参考資料

参考資料
1.新エネルギー導入先進地調査
2.アンケート調査
3.新エネルギー導入検討資料
4.新エネルギーに関する補助制度
5.各種エネルギーの発熱量と単位換算表
6.新エネルギー用語集
7.志布志市地域新エネルギービジョン策定体制
参 考 資 料
1. 新エネルギー導入先進地調査
(1)調査先及び日程
期日
平成18年10月11日
平成18年10月12日
平成18年10月12日
調査先
宮崎県都城市
鹿児島県肝属郡
南大隅町
鹿児島県肝属郡
南大隅町
新エネルギーの種類
高千穂牧場
バイオマスエネルギー
南大隅ウィンドファーム
風力発電
根占中学校
太陽光発電
(2)高千穂牧場調査概要
① 施設の目的
「家畜排せつ物法」による牧場の家畜糞尿の処理に苦
慮しており、メタン発酵によるバイオガス発電プラント
の建築に至った。
● その副産物として発電し、牧場施設へ還元している。
●
② 施設の概要
総 工 費 約1億3,500万円
農林水産省(資源循環型農業・食品産業総合支援事業) 補助率1/2
補 助 等
宮崎県単独補助 補助率1/6
牧場で飼育しているジャージー種の成牛50頭の糞尿を、1日あたり450kgをスラリー化
原
料 して投入
乳製品製造の関連会社より汚泥を受け入れ、1週間あたり8tをスラリー化して投入
処 理 能 力 一日あたり6t(最大8t)
発 電 能 力 30kW×12時間=360kWh
③ 施設の特徴
バイオガスプラントでのメタン発酵処理による液肥は100%農地還元できている。
施設内には他に子牛、羊、ヤギ及び馬などがいるがそれらはメタン発酵ではなく別途堆肥化し
農地還元している。
● 他の同種施設と違い、糞と尿を一緒に処理することができる。
● 作られた電力は牧場全体で利用しており、牧場の約1/6の電力をまかなっている。買電と比
較すると年間約170万円節減できた。
● メタン菌の投入なしで発酵する。
● 今年の4月より乳製品製造の関連会社から、1週間あたり8tの汚泥の受け入れを始めた。
● 発酵温度である38℃に達しない冬季のみ灯油により温度調整していたが、汚泥の受け入れを
始めたので不要となる見込み。
● 汚泥の投入時以外は専属の職員の必要がない。全てタイマーで運用している。
④ 今後の課題
●
●
5 6年でガスエンジンが償却してしまうため、機器更新の費用とタイミングをどうするか。
施設が高地にあり地理的に台風がよく通過するが、強風の際にメタン発酵施設の天井部分で
あるホルダーが飛んでしまう。
● 液肥を農地に散布する労力がかさんでいる。現在タンクローリー3台で毎日散布している。
⑤ その他
●
●
プラント導入の検討の際売電は8円だが買電すると14円であったので、発電した電力は施
設内で利用し買電コストを抑えることにした。
● 家畜の糞尿以外では焼酎粕などの高タンパク質のものについてメタン発酵の可能性がある。
●
参考-1
参 考 資 料
⑥ 参加者の意見(高千穂)
参考-2
●
メタンガスの生成施設は以前にも数ヶ所見学していたのですが、コンパクトでわかり易い
施設と感じました。メタンガスはローテクでも発生させられるものであり、ガスの利用先
さえ見つけられれば志布志市に向いた新エネルギーかなと思ったところでした。
(発電は赤
字なので、ガス燃料として)
●
家畜糞尿のバイオマスを利用したバイオマスプラントについては、我が市は畜産が盛んで
あるので、関心が高く期待していました。家畜糞尿等を利用した施設は地域循環型社会と
しては最適であるが、実益面からみると非常に厳しいものであると思います。それらが研
究され、施設費、メンテナンスコスト、耐久性等が改善されれば、我が市に最適の地域循
環型新エネルギーとして適したものになると思います。現時点での地域への幅広い活用
は難しいと思います。
●
畜産が盛んな地域なので、実現へ向けて取り組みたい。特に重油の値上がりで燃料代が2倍
近く必要になった、ピーマン農家をはじめとする施設園芸の農家の皆さんに実現させたい。
●
このプラントについては今後大いに取り組んでいく必要があると思います。大隅地区は人
口は20 30万人位でしょうが、1,000万人いるといわれています。養豚・養牛を人口に換算
した数です。それ故になおさらです。ただ心配なのは完全に処理されないと散布する液肥
が地下水の汚染につながることです。またガスの臭いも然り。
●
乳牛100頭、馬、ヤギなどからの排泄物が1日5.2tの量を、酸素に触れない状態で発酵させメ
タンガスを生成する。このメタンガスを燃料として発電や熱利用をしている。残った発酵
残さは液体肥料として採草地に散布する。この牧場は持続的に発展可能な循環型(畜産)
社会を目指している。地域環境にやさしいエネルギー、植物がCO2(二酸化炭素)を吸収し、成
長するので大気中の二酸化炭素量が増加しない。総事業費1億3450万かかったという。広
大な面積で冬は雪が積もり大変だとか…。今は秋コスモスの花も咲き乱れ、平日にもかか
わらず、大人数であった。都城市の力でしょう。また全てのトイレがとてもきれいで南九
州の観光スポットとして今後期待したい。
●
家畜糞尿等利用施設:発生するメタンガスを利用しての発電施設。13,500万円の投資(う
ち8割補助)と耐用年数を考えると設置に疑問。
●
家畜糞尿等の再利用による「バイオガス」を用いた発電システムという循環型畜産を目指
した施設である。初期の設備投資(1億3500万・8割補助)の大きさ、数年毎の一部設備の
更新等の維持管理費の必要性の面で実用性が気になるが、今後は、農業の集約・大型化の
進行に伴いバイオマスのエネルギー利用、循環型農業は更に重要な意味を持つものと思
われる。
●
