小学校4年体育科 「器械体操(マット運動)」 1 単元の指導計画(6時間計画) 時 目 標 活 動 ポイント 1 ・回転、ジャン ・ワイドスクリーンテ ・ コ ン テ ン ツ の 中 プ、バランス、 レビで、回転、ジャ から、実態に合 方向転換の動 ンプ、バランス、方 わせて、必要な 画コンテンツ 向転換の動画コンテ 技を選び出す。 を見て、技の ンツを見る。 ・回転系の技を苦 種類や練習方 ・それぞれの技の名前 手とする児童が 法を知り、自 と、練習のポイント 多いので、種類 分の練習のめ を聞く。 を多くし、バラ あてを決め ・ワークシートに自分 ンス、ジャンプ る。 の練習のめあてを書 の技を取り入れ、 き込む。 さまざまな動き に挑戦しやすく する。 コンテンツ <回転> 前転、後転、かいきゃく前転、か いきゃく後転、とび前転、とうり つ前転、そく転 <ジャンプ> 垂直ジャンプ、かかえこみジャン プ、かいきゃくジャンプ、半回転 ジャンプ、1回転ジャンプ <バランス> V字バランス、片足平均立ち、水 平バランス、三点とうりつ、とう りつ <方向転換> 足交差方向てんかん ー タ <前 半> ・動画コンテンツを見 ・ い つ で も 、 練 習 <回転> ・各自のめあて て、練習のポイント する技の動画コ 前転、後転、かいきゃく前転、か に合わせて、 をつかむ。 ンテンツを見ら いきゃく後転、とび前転、とうり 2 新しい技に挑 ・それぞれの練習の場 れるよう、コン つ前転、そく転 戦する。 で、器具を有効に活 ピ ュ ー タ を 設 置 <ジャンプ> 用して練習する。 し、だれでも操 垂直ジャンプ、かかえこみジャン 3 ・友達同士で見合って、 作 で き る よ う に プ、かいきゃくジャンプ、半回転 技を完成させる。 しておく。 ジャンプ、1回転ジャンプ <バランス> 4 V字バランス、片足平均立ち、水 平バランス、三点とうりつ、とう りつ <方向転換> 足交差方向てんかん ン セ 育 教 合 総 県 馬 群 <後 半> ・動画コンテンツの組 ・ 動 画 コ ン テ ン ツ ・自分が身につ み合わせ例を見る。 を参考に、技の けた技を取り ・自分たちで工夫して、 組 み 合 わ せ 方 を 入れて、組み 技を組み合わせる。 工夫できるよう 合わせ技に挑 にしていく。 戦する。 ・自分たちが練 ・練習した組み合わせ ・ ビ デ オ カ メ ラ に 習した技を使 技を、発表する。 録画して、後で って、マット 本人も自分の技 6 運動の発表会 をみることがで をする。 きるようにする。 5 <組み合わせ例> ・前転−かかえこみジャンプ ・後転−片足平均立ち ・開脚前転−開脚前転 ・開脚後転−後転 ・とび前転−前転 ・倒立前転−とび前転 ・側転−開脚後転 2 本時の展開について(第1時) (1)ねらい ○ 動画コンテンツを見て、マット運動のいろいろな動きに興味を持ち、自分でもやっ てみようと思う。 ○ 動画コンテンツで見て、新しいマット運動の技とそのやり方を知る。 (2)コンテンツの価値 ○ マット運動には、たくさんの技があることを、視覚的にとらえることができる。 ○ やってみせることのできない技も、繰り返し見せることができる。 ○ 目で繰り返し見ることは、意欲を持続させていくのに役立つと考える。 (3)本時の展開 学習過程と学習活動 1.これからマット運動に取り組む ことを伝える。 時 5 指導を進める上でのポイント ○まず、マット運動にあるさまざまな技を見て、各自が それぞれの目当てをもって練習すること、そして最後 にその成果を発表し合うことを伝える。 2.プロジェクターを使って、マッ 20 ○同い年ぐらいの児童が演じている様子を見せ、自分た ト運動の技を、一つ一つ見る。 