=異 晶働 aJI 1 『 I リ , 2 d⑰ ■一判 △シャーシ裏面のようす DDSとPLLユニットが大部分を占めている.DDS左のケースが検波ユ ニット.検波ユニットの後ろはAFp−パス・フィルタ,PAアンプ,PLL ユニットの右側はLOアンプとBFOアンプ <DDSとPLLユニットの上蓋をはずした内部 ;雷E雪員邑閏縄停害必 下側のDDSユニットは,ウェーブ電子製.PLL墓掘岸卜のシールドした 部分がVCO・右側シールド部分はOFFSETOSC ロー』 ローバンド受信機の正面 パネルのデザインと配色に気を配り,各ファンクション・スイッチも使いやすい ように配置した.左側の電源ケースも本体と高さを合わせて自作したもの 1房舛堆胴 rIgEW昼〃厘回 議圃園圃適鮒瞳 ア 3.5/7MHzデュアルバン序シングル・スーパ伍様 !︲ i I ■ ノロバ 日 ロ ロ つた I 鱈 ひ ° 零 、● 柄ハ ト・ムK福の0戸叩三m堂 湘軍心入夙・ムー型・蝿 二脚g旺埋禅ム気心試里 、吊韓鴫即石黙慨eKや 宣帖・ロエ戸○の、口の輯 Kl心Sm卜‘○ト三種e 事 推 心八鼠・ムーリe垢磯任 禰ヨド KIp、e話ね什川▲ 八1m⑲肩口皿冊膿劇悪V .s制狸v弧 幻脚帥側e謹辿棚○鼻狸U 9塁測胸迄軽e侭同怖レド 猫ヨ煩聖胸側帥lmR禅話Ee 謹辿剛終・胸R鱈e出醐僻樫型 三三口Fくつe抑坐測・型PUU ・ね脚回巽鵬這い皿仲並赫剛 .﹁膿震U坐魂e謹辿剛エ八 終 卿●︼﹄4﹃一。 【 解40孔ツ?;隅 ミーロ﹄狸網牌。仁聖胸冊鵬輔 剛憲堕n種脈皿卜掛①oOm棉特 蕊壷 J6v万げ、WF一一一 申 1口1浬 ■ 。。。震曾:.。−グ 岨⑧③ 。:I 一二 一﹄ 1. .I 19 毒。◎寺二。回㈹︾弓ご巳仏屋 『 ( 高専ご国幽丘 ∼=】 』 , i陽 ■ 臼 回.■ J■Ⅱ略, 同裡蚕・lU順 個側11狽個蝉 溌省総 鯛ワゲ鴎 八ml《J闇e八1J脳IC応並 織鶏 Ie,わぷ{咽狸 辛些ミー什・、 項堅耳 1K厘K匝匪匝鞭 葡萄︾亀﹄. トー11111剛1J動1塁 ■領剥輯勧伊凸負創引田J出うも両国mU ( 舗謙諸星鴨 こ 凧軍宣rくU1,コ・起配rl室rlで 惨栂エ彊哩皿『く1,く褐柳狸叩わ ’ 、一壱霊 鐸夢一 襲 爾 金 f 遡 豊 づ 勾幽 ■ ' ⑱プロローグ⑭ です.100%自分が楽しむために作った受信機で I すが,この記事が受信機の自作を考えている読者 2003年の秋も深まったころ,ハム仲間の一人か ICがアメリカで買えるけど,100個単位でないと 販売してくれないから皆で買わない」と電話があ り,5人の仲間で購入することになりました. ■ ⑧受信機の墓本仕様⑭ 割︲則 ら「進藤さん,SD8901HDというミキサ用の良い の方々に,少しでも参考になれば幸いです. 兼者が受信機を作った経験は,46年ほど前の開 局》'1時の商一中二とSWL時代の0-V-1だけです. ちょうどそのころ,ICOMがIC-7800を発表し SSB送儒機はこの45年間に何台も作って,い て,IP3=+40dB、などと盛んに宣'伝していまし ちおう設計の勘所はわかったつもりですが,受信 たし,英岡RSGBの「CDG2000プロジェクト」な 機はSTARのSR-700に始まり,COLLINS,JRC, どが話題になりつつありました.つまり,術性能 RACALなどメーカー製ばかりを使用してきまし なハム用の受信機を作ろうというのは時代のトレ た.なかでもRACALのRA6778Cは大のお気に ンドだったのですね. 入りでDXハントやラグチュー用に常用していま しの 12月初旬に待望のSD8901HDが届いたので, す.これを凌ぐ、、受信機を作り上げようというので ふ人とし さっそく実験したところ,何とIIP3は+40dBm す-から,禅を絞めて懸からねばなりません. を軽く達成してしまったのです.そうなるとたい 今回の受信機を製作するうえで筆者が求めたも へんです.「すばらしい受信機を作るのだ∼」と のは,言葉で表すと単純なもので“7MHzの強烈 回りに吹きまくってしまったのが運の尽き,永い な混信のI}'からDXの循号を拾うことができるこ 永い苦しみの日々が始まったのです. と,なおかつ長時間のワッチでも疲れない受信音 かよう 斯様にして筆粁の乏しい喪11忠を振り絞り,わか らないところは諸OMのお知恵を拝借して,作り 上げたのが本稿で紹介する“GENNAIR5531(*1)” であること”でした.しかし,これを実現するこ とはむずかしいことです. 「受信機の基本を考えながら製作する」という 意味で本受信機は,シンプルな3.5MHzと7MHz のシングル・スーパーとすることにしました.イ (*1)今から10年ほど前,飛荷がオート・チューン送儒機のプ ロト・タイプを作ったときに,JAlWEK出典氏が「ナルホド平 賀源内のエレキテルのような物ですな!」と品評されたのです. それ以来,縦肴の実験篭を源内工房(GcnnaiLab)と呼ぶように なりました.R5531のネーミングは,2005年5ノj311I完成の記 念です. 11偶 メージ・レシオとIFフィルタの入手がしやすいこ とを考えると,必然的に中間周波数(IF)は9MHz ということになります. 雅本仕様は次のとおりです. 注)今後,本橘においてIP3と記す場合は特に断らない限り,IIP3=InputlP3とします. ない限り,IIP3=InputlP3とします. アンプやフィルタのIP3は,InputlP3で表示します.半導体メーカーが発表するデ バイスIii体のIP3は,OIP3=OutputlP3で表示することが多いようです. CQhamradio ;洞1J涯韮孟但垂諭 ①3.5/7MHzのデユアルバンドのシングル・スー ローバンド受僧機の製作と測定 IM3が−20dBcで,さらに1M5,1M7,1M9くら いまで歪が下がりません(いわゆるスプラッタの パー ②中間周波数は9MHzとし,SSB/CW用のクリ スタル・フィルタを装備する ③SSBModeで,(S+jVMVlOdB時のアンテナ 入力レベルは,−122dB、以下 ④同じくSSBMode時のMDS(最小認識信号レ ベル)は,−132dB、以下 ⑤総合IP3は,+30dB、(RFアンプOFF時)を お化け).なお,3次相互変調歪と3次高調波歪を 混同しないでください. ◆lP3 アンプの入力信号に対してCompressionPoint 前までの動作では,希望信号は,1:1で増加す るが,それに対してIM3はl:3の割合で増加す る.それぞれの直線を延長すると交差する点があ る,そのポイントが3次インターセプト・ポイン 確保 ⑥InBandlM3は,-13dB、入力時,AF出力測 定で-50dBc以下 ⑦受信機としてのjVFは,10dB以内(HF帯の自 然ノイズを考えるとこれで十分) ト(3rdOrderlnterceptPoint)です. この数値が高いほど優秀な(言い換えれば直線 性の良い)アンプやミキサということですが,実 際はこのポイントに達する前にデバイスが飽和す ③現用のRA6778Cよりも受信音が良いこと(hi) るので交差することはありません.計算上の値 ⑨AGCのAttackは可能な限り速くし,Decayは (仮想ポイント)で,単位は「dBm」で表記します. 自分好みに設定する(これが重要) ●技術用語解説● ここでは,受信機の製作に役立つ技術用語につ IP3は,アンプを評価するうえで重要なパラメー タの一つです.デバイス・メーカーや通信機メー カーでは,必ず検討,評価しています. IP3の計算は簡単です.前記,IM3の項で説明 いて説明します. したdBcで表記される3次相互変調歪,すなわち ◆dBm 希望波信号に対する3次相互変調歪信号の差分を パワーの絶対値をあらわす単位です.0dB、= Aとすれば,IP3=P+A/2です.このときのP lmW・本稿ではインピーダンス50Qを前提とし をインプット・パワーとすればIIP3→入力IP3で ます. あり,Pをアウトプット・パワーとすればOIP3 ◆dBc →出力IP3です. レベルの相対値です.対象とする信号に対して 筆者が初めてインターセプト・ポイントなる言 どのくらいのレベル差があるかを表すときに使用 葉に触れたのは,今から35年ほど前のことです. します. それを教えてくださったハムの先誰は,RFアン ◆IMB プやミキサの性能を評価するうえで重要なパラ 3次相互変調歪のことです.通常は,2信号を メータだからしっかり覚えておくように,とおっ 使って測定します.例えば,ハ</2とし,さらに しゃいました.「今はまだIP3なんていってもわ ハと./、2の周波数間隔がlOkHzであるとき,3次相 互変調歪町1:-10kHzと血:+10kHzに出現し かる人は少ないけれど,そのうちきっと皆言い出 ますが,正式には,(ハ×2)−た,および(jo2× 関係式を書いて文科系出身の筆者にも理解できる 2)一J.'で,IM3が発生する周波数を求めます.希 ように説明してくださいました. すようになりますよ」とのことで,きちんと図と 望波に対してどのくらいのレベル差があるかを表 それから30年以上経過して,最近は猫も杓子 すためにdBcで表記する場合が多い(本文中にお もIP3で,しかも筆者がこのような記事を書くな いては特に断らない限り,3次相互変調歪を んて,きっと天国で苦笑していることでしょう. "IM3”と表記). 完成度の低い送信用のリニア・アンプでは, July2006 この項は,exJA4CP,exJHlDPG故谷広 保治博士に捧げます. 119 ◆IIP3 てみることをお勧めします. 11P3とは,InputlP3の略で,入力を基にした ・ロ浜!i,簿騨ムと。 IP3です.受信機の設計では,この値が重要な意 味を持ちます.なぜならば,RFアンプやミキサ, フィルタなどの性能を評価し,受信機総合のIP3 受信機を設計するとき最初にやることは,ブ を計算するときに,各段のⅡP3を真値に直し,さ ロック・ダイヤグラムとレベル配分を考えること らに各段の利得を考えに入れて,受信機としての です. 総合ⅡP3を求めます. 通常,アマチュアがやることは,回路図を描い ◆OIP3 て(極端な場合は回路図も描かないで)いきなり作 01P3とは,OutputlP3の略で,出力信号を基 り始めてしまうことがほとんどで,かく言う筆者 にしたIP3です.アンプの設計時にどのくらいの も以前はそのようなことが多く,もくろんだ性能 出力を出してもひずまない素子か評価するときは が出ないで失敗したことが多々ありました. O正3を使用することが多い. しっかりしたレベル・チャートを描いて,それ 半導体メーカーが発表するIP3は,OIP3表示の に沿って各ブロックの設計とデータを把握するこ 場合が多いので注意を要します. とが重要なことです.実験とデータ取りに時間が ◆DUT かかるようですが,結局はそれが失敗しない早道 DUTとは,DeviceUnderTestの略で,測定 でしょう.前項の仕様に基づいてブロック・ダイ 対象物のことです. ヤグラムは図1に示すようになりました. ◆ハノF ここで設計に際して受信機のアンテナ入力レベ M7,とは,NoiseFiguerの略で,入力S"Vに対し ルについて筆者の考えを述べますと,受信機のア て出力S/Zvがどの程度悪くなるかを表す数値です. ンテナ端に入力される最大レベルは,-13dB、 dBで表記されますが,その値が少ないほどノイズ =100dBW(emf)=S9+60dBを超えることはな のないアンプということです.理想のアンプはM5, いと思います.実際に筆者が地上高25mの7MHz 0 d B 献 計 算 式 は M , , 0 1 . 9 倍 器 器 ) 3エレ八木アンテナで何十年も運用していて, S9+60dBを超える信号はほとんどありません.コ dBです.ただし,S"Vの値は真値です. ンテストの最中でも,1kmくらい離れたところか * * * らkW局が同時に何局も出てきて,こちらはその AgilentTechnologies(旧Hewlett・Packard) 間でヨーロッパやアフリカのカスカスの信号を聞 社のWebページ(http:"WWW・home・agilent・comノ) いているなんてシチュエーションはほとんどない からダウンロードできるアプリケーション・ノー のですから.しかし,スプラッターを撒き散らし トや資料は,測定技術資料の宝庫です.一度覗い ている局が近い周波数にいる場合は,どんな受信 3.5MHz W哩浮ナ 9MHz 7MHz:16∼165MHz2.5∼3MHz 3.5MHz:12.5∼13MHz BFOCW89994kH LSB89985kHz USB9001,5kHz 図1今回製作したローバンド受信機(GENNAIR5531)のブロック・ダイヤグラム 120 CQhammdio ローバンド受慣機の製作と測定 表1ローバンド受信機(GENNAIR5531)のレベル・ダイヤグラム 各ステージの入力レベルと出力レベルを表した表で,アンテナ入力:-103dB、二s0以下の信号ではAGC電圧が発生しないのでIFス テージはフル・ゲインで動作する.