電気エネルギーを得ることが目的ではなく堆肥処理の過程で発生したガスを有効利用して
いるとのことである。原料の確保には事欠かないと思われるが、水で薄めており発酵残渣を
散布する広大な散布地の確保と、乳牛50頭分で170万円電気代を浮かしているが、耐用
年数が5年とのことであり、建設費、維持管理費との兼ね合いを調査する必要があるのでは
ないか。また、牧場においては発生した電気を牧場内の施設で利用し6分の1を賄っていると
のことだが、発生した電気の蓄電、売電、利用方法等検討が必要ではないか。
●
メタンガスを利用したコンパクトなプラントで、騒音や臭いもなくうまくまわっている印
象を受けた。導入に際しては発電より、糞尿処理に重きをおいているため、施設全ての電
力をまかなえないのは仕方ないことと思います。ただエネルギー供給の側から見ると、①
更新のコストが懸念される。②原料を持ち込んで発電となると、輸送コストがかかること
はもちろんのこと、ガソリンを消費することになり、当事業の趣旨に反するのではと考え
ました。
●
バイオガスプラントによる家畜ふん尿等再利用施設の先進地研修に参加しましたが、規模的に
小さく事業費に対し益金が生じていない。又、事業費に対し発電量とのバランスが悪い。
●
今回の研修でバイオマスエネルギーの発生する仕組みと利活用についておおまかに理解
できた。地球温暖化の原因である二酸化炭素を増やさないためにも、バイオマスエネルギーは
地球に優しい資源として注目されている、今後コスト面で課題が残ると感じた。
●
基本的な考えが「畜産廃棄物の処理」ということであったので、その観点からいくと効果は
得られていると思う。反面、総事業費130,000千円のうち補助金(国・県・市)が108,000
千円ということを考えると、牛50頭の糞尿処理施設に高額な税金投資ではなかろうかとも
思いました。発電した電力で施設全体の約1/6の電力を賄っており、液肥についても匂いがな
く、施設内の草地や近隣の畑に散布しているとのことであった。処理的には有効手段では
あるが、プラスαで販売に結び付けられないものかとも考えました。
●
システム自体は理解できたが、単独での導入ということでは事業費があまりにも大きいと
感じた。本市全体での導入は、財政的に厳しいような感じがした。
●
当初、乳牛の排泄物処理が目的であったが、その過程でメタンガス及び二酸化炭素の発生
による発電・熱利用が可能となった点に着目したい。牧場周辺の自然環境や隣接する施設
等へ悪臭もなく、消化液として散布・還元され観光牧場として賑わっている。バイオマス
が化石燃料の使用減少につながればおもしろいと思う。家畜糞尿等の再利用施設への搬
入・バイオガスの活用技術・消化液等の農家への供給が可能になればと思う。霧島の山と
高千穂牧場とバイオガスプラントがひとつの観光資源と一体化している。
●
研修説明のなかで、以前中部電力の方が設備投資の割に効果が少ないのではと言われたとの
ことだが、そのとおりあの規模の施設で35kW×12h=360kW/日、それに軽油を加えて使用し
ているとのことであったが、本来の目的である家畜排泄物処理では有効であろうが、それを除
けばあまり新エネルギーという意味ではバイオマスは期待できないのではなかろうか。
参 考 資 料
⑥ 参加者の意見(高千穂)
参考-3
参 考 資 料
(3)南大隅ウィンドファーム調査概要
① 施設の目的
●
●
売電
クリーンで再生可能な地球に優しいエネルギーとして風力
発電に取り組む
② 施設の概要
総 工 費 約50億円
補 助 等 NEDO(新エネルギー事業者支援対策事業)補助率1/3
発 電 能 力 1,300kW×20基=26,000kW
平 均 風 速 6.2
6.5m/s
③ 施設の特徴
町がNEDOの補助事業を利用して、地域新エネルギービジョンを策定し、さらに風況精査を4
か所実施して、風力発電の見込みを具体的に提示したうえで企業誘致することにより、企業側
が全ての費用を負担し施設を作っている。
● 西日本最大級
● 台風など強風の際、風速25mで羽が閉じる。
● 送電線用の電柱は景観に配慮し茶色にしている。
● 養豚、養鶏及び養牛農家への配慮。
● 本社(東京)より風車の向きなどの遠隔操作ができる。
④ 今後の課題
●
風車の耐用年数が15年で、15年を過ぎると診断しながら耐用年数を決定する。その際事業主
側に費用が発生するかもしれない。
⑤ その他
●
観光の目玉や視察による交流人口が増えた。年間2,000人程度、月2 3団体訪れる。
導入検討の際、地元住民への説明会を町が行った。
● 企業との立地協定の中で、計画売電額の1%を町に寄付することをうたっているので、毎年
600万円ずつ収入がある。
● 風車は償却資産であり、稼動時には約4,600万円の固定資産税が町に入った。
● 当初電波障害があったが、企業側の負担で共同アンテナを設置した。
● 売電先との打ち合わせが必要。
⑥ 参加者の意見(南大隅風力)
●
●
参考-4
●
風力をエネルギーに換える、素晴らしいことと思います。ただ、景観は悪くなるように感じ
ました。
●
風力発電は環境にやさしい新エネルギーとして大きく期待するところであるが、施設費、
メンテナンス、耐久性等、採算性から現時点では難しいと思う。今後改良されれば我が地域
としては気象条件等から充分に期待できるものと思う。また、観光面からもメリットがあると
思われます。
●
風力発電は外観でもクリーンなエネルギーを感じます。ただ、海岸線に近く、塩害対策には
万全を尽くしているでしょうが、見学の中でも回っているものとそうでないものがあったので、
なぜ?を感じます。観光等をシェアに入れ導入を図れば。ただ日南海岸国定公園の公園法の
クリアがどうなるのでしょうか?
