アスレチックジムナステーリング 採点指針(2006 年改訂)

アスレチックジムナステーリング 採点指針(2006 年改訂)
【女子】採点上の留意点
アスレチックジムナステーリング考案
大野和邦
この大会は、B クラスに満たない子供達への動機づけとなる競技と、中学生の部に出場
する選手の幅広い基本技の習得に結びつくようにと考案された競技です。理想像を求めつ
つ、現状でのレベルを十分考慮して採点します。
《1 要素の場合》
採点は、0∼10 までの範囲とし、基本的には1点刻みで採点します。
どうしても微妙な判断が必要な時に限り、0.5 刻みを採用する。
最低点(参加点)を5点とする。
『参考基準』
5点
参加点(課題の途中しか出来ないレベル)
6点
要求された課題がやっと出来るレベル
7点
課題が遂行でき姿勢に多少意識を持っているレベル
8点
課題が遂行でき姿勢にかなり意識を持っているレベル
9点
安定した実施と美しさへの意識を感じるレベル
10点
美しさ、正確さ、雄大さ、力強さを感じるレベル
《2要素の場合》
採点は、0∼5 までの範囲とし、基本的には1点刻みで採点する。
最低点(参加点)を 2 点とする。
『参考基準』
2点
参加点(要求された課題がやっと出来るレベル)
3点
課題が遂行でき姿勢に多少意識を持っているレベル
4点
安定した実施と美しさへの意識を感じるレベル
5点
美しさ、正確さ、雄大さ、力強さを感じるレベル
【内容解説と採点指針】
● 跳躍種目
1. 前方宙返り
約 10 メートルの助走から踏み切り板を使用し、かかえ込み前方宙返りをします。
空間での捌き(かかえ込みのほどき等)と着地を止めることが要求される。
跳躍板に踏み込む技術と宙返りの技術を総合的に評価します。
5点
宙返りが出来ていない。
6点
なんとか宙返りが出来る。
7点
姿勢に注意して出来ている。
8点
肩の高さ以上で出来ている。
9点
よく出来ている。
10点
着地を含め、すばらしい出来栄えである
2.ジャンプ∼背倒立
ゆか面から後方にジャンプして約 70∼80cm の高さのソフトマット上に背倒立
身体をまっすぐ(白樺の姿勢)を保ち、一気に背倒立まで操作する。
腕の引き上げ技術と腰の前方への誘導技術を総合的に評価します。
5点
マットに背倒立できていない
6点
やっと背倒立できる
7点
姿勢に注意して出来ている
8点
真っ直ぐな姿勢で出来ている
9点
真っ直ぐで良く締まっている状態で出来ている
10点 良く締まっていて背倒立までの回転のスピードも非常によい実施
●
懸垂振動種目
3.け上がりー振り上げ倒立
高さ約 160cm 程度の鉄棒(単棒)でけ上がりと振り上げ倒立をします。
振りの姿勢と伸腕状況を厳しく評価し、体線のまっすぐな姿勢での振り上げ技術を総合的に評価
(連続して実施できることが望ましく、全体を通じて 10 点で評価する。
別々に実施した場合についてはそれぞれを 5 点満点で評価します。)
5点
け上がりが出来ない
6点
やっとけ上がりが上がり、振り上げは水平程度
7点
膝つま先をのばして実施できる。振り上げは 60 度以上
8点
スピードがあってうまく実施できている。
9点
振り上げ倒立が上がっているが、姿勢が悪い
10点
すばらしい姿勢で倒立まであげられている。
4.反動スイング5回―スイング5回
鉄棒(単棒)で反動スイングを5回と順手懸垂でのスイングを5回実施します。
反動スイング5回(5点満点採点)
身体のしなりからなる反動スイングを特に胸の動きに注意し評価する。
2点
ぶら下がっているだけの状態
3点
反動で振れているが体が締まっていない。
4点
体が締まっていて良く振れている。
5点
胸も使いよく反動をもらえている。