このような表を作ることにより,受信樫の各ステージのレベル配分を一目で把握することができる 夕へ アンテ を自動的に計算する表で,筆者のWebページ 機を持ってきてもお手上げです,hi そのようなわけで,今回の受信機の設計基準は アンテナ入力最大レベルを-10dBmとしました. IFアンプから検波器への受け渡しを最大レベ ルで一l7dBmとして各ステージのケインやjVFを 考慮し,表1,表2に示すようなレベル・チャー トを作ります.このようなチャートを作ることに より,各ブロックの設計基準が見えてくるのでと (http:"WWW・dwmincqjp/radio/)からダウンロー ドできます.“SignalCalculator、xls"です. これ以後は,各ブロックの設計とデータを説明 します. ●アンテナ・フィルタ● RFアンプの前に入れるフィルタ(図2)は,バン ド外の放送局などの強烈な信号をカットする意味 ても重要な作業です. このチャートを基にして各ブロックの試作や測 で可能な限り狭くしたいのですが,あまり狭くす 定をしているときが一番楽しいときですね.どん ると挿入損失が増えてMママを劣化させる原因となり な受信機が出来上がるかワクワクします. ます.これらを考慮して中心周波数の8∼10%くら 次ページの表2は,各ステージのレベルとjVF いのBW(−3dB帯域幅)が妥当なところでしょう. したがって,7MHz用は550kHz,3.5MHz用は 300kHzのBWを目標としました. 〔 : 0−−−可F−−−0 │函 このフィルタは,チェビシェフの直列同調形で, 帯域内のリプルは0.04dBを許容しています. このBPFを設計するためのツールは,筆者の Webページからダウンロードできます.そこに は5種類のフィルタ計算ソフトがありますが,今 回使うのは“BPFCalculatorSRON3・xls”という ソフトです.フィルタのシェープ・ファクタをも っと良くしたいときは,“BPFCalculatorSRON4. July2006 1 2 1 0,三O刀mmOpzO.mモールス受験編好評発売中ノ 称g謝腔韮旦F哩雁訓 二 § N 表2口一バンド受信機(GENNAIR5531)のレベル・チャート(オリジナルを掲戦) BPFからIFAMPまで各ステージのGainと/VFを入力すると,各ステージのTotaIGainとTotalノVFを自動的にまたアンテナ端レベルを入力すればそのレベルに対応して各ステージのレベルが 計算し、またアンテナ端レベルを入力すればそのレベルに対応して各ステーシ 計算される.この表を使うことにより,各ステージの設計が適正か否かを把握でき,かつ受信機の性能が推察できる.このレベル・チャートは,筆者のWebページからダウンロードできる この表の使い方 赤字で表示されているセルには入力禁止1 SignalCaiculator 1、各ステージの名称とケイン、NF(NoiseFigure)を入力してください、各ステージの出力レベルとTotalNFが自動計算され ます。 2、Antennal/Pレベルを入力すると、アンテナ入力レベルに対応した各ステージの出力レベルが計算されます。 3、”NoiseBW"にはIFフィルターのENBW(Note-1)を入力してください、出力S/Nが9.5dB[(S+N)/N=10dB]になるアンテナ 弱信号時 入力レベルが計算されます。 7MHzl圃劃目 7MHzLSB 4、この表を「弱信号時」=IFAMPフルゲインと「強信号時」=AGCリダクション最大の2枚作成して比較検討用にします。 Note−1:ENBW=雑音帯域幅=K*-3dB/BW -3dB/BW=信号帯域幅 K=FiIterのシエープフアクタが1.5以下の場合は1.02∼1.03 StageName Gain(dB) NF(。B) Stagel Stage2 Stage3 ANTFIL RFAMP MIX − − 2 . 0 1 0 . 0 2.0 2.5 − 5 . 6 6 1 Stage4 Stage5 Diplex Postamp − 0 . 3 0.3 Stage6 Filter 8.0 Stage7 Stage8 Stage9 StagelP Stagell Stagel2Stagel3 Stagel4Stagel5 AGC−1 IFAMP−1 AGC-2 IFAMP−2 0.0 24.0 0 . 0 24.0 0.0 24.0 0 . 0 1 0 . 0 0.0 1 0 . 0 0 . 0 1 0 . 0 −2.4 2.5 2.4 StageAnaIysis Stagel Stage2 Stage3 Stage4 Stage5 Stage6 Stage7 Stage8 − 2 . 0 8.0 2.4 2 1 1 0 . 1 TotalGain(dB) 7-7 7.7 3 1 . 7 4.50 200 TotaiNF(dB) 5.19 5.25 5.83 591 7.35 5 . 9 1 A n t l / P ( d B m ) | Stagel Stage2 Stage3 Stage4 基 凸 ■ F ■ q 一 一 一 −120.0 −122.0 −103.0 -105.0 −1120 -95,0 −117.6 −117.9 −100.6 −100.9 Stage5 −109.9 Stage6 −1123 55.7 55.7 79.7 7 . 3 5 7.35 7 . 3 5 7.35 Stage9 -88.3 -88.3 79.7 79.7 79.7 7 . 3 5 1 7 . 3 5 7.35 | ■ ー ざ ▽ ▽ マ ウ F StagelO Stagell Stagel2StagelI3 Stagel4Stagel5 -64.3 -64.3 -40.3 -40.3 -40.3 -40.3 -95.3 -71.3 −713 -47.3 -47.3 -23.3 -23.3 −23.3 -23.3 -65.3 −65.3 -41.3 −41.3 −17.3 −17.3 6.7 67 6 − 7 6 . 7 4 2 . 7 66.7 66.7 66.7 66.7 -65.0 -70.6 -70.9 -62.9 −13.0 -15.0 − 5 . 0 −10.6 -10.9 −29 -5.3 。、言騨ヨ国昌二 TotalGain 79.7 dB NoiseBW TotalNF 7.35 dB kTB= −140.1 dBm MDS -1328 dBm dBm Stage8 31.7 −95.3 -75.0 −123.3 −112.3 Stage9 StagelO Stagell Stagel2 Stagel3 Stagel4 Stagel5 -92.9 -73.0 9.5dB(S+N)/N Stage7 AGC-3 IFAMP−3 2438 H Z − 5 . 3 1 8 . 7 1 8 . 7 42.7 NOTE:dBmとdBuの関係 -133dB、=-20dBu=0.1uV(EMF) -113dB、=0dBu=1uV(EMF) -73dB、=40dBu=100uV(EMF)=S9(CollinsのSメータ) *kTB算出に使用する熱温度係 数には一般的に290K=16.85.C -13dB、=100dBu=0.1V(EMF)=S9+60dB が使用されます。 Oopyright錨T・ShindoJA1DWM2005 ローバンド受信機の製作と測定 純灘匡韮垂麺ji 7MHz用BPF 「北 、 D2ホ0.1片│厄 0 . 1 浬 コイルとコンデンサの値 7MHz用BPF 図2アンテナ・ フィルタ用BPF の同整図 3.5MHz用BPF L4=L5=L6=26.85脚H L1=42=L3=23.5脚H Cb4=Cb5=Qフ6=56pF十Max30pFTC Cbl=Cb2=Cb3=Max30pFTC C1=Q=418pF Q=Q=820pF xls”を使って計算してください.ただし,挿入損 たが,スペースに余裕があればT-lO6-6くらいの 失は2∼4dBになります. コアを使いたいところです. このソフトは,表2と同様に,筆者がMicrosoft Excelの関数計算練習のために作りました.先輩 インピーダンス)を記入するだけですから,どな たでもすぐに使えるようになっています.しかし, 記入ミスを防ぐために表の一部にロックをかけて いるので,Excel2000では使えません.Excel 2003を使ってください. また,フィルタを設計した後にシミュレーショ ンする場合は,httpソソWWW・aade・commter・htm ﹃且 が昔,BASICで書いたBPFの設計ソフトをベー スにしています.Excelの表に必要事項(周波数と 完成したBPFの特性は,次ページの写真1と写 真2を参照してください.7MHz用BPFの場合, ノL(挿入損失)は-1.9dB,ⅡP3は+43.3dBmです. F ●RFアンプ● L RFアンプの設計基準は,Gain:10dB,NF: 2dB,IP3:+35dBmとしました.回路は図3に 示すように何の変哲もないM7'アンプですが,使 用するトランジスタの選定には試作を繰り返しま した. IP3のことだけを考えると小レベルのパワー・ から「AADEFilterDesignandAnalysis」という, トランジスタを使うことも考えられますが,トー たいへんすばらしいフリー・ソフトウェアがダウ タル・バランスを考慮して,最終的に2N5109シ ンロードできるので活用してください. ングルに落ち着きました.2N5109以外では, フィルタを作る場合に使用するLとCのQは, できる限り大きくすることが成功の秘訣で,トロ MRF586でも良い結果が出ています.国産のデバ イスでは,2SC4536や2SC5337もよさそうです. イダル・コアの選定が重要なポイントになります. IP3ばかりに目を向けると”が悪かったり,ケ 一般的に似の大きいフェライト系のコア材はフィ ルタには不向きで,カーボニール鉄系のコア材が インが取れなかったりで,デバイスの選定はむず かしいものです.読者の方々が入手しやすいデバ よいでしょう.以前,SSB送信機のBPFにフェ イスを使った追試をしていただけることを期待し ライト系のコアを使用して,出力が+20dBmを ます.パラメータ・シートをじっくり見ていくと 超えると急にIM3が悪くなり,原因の究明に苦労 使用できるデバイスの候補が絞れてくるものです. した経験があります. この回路で気をつける点は,jVFトランスと入 今回は秋葉原で簡単に入手できるアミドンのT‐ 出力トランスに使用するコアの選定でしょう. 50-6(黄色)を2枚重ねて使用しました.このコア jVFトランスには,#43材のメガネ・コアを,入 を使用してQ拠(無負荷Q)は約200を確保できまし 出力トランスにはFB801を使用しましたが, JuOy2006 123 司令行争二②--&−− 熊F胃ユ。9.恥澗脈KER,狸ロロ叩璽nHZ 4F。一F1可一F、F戸干 堰FjLc9dB叶 mdgPnwR柵醍5.0dB、−2’9.蹄 I1R離醗6野99弱繊OiHZ 廻凶BDWRRNGE5・Od8n毒88p5d師 ︲pIf引な閤閑 9−86.RdR便 q Sm髄4.館加ロ。ロ地S1F岬ユop叩卵0適確 …砺関ユK雛刺13噸Z訂12.USEC − 琴 一 桶 両 SPRN2m・oHz ’毎=宝守=罰=司拓一町 Sr44o遍韮C 写真17MHzBPFの通過帯域特性 挿入損失:1.9dB,中心周波数:7.12MHz -3dBB、W:590kHz写真27MHzBPFのlM3観測画面 0dB、/tone入力で、3次歪は-86.6dBc,REFLEVELは挿入損 凸ニーヨ 失を含めて-1.9dBmに設定 1MHzから30MHzまでフラットなゲインと良好 なリターン・ロスを得ることができました.スペ アナの管而写真(写真3)を参照してください.特 性は,Gain:10.3dB,IP3:+35.45dBmです. ここまで襟いてきて,「そんなデータはどうや って測るの?」という読者の声が聞こえそうです. 受信機を作るうえで必要な測定器と測定方法につ いては,本連載の後jW1Iiで記述するので,各ブロッ ●ミキサ● 、〆 〃、 クの説明を先に進めます. HDを使用しています.以前,ARRLの機関誌 「QST」に発表された8901を使用した'''1路はロー カル信号が方形波に依るものでしたが,今回は Calogic社のアプリケーション・ノートに掲戦さ れている回路を参考にして,ローカル信号は正弦 波にしました. 当初の実験では,サブストレートとケートのバ イアスおよびLOのレベルを調整することにより, IP3は雌良で+46dB、近くまで追い込むことがで 受信機の'性能を決定する重要な部分です.回路 図は次ページの図3を参照してください.デバイ きました.しかし,変換損失の敢小点とIP3の溌 良点が周波数によって変化することがわかりまし た.