参 考 資 料
⑥ 参加者の意見(南大隅風力)
●
世界屈指の風力発電スペシャリスト(デンマーク)を起用し、風速、風向及び地形などあ
らゆる角度から分析し風車の最適配置を決定した。風車は西日本最大級の2万6千kWの発
電量である。町有地の賃貸及び法的手続き等行われ、反対者もなかった。建設後のメリットと
して交流人口の増加、また税収の増加、デメリットとして電波障害(TV)が発生したが、事
業者負担で共同アンテナを設置し解消した。観光面での活用(パンフレットなど)建設地ま
での道路はもともと整備されていたという。総事業費約50億円。我が市でも大手の起用が必
要かと思う。
●
設置のメリット、税収の増、観光志布志市のシンボル化に期待している。但し風力テストを
クリアしなければ不可能。場所等の調査検討が今後の課題。
●
民間による整備であり、収入もすべて民間ということであった。市の収入としては、償却
資産による税収入があるが、雇用を生みそうになく、景観及び観光の観点から見ても、一見、
珍しく目を惹かれるが、一方、自然の中に、大きな構造物がそびえ立つところを実際に目
にすると、設置か所によっては理解を得られるかも疑問に感じた。発電の点から考えると、年
間売電額約5億円とのことであったので、効果は得られているが、この発電分を何らかの形
で地域住民に還元できないものか?(例:売電額の1割を寄付していただき、その分を単
独補助金として省エネ施設設置者へ交付する等。
●
規模の大きさに驚いた。特に、東京で制御していることに感心した。観光の面やまちのイ
メージとしても良い効果が得られるのでは。但し、民間でないと実現しないと感じた。
●
全国的に、風力発電事業が展開されているが、自然にやさしいクリーンエネルギーとして
理想的なエネルギーだということは理解できる。ただ、建設コストが高いことや台風による
故障など、不確実な要素がかなりあるように思われる。行政での事業実施は困難なので、
企業誘致により事業を展開をされているということだったが地元へのメリットは、具体的
には2,500万円ほどの税収だけ?観光目玉になるともいわれるが、自然豊かな環境の中に巨
大な人工工作物は、何か不安を覚える。また、昨今、余生を静かな田舎で暮らしたいとい
う高齢者が増えている。あの巨大な風車が、果たして静かな生活環境を連想させるだろう
か。ただただ、風の強い地域だろうなという印象しかないのではないだろうか。地球環境にや
さしい風力発電で電気を作り、あまった電気を売電して大都市でどんどん消費してもらうこ
とが果たしてすばらしいことなんだろうか。
(飛躍しすぎ???)
●
志布志市内にも高い山があり、風の強いところが、多々あるので、南大隅町のように風力
発電を検討しても良いのではないかと思った。環境面についても、騒音や振動はなく、畜
産への影響はないとことだった。景観も良く神秘的なので観光にも良いのではないかと
思った。
参考-5
参 考 資 料
(4)根占中学校調査概要
① 施設の目的
●
●
環境教育
クリーンで再生可能な地球に優しいエネルギーとして太陽光
発電に取り組む
② 施設の概要
総 工 費 約7,700万円
補 助 等
文部科学省(環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進に関するパイロット・
モデル事業) 補助率1/2
発 電 能 力 最大80kw(74W×1,104枚)
、年間推定80,000kWh
③ 施設の特徴
中学校の校舎は4年半前に学校の統廃合により新築されたが、その際に太陽光発電に取り組
んだ。
● 総合学習で太陽光発電を利用した環境教育に取り組んでいる。
● 電力のいらない休日などに、年間約28万円の売電をしている。
● 年間を通してみると、中学校全体の約5割を太陽光発電でまかなっている。
④ 今後の課題
●
施設の耐用年数(約15年)が過ぎた際の機器更新や売電契約をどうするのか。
⑤ その他
●
太陽光発電の表示盤を設置して、発電量等を掲示している。
⑥ 参加者の意見(根占)
●
●
太陽光発電が教育の場に設置されていることは素晴らしいと思います。子供たちが日常で
省エネ・環境について考える場があることは、彼らの成長に何らかのプラスになると思います。
住民にリースのできるシステムがあると良いなと思います。たとえば100軒分をまとめ買いし
て購入コストを下げ、太陽光発電を使用することで下がるであろう金額でリース料を賄う。20
年くらいのリースになりますが、金儲けではない事業として魅力はあると思います。
●
地球にやさしいエネルギーとしては申し分ない。耐久年度は分からないが、ランニングコストはあ
まりかからない。施設費と発電量等を研究してみると用途によってはうまくいく可能性があ
ると思う。太陽エネルギーは日照時間が長い我が地域には安全で無尽蔵なエネルギー源と
して期待がもてると思います。
●
各家庭でも取り入れられ始めている。光源の利用によって建築物の方向なども色々とあるだ
ろうが、安全面ではこれにかなうものはないでしょう。効率の面ではなかなか採算に合わな
いでしょうが?安全面では最適。
●
何とすばらしい学校か。将来子供たちの夢が広がるだろう自然エネルギー。電気料が不足
すると電力会社から不足分を購入し、休日など余った電機は自動的に電力会社に送られ買って
もらうシステムになっている。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受け、
最大出力80kWの発電システムを導入し、太陽光エネルギーの実用化を図り、未来を担う子供達