ちでもできるという思いを高める。 そして、できる技とやってみた ○たくさんの技を見て、マット運動には、いろいろな技 い技をチェックする。 を組み合わせる楽しさがあることを、感じ取れるよう にする。また、自分のできる技とやってみたい技を見 つけるようし向けていく。 ー タ ン セ 育 教 3.ワークシートに、自分の練習目 10 ○練習してみたい技をもとに、練習の目当てをもたせる。 当てを書く。 ○もう一度見てみたい技がある場合には、それを見せる ようにする。 4.次時からの練習方法を聞く。 合 総 県 馬 群 5.コンピュータの操作方法を知る。 5 ○次回から、体育館で練習することを伝える。その時、 前半は新しい技の練習、後半は技を組み合わせた発表 会用の動きを練習すると話す。 5 ○今日見た動画コンテンツは、体育館でいつでも見るこ とができると話す。 ○コンピュータの操作方法を聞く。 提示するコンテンツ <回 前 後 転> <ジャンプ> 転 <バランス> <方向転換> 垂 直 ジ ャ ン プ V 字 バ ラ ン ス 足 交 差 方 向 転 換 転 か か え こ み ジ ャ ン プ 片 足 平 均 立 ち <組み合わせ> 前 転 ・ か か え こ み ジ ャ ン プ 後 転 ・ 片 足 平 均 立 ち 開 脚 前 転 開 脚 ジ ャ ン プ 水 平 バ ラ ン ス 開 脚 前 転 ・ 開 脚 前 転 開 脚 後 転 半 回 転 ジ ャ ン プ 三 開 脚 後 転 ・ 後 転 と び 前 転 1 回 転 ジ ャ ン プ 倒立 と び 前 転 ・ 前 転 倒 立 前 転 倒 立 前 転 ・ と び 前 転 そ く 点 倒 立 ー タ 転 側 転 ・ 開 脚 後 転 ン セ 3 育 教 合 総 実践のまとめ (1)授業にマルチメディアコンテンツを取り入れたことについて ○ 動画を使いマット運動の例を見せたことで、具体的に一つ一つの動きを確認することができた。 ○ 動画を見ながら、自分ができる技とできないもの、やってみたいものを区別することができ、 その後のめあてを立てる段階でよい参考資料となった。 ○ マルチメディアコンテンツであったために、何度も繰り返してみることができたので、子ども たちが見てみたい技を何度も見て確かめることができた。 ○ 自分と同い年ぐらいの子供が演技しているため、より身近に感じたことが意欲を高める上で役 に立った。 県 馬 群 (2)G−Ta K の活用について G−Ta K では、Vixなどから呼び出して使うのが本来の形なのだが、今回は子どもたち にも使わせてみたいという考えから、HTML形式で画面を作り直してワークシートと一致する ようにしてみた。これにより、普段の授業中でも自分が練習している技について、動画で確認す ることができ、練習効率や意欲の持続の面で大いに役立った。ネットワークの使用も考えたが、 動画の場合には呼び出し速度が遅くなってしまうため、今回は全てのデータを予め取り込んで見 せる形にした。しかし、元のデータは校内LANを使って供給する形をとっており、G−Ta K を有効に生かしていくには、LANの存在は重要であると思われる。 (3)これからの授業について 今回は、コンテンツを見せるという目的から、視聴覚室での授業となった。しかし、児童は見 たその時からやってみたいと思うもので、教室の床の上で演技している子供も多数見られた。そ こで今後は、体育館で同じようにコンテンツを見ながら練習できるようにしていく。そして、児 童の意欲の持続と、コンテンツの有効活用を工夫していきたい。 (邑楽郡千代田町立西小学校 横川 猛)
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