そこで,3.5/7MHzでほぼ均一なIP3を得ら スはこの受信機を作るきっかけになったSD8901 れるように洲整した結果の入力IP3は,7MHz 悪F・3dBI旧副題RE鯛ロ0”、4 蝿。厭戚V鮒NGE冒愈0.恥−90.5.図、 REF−5o6d印M8RKER90400叩・pHz 鰯。即虹VRRNGE50Qd恥=鯨α0.8筋 S D 8 9 0 H D M i x ・ r 1 P 3 1 Lo § 12 . 51 MH z Input:OdBm/tonU F1:3500kHz,F23520kHz Loss:-5.6dB 1M38-81,4dBc lIP3:+40.7dB、 ● 司副7ERg980m0風、HZS鯛N2”.四Hz 熊脚3脆V鰯3Hz割59.急g“ 堂−−−〃,…承、2 写真3RFAMPのIM3観測画面 -10dB、/tone入力で,Gain:10.3dB,3次歪:-90.9dBc、こ のように希望波信号レベルと3次歪レベルを同一画面に記録す ることにより,データの信頼性が上がる 124 CEfJT寵90m000.0HZ R8Mf”H茜V珊鋤Hz 兎壮一一一 SPRlW4000“qOHz 鰯93町8蝿C 写真4ミキサの3次歪観測画面 入力3.5MHz帯を中間周波数に変換後の出力画面.Input: 0dB、/tone,ミキサのIM3:-81.4dBc,IlP3:+40.7dBmであ ることが観測できている CQhamradin ● 第4級八ム国試要点マスター肥好評発売中″ 9 国謂回一議Ⅲ叶込匡裡亀佃翻胴ハト・幸排”・坐K鴨・争排”・柄入ドL匡画園 ・噸らい異杷鰻報里〆 入迦撒寸P囲畳○一・埋︵コエーュム 心剖 柄争るぢ ○・○ ユトマ両 エ 綜一g 倍辻一○・○ 信Gmm lqo卜す 茎四・N ”工乱○○一 ︺、。色 の。↑、z副 エ記︲︹ 、﹄ 、 ● に ユ ー ロエーロ①⑩ロの ︾エトマトトュ5.a ●● . エーの其一○.○ 可一角、 辻一○・○ ユ一○・○ エNN茎N“ 目 匡 聖 茜 亘 O』 LO す .>弄受ミーーでフ顎長兵 ● : 三 A ’ 7 : 信 ロ (0 コ ベ ← ● ローバンド受慣機の製作と測定 皇 づ # 詞HHE王垂 ユ 125 ︲些一雷に吟串︲恒岬吟唾 [ + ミ 弓つ刀。 July2006 哩 皿 P i 葛 SD 樵 QS312 2 6 6 DS DS ●﹃●﹄● ●﹄ ﹄● ● 0 . 1 脚 十 0 . 0 2 2 脚 . 0 1 21314 E 〃 516 7 51617 ●﹃●二● ●二 ﹄● ● 祷 蕪 i i W i J 蕊 且F T 1 SD 1 4 13112111 1019 〆 桶 9MHz 50Q . 01 脚 + 0 . 0 2 2 〆 4 1 3 3 3 3 0 02 2コア 議論 5 . 1 k 、9昂 似一喝二吃 u W v L 51Q r Q o ' “ 8 51Q 2 O p U ‐ 5'− 1 0 k 1 0 k r 100k 0“ 1 0 k 性能評価 FREQ LO LOSS lIP3 1.8MHz 10.8MHz -4.8dB +36.9dB、 3.5MHz 12.5MHz −4 8dB 十37 5dB、 7MHz 16MHz −4 9dB 十36 6dB、 10MHz 19MHz −50dB 十36 9dB、 14MHz 23MHz −5 3dB +37 4dB、 十36 3dB、 18MHz 27MHz −5 3dB 21MHz 30MHz −5 4dB 十34 8dB、 248MHz 33.8MHz −5 4dB 十33 2dB、 28.5MHz 37.5MHz −5 6 dB 十32 6dB、 FII1.,1111n.I1III− 0dB、/tone20kHzSpaceIF9MHz 一可 図4バス・スイッチを使用したミキサの回路図 で+39.2dB、,3.5MHzで+40.7dBmでした. い値が出ます. 本機の場合,レベル・ダイヤグラムからわかる A RK RL Lフ ラ ボ の “ R e re Pr ef rO f O r m a n AK ホ の ‐ K e cc ee ii vv ee rP r m a n c ec Te ests,, ように,ミキサへの最大入力は−2dBmを予想し ているので入力レベル0dB、/tone,周波数間隔20 では20kHzを採用しています.ARRLからは,受 信機テストの結果がたくさん発表されているの kHzで測定したデータは写真4に示すとおりです. で,それらとの比較をする意味で20kHz/toneと ここでRFアンプやミキサのIM3(IP3)を測定す しました.最近は,5kHz/toneで測定するという る場合のテスト信号の周波数間隔について言及す 案も出ているようですが,測定に使うシグナル・ ると,Two-Toneの間隔が広いほど測定結果は良 ジェネレータ(SG)の信号純度の問題も出てきて, 126 C O I l a m m a d i o 一ン バド ンド と 測 定 短期集 載 田 一バ 受受 信信 機機のの製製作作と 測 定 | 集中 中連 連 載 唖 写真5バス・スイッチを使用 したDBM 入出力のコネクタはタイコーの基 板実装用同軸コネクタで、秋葉原 の千石電商で職入できる.規格で は1GHzまで使用可能 アマチュアの世界では一般的ではないと考えられ Vbc+6Vで動作させていることです.QS3126の ます(5kHz案はDSPを使った受信機には有効な 絶対敢大定格は7Vですから,DC−I−RF信号分を 考えると,6Vでの動作は多少問題がありますが, 評価法となる). また,IFフィルタやIFアンプ,AFアンプなど アマチュア的には許容される範囲でしょう.5V のInBandIMDを測定する場合,テスト信号の 時と比べてIM3がオールバンドにわたって10dB 周波数間隔は,J1と血を575Hz離れた周波数に設 定するのが本来なのですが,手持ちの測定器の関 ほど改蒋されました. 係で570Hzの設定で測定しました. IP3に1∼2dB程度の差が出る場合もありますが この'可路は,入出力トランスの作り方によって 受信機総合でのInBandlMDを測定する場合 再現性が良く,周波数によるバラつきも少なく, のRFTwo-toneの設定は,AFに希望波として 1000Hzと1570Hzが出力する周波数にし,430Hz と2140Hzに出現するIM3を測定します. RFポートとIFポートのアイソレーシヨンも50 dBくらいとれます.IP3も実用上はまったく問題 ないレベルで,DiodeDBMが逆立ちしても到達 今回の受信機で採用したSD8901HDは冒頭に祥 できない値です.写真5に示すのは,QS3126のミ いたとおり,入手が困難なデバイスなので,鼓近流 行っているバス・スイッチを使用したH−modeミ キサやFETDBMを採用するのも一案です. 筆者の好みですが,H−modeミキサは好きにな れませんので,実験のついでに,バス・スイッチ を使用した平凡なDBMタイプの凹路(図4)を試 作しましたが,かなり良い‘性能が得られました. キサで50mm×35mmの基板に収まっています. ミキサだけのIP3を,ある周波数で測定して, しかもデバイスの価格は何とSD8901HDの光0で す.特'性は回路図の余白に記したとおりです. この回路の特徴は,入出力トランスに“Guanella チャンピオン・データが+46dB、なんていって も受信機の総合特性からは意味のないことで,広 い周波数帯域にわたってそれなりの‘性能が確保で きることが亜要なポイントです.さらにRFアン プやIFフィルタのIP3が影響して,受信機総合で のIP3は,+30dBmを超えれば大成功でしょう. * * * 次号では,製作・後編として,PLL,LOアン trans”という広帯域でバランスの良いインピーダ プ,IFフィルタ,IFアンプとAGC,検波回路, ンス変換方式を採用したことと,QS3126を AFLPFとAFAMPなどについて話を進めます. July2006 127 ) 男 北腕OSノLf7zao の連載記事として紹介します, ⑧LocaIOSC⑭ 廻飼 【 http:"WWW・dwminc・jp/radio/ ミキサのLocalOSCには,DDSを可変基準信 号としたPLLを使用しています(図5). 題ないレベルですが,受信機のLocalOSCとして は若干不安です. 受信機においては,LocalOSCのC"Vが悪いと 近接信号の選択度が劣化し,離れた周波数の大き 当初の計画では,DDSで発生する16MHz帯の な信号で妨害を受けたりして,等価的な選択度の 信号を戒接使えるのではないかと思い,WAVE 劣化を招きます.また,極端な場合は受信信号が 電子のDDSキットを購入しました.このDDSキ 濁って聞こえたりします.そのため,今回は設計 ットは,アマチュア無線家が送受信機を自作する 仕様で1kHz離調のC"Vを,−105dBc/Hz以上と ことを考慮した操作性の良いコントロール・ソフ しました.この値を実現するために,DDSの発 トウェアを搭戦したキットです.しかし,DDS 振周波数を2.5∼3MHzとして,PLL回路で16 はAnalogDevicesのAD9851を採用しているた MHz(7MHz川)と12.5MHz(3.5MHz用)を得てい め,10MHzを超える周波数ではCWVとスプリア ます. スの点で,送信機のVFOとして使用するには問 写真6に示すように九=16MHzで-107.5dBc/ Hz’1kHz離洲を実現できました. この値は筆者の測定システムの測定限界で,実 量F4p4d閉 醒調心漉 )IRRKER鰐02555EbnHZ RRNGESoOd8Im勾謁.6dB付 際にはもっと良いと思われます. 周波数安定度はDDSの30MHz基準信号と, PLL回路のOFFSET−LOOPに使用している水晶 ■■ 画IUUqUC蝉t 発振器の両方の安定度が絡んでくるのであまり期 jBc/Hzuol 待はしていませんでしたが,電源ONから30分で 6∼7Hzのドリフトで収まり,それ以後は安定して います.実用上問題ない範│州ですが,今後の課題 としてGPS信号でロックできる,周波数安定度と 産別鴫r謂さ心脆 。。‘蝿H2V8WmHz 副rZp咽Ijo1IiHZ =T62.胃昌EC 写真6PLLのC"V観測画面 1kHz離調のノイズ・レベルは-100dBcで,RBW10Hzでの観 測であるから,管面から読み取れるα/Vは−110dBc/Hzだが, 一般的なスペアナはノイズ・レベルを2.5dB低く表示するので, 実際のC//Vは-107.5dBc/Hz1kHz離調である 22 O"Vの良いLocalOSCを作りたいと思っています. PLL製作でfW意する点は,VCOのコイルを大 きめのトロイダル・コアで作り,シリコン系の接 着剤でしっかり固めること,シールドをきちんと すること,電源のフィルタをしっかりすることな CQhamradio ○口三O刀mmopzo]欧文入門編好評発売中“ N工三○○○・m,と○四・画 のOQEo﹄﹂ 諜蕪葵淑簿 す﹁ ︾扇一室山.E厘廻。吾叫一能霊室罰哩罫 寵回○の○一口。S 仰堵uJJa製 g判血哩糾鯛尉 匠蝉のppm園 AE忠池毎 畠.可等 N工三m・すⅡ空LQユ エト・可 ⑮、寸副○の“ 空○ す。②“三つz 一等 岸 信差 IQg四一 マコ 、︲+ の。 謎善善 ﹁lllll司︲ の一戸 E 厄亡 T誕一。 染畑 Qooの、 α函恒雫酎画一○主 ,:、E王翫 α﹂Jくこ ユトマ柏 拍 の一○ 之写11 エの・ .のの、、 訂尉苗>> 一一一LOLO ミ毎入毎壁 国 国。 。 “一 “ 之一之唾﹄ 、一 哩○辻○○鱈 迂。↑+ Q③一の①一Zの エト●す N。 蒋俄 めつ 寸“ 園○ ○の の副 ⑮唖寸 寸雷 竺 。 l ンN一十Eom ¥一恥。踊干 ン囚一十E○す ヱト・寸 。○めの 函計 辻一○・○ 《 v 〕 韮︾嬢 ︲土〒と三了 砦、で N工三○○回・里 1NN○・○峠 q○卜す 。↑、顎1s q○卜す q↑の 狼gQog 炉寺﹃﹁畢識 辱塗咋卵一 一寸副¥の副 > I z Z >10"圏 言 f f ‘ § ローバンド受信機の製作と測定 』と − ( v 〕 、 当直 ← ー 〔、 モ ー E L I F に 三 等誰' , 毒 計トE が Z 2 0 . 0 与力z20.0 1 n ノ ム ヤ 0 . 0 q 」吾 g oRl 霊 L壁 E i ; 登 層 茎○○一 l9l八91 . 凶 と 999ISI 所1斤催 辰 今野 123 如井如井叩 嘩鋤 8ン合一 Au9.2006 謡1s q○○一 のの仁○ す ○ 22k L1:#43材メガネ.コア 排 4 7 似 H I jO2mmUEW6t中点タップ 40m-l-12Vl 16MHz 0.25〆HD20.0伽 ToMixer From石、上 D ‘ T 8 6 0 o r 7 4 0 1 2 J 図 2 』9J 0 . 0 1 / u 80m+12V D1∼D4=Ml308 J テ ' ' 一 47鯉H岸制WD‘ D 2 図6 LocaIOSC用アンプ (LOアンプ)回路 価Ⅵミ1k どです. 