各種がん 112 聴神経鞘腫 ち ょ う し ん け い し ょ う し ゅ 受診から診断、治療、経過観察への流れ 患 者 さ んとご 家 族 の 明 日 の た め に 腫瘍の診療の流れ この図は、 腫瘍の「受診」から「経過観察」への流れです。 大まかでも、 流れが見えると心にゆとりが生まれます。 ゆとりは、 医師とのコミュニケーションを後押ししてくれるでしょう。 あなたらしく過ごすためにお役立てください。 腫瘍の疑い 「体調がおかしいな」と思ったまま、 ほうっておかない でください。なるべく早く受診しましょう。 受 診 受診のきっかけや、 気になっていること、 症状など、 何 でも担当医に伝えてください。メモをしておくと整理 できます。いくつかの検査の予定や次の診察日が決 まります。 検査・診断 検査が続いたり、 結果が出るまで時間がかかることも あります。担当医から検査結果や診断について説明 があります。検査や診断についてよく理解しておくこ とは、 治療法を選択する際に大切です。理解できない ことは、 繰り返し質問しましょう。 治療法の選択 腫瘍や体の状態に合わせて、 担当医は治療方針を説明 します。ひとりで悩まずに、 担当医と家族、 まわりの方と 話し合ってください。あなたの希望に合った方法を見 つけましょう。 治 療 治療が始まります。治療中、 困ったことやつらいこと、 小さなことでもかまいませんので、 気がついたことは 担当医や看護師、 薬剤師に話してください。よい解決 方法が見つかるかもしれません。 経過観察 治療後の体調の変化や再発がないかなどを確認す るために、しばらくの間、通院します。検査を行うこ ともあります。 目 次 腫瘍の診療の流れ 1. 腫瘍といわれたあなたの心に起こること・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2. 聴神経鞘腫とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3. 検査と診断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 4. 治療・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 1 手術(外科治療) 2 放射線治療・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 5. 経過観察・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 6. 転移・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 7. 再発・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 診断や治療の方針に納得できましたか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 セカンドオピニオンとは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 メモ/受診の前後のチェックリスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 がんの冊子 聴神経鞘腫 1. 腫瘍といわれたあなたの 心に起こること 腫瘍という診断は誰にとってもよい知らせではありません。 それはとてもショックな出来事ですし、 「何かの間違いではない か」「何で自分が」などと考えるのは自然な感情です。 病気がどのくらい進んでいるのか、 果たして治るのか、 治療費 はどれくらいかかるのか、 家族に負担や心配をかけたくない…、 人それぞれ悩みはつきません。気持ちが落ち込んでしまうのも 当然です。しかし、 あまり思いつめてしまっては心にも体にもよ くありません。 この一大事を乗りきるためには、 腫瘍と向き合い、 現実的かつ 具体的に考えて行動していく必要があります。そこで、 まずは次 の2つを心がけてみませんか。 あなたに心がけて欲しいこと ■ 情報を集めましょう まず、 自分の病気についてよく知ることです。担当医は最大の 情報源です。担当医と話すときには、 あなたが信頼する人にも同 席してもらうといいでしょう。わからないことは遠慮なく質問 してください。また、あなたが集めた情報が正しいかどうかを、 あなたの担当医に確認することも大切です。 「知識は力なり」 。正しい知識は、 あなたの考えをまとめるとき に役に立ちます。 1 腫瘍といわれたあなたの心に起こること ■ 病気に対する心構えを決めましょう 1 大きな病気になると、 積極的に治療に向き合う人、 治るという 固い信念をもって臨む人、 なるようにしかならないと受け止める 人などいろいろです。どれがよいということはなく、 その人なり の心構えでよいのです。