂取
青菜のお浸し;副菜1つ(SV)
副菜2つ摂取
カレーライス;副菜1つ(SV)
野菜サラダ;副菜1つ(SV)
○生野菜だけでなく、加熱した野菜も取り入れて。副菜は1日5つ程度。
<調理法による野菜の量>
キャベツ (生)
(ゆで)
調理法によってかさが減
り、生重量よりも量を食べ
ることができます。
野菜サラダ 1つ(SV)
ほうれん草のおひたし 1つ(SV)
5
∼最近のデータから∼
○朝食の欠食率は、男女とも20歳代が最も高い。
○朝食の欠食率は年々増加。
朝食の欠食率
朝食欠食率の年次推移
(%)
(%)
14.0
男 女
12.0
30.0
26.5
10.0
24.7
25.0
8.0 6.7
6.3
6.0
20.6
20.0
14.4
15.0
4.0 5.9
14.3
12.1
11.4
5.0
6.7
5.9
6.1
5.9
8.0
7.9
7.7
8.3
6.1
5.9
8.9
8.1
6.9
5.8
総数
女
7.9
0.0
6.3
4.3 5.0
7.6
男
9.7
2.0
10.8
9.0
10.0
8.7
11.1 10.7 11.1 11.6
10.1
9.8
4.4 5.1
4.2 3.9
S50 S55 S60 H2 H7 H9 H12 H13 H14
2.3 2.7
(国民栄養調査)
0.0
1∼6歳 7∼14歳 15∼19歳 20∼29歳 30∼39歳 40∼49歳 50∼59歳 60∼69歳 70歳以上
※欠食は、「菓子・果物などのみ」「錠剤などのみ」
「何も食べない」の合計
(平成14年国民栄養調査)
○外食の利用頻度が多い人ほど、野菜摂取量が少ない。
外食の利用頻度別にみた野菜摂取量
(男 性)
ほとんど毎日1回以上
(N = 1,131)
89.3
週2-5日
(N = 1,110)
95.5
ほとんど利用しない
(N = 2,489)
緑黄色野菜
50
ほとんど毎日1回以上
(N = 406)
85.4
週2-5日
(N = 1,141)
91.8
188.7
214.5
109.2
0
その他の野菜
171.2
100
150
200
摂 取 量 (g)
ほとんど利用しない
(N = 3,897)
250
300
(平成12年国民栄養調査)
(女 性)
0
350
143.1
169.9
190.0
105.7
50
100
150
200
摂 取 量 (g)
250
300
350
○若い世代ほど野菜摂取量が少ない。
野菜摂取量の状況
(男性)
15-19
77.7
159.5
16.8
20-29
77.0
156.1
1 9.0
30-39
78 .9
156.9
9 0.0
40-49
60-69
108 .3
70歳以上
103.7
0
50
26.2
165.3
96.2
50-59
15-19
26.8
178.3
189.7
16 5.0
100
150
200
250
1 44.0
18 .0
30-39
7 7.5
148.0
18.3
60-69
30.9
300
70歳以上
350
13.3
129.5
79 .6
50-59
36.6
72.5
20-29
40-49
31.0
(平成14年国民栄養調査)
(女性)
(g) 0
85.3
99.9
35.4
170.7
102.5
30 .1
146 .4
100
緑黄色野菜
6
26.3
177.0
110 .9
50
20 .8
156 .0
150
200
その他の野菜
250
300
野菜ジュース等
350
(g)
①食事はバランス良く! 親子で楽しく
○主食、主菜、副菜を彩り良く組み合わせて。楽しい食卓を演出。
どれかが欠けても、多すぎてもバランスが悪くなり、コマが倒れます。
バランスの悪い例
(主食と副菜が欠けて、主菜が多すぎる例)
バランスの良い例
②朝食は欠かさず!
○「お手軽バランス朝食のすすめ」
主食、副菜、主菜を食卓に。
<お手軽バランス朝食の例>
主食:1つ(SV)
副菜:1つ(SV)
主菜:1つ(SV)
<主食、主菜、副菜をそろえるのが難しい場合は、こんな組み合わせでも>
主食:1つ(SV)
牛乳・乳製品:1つ(SV)
果物:1つ(SV)
○朝食で副菜を食べない時は、昼食と夕食、または間食で補おう。
朝食
昼食
夕食
副菜0つ(SV)
副菜3つ(SV)
副菜3つ(SV)
朝食の欠食は、1回の食事の摂取量が多くなり、過食につながる可能性もあることから肥満等
の生活習慣病の発症を助長すること、午前中のエネルギー供給が不十分となり体調が悪くなる
ことなどの問題点が多く指摘されており、子どもの頃から朝食をとる習慣づけをしていくこと
が必要です。
7
③めざせ!野菜大好き!