受信バンドの切り替えはパネルのスイッチで操 作するとリレーを介してVCOとXtalOSCの周波 数を選択します.さらに,DDSにバンド切替情 報を送り,希望する周波数に設定します. ここでWAVE電子のDDSについて言及すると, 今回筆者が購入したキットはAD9851を2個使用 して,VFO用とBFO用の2波を発生するもので ば,SD8901HDミキサのIP3:+40dBmを実現す るためには,ドライブ・レベルは+20dB、以上 必要になります.最初の実験でも,ドライブ・レ ベルが+lOdBm以下になるとIP3は+30dB、以 下になることが確認できたので,LOアンプの出 力は余裕をみて+27dB、相当としました. 回路は図6に示すように2SC2538のパラレル・ アンプです.出力回路は冗マッチとして高調波を す.購入したキットに搭戦されているROMには, BFO周波数をUPするとVFO周波数はDOWNす 低減しています.第2高調波の減衰はLO信号で測 定して-45dBcです.SD8901HDのLOポートのイ るというプログラムが書き込まれていました.こ ンピーダンスは16MHzにおいて約200Qですから, れは,ダブル・コンバージョンを想定したソフト 7rマッチ回路はそのように設計しました.12.5 ウェアなので,本機のようにシングル・コンバー MHz(3.5MH用)と16MHz(7MHz用)の2個の汀ネ ジョンで,さらに周波数変換をアップ・コンバー ットワークをパワー用のピン・ダイオードで切り タで使う場合は,周波数関係が逆になります.こ 替えていますが,ここで使用するダイオードは, れでは駄目だということで,さっそくメーカーに 1SS241,lS2186などのバンド・スイッチング・ダ 電話して,BFOをUPするとVFOもUPする ROMを作ってほしいと依頼したところ‘快く承知 してくれました.費用も安く,なんと3日で届い たのには驚きました,自作派ハムの心をよく知っ イオードでもOKです.この回路の出力電圧はSD 8901HD側で約7Vrms(実測値)です.なお,冗マ ッチ計算ソフトウェアも筆者のWebページからダ ている会社ですね. CALC.x1sです. これでBFOをシフトしても受信周波数は変化 しないシステムになりました. 〔 ⑧LOアンプ⑥ ここで重要なことはLOアンプは絶対・にPLL UNIT基板上には配置しないことです.ミキサ基 , Calogic社のアプリケーション.ノートによれ 124 ウンロードできます.ファイル名は,PINetwork 板上に配世するか別のシールド・ケースに入れる ことです.このような大出力アンプがPLLと同居 すると,回り込みそのほかのトラブルの原因にな CQhamradio 短期集中連載ロローバンド受信機の製作と測定 ■ 湘瀧ER9加ロモノ08.0Hz 狸.&。B月 BWRRNGE毎 ,EDWR8NGE−1500d8n一趣き・4.恥 戸REFE9000kHZ-1DdBmInpUt radZ4k Out声BandllP3 :9020kkHZ kHz }g9040l IOdBw‘Itone 13.−89l i 2 d B c 母 .3.錨4l6dBm 図7ノートン・ アンプ基本回路 ります. 、 バ ー 1 M 3 . 8 9 2 d B 。 @ 。 【ダイプレクサとポスト。ミキサ・アンプ〕 ミキサからの出力は,簡易型のダイプレクサを puHZ 』 VBM釦H儲 qPRN 3醜昌pHZ N E G ST鳩凋 t 写真71,radIFフィルタの特性 RW24kHzのOut-BandlIP3 通った後ポスト・アンプに入ります. ポスト・アンプは初段のRFアンプと同様の回 路ですが,帰還トランスの巻数比を変えてケイン を8.5dB(実測値)としています.先月号のRFアン ました.ここに中心周波数9MHzでBWが0.5kHz プの項で番きもらしましたが,このアンプはノー フィルタの'性能というと,選択度とシェープ・ トン型アンプと呼ばれ,ノイズレス・フィードバ ック・アンプとして有名です.この回路はM71値 ファクタばかりを議論し,ちょっと気の効いたと が良く,入出力インピーダンスマッチが良好で, が,受信機に使うフィルタではOutBandおよび さらに歪も少ない,使いやすい回路です. InBandのIMDを無視するわけにはいきません. と2.4kHzのフィルタを注文しました. ころで群遅延特性に話が言及するのが関の山です す.基本回路は図7に示すとおりです.巻数比は この性能が悪いと,いくらRFアンプやミキサの IP3が良くても受信機としての総合IP3は悲'惨な エミッタ側を1tとしたとき”=‘、,2−??z−1で計 ことになります.そこで,入手したInrad製のフ 算します.また,電力増幅度はG=77z2で計算で きます.例えば,ゲイン10dBのアンプを作るとき ィルタをおそるおそる計測しました.問題のOut ゲインはトランスの巻数比によって決定されま は、,を3jとすれば32=9(電力増幅度)となり,lO log9=9.54dBのケインとなります.??zを4jにし BandlP3はCW用の0.5kHzが+37.2dB、,SSB 用の2.4kHzが+34.6dBmです(写真7).InBand lM3もSSB用の場合,-10dB、/tone入力で-64.4 た場合は12dBとなりますが,?zを計算値より少な く巻くとゲインが下がるので,若干のゲイン調整 dBcです(写真8).ストップ・バンドは両者とも ができます。しかし,この場合は入出力のリター ルタでした. ン・ロスが変化するので要注意です.リターン・ に−85dBc以下でかなり優秀なクリスタル・フィ 図8をご覧ください.フィルタの前後にL−Net ロスは−20dB(VBWI?=1:1.22)以下に抑えるべ を入れて50Q回路との整合をとっています.フィ きです. ルタのマッチングには,簡易的に抵抗によるマッ また,実際に組み上げた回路は使用するトラン スの結合度にもよるのでしょうが,ゲインは計算 値より若干少なめになるようですから実測によっ チングを取ることが多いようですが,回路容餓の 影響でPass-Bandにリップルが出たり,場合によ っては挿入損失が多くなることがあります.フィ て決めてください. ルタ本来の性能を引き出すにはL-Netでマッチン 【 ④IFフィルタ⑥ ■ クリスタル・フィルタは,米国のInternational Radio(1,rad)社がいろいろなフィルタを売ってい Aug、2006 グするべきです.このL鼻Netの計算ソフトも筆者 のWebページからダウンロードできます.ファ イル名は"L-NETCalculator、xls"です. ただし,注意を要するのは,フィルタ側のイン 125 実装したいものです. ・鷹FvOd恥nFFSET奇70.0Hz 曲蘭d酔伽¥舶鵬E−50pd恥一“・4胡 最近になって2.8kHzのフィルタが入手できま したので,フィルタ・ユニットを改造して0.5kHz, 2.4kHz,2.8kHzの3本のIFフィルタを実装しま した. SSBの音声通過帯域は送信,受信ともに−6dB 点が150Hzと2900Hz付近にあるのが一番素直な 音がするというのが筆者の持論で,今まで筆者の 作ったSSB送信機の大半は,そのような設定にな 脚I 6劃、覗胃ロ叩q雛通HZSP帥s0000pHz SP帥500000H漣 E顛詑HzVBlI鋤HZ9T”q48EC 5T2?q4ご雛 っています.100Hz以下の低音や,3000Hz以上 写真8InradIFフィルタの特性 の高音はじゃまになるばかりです.その点で CollinsやHarris,Racalなどの著名なプロ用受信 機の多くが2.75kHz(−3dBBW)のフィルタを実 BW2.4kHzのIn-BandlM3 ピーダンスが非常に高い場合はL-Netの動作Qが 商くなってしまい,使用するコイルのQ"を高く する必要があります. 実用的には,コイルのQ"は,L-Netの動作Qの 装しているのがうなずけます. に ●IFアンプとAGC● 】 図9の回路図に示すとおり,AnalogDevicesの 10∼15倍必要です.このことを考えると50Q: AD603を3段使用したIFアンプです. 2kQ程度のインピーダンス変換に留めるのが無 IFアンプとAGCは受信機の聴覚‘性能に直接関 係してくるところです.特にAGCは完成した受 信機が1時間使用しただけでジャンク箱行きにな 難でしょう. レベル・ダイヤグラムでわかるとおり,アンテ ナに−10dBmの入力があり,さらにRFアンプ るか,愛用機になるかの分かれ目といっても過言 ONの場合には,フィルタへの入力レベルは0dB、 ではないでしょう.最初に実験したIFアンプは 付近になるので,InBandlM3の悪化を心配しま した.ポスト・アンプとフィルタの間にピン・ダ イオードによるAGCを入れて雄大入力時に20dB ほど減衰させることも考えましたが,シミュレー MC1350Pを2個使用したIFアンプでした.この アンプも測定した性能は決して悪くなかったので すが,本機の完成後1週間ほど聴感テストをした ションしたところOutBandlP3が悪くなるので 結果,なんとなく気に入らないということで AD603に変更することになりました.何が気に やめました.実装後の総合レベル評価では, 入らないか?やはりAGCの動作です.AGCのア 2.4kHzのフィルタの場合,RFアンプONで,ア ンテナ入力−13dB、/toneときのAF出力におけ 干あったようです. るInBandlM3は-52dBcで,聴感上,問題ない 歪のレベルです. タック時間が遅い(約5,sec)のとアタック歪が若 MC1350のIFアンプは,たくさんの方が実用 化しているようですし,もう少し時間をかけて IFフィルタのBWについては2.4kHzはQRMの チューニングすれば良い結果が出たかもしれませ 多いときには良いのですが,普段のラグチューや ん.MC1350はゲイン・リダクションをするのに 送信音モニタ用には2.8kHzぐらいのフイルタを フォワードAGCで動作させていますが,いずれ 9MHz50Q:500, 図81Fフィルタの L-Net回路 、_淵」 l O 6 p 11︾ 50, 9MHzFilte「 Outputl50Q 500, 7丁7 126 CQhamradio 引甜 両GC LOOP> 樽, i 雲 i 。○mの 2 i 珪 >zH 戸 ィ6 雲 舜 瞳 4 7 浬 H 2 『 r 6 1 ' 三 燕 。○mの 湾 龍 種 声 陰 4 7 浬 似 H q○mの 職 g f f 識 *TP 1 Z r 6 叫巷 雲 燕51bO,似470 3 似0 4 71 蒜 r q o ' ’ *TP 5 H似 少巨中い今②。 47坪H 1 0 解 1−鴎 47浬H 82p3.8浬H 剛 1 , , − f 零 亙 9 f I f 4 7 陰 4 7 浬 H 澱 '千5三丁雨1 2 k −6V 8.2kO∼+4V 一側−0F 雨、フロント・パネル 1S1558 1S1558×3 LMC662/b LMC662ノa 頚 , s s 9 ? f 1 0 浬 ' 千 7 両 、 謎 ◆ F1 L」 鞍 蒜冒 しR50k 0 . 0 1 〆 10kミミ5k 79LO6 ◆ 1 k 2 S 0 . 0 1 脚 r1 L』 図9AD603 一m割 3段IFアンプ とAGC回路 FJ" −.−−−一晋一.-.-.--.--.--.-.-.--.-−−−.-.--.-0 .、骨訓龍響舗諭認畑別壱一州己・oNpOヨSHOWDO ロー真Y宏即寅諺s鑓寄侭溢冊 MC1350 エ○○一茎○一 1 ︹E、ロ︺首s.○﹂ 579135791351 11122222333一 一一一一一一一一一一一 ︹E①己旨己冒○﹂ J3−93−E 一 一 / / / / 13−103−93−83−73−63−53−43−33−23−13−3 ANTInput〔dBm〕 ANTlnput〔dBm〕 図10AD603IFアンプAGC特性 図11MC1350IFアンプAGC特性 にしてもゲイン・リダクションすると動作点が変 図10と図11に示すのは,MCl350とAD603の 化しているということで,なんとなく敬遠したく AGC特性です.AD603のほうが素直な特性をし なったのが本音です. ています. その点AD603は,入力部にラダー型のアッテ AGCのAttackとDecayについては個人個人の ネータ(ATT)を内蔵して,それをAGC電圧で制 御しているのでゲイン・リダクションしても,増 幅器の動作点が変化しないのが安心です.この内 蔵ATTは制御電圧に対して,減衰が。Bリニアに 制御されますから,SメータもAD603のAGC電 好みが分かれるところですが,このセッティング Racalやそのほかの受信機のAGCを改造しました 圧を読むだけで,正確なdB直線表示になるので がなんとなくしっくりしない点が残りました. こそ受信機を自作する意味があるというものです. メーカー製の受信機をいくら改造しても限界が あります.