そのためには、 あなたが自分の病気のこ とをよく知っていることが大切です。病状や治療方針、 今後の見 通しなどについて担当医からきちんと説明を受け、 いつでも率直 に話し合い、 そのつど十分に納得したうえで、 病気に向き合うこ とにつきるでしょう。 情報不足は不安と悲観的な想像を生み出すばかりです。あな たが自分の病状について知ったうえで治療に取り組みたいと考 えていることを、 担当医や家族に伝えるようにしましょう。 お互いが率直に話し合うことがお互いの信頼関係を強いもの にし、 しっかりと支え合うことにつながります。 ちょうしんけいしょうしゅ では、これから聴神経鞘腫について学ぶことにしましょう。 2 がんの冊子 聴神経鞘腫 2. 聴神経鞘腫とは 全身に張り巡らされた神経のうち、 脳から直接出ている 12対 の神経を脳神経と呼びます。聴神経はこのうちの第8 番目の神 ないじ 経で第VIII 脳神経とも内耳神経とも呼ばれています。この神経 ぜんてい は脳と内耳をつないでいて、平衡感覚をつかさどる前庭神経と かぎゅう 聴覚をつかさどる蝸牛神経の合流したものです。神経にはそれ さや しんけいしょう を取り巻いている鞘のような組織(神経鞘)があり、聴神経の鞘 の部分から発生した腫瘍を聴神経鞘腫と呼びます。聴神経鞘腫 のほとんどは前庭神経の神経鞘から発症します。 がいじ じかい 耳介 ちゅうじ 外耳 ないじ 中耳 内耳 さんはんきかん 三半規管 前庭神経 蝸牛神経 じかん 耳管 こまく 鼓膜 がいじどう 外耳道 聴神経 じしょうこつ 耳小骨 図 1.聴神経の位置 この腫瘍は比較的まれな病気で、発症率は 10万人に 1人程度 といわれています。発症するのは女性に多く(男性の1.6倍) 、 年 齢では30 歳から 60歳に多くみられ、左右どちらかの聴神経に 発症します。神経線維腫症 2型と呼ばれる遺伝子の病気の患者 さんでは両側の聴神経鞘腫が起こりやすいことが知られていま す。それ以外では両側に発症することは非常にまれです。 3 聴神経鞘腫とは 聴神経鞘腫は腫瘍の一種ですが、 「がん」ではありません( 「が 2 ん」という言葉は悪性の腫瘍を指す場合に用いられます) 。ほと んどの場合、 腫瘍細胞が増殖するスピードは遅く、 別の臓器に移 動してそこで腫瘍細胞が増殖する(転移といいます)危険のない 良性のものです。ただ、 何年もかけて腫瘍が大きくなり聴神経を 圧迫するようになると、 聴力低下、 耳鳴り、 目まい、 歩行時のふら つきなどの症状が出てきます。また、 聴神経の近くには顔面神経 ま ひ が通っているため、 顔面の麻痺(顔がたるんで腫瘍のない反対側 がひきつったように非対称になり、 まぶたを閉じることができな のうかん い)が起こることもあります。さらに腫瘍が大きくなると、 脳幹 や小脳を圧迫し、 手足の振るえ・麻痺を起こすこともあります。 のうせきずいえき 脳は脳脊髄液(髄液)という液体の中に浮かんでいます。その ため、 腫瘍が大きくなると髄液の流れが悪くなり頭蓋の中にたま すいとうしょう ずがいこつ ってしまう水頭症(という状態)を生じ、頭蓋骨の中の髄液の圧 力が高くなって脳全体を圧迫するために頭痛、 吐き気、 意識障害 ずがいないあつこうしん などの症状(頭蓋内圧亢進症状)を起こしたりします。 脳 鼓膜 中耳 聴神経 脳幹 内耳 聴神経鞘腫 図2.聴神経鞘腫 多くのがん(腫瘍)の場合と同様に、聴神経鞘腫も腫瘍が小さ いうちに発見されれば、 手術を中心とした治療によって完治する 可能性が大きくなります。 4 がんの冊子 聴神経鞘腫 3. 検査と診断 聴神経鞘腫が疑われると、聴力やほかの脳神経機能の詳しい 検査を行います。腫瘍の大きさなどを調べるためにはCT、 MRI が、また腫瘍と血管の関係を確かめるためには脳血管撮影を行 います。 1 聴力検査 耳が聞こえにくくなった、人の話が聞き取りにくくなったと いう症状から、検査をして聴神経鞘腫が見つかることがよくあ ります。腫瘍が疑われる場合には、通常の聴力検査に加えて、よ り詳しく聴覚機能を調べる聴性脳幹反応検査(ABR)という検 査を行うことがあります。 2 ほかの脳神経機能の検査 耳(外耳)に冷水や温水を注ぐと眼球は細かく振るえます。こ がんしん の反応を温度眼振といいます。聴神経鞘腫では温度眼振がなく なっていることが多く、 また、 頭を傾けたときに起こる眼球の振 るえ(頭位眼振)や自発的な眼球の振るえ(自発眼振)がみられ ることもありますので、こうした点をチェックすることがあり ます。また、腫瘍が顔面神経を圧迫すると、顔面の麻痺だけでは なく、舌の前方3分の2 に味覚の異常が起こることがあるため、 味覚の検査が行われることもあります。 5 検査と診断 3 CT、MRI 検査 3 CT はX線、 MRI は磁気を使った検査です。体の内部を描き出 し、 腫瘍があるかないかを確認し、 腫瘍があればその位置と大き さを調べます。