への地球に優しいクリーンなエネルギーが私たちの大切な地球を守る第1歩となる。総事業費
7,700万。中学校から町中が一望できる。生徒の礼儀正しさ、あいさつに南大隅町の教育も伺
える。
●
太陽光発電:教育効果としては最高(光エネルギーが電流に変わる)
15年度50.7%賄っている←評価できる
●
参考-6
省エネの効果は伺えるが、その後、町内一般住宅への普及が図られていないということであった。
省エネ効果等を広報し、町内に普及をする必要があると感じた。
参 考 資 料
⑥ 参加者の意見(根占)
●
効果という意味で、疑問が残る。教育的にもあまり活用がされていない感じがした。各家庭
への導入(公的助成も含めて)を考えた方がいいのでは。
●
自然エネルギーを学校教育の場で研究材料としてではなく、日常的に利用していることに
意義を感じた。ただ、学校側が全てを教育委員会に任せていて、この太陽光発電をどのよ
うに生徒に教えているのか、少し疑問が残った。
●
学校に太陽光発電施設があることにより、生徒のみなさんが、省エネルギーや環境について
勉強できるので、校舎を利用した太陽光発電は環境学習面の観点からもとても良いことだと
思った。
(5)その他意見
●
太陽光発電と風力発電を九電に提案させた場合、どのような企画をするのか興味がありま
す。
●
もう少し調査時間が欲しい。
●
我が社もボイラー(A重油)を熱源として使用している。排煙などノックス等に神経を
使うが、ガス等のクリーンを考えない訳ではない。上記のエネルギー対策など早期導入があ
りがたい。まだまだ再利用等考えていきたいです。志布志の温水プールへのお湯の供
給等、リサイクル等また、焼酎粕対策も今後の課題。
●
地球温暖化ガス削減への取り組みは21世紀における人類共通の課題である。地球に優しいエ
ネルギーとして日本でも今後一層その重要性が高まると考えられる。自然エネルギーをもっ
と知りたいと思う先進地研修であった。
●
市が施設を設置する場合、①風力発電の場合、民間企業による設置が望ましいのではと考
えます。また、その際は、市にメリットが得られるような立地協定を結ぶか、景観・観光
地としての効果について細心の注意を払う必要があるのでは。②太陽光(熱)発電の場合、
設置者が効果を得られなければ、省エネだけを念頭においてでは、一般家庭に普及は図ら
れないと考えます。
設置補助金の検討を含め、
効果が見られるデモ施設を市の公共施設に(出
来れば一般住宅規模で)設置し、その効果を広報により普及・啓発していく必要があると
考えます。
参考-7
参 考 資 料
(6)参加者名簿
参加者名簿
出席
志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会委員
都城市
南大隅町
大隅衛生企業有限会社
常務
宮地
光弘
○
○
志布志市商工会
会長
河本
正男
○
○
若潮酒造協業組合
代表理事
下戸
直一
○
○
そお鹿児島農業協同組合
志布志支所長
吉田
守
○
曽於地区森林組合
代理理事組合長
松元
利實
○
○
田口
正昭
○
○
○
志布志市民
志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会委員
企画部
企画政策課
地域政策係長
本村
浩文
○
企画部
財務課
課長補佐兼管財係長
立木
清美
○
市民部
環境政策課
生活衛生係長
林
裕暢
○
産業振興部
農政課
農政係長
重山
浩
○
産業振興部
林務水産課
課長補佐兼林産係長
川﨑
千秋
○
産業振興部
耕地課
課長補佐兼計画管理係長
大谷
志郎
○
都市計画課
課長補佐兼建築係長
鎌田
勝穂
○
地域振興係長
森
建設部
松山支所
地域振興課
裕二
志布志支所
地域振興課
地域振興係長
木村
勝志
教育委員会
生涯学習課
課長補佐
春口
孝志
○
○
○
○
志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会事務局
参考-8
企画部
企画政策課
課長
山下
修一
○
○
企画部
企画政策課
課長補佐
樺山
弘昭
○
○
企画部
企画政策課
企画調整係長
假屋
眞治
○
○
企画部
企画政策課
企画調整係
溝口
茂樹
○
○
参 考 資 料
2. アンケート調査
(1)アンケート概要
【 実 施 時期 】
平成18年9月
【 実 施 方法 】
志布志市の市民、事業所、教職員及び小・中学生を対象に、配布又
は郵便により配布及び回収を行った。
【 回 答 状況 】
それぞれのアンケートの配布数、回収数、回収率を下表にまとめる。
[表参考-1
市
アンケート回答状況]
配布総数
回収数
回収率
民
1,700
925
54.4%
事
業
所
351
169
48.1%
教
職
員
225
214
95.1%
小・中学生
690
664
96.2%
【 質 問 内容 】
それぞれのアンケートの調査内容を下表にまとめる。
[表参考-2
アンケート調査内容]
調査内容
市
民 属性、エネルギー使用量、新エネルギーに対する考え方
事業所(一般) 属性、エネルギー使用量、新エネルギー導入の意向
教
職
員 属性、環境問題の意識・対策、新エネルギーに対する考え方
小 ・ 中 学 生 属性、環境教育の実施状況、意向
次頁以降に、各アンケート調査票を記載する。
参考-9
参 考 資 料
(2)市民アンケート
志布志市地域新エネルギービジョン策定に関するアンケート調査
【問合せ先】
志布志市役所企画政策課 担当(主)溝口(副)假屋
TEL:099-474-1111(内線 254)