筆者も過去にCollins75S-3Bをはじめ 簡単です. 筆者のように市街地で受信しているとパチンと AD603は1段あたり約30dBのケインで動作さ せていますが,AnalogDevices社のアプリケー AGCのアタックを相当早くしなければこれを消 ション・ノートによれば入力インピーダンスは すことはできませんでした.図12に示すとおり 100Qで,負荷インピーダンス(RL)500Q程度で 動作させることを推奨しているので,段間にイン ピーダンス比4:1のマッチング・トランスを入 アタック・タイムは0.5,secになってしまいまし れて動作させています. 3段でのトータル・ケインは72dBです.このく らいのIFケインがちょうど使いやすいレベルと 考えています.また,レベル・ダイヤグラムから 読めるとおり,最大入力時にはAGCで約87dBゲ イン・リダクションしています. AGC回路はIFアンプの最終段からピックアッ プした信号をAGCAMPのMCl350で約25dB増 いう短いパルス性のノイズが気になるものです. たが,強力なCWを受信したときも,頭のクリッ ク音がなく快適に受信できます. 戸 ■ 可 ●検波回路● 検波回路は図13に示すとおりです.当初は普 通のダイオードDBM(R&KM−8)を使用した検波 でしたが,なんとなく音がすっきりしません(こ のあたりはオーディオ屋さんと同じで聞く人の感 性の問題がある). そこで,以前アナログ・スイッチ(4066)を使用 したバランスド・モジュレータが大成功だったの 幅して,ショットキー・バリア・ダイオードで検 波した後にCMOSのOPアンプで直流増幅して を思い出して,バス・スイッチのQS3126でSBM AGCループにフィードバックしています.直流 を組んでみました.結果は「大当たり!」です. 増幅に使うOPアンプは,ハイ・インピーダンス 低音から高音まで実に滑らかな音がします.455 入力の物を使用しないと,放電時間を決める抵抗 kHzのIFならば74HC4066でも大丈夫ですが,9 をMQ単位のように高く設定した場合,Decay MHz1Fではスイッチング・スピードの点でバ Timeが設計値より短くなる原因となります. ス・スイッチのほうが有利でしょう.この回路を 128 COlDam唖dio ローバンド受侭機の圏作と測定 一重宿W而頭FFZ砺司 ;r惑唖宴垂罰刊義詑 ⑯ . 一 ∼ 燈 へ 』 ▽ I ウ R − l l I 1 − リ m G R 1 』 , 』 作って受信機に組み込んだ方が何人かいますが, V mV 雑 言 ;4 W W; * 1 皆さん良い音だと言ってくれましたので安心しま した. 音の違いはなぜなのか?ということでハー ハ A 1 ハ I II 9001kHz,血=9001.57kHz,−15dB、/toneで測 │・. 定してみました.結果は1M3-83.6dBcで明らか にバス・スイッチのほうが良いし,変換ロスも少 唾函 ないので使いやすいと考えました. 「‐ 「 「 ‐ V V V V Ⅳ曇 迦唖 AGC Ant -68dBcがやっとでした.ただし,AFの第2高 「 IIIII 31A うCA mck 1sec. ダイオードDBMは同レベルの入力で,IM3は A ハ A A 1 1 し V V 列 、 9ノ。 F A 凸 iBm 図12AGCアタック.AF出力1kHzシングル・トーンの 調波はバス・スイッチのほうが大きく現れます. 波形 最初の半サイクルでAGCがかかっているのが観測できている バス・スイッチはON抵抗が低いし,スイッチン グの過渡特性がショットキー・バリア・ダイオー ドとは違うのかもしれませんが,このあたりの原 ことが少ないそうで,オーディオ・メーカーでは 因が解明できていません. 第2高調波歪のレベルを加減してアンプの音色に 味付けをする場合があるそうです. オーディオの専門家の話では,偶数時高調波歪 ダイオードDBMは,奇数時高調波歪がやや多 は奇数時高調波歪に比べて聴感的に不快に感じる *Note:Rは入力Zが50,になるように# 雪82両… 4700p ヨトヨ, 5k10k 1 k 引 卜 ; 1 ' 4 . 7 k 唯駕 熊識 即﹄1 7 1 2’3 4700p 公 QS3126 3﹁ 8 1 4 360p 1 k 6 」 _ | L : 土 〆 『 a 姥4580F 7 + 而 9 5 5 ; 1 , 5 . 6 k 紫 2 2 鰹 50%DUTY _」 L 8鐙4580 22on 5 5 . 6 k 4 7 −L「 報型弥… t " 肱 f 4 7 ’ 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一1 冒巨〒F冒而、,c'淵F,垢嚇 一一 旧二吃 剖 』 ; ; P 皇 3 W ; 謬 瞳 ″ ? 4 A C " , r I I 2 OdBm∼ +10dB、 lOOOp 7oll病 画 毒 I 識 l 霊 料画詩蕊+計淵庫 1 0 k 1 0 k 0−−−一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一 on 5 1、 し得 1 0 k 100k T o o ' “ 『一一一一一一一一一一一一一一一Iー一一一一ー一一ーー一一一一一ーー‐ 0 ■ 〈雨▽1−空 −−−−−−−−−−一一一一一−−−−-一一一一一J 図13バス・スイッチによる検波回路 Au9.2006 129 ;瓢溺膳割西R雁韮誠 ここで一言,AF信号が通過するところの電解 ローバンド受慣機の製作と測定 本体のケースは数年前にハムフェアで購入した第 コンデサは,オーディオ・マニアが使う“Muse ジャンク測定器のケースを流用しましたが,電源4 Gold”などを使用することです.筆者も以前は の舜鰯鶏鰹繊監蓋の中級 「電解コンデンサが変わっただけでそんなに音が 変わるわけね−だろう,オーディオ屋の迷信だよ」 といってましたが,変わりました.しかも,もの すごく澄んだ音になるのには仰天しました(迷信 に あ っ た も の で 間 に 合 い ま し た が , 周 波 数 表 示 の 八 L園。…す柵赤色………倉 じゃなかった,オーディオ・マニアの皆さんごめ 鰹熱駕陶嘉鯛鷲潤 んなさい). い赤を使用しましたがぴったりでした. ●実装編● 舞台照明用のフィルタは銀座の伊東屋で購入し要 ました・東京近郊の方ならご存じと思いますが伊点 前項までに説明した各ユニットを製作するに際 東屋はインスタント・レタリングの種類も豊富にマ しては基板を真ちゅうのケースに入れて,入出力 在庫していますし'秋葉原とは違った意味で楽しス をSMAコネクタで接続することにしました. いお店です. なぜ真ちゅうケースなのか?金ピカで格好良 いだけではないメリットがあるからです. 今回の自作機のコンセプトは性能もさることな がら“できる限り手作りでしかもカッコよく”で すから,板金加工も手持ちの道具だけでどこまで できるか挑戦しました. タ 上記のような手法で仕上げたケースに各ユニッI トの基板をセットして'信号線と電源を配線すれ,Cs ば「ハイできあがり」というわけにはいきません. 瀧嚇醐鴬雪禁蝋好 の試聴をすると,やはり気になるところが出てく評 ことになります.素人が金属板をまつすぐに切る るものです.そうすればまた作り直せばよいこと発 で,このあたりが自作機の気楽なところです(IF売 基板は3枚作り直した). 中 ことはむずかしいことです.しかし,真ちゅう板 基板の製作には,フリーウェアの"Pcbe"を使′ 木工でもそうですが,箱物を作るときは切り出 した部材が曲がっているとでき上がりはみじめな はプラスチック・カッター(OLFAの物が使いや 用しました.このソフトは非常によくできていて, すい)で板の裏表に筋を入れて折り曲げると真っ アマチュアの自作用のみでなく小規模の量産に使 直ぐ翻に折れます.シャーリング・マシンがなくて っているメーカーもあるようです.このようなす も1mm厚くらいまではきれいに切れて,しかも ばらしいソフトウェアがフリーウェアとは作者に ハンダ付けができるというのがメリットです.ア 大感謝です. ルミ板も同様の手法で,1.5mm厚まではきれいに CADで回路図やパターンを描くと後で手直し 切れますが,ハンダ付けができないのでビスかリ が楽なので助かります.完成したパターンはイン ベット止めになります. クジェット用のOHPフイルムに高解像度モード そのようにして切り出した部材をHOZANの卓 で印刷して感光基板に焼き付けています. 上型ベンダーで折り曲げてからハンダ付けします. 基板を作る際に生基板をカッター.ナイフで パネル加工は昔ながらのドリルと糸鋸,ヤスリ 切ったり,蛇の目基板で作る方が多いようですが, 仕上げで行いました.1.5mmのパネルに1mmの やはり両面基板でしっかりしたパターンを作ると 化粧パネルを付けてビスを隠すとともに補強も兼 性能が安定します.特に高周波基板はその差が顕 ねています. 著に現れます.CADを使った基板作りは意外に このあたりの工作をしているときは楽しかった 簡単ですから,ぜひ皆さんもチャレンジしてくだ ですね.小中学生時代に模型の飛行機や電気機関 さい.回路図を描くには,同じくフリーウェアの 車を作っていたころを想い出しました. “BSch”を使用しています. Au9.2006 1 3 1 ) 男 7℃腕OSノzf7zdo の連載記事として紹介します. htm:"WWW・dwmincjp/ra亜o/ 先月号までの製作編において,スペクトラム・ 1-1)シグナル・ジェネレータ(以下,SG)とスペ アナライザで観測した各ブロックのデータ写真な クトラム・アナライザ(以下,スペアナ)を図15 どを紹介しましたが,今月はそのようなデータを に示すように接続します. 測定する方法について記述します. 1-2)SGの出力を歪が少なく,ldBGainComp・の I ●測定器と測定法⑧ 商いRFアンプに接続します.RFアンプの出力を I それぞれ3dBのATTを通して,Combinerの 筆者がこの受信機を製作するに際して使用した 測定器と測定方法について記戦します. A/B入力に接続.CombinerSumポートをDUT に接続します.このほかにも,RFアンプを使用 貧乏ハムの例に漏れず,測定器の大半は中古で しない場合は,SG出力に10dBくらいのATTを 聯入したものですが,測定器の信頼性がなければ 挿入して,SG相互間の干渉を防止する場合もあ いくら測定をしても無意味なので,筆者の場合は 手持ちの測定器を知り合いのラボに持ち込んで, そこで使用している校正済みの機器と比較してデ ー一一ーーーーl SG1 H蕪 AMPI − ータの信頼性を確認しました. 使用した機器のリストを表3に示します. I ⑳測定の具体例④ Combine『 I 『一ーーーーー SG2 H o u T 卜 2 1 1 剛 T Spectrum Analyzer −1 |AMP −IATT lM3(IP3)の測定方法を,RFアンプを実際に測|│、-ハー'二│−IATTr 定して,具体的な数値を記載しながら説明します.図151M3測定用ラインアップ 表3測定使用機器リスト ①スペクトラム・アナライザ:HP3585A ②シグナル・ジェネレータ:HP8640B,AnritsuMG439Al2台 ③オシロスコープ:Tektronix2336,YOKOGAWADL-l200 ④FETプローブ:TektronixP6202,自作FETプローブ ⑤オーディオ・アナライザ:HP8903A ⑥ACボルト・メータ:AF測定川にHP3400A,RF電圧の測定にHP410C ⑦Qメータ:HP4340A+標準Z, ③そのほか小物類:コンバイナ,〃Lブリッジ,可変ATT,ローノイズ・アンプ(IVF測定用),RFスイッチ (AGC測定用),周波数カウンタ,GPS受信機(周波数校正用),デジボル,Lα3ブリッジなど 1 1 4 CQhamradio │短期集中連載1口一バンド受信機の製作と測定 M脈雛R7p00000唾0Hz P漆v3dBR 乱0 、。B/DxVR柵GE−5w0dBn-40ncd師 新刊 HRR鵬R70000叩麺0鵬 REF−10qOd8肘 畑。B鋤IVRRNEE5・0.髄o3dBN fl:7000kHz・隆7020kHz v﹃第巳級八ム国家試験問題集﹂好評発売中〃. ’ IM3測定股定 2N5109RFAMPIP3 -10dB、/tone fl37000kHz,f287020kHZ 【、”t:-10dB、/tonc ! Ga1n:10.3dB IM3:ノイズレペル以下、測定不能 h A i , # w w I w I m│ : 紬 緋 癖 w 熱 w w 聯 cEHTER?醜000酢QHzSPRNユ叩”0,0Hz RBM408HZVBN1mHz gT型04s露 写真91M3測定用SG設定画面 C罰ITEPgO1080o0HzSPHM1p0qoOQOH2 ..8200HzV蝿1mHzST理。4sEC 写真101M3はスペアナのノイズに隠れ判別できない ります. 