スイング5回(5点満点採点)
腰の大きな反動を使わない振りから、特にぶら下がり局面の技術を総合的に評価する。
2点
ぶら下がっているだけの状態
3点
5回振ることが出来ている。
4点
抜きとあふりが出来ている。
5点
雄大なスイングが綺麗に出来ている。
● バランス種目
5.ジャンプ:かかえ込みジャンプ−大ジャンプ
平均台上でそれぞれのジャンプを1回実施します。(それぞれに5点満点採点)
高さがあり、空間でのかかえ込み姿勢を追及しています。
2点
かろうじて実施したが落下した。
3点
なんとかジャンプできた。
4点
膝・つま先を意識してできた。
5点
高さのある素晴らしい実施。
6.ターン・姿勢保持:180度ターン−姿勢保持3秒以上(フリースタイル)
平均台上で180度ターン(片足)をして姿勢保持(バランス)をおこないます。
軸への乗せ方と上げ足の状況を総合的に評価。
180 度ターン(5点満点採点)
2点
かろうじて実施したが落下した。
3点
なんとか出来た
4点
軸作りが出来ている
5点
しっかりと表現できている
姿勢保持(5点満点採点)
姿勢保持は、表現力まで求めています。
2点
出来ているがバランスの途中で落下した
3点
出来ているが姿勢が不十分
4点
出来ている
5点
綺麗に出来ている
7.バランス支持・柔軟:開脚倒立―後方ブリッジ
平均台上で開脚倒立静止(3秒以上:縦横自由)・後方片足ブリッジ
開脚倒立(5点満点採点)
肩に乗ったまっすぐな倒立の体線と開脚の状況を総合的に評価
2点
倒立したが落下した
3点
開脚不十分であるがかろうじて出来た
4点
出来ている
5点
姿勢を十分にアピールできている。
後方片足ブリッジ(5点満点採点)
開始前の姿勢、倒立姿勢、終了姿勢を総合的に評価。
2点
実施できたが落下した
3点
落下しないで出来た
4点
綺麗にできた
5点
姿勢欠点が無く十分にアピールしてできている。
● 跳躍種目と柔軟性
8.ゆか
左右開脚座―前後開脚座
右足前の前後開脚座(2秒)から、腰と身体の捻転で左右開脚(2秒)へ向き変え、左足前の
前後開脚(2秒)を行います。
前後開脚(あくまでも左右を合わせて1つの評価とします。
)
左右開脚(それぞれに5点満点採点)
前足の足の甲がまっすぐで、特に後ろ足の方向と膝に着目し、総合的に評価する。
2点
富士山型
3点
ゆかにつかない
4点
ついているが、膝・つま先の向きまで意識できていない。
5点
膝・つま先の方向が正確で綺麗に出来ている。
9.ゆか
左右開脚ジャンプ−前後開脚ジャンプ
その場で左右開脚ジャンプ1回、2・3歩の助走から前後開脚ジャンプ1回
(それぞれに5点満点採点)
上体の姿勢と開脚状況を総合的に評価。
2点
高さ・開脚度不十分
3点
膝・つま先の意識が不十分
4点
出来ている
5点
高さ・開脚度共に十分で綺麗に出来ている。
10.ロンダート∼後転とび∼ジャンプ−前転とび∼ジャンプ
2・3歩の助走からロンダート∼後転とび∼ジャンプと前転とび∼ジャンプ
をそれぞれ1回実施します。
ロンダート∼後転とび∼ジャンプ(5点満点採点)
着手局面から体の起こし技術に注目しロンダートを評価し、肩の位置の高い後転とびから体を
しならせた足のたたきつけ技術を総合的に評価。
2点
後転とびが出来ない
3点
出来ているが肘・膝・つま先等、姿勢がよくない。
4点
膝・つま先を意識して出来ている。
5点
スピード感を感じさせるよい実施である。
前転とび∼ジャンプ(5点満点採点)
肩に乗った着手局面からのすばやい回転を要求している。
2点
前転とびが出来ていない
3点
出来ているが姿勢がよくない
4点
膝・つま先を意識して出来ている。
5点
スピード感を感じさせるよい実施である。