○野菜を積極的にとり、いろんな野菜の味覚を知りましょう。
副菜:野菜、いも、豆類、きのこ、海藻などを主材料とした料理
(主に、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)
○外食では野菜が不足しがちになります。意識して野菜料理を1品加えましょう。
<1食分に含まれる
野菜の目安量>
<野菜摂取のための料理選択の工夫>
野菜炒め
2つ(SV)
野菜の煮しめ 2つ(SV)
野菜サラダ
1つ(SV)
ハンバーグ;副菜1つ(SV)
青菜のお浸し 1つ(SV)
切り干し大根の煮物 1つ(SV)
・・・etc
カレーライス;副菜1つ(SV)
副菜2つ摂取
青菜のお浸し;副菜1つ(SV)
副菜2つ摂取
野菜サラダ;副菜1つ(SV)
○生野菜だけでなく、加熱した野菜も取り入れて。副菜は1日5つ程度。
<調理法による野菜の量>
キャベツ (生)
(ゆで)
調理法によってかさが減
り、生重量よりも量を食べ
ることができます。
野菜サラダ 1つ(SV)
ほうれん草のおひたし 1つ(SV)
8
∼最近のデータから∼
○母親となる世代の低体重(やせ)が増えています。
女性の低体重(やせ)の者(BMI<18.5)の割合
平 成 4年
昭 和 57年
(%)
30
25 .2
平 成 14年
26 .0
25
20
15 .1
15
1 1.4
1 3.3
9 .9
8 .1
10
5.6
7.0
3.5
5
7 .0
6 .0
5.8
1 2.4
9 .9
BMIは「体重kg/(身長m)2 」
により算定
やせ(低体重): BMI<18.5
正常: 18.5≦BMI<25
肥満:BMI≧25
6 .2
4 .1
3 .2
0
2 0 -2 9 歳
4 0- 49 歳
3 0 -3 9歳
50 - 59 歳
6 0 -6 9 歳
70 歳 以 上
○子どもの肥満が増えています。
肥満の年次推移(6∼14歳)
(% )
(%)
〈男 子 〉
20
〈女 子 〉
20
6− 8歳
12− 14歳
9− 11歳
15
14.9
6− 8歳
15.0
12− 14歳
9− 11歳
15
12.5
8.4
5
10.4
10.4
10
7.9
5.9
4.2
5.0
1976-1980
1981-1985
7.7
7.9
7.5
7.7
10
9.7
8.5
8.1
6.1
5
10.3
8.2
7.5
0
12.2
9.0
7.4
9.8
8.9
8.8
7.7
8.4
8.0
0
1986-1990
(年 )
1991-1995
1996-2000
1976-1980 1981-1985 1986-1990 1991-1995 1996-2000
(年 )
日比式による標準体重20%以上を肥満とした(国民栄養調査)
○子どもの食生活が乱れています。
食生活指針の実践状況
1.3
35.9
調理 方 法が 偏ら ないよ うにしま しょう
59.6
3.2
1.2
43.5
多 様な 食 品を組 み 合 わ せ ま しょう
2.7
52.7
0.7
た っぷ りの野 菜と毎 日 の果 物で、
ビ タミン 、ミネラル 、食 物繊 維 をとりま しょう
46.4
50.0
2.9
1.9
58.9
朝 食で いきいきした1 日 を始 め ま しょう
0%
できて いる 20%
40%
できて いな いので 取 り組 ん でみ た い 4.1
35.0
60%
できていないが取り組 も うとも 思 わ な い 80%
100%
1 ,2 ,3 に該 当 しな い (「児童・生徒の食生活等実態調査」 平成12年 独立行政法人日本スポーツ振興センター調べ : 保護者が回答)
9
(3)「食事バランスガイド」を構成する内容
10
(出所:「フードガイド(仮称)報告書」より抜粋)
平成17年度フードガイド普及・活用推進事業 検討委員会 委員名簿
(検討委員会委員)
名前
所属
役職
武見ゆかり* 女子栄養大学栄養学部
教授
吉池信男
独立行政法人国立健康・栄養研究所
研究企画評価 主幹
健康・栄養調査研究部 部長
高増雅子
日本女子大学家政学部家政経済学科
助教授
伊藤廣幸
財団法人日本フランチャイズチェーン協会
株式会社ローソン
尾坂昇治
株式会社シナジー
中田仁史
社団法人食品需給研究センター
研究員
宮川誠一
日本スーパーマーケット協会
株式会社ライフコーポレーション
販売促進委員会委員
首都圏販売促進部 主査
CVS担当部長
FCサポートステーション シニアリーダー
代表取締役
(農林水産省・厚生労働省)
引地和明
農林水産省消費・安全局
消費者情報官
勝野美江
農林水産省消費・安全局消費者情報官付
消費者情報官補佐
田尻加代子
農林水産省消費・安全局消費者情報官付
食生活改善指導官
(事務局)
花澤達夫
財団法人食品産業センター
専務理事
二瓶 徹
財団法人食品産業センター
環境・普及部 主事
町田弘恵
財団法人食品産業センター
環境・普及部
「*」は座長を示す
(順不同)
11
マニュアル全般におけるお問合せ先
財団法人食品産業センター 環境・普及部
住所:東京都港区赤坂 1-9-13(三会堂ビル 3 階)
電話:03-3224-2392/2389 FAX:03-3224-2397/2398
12