汗烈辱 ; 2 あ 画…団韮,劃 1-3)SGl/SG2の出力レベルの設定は,Combiner の出力をスペアナの入力に接続して,Two-tone 信号のそれぞれのレベルが,-10dBmになるよ うにSGの出力レベルをセットします.このよう に設定したTwo-tone信号はデータに記載すると き,-10dB、/toneと記載します(写真9). Q 1-4)SGl/SG2の周波数は,7000kHzと7020kHz に設定し,スペアナはCenterFrequency: RBW:100Hz,VBW:100Hzにセットします. 『 宮 正 旬。 7010kHz,Span:100kHz,REF:0dB、, 01位 VBM3噸 SPfW2側gpmH彊 罰T6HOU雑r 写真111M3測定両両, 1-5)上記の設定で,DUTの希望波出力レベルが 0dBmであればDUTのケインはlOdBであり,ま た,7040kHzと6980kHzに出現する3次歪信号 1-7)プロッタやデジカメで観測データを記録す が−80dB、とすれば,IM3=OdBm−(−80 る際,1-6)項の方法でIM3を測定する場合は希望 dB、)=80dBc(A)になります.この80dBcから, 波信号が記録できないので,溌初に希望波信号を OIP3=0(dBm)+姥=+40dBmが得られ,さら REFとした観測データをスペアナのB−chにスト にIIP3=−10(dBm)+妬=+30dBmが得られ アしてから,A-chで3次歪信号を観測し,その後 ます. A,Bの両CHを管面上に描画させて記録に残す 1-6)1-4)項のスペアナ設定では,写真10に示す ようにすると便利です.そのときに画像編集ソフ ように,スペアナ自身のノイズ・フロアが- トなどを使って必要なコメントを残すようにする 85dB、程度になってしまい,低い歪信号がノイ と完壁です(写真11). ズに隠れて判別できない場合があります.この場 上記の測定方法はミキサやフィルタの評価に 合は,スペァナの設定をCenterFrequency: も,そのまま応用できる1M測定の基本です. 7040kHz,または6980kHz,Spa、:200Hz, I RBW:3Hz,VBW:3Hzに設定すると,スペア ナ自身のノイズ・フロアが下がるので低いレベル の3次歪信号が観測できます. Sept、2006 ⑲M百の測定C I jVEF,の測定は,HP8970Aとアジレント・テクノ ロジー346Bなどのノイズ・ソースがあれば簡単 115 AIF:1.6dBの自作の物(写真12)を使用していま “1 魂 す(雑音指数アナライザAgilentNFA8973Aで校 正済). ■舶妃4J=。 唖咽嗣 l︲11 畷 リ ンロードできる. ” ・ 両■ ﹃一 弓倒閣 # フアイル名:NF2EFFCALCxls) ’ 頃竺1竺坐 壷….__-−−− _喜畢謹舗 ︲9.. K 1-5)jVF計算ソフト(筆者のWebページからダウ ②測定に先立ち一般的な注意事項を記載 2-1)雑音測定のとき,一般的なスペアナは真の ノイズ・レベルより2.5dB低く表示します. 2-2)jVFの値を計算するときはElVBW(等価雑音 写真12NF測定用LowNoiseAmp 帯域幅)を使い,以下の方法で求めます. A)スペアナの設定 に測定できますが,筆者の場合はそのような高級 FREQ…・・……・……測定する周波数 測定器がありませんので,SGとスペアナおよび Spa、…………………OHz ローノイズ・アンプを使用して「SG置換法」と呼 RFScale……………1dB/DIV ばれる測定方法で測りました. REFLevel…・…..…-20dBm HP8970Aがあっても,10MHz以下の周波数は 測定できませんが,この方法によれば10MHz以 下の周波数のアンプも測定可能です.アンプの RBW・…・………・…3kHz B)SGの設定 FREQ……・…・…・…測定する周波数 jVFはV/UHF以上では重要だが,HFでは測る必 出力Level・・…・……-21dB、 要がないという人もいるようですが,とんでもな MOD………………CW い間違いで,たとえHF用の受信機を設計すると FreqStep…………lOHz きでも各ステージのjVFを把握していなければレ SGの周波数を測定周波数から1.5kHz程度上側 ベル・ダイヤに各ステージの数値を記入して,受 にずらし,さらに微調整してスペアナの表示がピ 信機の総合IvFを求めることができなくなり,受 ーク・レベルの表示より3dB下がる周波数を求め 信機設計の基礎条件を欠くことになります. て記録します. 「SG置換法」を具体的に書いた物をあまり見た 次に下側に1.5kHz程度ずらして,上側と同様 ことがないので,若干長くなりますが,詳しく番 にスペアナの表示が3dB下がる周波数を求めて記 くことにします. 録します.その差を合計してRBW:3kHz設定時 この方法で測定した結果を何例かアジレント・ の実際のRBWを求めます. テクノロジーNFA8973Aでの測定結果と突き合 C)上記の結果からENBWを求める わせてみましたが,誤差は0.3dB以内に収まって C-1)測定の結果,実際のRBWが2980Hzだっ います. 以下,実際の測定方法について記述します. たとします(華者のスペアナ実測値). C-2)C-1の値に補正係数1.20をかけると3576 ①測定に使う機材 Hz(スペアナの取扱説明書に補正係数が記 1-1)シグナル・ジェネレータ 載されている場合があるが,その場合は 1-2)50Q同軸ターミネータ その係数を適用する.例えば,HP-3588A 1-3)スペクトラム・アナライザ のアプリケーション・ノート1213には, 1-4)ゲイン40dBくらいの測定用Low−Noise 1.06と記載されている.一般的なスペアナ AMP(ケインとM7,がわかっているもの) は補正係数1.20を使う). 筆者の場合は,0.1∼40MHz,ゲイン:43dB, 116 C-3)C-2の値,3576HzをdBに換算します. CQhamradio ER 。期築 ヨ、層室ヨ匿罰 101og3576=35.533dB…35.53dBをEAZBW の値として計算に使います. jW測定時のスペアナの設定は次のとおり. ローバンド受侭機の喫作と湧定 DUTのゲインが10dB以下の場合は,“NF2 EFFCALC・xls”で2,.ステージ効果を計算して 真のノvFを求めます.測定に使う前置アンプは, FREQ……………測定周波数 可能ならばノイズ・アナライザで正確な』VPを測 Spa、……………lOkHz 定済みの物を使います. RFELevel………-20dB、∼-40dBm 測定用アンプのjvFを校正できない場合は,以 RBW……………3kHz 下のように考えます. VBW……………1Hz(可能な限り狭くする) ●可能な限りjW、の良いアンプを,利得30dB程度 a)DuT入力に50Q同軸ターミネータを付けます. で組み立て,これを測定用AMPに使います. b)DUT出力を測定用のLow、Noiseアンプ入力に ●この測定用AMPのjVFが1.5dB程度でできたと 接続します. 仮定します. c)Low造Noiseアンプ出力をスペアナに接続します. d)スペアナの表示レベルを記録します. ●さらにDUTの利得が10dB程度あり,jVFが 2dBより悪い場合. M9,測定値に対して,測定用AMPが影響する誤 EXP:-73.9dB、. e)DUT入力にSG信号を入力します. 差は,2,.効果を計算に入れないための誤差を含 f)スペアナの表示が,-73.9dB、より22.5dB高 めて0.5dB程度に収まります. い-51.4dBmになるようにSG出力を調整して, このときのSG出力レベルを記録します. 例として,測定したDUTのM5,が2.5dBで,利 得が10dBだったとします. DUTの後に接続する測定系のjw,を1.5dBとす EXP:−116.9dBm M5vの計算は下記に示すようになります. SGの出力レベル…………-116.9dB、 *20dB増加分……………-20.0dB ると,2,.効果を入れた本来の値は,NF:2.398 dBとなり,誤差は約0.1dBとなります. それよりは,いかに雑音測定時の外来ノイズを KTB/1Hzの熱雑音分……一(-174)dBm 低減し,雑音測定レベルを平均化するかが重要で ENBW分(3576Hz)………-35.53dB す.jvFの測定をしていると感じることですが, 求めるjVF DUTや測定系に飛び込む外来ノイズは意外に多 1.57dB いもので,シールド・ルームが欲しくなりますが *注意: それは無理なことです.シャックに引き込んでい 50Qターミネートのときの測定レベルから, るアンテナ・フイーダを50Qダミー・ロードで 22.5dB上げたレベルで,CW信号を測定する理由 終端しただけで,外来ノイズが若干低減したこと は下記によります. があります. ●20dB分はCW信号にノイズ電力が加算されな いようにするためです. 上記の測定例に使用したDUTは自作品で,周 波数範囲:0.1∼40MHz,ケイン:22.5dBの物で ●2.5dB分は,一般的なスペクトラム・アナライ す.2,.ステージ効果を補正したIVFは1.56dBで ザはノイズ測定時に,本来の雑音レベルより す.測定例の周波数は9MHzですが,同じDUT 2.5dB低く表示するためです. をNFA8973Aを使用して10MHzで測定したjVF 20dBのS/Nがあると,CW信号の測定値は, は1.50dBでした.まったく問題ない誤差範囲と ノイズ電力に影響される部分が無視できると考え 考えられます. てください.興味のある方はCW信号レベル jvFの測定に興味のある方は,アジレント・テ と,-20dBの雑音電力を。B値から真値に変換し, クノロジー社のWebページからダウンロードで 雑音分を加算した場合と,加算しない場合の電力 きるアプリケーション・ノート57−1「RFおよび の差を,。Bに再び直して比較してください. マイクロ波の雑音指数測定の基礎」(日本語),ア S e p t ・ 2 0 0 6 117 『−−−... .一一ー .ーー ー ー ー ー ー RFKEYER ー . . ーーー ーーーーー ー’ STORAGE ATT-3HRx OSClLLO SCOPE 圃圏TT 旨 m e U 5 0NE−SHOT RFKEYer MULTl U1,U4:R&KPD2SPLITTER/COMBINER 1−一一一一一一一一一一一一一一一−'一一一一一一一一一一一一一一−−.‐一一一」一一一一一一一一一一一一一−一一一】 U2,U3:DBMSBL-1相当品 U5:NE555 SW1:TRlGSWlTCH SW2:CONTlNUESWlTCH J3,J4:EXT・ATT 1 A T T 2 1 ATT-1=U,/U3の│L(等価挿入損失) 図16AGC測定ラインアップ プリケーシヨン・ノート1439「スペクトラム・ア と同時にスイッチONになること. ナライザによる雑音指数の測定」(日本語)を一読 1-3)スイッチOFFときの信号漏れがないこと. されることをお勧めします. 1-4)通過周波数帯域が広いこと. ロAGCAttackおよびDecay時間の測定 つ 1-5)スイッチON/OFF,いずれの場合でも,J,/ AGCのAttackTimeとDecayTimeは,娘終 1-6)ONE−SHOTMULTIによるタイマーは, 的には使用者が聞きやすい設定にすることが肝要 J2のReturn-Lossが-20dB程度確保できること. 1secと3secが切り替えられること. ですが,時定数を設定するときに定量的に測定し 筆者の場合は,スイッチにDBMを使用しまし て,時間関係を把握しておくことも必要なことで たが,バス・スイッチでもOKでしょう.皆さん しょう. で工夫して製作してみてください. 測定系のラインアップは図16に示すとおりで AttackTimeだけ測定できればよいという場合 すが,特殊な冶具(RFKEYERと呼ばれる物)が は,DBM1個とタイマーだけで簡易型のRF 必要になります(写真13).この冶具に要求され KEYERを製作します.実際の測定例は下記に示 るスペックは下記に示すとおりです。 すようになります. 1-1)スイッチON時にチャタリングがないこと RFKEYER(以後,KEY)OFF時にも小信号が (したがって機械式リレーはNG). 受信機に入力されるようにします.これはDecay 1-2)オシロスコープのEXTTRIGがONになる Time測定時に必要になるためです. 2-1)受信機のAF出力にダミー抵抗とオシロスコ ープを接続して,ANT端に入力された信号の 三 色 虹 = 2 両 一面﹄◇ ■■ ■ ■ 国 1kHzのビートを観測できるようにする. 