聴神経鞘腫では、 CTより MRI のほうが小さな腫 瘍まではっきりとつきとめられるため、 診 断法としては優れています。 CT ではヨード造影剤を用いますの で、ヨードアレルギーのある人は医師 に申し出てください。MRI ではガドリ ニウムという造影剤が用いられま すが、 ぜんそくやアレルギー体 質の人は副作用の起こる危 険が高くなりますので、医 師に申し出てください。 4 脳血管造影(カテーテル検査) 聴神経の近くには、脳に血液を送っている動脈や心臓に送り 返す静脈があります。手術の前に、 これらの血管の異常や腫瘍と の関係を調べるために、手や足の動脈から細い管(カテーテル) を挿入し、 造影剤を注入して脳の血管を X 線を用いて映し出す、 脳血管造影検査を行うことがあります。 6 がんの冊子 聴神経鞘腫 4. 治療 聴神経鞘腫の治療は手術(外科治療)と放射線治療が中心で す。次に示すものは、 聴神経鞘腫の治療の流れを大まかに示した 図です。担当医と治療方針について話し合う参考にしてくださ い。 図 3. 聴神経鞘腫の治療 病態・合併症 症状の程度、 腫瘍の大きさ、 年齢、 合併症などから治療の必要性を判断 すぐには治療の必要がない 治療の必要がある 腫瘍径≦3 ㎝ 腫瘍径>3㎝ 手術または放射線治療を選択 手術可能 手術困難 手術 経過観察 完全切除 部分切除 治 療 7 放射線治療 対症治療 治療 1 手術(外科治療) 4 耳の後側の頭蓋骨に穴を開けて、 顕微鏡で内部を観察しながら ち ゆ 腫瘍を切除します。聴神経鞘腫は、 手術により治癒することが期 待できます。ただ、手術を行うかどうかは、腫瘍の大きさ、年齢、 合併症などを総合的に判断したうえで患者さんと相談して決め ます。聴力が落ちているだけで腫瘍が小さい場合は、 すぐには手 術をせず、 経過を観察することもあります。 腫瘍が大きい場合などは、手術を行う際にほかの神経を傷つ ける危険もあるため、手術中に顔面神経などの機能を確かめな がら切除を行います。また、聴力の障害が進んでいる場合には、 手術を行っても聴力の回復を望むことは難しいです。 手術後の合併症としては、 聴力の低下、 体のふらつきなどが起 こることがあります。また手術後に顔がゆがむ、 まぶたを閉じる ことができないなどの顔面神経麻痺が起こった場合には、顔面 神経の再建手術が必要になることもあります。 2 放射線治療 高エネルギーのX線を体の外から照射して腫瘍細胞を殺すの が放射線治療です。腫瘍が小さい場合や、 手術で完全に切除でき ず残ってしまった場合などに、腫瘍を縮小させたり腫瘍の増大 を阻止する目的で放射線治療を行うことがあります。聴神経鞘 腫に対しては、 通常照射もしくは、 定位放射線治療が選択されま す。定位放射線治療は、腫瘍のみにたくさんの放射線をかけ、腫 瘍の周囲の正常な脳組織には極力余分な放射線があたらないよ うにすることができる方法です。副作用としては、 放射線治療後 しばらくして、 手術と同じく顔面の麻痺を起こしたり、 髄液の性 状を変化させて水頭症を起こすことがあります。 8 がんの冊子 聴神経鞘腫 5 経過観察 6 転移 5. 経過観察 7 再発 治療を行ったあとの体調確認のため、また再発の有無を確認 するために定期的に通院します。再発の危険度が高いほど頻繁、 かつ長期的に通院することになります。聴神経鞘腫では、 必要に 応じて、定期的にMRIをはじめとした画像診断を行っていきま す。 6. 転移 転移とは、 腫瘍細胞がリンパ液や血液の流れに乗って、 リンパ 節や別の臓器に到達して増殖を始めることをいいます。聴神経 鞘腫では転移する危険はありません。 7. 再発 再発とは、治療の効果により目に見える大きさの腫瘍がなく なったあと、 再び腫瘍が出現することをいいます。再発した場合 も、 可能であれば腫瘍の切除を行います。放射線治療も状態に応 じて行います。再発といってもそれぞれの患者さんでの状態は 異なり、 治療方法も総合的に判断する必要があります。それぞれ の患者さんの状況に応じて、治療やその後のケアを決めていき ます。 9 診断や治療の方針に納得できましたか?/セカンドオピニオンとは? 診断や治療の方針に納得できましたか? 治療方法は、 すべて担当医に任せたいという患者さんがいます。 一方、 自分の希望を伝えた上で一緒に治療方法を選びたいという 患者さんもふえています。どちらが正しいというわけではなく、 患 者さん自身が満足できる方法がいちばんです。 まずは、 病状を詳しく把握しましょう。あなたの体をいちばんよ く知っているのは担当医です。わからないことは、 何でも質問して みましょう。診断を聞くときには、 病期 (ステージ)を確認しましょう。 治療法は、 病期によって異なります。医療者とうまくコミュニケーショ ンをとりながら、 自分に合った治療法であることを確認してください。 診断や治療法を十分に納得したうえで、 治療を始めましょう。 