画像データの輪郭抽出方法 - ローランド ディー.ジー.

2009年06月05日
ローランド ディー.ジー.株式会社
画像データの輪郭抽出方法
「Roland CutStudio」では、Adobe Illustrator ファイル(7/8形式)や一般の画像ファイル(JPEGやBMP)を編集中のファイルに追加し、
読み込んだ画像を下絵にしてカット線を作図したり、輪郭線を自動抽出したり、印刷したりすることができます。
ここでは画像データを読み込んでの輪郭抽出をする方法の説明をさせて頂きます。
① ツールバーの[インポート]をクリックし、インポートするデータを選択する。
② インポートしたデータを選択し、右クリックで[画像の輪郭]を選択します。
ご注意
インポートした画像は、解像度により
実際の大きさとは異なる場合があります。
③ スライドバーで[画像の濃度]を調整し、[輪郭線抽出]をクリックし[OK]ボタンで確定させます。
④ 下絵になっている画像データを、キーボードの[Delete]ボタンで消去します。
選択状態にして
キーボードの[Delete]ボタンで消去
←こちらだけが残ります。
⑤ 残った線を選択状態にしてから[アンカーポイントの編集]ボタンをクリックします。
⑥ アンカーポイントが表示されたら、ガタつきのある部分を動かして微調整します。
ポイント
アンカーポイントが込み合っている部分などは、[拡大]ボタン で画面を拡大すると調節しやすくなります。
該当箇所の
アンカーポイントを
任意の位置に
ドラッグします
⑥ 上記の操作が完了したら完成です。
ポイント
きれいに抽出できるデータの条件
<例>
・連続階調を含まず、色と色の境目がはっきりしていること
白黒2値をお勧めします。
写真の画像は連続階調を含むため、輪郭検出の元データとして不向きです。
<例>
・解像度を高くすること
図形の複雑さや、カッティング時の大きさによって最適な解像度が異なります。
ただし解像度の高いデータは、低いデータに比べてCutStudioでの読み込みに時間がかかります。
72dpi
300dpi