※ 以下の質問について該当するところに○印をつけて下さい。
[問 2 のみ数字をご記入して下さい。]
問1
問2
問3
あなたのお住まいの校区をお知らせ下さい。
(1つだけ)
新橋校区
8.3
森山校区
2.1
有明校区
4.3
泰野校区
5.0
田之浦校区
2.8
通山校区
7.3
尾野見校区
4.2
四浦校区
0.8
蓬原校区
6.3
志布志校区
22.2
潤ヶ野校区
1.6
野神校区
4.4
香月校区
10.1
八野校区
0.8
原田校区
2.6
安楽校区
8.2
伊﨑田校区
6.4
山重校区
2.6
現在一緒にお住まいのご家族の人数を性別毎に(あなたも含めて)お知らせ下さい。
男性
女性
1.1 人
1.4 人
世帯主とご記入者の年代をお知らせ下さい。
(1つだけ)
年 代
問4
世帯主 ご記入者
年 代
[%]
世帯主
ご記入者
20 ∼ 24 歳
0.6
1.9
45 ∼ 49 歳
7.9
11.4
25 ∼ 29 歳
1.2
1.5
50 ∼ 54 歳
10.6
12.4
30 ∼ 34 歳
2.4
3.9
55 ∼ 59 歳
12.6
1.4
35 ∼ 39 歳
3.8
4.9
60 ∼ 64 歳
9.7
9.9
40 ∼ 44 歳
5.1
7.5
65 歳以上
46.1
45.2
あなたのお住まいについてお知らせ下さい。
(1つだけ)
※集合住宅とはアパート・マンション等のことです。
持ち家(一戸建)
参考-10
[%]
86.6
[%]
公営住宅
4.7
持ち家(集合住宅)
0.6
社宅・官舎
1.1
借家(一戸建)
5.0
寮・住み込み
0.0
借家(集合住宅)
1.4
その他
0.6
問6
参 考 資 料
問5
あなたのご家庭で所有されている自動車は合計何台ですか。(営業車含む)
(1つだけ)
[%]
なし
13.7
3台
14.9
1台
21.6
4台
5.2
2台
40.4
5台以上
4.2
所有されている自動車の燃料代は月額いくらぐらいですか。
(1つだけ)[%]
1台当たりの燃料代(月額)
ガソリン
3,000 円未満
4.0
13.5
3,000 円
∼
6,000 円未満
15.6
25.5
6,000 円
∼
9,000 円未満
17.7
13.5
9,000 円
∼
12,000 円未満
17.5
17.3
12,000 円
∼
15,000 円未満
13.4
7.5
15,000 円
∼
18,000 円未満
6.8
5.3
18,000 円
∼
21,000 円未満
7.0
4.5
21,000 円
∼
24,000 円未満
5.1
3.8
24,000 円
∼
27,000 円未満
3.9
2.3
9.0
6.8
27,000 円以上
問7
軽油
あなたのご家庭で使われている電気代,ガス代,水道代は、どの程度ですか。
(電気代,ガス代,水道代の欄に1つずつ)
[%]
月
0円
平
均
電気代
ガス代
水道代
∼
1,500 円未満
1.0
3.7
13.4
1,500 円 ∼
3,000 円未満
8.2
29.4
50.3
3,000 円 ∼
5,000 円未満
22.3
45.3
28.1
5,000 円 ∼
7,000 円未満
19.7
11.2
5.1
7,000 円 ∼
9,000 円未満
17.2
6.1
1.6
9,000 円 ∼
11,000 円未満
13.6
2.2
0.4
11,000 円
∼
13,000 円未満
7.2
1.1
0.4
13,000 円
∼
15,000 円未満
3.6
0.2
0.1
15,000 円
∼
17,000 円未満
1.8
0.0
0.2
17,000 円
∼
19,000 円未満
1.0
0.2
0.0
4.4
0.6
0.4
19,000 円以上
参考-11
参 考 資 料
問8
あなたのご家庭では、灯油の使い方はどれにあてはまりますか。
(1つだけ)
1. 全く使わない。[15.6%]
3. 冬だけ暖房用灯油として
使っている。
[50.8%]
2. 年間を通して使っている。[33.6%]
(問 8-2)へお進み下さい。
(問 8-1)へお進み下さい。
(問 8-1)年間どれくらい
(問 8-2)暖房用灯油を 18L 缶で
灯油をお使いですか。
何缶ぐらいお使いですか。
[%]
[%]
問9
問 10
100L 未満
15.0
1 缶以内(18L 以下)
100∼150L 未満
13.5
2 缶程度使う(約 36L)
12.7
150∼200L 未満
11.5
3 缶程度使う(約 54L)
12.7
200∼250L 未満
10.8
4 缶程度使う(約 72L)
11.4
250∼300L 未満
8.8
5 缶程度使う(約 90L)
11.2
300∼350L 未満
7.7
6 缶程度使う(約 108L)
11.4
350∼400L 未満
5.8
7 缶程度使う(約 126L)
5.1
400∼450L 未満
6.4
8 缶程度使う(約 144L)
7.2
450∼500L 未満
4.9
9 缶程度使う(約 162L)
4.1
500∼550L 未満
2.9
550∼600L 未満
2.7
600L 以上
10.0
10 缶以上使う
(約 180L 以上)
17.7
※ 単位 L=リットル
あなたのご家庭のお湯(風呂など)は、どれでわかしますか。
(複数回答可)[%]
1
石油(灯油)ボイラー,石油(灯油)風呂釜
41.4
2
ガス給湯器,ガス風呂釜
28.8
3
電気温水器
14.2
4
太陽熱温水器
21.6
5
まき
24.6
6
その他(
)
0.6
お風呂の使用方法を教えて下さい。
(季節ごとに1つずつ)
ほぼ毎日
風呂