最初にかかった担当医に何でも相談でき、 治療方針に納得できれ ばいうことはありません。 セカンドオピニオンとは? 担当医以外の医師の意見を聞くこともできます。これを「セカン ドオピニオンを聞く」といいます。ここでは、 ①診断の確認、 ②治療 方針の確認、 ③その他の治療方法の確認とその根拠を聞くことが できます。聞いてみたいと思ったら、 「セカンドオピニオンを聞きた いので、 紹介状やデータをお願いします。 」と担当医に伝えましょう。 担当医との関係が悪くならないかと心配になるかもしれません が、 多くの医師はセカンドオピニオンを聞くことは一般的なことと 理解していますので、 快く資料をつくってくれるはずです。 10 がんの冊子 聴神経鞘腫 メモ/受診の前後のチェックリスト メモ ( 年 月 日) ● 腫瘍の種類 [ ] ● 大きさ [ ] cm 位 ● 左右 [ 右 左 両側 ] 受診の前後のチェックリスト □ 後で読み返せるように、医師に説明の内容を紙に書いてもらったり、 自分でメモを取るようにしましょう。 □ 説明はよくわかりますか。整理しながら聞きましょう。 □ 自分にあてはまる治療の選択肢と、それぞれのよい点、悪い点につい て、 聞いてみましょう。 □ 勧められた治療法が、 どのようによいのか理解できましたか。 □ 自分はどう思うのか、 どうしたいのかを伝えましょう。 □ 治療についての具体的な予定を聞いておきましょう。 □ 症状によって、 相談や受診を急がなければならない場合があるかどう か確認しておきましょう。 □ いつでも連絡や相談ができる電話番号を聞いて、 わかるようにしてお きましょう。 ● □ 説明を受けるときには家族や友人が一緒のほうが、 理解できたり安心 できると思うなら、 早めに頼んでおきましょう。 □ 診断や治療などについて、 担当医以外の医師に意見を聞いてみたけれ ば、 セカンドオピニオンを聞きたいと担当医に伝えましょう。 11 国立がん研究センターがん対策情報センター作成の冊子 がんの冊子 各種がんシリーズ (34 種) 小児がんシリーズ (11種) がんと療養シリーズ (5 種) がんと心、がん治療と口内炎、がんの療養と緩和ケア、 がん治療とリンパ浮腫、 もしも、がんと言われたら 社会とがんシリーズ (3 種) 相談支援センターにご相談ください、家族ががんになったとき、 身近な人ががんになったとき 患者必携 がんになったら手にとるガイド* 別冊『わたしの療養手帳』 患者さんのしおり ( 『がんになったら手にとるガイド』概要版) もしも、がんが再発したら* 全ての冊子は、がん情報サービスのホームページで、実際のページを閲覧したり、印刷したりすることが できます。また、全国のがん診療連携拠点病院の相談支援センターでご覧いただけます。*の付いた冊子 は、書店などで購入できます。そのほかの冊子は、相談支援センターで入手できます。詳しくは相談支援 センターにお問い合わせください。 がんの情報を、インターネットで調べたいとき 近くのがん診療連携拠点病院や相談支援センターをさがしたいとき がん情報サービス http://ganjoho.jp/ 携帯電話でも見てみたいとき がん情報サービス 携帯版 http://ganjoho.jp/m/(携帯電話専用アドレス) がんの冊子 各種がんシリーズ 聴神経鞘腫 編集・発行 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター 印刷・製本 図書印刷株式会社 2008 年 9 月 第 1 版第 1 刷 発行 2012 年 3 月 第 2 版第 1 刷 発行 協力 佐藤 慎哉(山形大学医学部脳神経外科) 渋井壮一郎(国立がんセンター中央病院脳神経外科) 宮北 康二(国立がんセンター中央病院脳神経外科) 国立がんセンターがん対策情報センター運営評議会ワーキンググループ ※協力者の所属は第1版発行時のものです。 あなたの地域の相談支援センター 各種がん 112 聴神経鞘腫 国立がん研究センター がん対策情報センター 「相談支援センター」について 相談支援センターは、がんに関する質問や相談にお応え します。がんの診断や治療についてもっと知りたいとき、 不安でたまらないとき、いっしょに考え、情報をさがすお 手伝いをします。窓口は全国の「がん診療連携拠点病院」 にあります。その病院にかかっていてもいなくても、無料 で相談できます。 全国のがん診療連携拠点病院は、 「がん情報サー ビス 携帯版─病院を探す」で参照できます。 相談支援センターで相談された内容が、ご本人の 了解なしに、患者さんの担当医をはじめ、ほかの 方に伝わることはありません。どうぞ安心してご 相談ください。 国立がん研究センター がん対策情報センター 〒104 - 0045 東京都中央区築地 5 -1-1 より詳しい情報はホームページをご覧ください
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