2-2)小信号のレベルは,S/2V:20dB時の受信機 ■ 十12VTRlGL−ATT二 111︲一 入力レベルに設定する. RFKEYER 2-3)KEYON時の入力レベルは,8"V:20dB時 CUTTIMETRIGSWSG ■ ロ ■ 脚 『 , 入力の+40dBとする. ■ 2-4)小信号レベルは,受信機のMDSより算出す 5害?駒Z る.EXP:MDSが−130dB、とすれば,小信号 ■ ■ ー 118 ︾1曲 ︽簡側︾ 電貰︾ 写真13AGC測定用RFKeyer 踊錘 岸 一 レベルは−110dB、、 2-5)J1からJ2までの挿入損失をあらかじめ測定 しておく(錐者のKEYは,-11.7dB). COhmradio │短期集中連載 ローバンド受信機の製作と測定 3dB 図17AGCAttack の時間 3dR 作 | 一 図18AGCDecay の時間 DecayTime AttackTimE 2-6)ATT-2は40dBを使用する. 上記の条件から,シグナル・ジェネレータ(SG) AttackTimeが若干変化することがあるので, ATTを加減して,小信号のレベルを維持し,か のO/PLEVEL設定とJ2−RX間に入るATTの つ,受信機入力レベルが-53dB、(S9÷20dB), 設定は下記のようになります. -33dB、(S9+40dB)の場合も測定するとFBで −110dB、…・・・………小信号時RX入力レベル ー(-40dB)…..…・…ATT-2 しょう. DecayTimeの測定は,ScopeのEXTTrigを −(−11.7dB)………KEYONときの挿入批失 (−)極性に設定し,さらに時間軸を500,s/divに 一(-10.3dB、)..……・SGO/Pレベル します. -48dBATT-3の設定値 ここで,治具のTRIGSWを操作すると,約1 このように設定すれば,TRIGSWOFFのとき 秒後に大きい入力信号が切断されて,治具より に,受信機には-110dBmの信号が入力され,ま (−)極性のTrigが出力され,Scopeの画面でAF たTRIGON時には-70dBmの信号が入力されて 出力が観測されます.このとき,AF出力が完全 正確なAttackTimeが測定できます. に回復された振幅に対して,3dB下がっていたと 小信号レベルが-110dBmで受信機のAGC電 圧が発生する場合は,S"V:10∼12dBになるレ きの時間が,Decaytimeになります.図17およ び図18を参照してください. ベルに設定しますが,これ以下の信号でAGC電 来月号は岐終回となりますので,今回製作した 圧が発生するようならIFアンプとAGCの設計を 受信機の総合特‘性とその測定法について紹介する 最初から見直す必要があるでしょう. 予定です. ANT端に入力される信号レベルによってAGC hamoperationseries 近日発売 DXCCアワードのすべて DDmCCアワードの すべて 海老沢政良著B5変型判304ページ定価3,360円(税込) ISBN4-7898-1497-1 DXCC(DXCenturyClub)は,米国のアマチュア無線連盟「ARRL」が発行 している仙界的に評価の商いアワードです.特に,HFや50MHzで逆用してい る人たちにとっては,このアワードを'1標にしている人が大勢います.DXCC は,世界中のDXサーが「I夜,珍しいエンテイテイーを夢中で追いかけている HAMの楽しみ方の一つです. DXCCは1937年から始まり,第二次世界大戦中は中断されましたが,終戦後 に再開されました.このように長い歴史を持つDXCCは,アマチュア無線の揺 態期から共に歩み続け発腿し,世界中のHAMを虜にする魅力あるプログラム ともいえます. 本杵は,このDXCCアワードの世界を紹介するために写真をふんだんに使い 巻頭カラーページで紹介しています.そのほか,DXCCの楽しみ方,申請の手 順,LoTW入門,エンティティー紹介,歴史とルール解説など,DXCCのすべ てを網羅した,DXサー必見の一冊です. 澗脅蝋恩, pQu8棋錐 地§R響錘 ICQ出版社〒170-8461東京都豊島区巣鴨1-14-2販売部TELo3-5395-2141FAxo3-5395-2106 Sept、2006 1-19 新| 刊刊やアマチュア局用電波法令抄録200s年度版好評発売中〃。 k 刑 7b〃fOSノ秘?zdo の連載記事として紹介します. 1 ④受信機の総合特性評価⑧ http:"WWW・dwmjinc.』p/radio/ 平均値型のACレベル・メータを使用した場合 ) は,測定結果が1dB良く出てしまいます. この連戦も妓終回になりましたが,今回製作し た受信機の総合特'性を測定しました.受信機の総 〔 − ⑧S/ⅣとMDSの測定⑧ ■ 合特性評価(PerfbrmanceTestsData)の項I│は下 最初にS"VとMDSの説明をします. 記のとおりです. 通常,話し言葉でS"vと言っている大半は,正 ①MDS(最小認識信号レベル) 式には(8+jVMv,つまり信号に雑音が重盟:した ②S"v 状態を測定して,言っています. ③NoiseFigure 計算的には,「信号に雑音分を加算した値を, ④In-BandIM3 雑音で割った数字」を比率(Ratio)で示し,この値 ⑤Out-BandlP3 をdBで表示しています.通常の受信機では(S+ ⑥DynamicRange ⑦ImageRejection Ⅳ)/jV=10dB時のアンテナ入力信号をdB似/ EMF(*l)または,dBmで表記します(JAIAは, ③IFThrough EMFではなく,入力端電圧dBupd(*2)で表示 ⑨AGC特性…AudioRise,AttackTime, している). DecayTime MDSとは,MinimumDiscernibleSignal(最小 注')アマチュア無線用受信機の総合特性評価につ 認識信号)で,その受信機が発生する内部雑音よ いては,ARRLLabの測定方法が有名です.筆者 りAF出力が3dB商くなるアンテナ入力レベルを の場合は,若干違う手法で測定した項Mもありま 言います(ただし,この場合,AF出力計の表示は, すが,結果はまったく同じです.また,ARRL ノイズ電力が重畳されていることをお忘れなく). Labのテスト項目に含まれない項目も測定しまし (*1)dB型EMF→ElectroMotiveForce→開放端 た . 砥圧 注2)MDSと8"V測定には,ACレベル・メータが (*2)。B以pd→PotentialDrop→終端迩圧 必要ですが,このACレベル・メータはHP3400A Note:選択度を決定するフィルタを複数持つ受 やHP8903などのTRUERMS(其の実効値)を表 信機の場合は,jvF,を記戦して,それぞれのフィ 示し,かつ周波数レンジが20Hzから100kHzくら ルタ使用時における,S"V感度を計算できるよう いまでフラットな特性を持つレベル・メータを使 にするのが最良ですが,今│IJIは2.4kHzのフィル 用することを前提条件とします. タで測定した例を記述します. 132 CQhamradio 風雁王垂亜 MDSとS/Ⅳ測定時の受信機の設定 ■1 1 − 1 ローバンド受慣機の製作と測定 例:このときのSG出力が−113dB、とすれ ば,一ll3dBm−lOdB=−123dBmが たは7.050MHz S"V=10dBの値です. 2 3 4 5 6 −1 画1 ﹄1 一1 ・ 1 受信周波数(本受信機の場合)3.550MHz,ま RFAMP:ON Note:ノイズ・レベルより20dBUPするSG出力 RFGAm:Max で測定する理由は,先月号のM?測定の項で説明 MODE:LSB したとおり,(S+』V)/jVの比が約20dB程度ある FilterBW:2.4kHz と,式の分子,(S+Mのノv分がほとんど無視で AGC:OFF きるためです.ノイズ電力は(S+jVMV=10dB のとき,CW信号に対してl:9ですが,(S+jV) ■2実際の測定 "V=20dBのときはl:99になり無視できるノイ 2-1RXANT端に50Q同軸ターミネータを付け ズ電力です. る . 上記の結果,S/1V=10dBは−123dBmとなり 2-2EXTSPに8Qの負荷抵抗を接続する. ますが,(S+jV)/jV=10dBの表記では,S/N= 2-3負荷抵抗・両端にACレベル・メータを接 9.5dBと同じになりますから,(S+ノVMV=10dB 続する(雑音電圧を測定するときに,指示値 のアンテナ端入力信号レベルは,-123.5dBmと がゆれるので,岩崎通信機のVOAC7411の なります. ように,アベレージング機能があれば最高). ●総合ハIFの測定● 2-4RXのAFゲインを調節して,ノイズ・レベ ルがlOOmVrms出力するように設定する. このゲイン設定は以後,動かさない. 2-5SGの周波数は受信周波数より1kHz下に設 定する(つまり1kHzのAFが出力するよう にする). 2-6SGの出力レベルは,−130dBmくらいに設 次に,受信機総合でのM5,の測定にかかります が,その前に受信機のElVBWをAF出力で測定し ます. 受信機総合でのノVPが低い(良い)と言うことは, 受信機の内部雑音が低く,いわゆる感度が良いと いうことになります. 定する.このとき,SGのATTは微小出力 著名な受信機設計者である“DrRohde”の論文 では不正確になる可能性があるため,外部 によれば,「HF帯用受信機のノvFは10dB以下で に20dBの固定ATTを接続して,SG出力 あること」と書いてありますが,この値は受信機 は−1lOdBm-20dB=−130dB、とする. に使用する素子の進歩とともに年々要求が厳しく 2-7RXANT端から同軸ターミネータを取り外 して,SGを接続. 2-8AF出力がノイズ・レベルより3dBUP(l41 mVrms)になるようにSG出力レベルを再度 とすれば,MDSは−133dBmです. ません. 123 例:このときのSG出力レベルが一l33dBm ているアマチュア無線用の受信機はほとんどあり 3 する. あろうと思われますが,jVFをスペックに表記し ■333 設定して,このときのSG出力レベルをメモ なる傾向にあり,現在はjVF=7∼8dBが標準で 受信周波数は任意の周波数.例:7050kHz AGC:OFF MODE:LSBで2.4kHzくらいのSSB用 2-9s/1Vの測定方法は,2-4項で設定したAF出 フィルタを例にする. 力が雑音レベルから20dBUPするように (lVrms)SG出力を設定して,このときの ENBW=等価雑音帯域幅の測定法 3-4 MDS測定時と同様に,EXTSP端に負荷抵 SG出力レベルから10dB差し引いた値が 抗をつないでレベル・メータおよびオシロ S"V=10dBの測定値. スコープを接続する.また,必要であれば 0ct、2006 133 低周波が測定できるスペアナを接続する. 3-5SGの出力を一llOdBmにセットして,AF に1.4kHz(音声通過帯域のセンターくらい) のフイルタでは,係数は1,05が適用される. シェープ・ファクタが’:’、4以下の場合 は,係数は1.03をかける. の信号が出現する周波数にする. 例:7048.6kHz 3−6AFゲインを調節して,lVrmsにする. この後,EjvBwとMDSを基礎として受信 機総合でのM7,を計算します.計算式は下記 のとおりです. 3-7SGの周波数を下側にずらして,AF出力が ピークより3dB下がる周波数をメモする. M ア ニ ' 0 ' 。 g " 器 ( d B ) 例:7047.39kHz ノc:1.381-23ボルツマン係数 次にSGの周波数を上側にずらして,同様 T:293.15"(室温20℃の絶対温度) に3dB下がる周波数を求める. B:EノVBW 例:7049.72kHz Ro:SGの出力インピーダンス 受信機全体での−3dB帯域幅(AFを含め ES:SGのEMF出力電圧 た)は,7049.72-7047.39=2.33kHz ここで本受信機の測定を基に計算例を示します. **要するに,AF出力での正確な3dB ElVBW−2446Hz DOWNの帯域幅を測定する** MDS−133dB、=-20dB似(EMF)→ 3-8ここで求めた2330Hzに係数1.05をかける と,2330×1.05=2446Hzとなり,これが受 信機トータルでのEjvBW=等価雑昔帯域lIllli になる. フィルタのシェープ・ファクタがl:lの 場合は,係数をかける必要がないのだが, シェープ・ファクタが1:1.5くらいの普通 0.1〃V→l×10−7V これらの値を上記式に代入します. j w 蝋 ) = 4 院 脳 6 = 5 0 4 9 2 8 … … ( 1 ) JVP(dB)=101o95.04928=7.0323・……..…(2) 受信機総合でのjVFは,7dBとなります. Note:簸近になって,9MHzBW4.2kHzの8素子 l斑 オペレーション・デスクにセットされたローバンド受信機“R5531,, AOR製DDS-2Aの上は自作のオールバンド・エキサイタでコリンズの75S受信機とトランシーブ操作できる. マイクは“SENNHEISERMD421",パドルは昔懐かしい“AUTRONlC,, NRD-535の上はライン・アンプとマイクコンプレッサ. 