参考-12
6.5
ほぼ毎日
シャワー
1日おき
風呂
[%]
1日おき
シャワー
その他
1
夏
73.7
12.8
9.0
2.5
2.0
2
冬
84.8
1.8
11.7
0.2
1.5
3
春秋
41.8
53.0
2.4
2.1
0.7
問 12
問 13
参 考 資 料
問 11
エネルギー(電気・石油・ガス等)の節約は、環境にも良いことですが、あなたは
エネルギーの節約についてどう思いますか。(1つだけ)
[%]
積極的に取り組んでいきたい
31.7
できる部分があれば取り組んでいきたい
57.3
どちらともいえない
6.2
どちらかと言うと取り組むことは難しい
1.3
する気がない
0.5
わからない
3.0
エネルギーの節約で、あなたが実行していることを
各項目毎にお答えください。
はい
[%]
時々
いいえ
1
蛍光灯や電気機器をこまめに消している
77.4
20.4
2.2
2
エアコンの設定温度の目安を冷房は 28℃,
暖房は 20℃にしている
48.9
28.2
22.9
3
お風呂は、家族で間隔をおかずに入るよう
にしている
60.9
21.2
17.9
4
洗濯は、風呂の残り湯を使用している
36.6
14.8
48.6
5
冷蔵庫の扉の開け閉めを少なくし、開けて
いる時間を短くするよう気をつけている
75.5
19.5
5.0
6
停車・駐車中はできるだけエンジンを切る
ようにしている。
75.8
15.0
9.2
7
通勤時などできるだけ車に乗らず、電車・
バスなど公共交通機関を利用するようにし
ている
7.7
8.1
84.2
8
省エネルギー型の家電製品を選ぶようにし
ている
67.8
17.0
15.2
太陽や風のエネルギー、ごみから得られるエネルギー等を、新エネルギーと呼んでいます。
次の中で知っているもの(聞いたことがあるもの)を各項目毎に○をつけて下さい。
[%]
知っている
聞いたこと
がある
1 太陽光発電
70.2
22.9
4.6
2.3
2 太陽熱利用
70.7
18.6
4.8
5.9
3 風力発電
77.7
17.4
4.9
0.0
4 バイオマスエネルギー
15.5
22.6
61.6
0.3
5 廃棄物発電・熱利用
24.6
40.3
35.1
0.0
6 廃棄物燃料製造
21.7
35.8
42.4
0.1
6.6
17.8
75.6
0.0
25.0
36.4
38.5
0.1
9.5
18.2
72.2
0.1
42.9
36.2
20.5
0.4
7 未利用エネルギー
8 燃料電池
9 天然ガスコージェネレーション
10 クリーンエネルギー自動車
知らない
既に設置
している
参考-13
参 考 資 料
問 14
家庭向けの新エネルギーについて、どんなことを知りたいですか。
(複数回答可)
[%]
家庭向け
新エネルギーの種類
知りたい情報
問 15
1
太陽光発電
27.3
2
太陽熱温水器
17.1
3
太陽熱利用(太陽熱を有効利用した家など) 17.4
4
クリーンエネルギー自動車
(電気・ハイブリッド自動車など)
20.9
5
小型風力発電
16.3
6
その他(
1
価格
29.2
2
性能
23.0
3
補助制度(補助金など)
24.5
4
設置方法
11.2
5
導入状況の事例
12.1
)
ハイブリッド自動車(電気とガソリンの併用)や、電気自動車等のクリーンエネルギー
自動車を導入したいと思いますか。
(1つだけ)
[%]
ハイブリッド車
すでに導入している
導入してもよい
問 16
天然ガス車
その他クリーン
エネルギー自動車
(電気自動車)
1.7
0.3
0.3
30.6
2.5
8.0
導入するつもりはない
29.6
自動車の内容がわからない
27.0
太陽光発電は、太陽の光で発電する装置です。あなたのご家庭では、導入について
どう思いますか。
(1つだけ)
[%]
できればすぐにでも設置したい
1.4
近い将来検討したい
7.7
家を新築する時に検討する
7.6
補助金が増えれば設置したい
14.7
経済的なメリットがでれば導入したい
18.0
もうしばらく様子をみたい
20.1
設置する考えはない
20.5
装置の内容がわからない
その他(
参考-14
1.0
6.7
)
3.3
参 考 資 料
問 17
志布志市で、どの様な新エネルギーの導入を検討して欲しいですか。(3つだけ)
して欲しい順番に 1,2,3 を記入して下さい。
[%]
1
小・中学校へ太陽光発電の設置
389
2
個人住宅に太陽光発電を設置する場合の補助制度の実施
443
3
通学路、公園、公民館へ太陽光や風力発電を利用した街
路灯の設置
502
4
河川に中小水力発電の導入
(発電した電力は公共施設に供給)
132
5
大型の風力発電の導入
(発電した電力は公共施設に供給)
223
6
公用車にハイブリッド自動車の導入
103
7
林産・畜産廃棄物による発電の導入
(発電した電力は公共施設に供給)
187
8
その他(
)
13
※上位の順に1=3点、2=2点、3=1点として採点した。
問 18
問 17 について、導入して欲しい理由はどれですか。
(複数回答可)
[%]
1
環境教育に役立つから
21.0
2
地域の目玉になるから
5.5
3
省エネルギーになるから
22.0
4
新エネルギーを普及させたいから
10.2
5
地球にやさしいから
22.8
6
経費削減になるから
17.8
7
その他(
)
0.7
●●● ご協力ありがとうございます ●●●
参考-15
参 考 資 料
(3)事業所アンケート
志布志市地域新エネルギービジョン策定に関する一般事業所向けアンケート調査
