第2回 「マスター伊藤の帰ってからすぐに使える実践セミナー」

2014年2月8日開催
第2回
レポート 「マスター伊藤の帰ってからすぐに使える実践セミナー」
昨年7月に開催した「マスター伊藤の帰ってからすぐに使える
実践セミナー」。その第2回目を平成26年2月8日(土)にビッグ
スワン会議室にて開催いたしました!当日はケアマネージャー
や貸与事業者等、新潟県全域からお客様に対して熱い想いを
持った34名が参加しました!
前回に引き続き、講師は栃木県からお越しいただいた伊藤勝
規先生(別名、マスター伊藤)。そのマスター伊藤と共に今回
は動作に合わせた住宅改修について学んでいきました。
その道の究めた者。映画
「スターウォーズ」のジェ
ダイマスターから生まれた
マスター伊藤のイメージ
キャラクターです。
― 身体の「動き」「負荷」から考える手すりの配置 ―
まず初めに、前回のICFのおさらいから始まり、その後は住宅改修に
は必要不可欠な手すりの配置についてを演習形式で学んでいきました。
手すりの取り付けというのは、仕事で住宅改修を担う方は今まで何度も
行ってきたと思います。それを今回はご利用者様の身体の動きや負荷とい
う視点から、改めて手すりの位置の決め方を見直す機会となりました。
演習は、手すりが無い状態でのご利用者様の動きを撮影した事例映像を
見ながら、
①映像から分かることをグループ内で挙げていく
②どのような手すりを取り付けるかを個人でそれぞれ考える
③グループ内で発表
という流れで行いました。
NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会 理事
伊藤 勝規氏
その後、各演習で「コアゾーン」や「関節モーメント」等から手すりの位置を考
える方法を教えていただきました。初めて知る考え方に皆さま聞き入っていまし
た。
その基盤となる知識を教えていただいた後、マスター伊藤が実際にその事例にお
いてどのように手すりを取り付けたのかという映像も見ることができました。しか
し、その内容に対してマスター伊藤自身はまだ改善点があると言い、正解の映像と
いうわけではありませんでした。
基盤となる知識を使って手すりを取り付けるだけではなく、さらにその人の動き
に基づいた手すりの配置がいかに大事か、そしてそれが私たちの仕事であるという
のを、マスター自身上手くいかなかった事例を使って教えてくださいました。
最終的には、「私はこのような取り付け方をしましたが、あなたならどのように
取り付けますか?」というような問題提起を投げかける形のセミナーとなりまし
た。
ただ聞くだけではなく、考えることで知識が身につく。まさに“帰ってからすぐ
に使える”セミナーでした。
― (グループワーク)事例映像を使ったプランニング演習 ―
これまで事例映像を見て、どのような手すり
を取り付けるのかを個人で考え、発表をしてい
ただけでしたが、最後はグループワークとし
て、事例映像を見ながらグループで一つの取り
付け方を決めました。
最初は遠慮がちだった声量も、話し合いが
ヒートアップしていくごとに大きくなってい
き、会場は盛り上がっていました。
皆さんのお客様への熱い思いが非常に伝わっ
てきました。
http://iki-iki-kaigo.com/
◆参加者の感想◆
○実際の事例での演習が役に
立った。(工務店勤務K様)
○新しいアイデアが身につい
て良かった(貸与事業所I様)
○いろいろな考え方があるこ
とも学べたので、グループ
でディスカッションするこ
とが良かったと思う(ケア
マネージャーK様)
○新しい発見がたくさんあり
ました。(福祉用具専門相
談員T様)
0120-834-449 (月~土 9:00~18:00)