1 3 4 CQhamradio 短期集中連載 10晦心WRRNGE2‘24V40p0fW SG1 |アンテナ UUUDUL , I n p u t う曲+1M SG2 │コンバイナ│判受信機│AF牌カ│郷 ト − │ 尭 旦 ブ ’ Sm§脂 ト 図200ut-BandIM3測定の設定 9耐固r8uH窟 難路−8Hz VBM1GHz SmP薯50p6pHz Sr26D2SEE が正確に−13dBmであることをスペアナで 図.191n-BandIMDの観測画面 確認しておくことが必要. 4−4 a)StariFreq:0Hz, クリスタル・フィルタをIFアンプと検波器の間 にPOSTIFFILTERとして挿入したところ, StopFreq:2.5kHz b)RBW:30Hz, S/jV,1Mの8,JVPともに約2dBの改善が見られ, WBW:10または30Hz また聴感上のノイズの質がトゲのないサラっとし c)REF:0dBV た感じになりました.本誌2006年8j1号で褐城し たIFAMP回路の記事には間に合いませんでした スペアナの設定 4-5 実際の測定 が,かなり効果のある改良点でした.上記測定結 a)AF出力が0dBV=LOVrmsになるよう 果は改良後の測定値です. に,AFケインを調節する. 次に受信機総合での3次相互変調歪の測定法を 記述します. b)ノ2信号をONにする. c)再度,AFゲインを調節して,希望波 AFII1カカV1,ノ2ともに1.0Vrmsになるよ ■41nBand/MDの測定法 うにする. 4-1受信機の設定 d)スペアナ画面を観測し,IMDによって発 a)受信周波数-7.08100MHz 生した430Hzおよび2140Hzの信号レベルを b)RFAMP−ON 記録する. c)MODE-LSB e)lOOOHzおよび1570Hzの希望信号出力と d)Filter-2.4kHz(セット内蔵のSSB用 ノM3出力とのレベル差がアンテナ入力−13 フィルタ) e)AGC−SLOW dB、/tone時のIn-Band伽3になる(図19参 照 ) . 4−2EXTSPに8Q負荷抵抗を接続して,ここに AFスペアナ,およびオシロスコープを接続 ■50utBandlMD(llPB)の測定 する(オシロスコープは,AF出力波形の確 5-1受信機の設定−4−1項に同じ,ただし, 認用,補助的に使川する). 4-3SGの設定 a)た=7.08000MHz−l3dBm(アンテナ端 入力レベル) b)j、2=7.07943MHz-13dBm(4-5-b項まで はOFFにしておく) この際,/,,f2のコンバイナ出力レベル 0ct,2006 AGCはOFF、 5-2SGの設定:Jfl=7.lOOOOMHz, ノ2=7.12000MHz, −13dB、/tone 5−3EXTSPに8Q負荷抵抗を接続して,両端に ACレベル・メータとオシロスコープを接続 する(図20参照). 1副5 新刊 v 計 測 器 B A S I C シ リ ー ズ ﹁ ス ペ ク ト ラ ム ・ ア ナ ラ イ ザ 入 門 ﹂ REF1000戯VI1RRKER1000o0HZ ローバンド受信機の製作と測定 5-4 オシロスコープの設定は,感度0.5V/DIV, 5,sec/DIVくらいにする(負荷抵抗端の lkHzAF波形が観測できるようにする). 5-5 ■6ダイナミック・レンジの測定 ダイナミック・レンジはMDSとIZP3から算出 します. 実際の測定 D R 3 = 2 1 " P 3 一 ノ M D S } 3 a)受信機のアンテナ端に-13dB、/toneの 2信号を入力する. 〃P3が+20.5dB、,MD9が−133dBmの場合, b)受信機はIMDによって発生した7.080 2 [ 2 0 . 5 ( 1 3 3 ) ] = 1 0 2 . 3 3 3 MHz[(7.10MHz×2)-7.12MHz]の信号を 受信している.この状態で1kHzのAF出力 で,ダイナミック.レンジは102dBとなります. が,1.0VrmsになるようにAFゲインを調節 する. このときにオシロスコープで1kHzの波形 ■7ImageRejectionの測定法 7-1受信周波数:7081kHz,AGC:OFF がきれいなサイン波であることを確認する. 7−2SG設定:7080kHz-llOdBm c)ここで第3のSGがあればその出力を, 7-3RXのAF出力1kHzを0dBV=lVrmsにAF ない場合はSGlをコンバイナから取り外し て,7.080MHz/−85dBmに設定して受信機 ケインをセット. 7-4次にSGの周波数を受信周波数十(2×IF周 アンテナ端に接続する. 波数)に設定して,AFに出現する1kHz出力 d)入力された7.080MHzによる1kHzのAF がlVrmsになるようにSG出力を調節する. 信号レベルがb項のレベルに一致するよう 例:−10dB、 SG出力を調整し,そのときの出力レベルを 注3)この場合,BFOのOFFSET周波数分だけSG メモする. 周波数の設定が変わることを念頭においておく. 例:−80dBm 7-5初期のSG設定とイメージ周波数の出力レベ e)受信機総合のInputIP3は次式で求めら ルを差し引く. れる. 例:−110−(−10)=一lOOdB −80−(-13)=-67dBc……………(1) 7-6表記はImageRejectionlOOdBと表記す る.一(マイナス)はいらない. −13+(67/2)=20.5…………………(2) RF/IF回路でクリップを起こす場合は,オシロス B もし,受信機が−13dB、/toneを入れたとき, 123 ■3 83 ..、InputノP3は,+20.5dB、. IFThroughの測定 受信機の設定は,7項の設定のままとする. SG出力周波数は9MHz(IFセンター). コープで観測しているAF出力がひずむので,こ 1kHzのAF出力がlVrmsになるようにSG の場合はテスト信号のレベルを-23∼-43dB、/ 出力レベルをセットする.このときのSG出 toneに下げて測定します. 力レベルが−11dBmであれば,−110− (−11)=-99dB・ 市販品のHF用トランシーバでそのようなセッ トが何例かありました. 8-4 表記は,IFThrough99dBのごとく表記 する. Note:蛇足ですが,相互変調歪と,混変調現象 を混同されている方が多いようです. ●相互変調歪は,二つ以上の強力な妨害信号に よって希望波が妨害される現象です. ●混変調は,希望波に近いl波の振幅変鯛された ■gAGCの測定 本誌2006年9月号の本連載で記述したとおり です. 強力な妨害信号によって引き起こされる現象です. 136 COhammdio │,短期集中連載|ローバンド受信機の製作と測定 受信機製作の要となる測定用小物類 写真は,本稿で紹介したローバンド受信機"R5531”の測定用に自作した小物類です.COMBINER,RL BRIDGE,SG用アンプ,FETプローブなど。 SG用アンプは,入・出力のアイソレーションとリターン・ロス,および1dBコンブレッション・レベ ルに気を配って製作しました. ■ ⑳測定結果Cl InBand〃MI3-58dBc/RFAMP:OFF I (ANTInput-l3dBm/tone復調周波数:1000 前項までに説明した方法で測定した本受信機の / 1 5 7 0 H z ) の総合特性を下記にまとめました. DynamicRange-102dB 測定条件…受信周波数:40mBand, lmageRejection lOOdB Mode:LSB, lFThrough 99dB IFFilter:2.4kHz AGC−AudioRise: 5,7dB/−103∼−13dB、 MDS−133dB、(0.1瓜VEMF) Range (S+」V)"V=10dB--123.5dB、(0.3,WEMF) AttackTime 0.5,sec/AGC:SLOW NoiseFiRure7dB DecayTime Fast1.24sec/Slow3.40 Intermodulation SeC OutBand(*3)−〃P3+20.5dB、/RFAMP:ON jZP3+30.7dB、/RFAMP:OFF (*3)OutBandlMD("P3)測定時の妨害信号の周 InRfmdZjV3−53dBc/RFAMP:ON/ 波数間隔は,ARRLの“ReceiverPerformance 430Hz/AGC:SLOW Tests,,に準拠して.1,ノ2を20kHz間隔で行いま 0ct、2006 137 した. ないな−」とぼやいていたのが,つい昨日のよう に思えます. 以上のような結果で,当初もくろんだ受信機と しての性能は,なんとかクリアしたようです. 昨年の秋から冬にかけてのDXシーズンでは, 7MHzSSBで早朝のヨーロッパやアフリカ,夕方 このようにして総合特性を測定してみると, のロング・パスによるヨーロッパが快適に聞こえ TotallnputjP3が+40dBmを超える受儒機を作 ました.気のせいでしょうか,今までに使川した ることがいかに至難の業かよくわかります.IP3 どの受信機より8"Vが良く,ノイズのLIIから信号 を劣化させる大きな要閃として,IFフィルタが が浮かび上がる感じです.しばらくさめていた あげられます. DX熱がぶり返しそうです.簸近は,RACALや 今M使用したInrad製フィルタの性能は,クリ COLLINSに電気が入らなくなりました. スタル・フィルタとしては上の部類に入ります この受信機が完成したのは,部品調達から回路 が,それでも「もう少し良いフィルタが入手でき 設計,パネルのデザインにいたるまで,多くの仲 ればな−」という思いは残ります. 間のご助力と叱lI宅激励の賜物と思っています. し",たげきれい 今回製作した受信機の総合特性は,現用の RACALRA6778Cとほぼ互角の性能です,ただ “上野オジサン・ミーテイング”のメンバーの 方々ありがとうございました. し,本機のAGC特性が脚分好みに設定できたこ 既成の受信機を改造して自分色に染めるという とと,jvFを低くできたことで,筆者にとっては 作業も面白いことですが,無から完成に至る過程 聞きやすい受信機になりました(やはり自分で で,個々の部品評価から始めて,測定技術や側路 作った物は可愛いですよ,Hi) 設計を勉強し,また,アマチュア無線川受信機と I ⑭エピローグ⑧ I はどうあるべきかを再確認できたことは,大きな スキルァップになりました. 早いもので,この受信機が完成してから1年以 上が経過しました.昨年の梅雨のころに汗をかき 60の手謝いとしては上出来,と141己評価してい ます. ながらパネルの塗装をして「湿気が多いと色が川 <了> 参考文献: ⑨BobMayer“MeasuringlP3”AgilentTechnologies,Inc. ●“RF/IFDesigner,sHandbook”mini-Cil・cuitsLabol・atoryl992 、JacobMakhinson“AHigh-Dynamic-RangeMF/HFRecciverFrontEnd”QSTFeb・’993 ●JerrySevick"TransmissionLineTransfOrmers''2ndeditionARRLl991 ●WesHayword“RadioFrequencyDesign”ARRL2000 ●WilliamE、Sabin&Edgal。O・Schoenike,Editors“HFRadioSystems&Circuits”NoblePublishing Corpl998 @UlrichL、Rohde“Optimumdesignforhigh-frequencycommunicationreceivers” ●TokioShindo"RFCaluculator"http://www,dwmincjp/radio/ @“RFおよびマイクロ波の雑音指数測定の基礎"AgilentTechnologies,Inc. 、半導体各社アプリケーション・ノート 好評発売中 L1計測器BASIC 高橋 朋 仁 著 高周波信号解析に役立つ基本操作と応用 スペクトラム・アナライザ入門 1 3 ( OO lSBN4−7BgB−B722−X CQ 邸鼎 需i 巣 鴨 1 1 4 2 販 売 部 T E L 、 0 3 5 3 952 -1 24 1ロ 4ー 1娠 振菅 替u Ou O1 10 C 版掴 郡鍾 〒〒 11 77 00 .. 88 44 66 11 東東 京京 都都 豊豊 島島 区区 果 鴨 1 1 4 2 販 売 郡 T E L 、 0 3 塾 9 5 u0 uさ -7 /-10 u6 u6 b5 b 1厨8 − − 四 一 一 一 CQhamradio
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