【問合せ先】
志布志市役所企画政策課 担当(主)溝口(副)假屋
TEL:099-474-1111(内線 254)
問1
業種名(該当する番号に○印をお願いします。複数の事業に該当する場合は、売上の最も
多い業種を選んで下さい。
(1つだけ)
[%]
農林業
4.5
製造業
7.1
金融・保険・不動産
水産業
2.7
電気・ガス・水道業
3.6
サービス業
19.6
鉱業
1.8
運輸・通信業
4.5
その他
10.7
建設業
問2
17.0
卸小売業、飲食店
23.1
自社でのエネルギーの年間使用量と年間使用料金(事業用として使われているものをわかる範囲で
お答え下さい。
)複数の事業所、取引がある場合は、合計の数値でお答え下さい。 [%]
エネルギー
年間使用量
電気
購入先
5,210,000 円
3
1,065,828 円
市内
94.9 %
7,182L
961,457 円
市内
94.9 %
軽油
37,756L
3,833,656 円
市内
96.9 %
灯油
2,283L
174,443 円
市内
97.5 %
A重油
391,754L
17,264,400 円
市内
99.6 %
B重油
63,900L
3,399,000 円
市内
100 %
C重油
L
円
市内
%
5,055m
ガソリン
石 油
年間使用料金
347,930kWh
ガス(プロパンガス)
問3
5.4
事業所での省エネ活動についてお伺いします。
(該当する回答欄に項目毎に○印をつけてください。
)
[%]
いいえ わから
ない
はい
一部
80.3
18.8
0.9
0.0
適正な温度で冷暖房を行っている(冷房 28℃、暖房 20℃) 48.6
36.7
14.7
0.0
休み時間は照明その他のスイッチを切っている
64.3
22.3
13.4
0.0
省
エ
ネ
の
可
能
性
不必要な照明は消している
エアコンのフィルターは定期的に清掃している
65.8
12.0
21.3
0.9
省
エ
ネ
の
取
組
省
エ
ネ
の
導
入
省エネ推進者やエネルギー管理者を決めている
16.5
4.6
77.1
1.8
施設の中でエネルギーの消費の多い機器を調査している
16.5
11.0
67.9
4.6
毎月の光熱費(電気代、燃料代)を前年同月と比較している
41.5
17.1
40.5
0.9
9.3
3.7
75.9
11.1
白熱電球は極力使用しないようにしている
53.8
17.9
21.7
6.6
照明の入り切りにタイマーや人感センサーを使用している
17.3
20.0
61.8
0.9
ファンやポンプにインバータを使用している
10.5
14.3
63.8
11.4
無料の省エネ診断があれば実施する
41.6
5.6
21.3
31.5
(注)
エネルギー原単位
を把握している
(注) ある基準となるもの[人(ひとり),床面積(m2),製品(1台)等]あたりに必要とするエネルギー量
参考-16
参 考 資 料
問4
今後、貴事業所では、次のような新エネルギー設備の導入についてどう思われますか。
(1∼11 の各新エネルギーについて1つずつ○印をつけて下さい。
)
[%]
新エネルギーの種類
導入済み
導入したい
検討したい
導入する
わからない
つもりはない 判断できない
1
太陽光発電
0.7
8.2
25.4
34.3
31.4
2
太陽熱利用(太陽熱温水器等)
6.8
6.0
24.8
42.1
20.3
3
風力発電
0.0
3.1
10.7
51.1
35.1
4
バイオマスエネルギー
0.0
2.3
6.1
37.9
53.7
5
廃棄物発電・廃棄熱利用
0.0
1.5
8.3
38.6
51.6
6
未利用エネルギー
0.0
1.5
9.8
29.3
59.4
7
燃料電池
0.0
6.2
13.8
33.1
46.9
8
天然ガスコージェネレーション
0.0
2.3
9.9
35.1
52.7
9
クリーンエネルギー自動車
0.8
7.6
32.6
22.7
36.3
10
水力エネルギー
0.0
0.8
6.2
41.1
51.9
11
地熱エネルギー
0.0
0.8
6.1
39.7
53.4
問5
新エネルギーについてどう思われますか。
(複数回答可)
[%]
1
新エネルギーの内容がよくわからない
53.8
2
新エネルギーの情報が少ない
49.2
3
価格が高い
48.5
4
設備の安定性・信頼性が不安である
37.7
5
補助制度(補助金等)が十分でない
30.8
6
その他(
)
3.8
●●● ご協力ありがとうございます ●●●
参考-17
参 考 資 料
(4)教職員アンケート
志布志市地域新エネルギービジョン策定に関するアンケート調査
【問合せ先】
志布志市役所企画政策課 担当(主)溝口(副)假屋
TEL:099-474-1111(内線 254)
※ 以下の質問について該当するところに○印をつけて下さい。
問1
問2
問3
あなたのお勤めの学校地区をお知らせ下さい。
(1つだけ)
志布志町
51.7
有明町
30.5
問5
[%]
20 ∼ 24 歳
8.5
45 ∼ 49 歳
6.1
25 ∼ 29 歳
14.6
50 ∼ 54 歳
4.7
30 ∼ 34 歳
30.3
55 ∼ 59 歳
1.9
35 ∼ 39 歳
17.0
60 ∼ 64 歳
0.9
40 ∼ 44 歳
16.0
65 歳以上
0.0
あなたの所属する学校をお知らせ下さい。
(1つだけ)
59.6
中学校
[%]
40.4
あなたは、環境やエネルギーについて、学校で授業をされたことはありますか。
お知らせ下さい。
(1つだけ)
[%]
1
環境やエネルギーに関する授業を行っている
2
エネルギーに関する授業を行っている
3
環境に関する授業を行っている
41.9
4
どちらも行っていない
13.7
5
担当科目ではない。
14.6
27.8
2.0
問 4 で 1∼3 に○印をされた方へおたずねします。行った授業の項目はどのような内容
でしたか。お知らせ下さい。
(複数回答可)
[%]
新エネルギーについて
13.8
省エネルギーについて
13.8
地球温暖化について
ごみ、リサイクルについて
17.7
28.2
水・大気汚染について
動植物について
18.1
12.3
その他(
参考-18
17.8
あなたの年代をお知らせ下さい。
(1つだけ)
小学校
問4
松山町
[%]
)
1.3
参 考 資 料
問6
問 5 で○印をされた方へおたずねします。行った授業の時間はどのような科目でしたか。
お知らせ下さい。
(複数回答可)
[%]
総合学習
28.0
社会
9.2
学級活動
25.3
理科
15.3
その他(
問7
)
22.2
問 4 で4に○印をされた方へおたずねします。なぜ、環境やエネルギー関連の授業を行って
[%]
いないのでしょうか。お知らせ下さい(複数回答可)
教育に必要ないから
0.0
授業の時間がないから
53.0
生徒用の教材や資料がないから
14.7
先生用の教材や資料がないから
17.6
その他(
問8
問9
問 10
)
環境やエネルギーについて教育をするのに、最適な学年はいつ頃でしょうか。お知らせ
下さい。
(1つだけ)
[%]
小学校1年
6.0
中学校1年
9.8
小学校2年
0.0
中学校2年
5.4
小学校3年
11.4
中学校3年
3.8
小学校4年
20.7
高 校 1 年
0.0
小学校5年
30.4
高 校 2 年
0.0
小学校6年
12.5
高 校 3 年
0.0
今後、環境やエネルギーの教育についてどのようにお考えですか。お知らせ下さい。
(1つだけ)
[%]
1
今後充実させるべき
83.8
2
現状でよい
16.2
3
必要ない
0.0
問 9 で1に○印をされた方へおたずねします。今後どのようなことを望まれますか。
お知らせ下さい。
(複数回答可)
[%]
学校全体として取り組む
42.4
定期的に環境教育の時間を設ける
35.1
夏休みの課題等に設定する
10.2
担当教職員により専門的にすすめる
10.2
外部講師により専門的にすすめる
36.6
その他(
問 11
14.7
)
2.9
今後、環境やエネルギーの教育についてどのようにお考えですか。お知らせ下さい。
(複数回答可)
[%]
総合学習
88.2
学級活動
17.6
その他
22.4
●●● ご協力ありがとうございます ●●●
参考-19
参 考 資 料
(5)小中学生アンケート
以下の質問について該当するところに○印をつけて下さい。
問1
はじめに、あなたのことをお答えください。
a) あなたの性別は?
[%]
1
男性
50.8
2
女性
49.2
b)あなたは、現在どちらの校区にお住まいですか?
問2
参考-20
[%]
1
新橋校区
5.6
7
森山校区
0.8
13 有明校区
6.4
2
泰野校区
5.0
8
田之浦校区
2.5
14 通山校区
7.1
3
尾野見校区
3.6
9
四浦校区
0.2
15 蓬原校区
3.7
4
志布志校区
22.2
10 潤ヶ野校区
2.3
16 野神校区
6.7
5
香月校区
13.8
11 八野校区
0.6
17 原田校区
3.3
6
安楽校区
10.1
12 伊﨑田校区
3.1
18 山重校区
3.0
あなたは身のまわりの環境(歩いて行ける範囲)について、どのように思いますか。
(全部)
[%]
どちらかと どちらでも
言えばはい
ない
どちらかと
言えばいいえ
いいえ
19.2
10.6
7.6
15.7
26.3
21.7
25.2
11.7
18.3
18.8
21.3
29.9
畜舎、生ゴミなどのいやな臭いがない
22.6
22.6
18.1
20.1
16.6
5
捨てられているゴミが多い
27.3
29.2
16.2
15.2
12.1
6
日あたりが良い
59.1
26.8
8.1
3.5
2.5
7
森林等の緑地が多い
58.8
23.9
10.2
4.6
2.5
8
水遊びや釣りのできる川が多い
2.5
9.6
17.3
20.8
49.8
9
動物や植物の見られる場所が多い
22.3
24.8
16.6
17.1
19.2
10
山や川やまちなみの景色は良い
28.7
28.3
26.3
8.1
8.6
11
安全に歩いたり自転車に乗ったりできる
道路は多い
28.7
27.3
18.2
15.2
10.6
12
公園や遊び場などは利用がしやすい
11.2
14.3
30.1
18.4
26.0
13
バスは利用しやすい
11.6
11.6
23.2
10.1
43.5
設 問 項 目
はい
1
排気ガスの臭いがしない等、空気はきれい
30.3
32.3
2
川や池の水はきれい
11.1
3
車の音は小さく静かである
4
参 考 資 料
問3
志布志市を環境の良いまちにするためには、何をすればよいでしょうか。下の項目
から3つ選んで○印をつけてください。また 1∼16 のほかに必要なことがありましたら、
「17.その他」へ記入してください。
[%]
38.1
9
自動車の排気ガスや騒音などの公害
をなくす
30.3
騒音などの公害をなくす
7.1
10
川や用水路の水の汚れをなくす
26.8
3
工事現場からの騒音や振動を少なく
する
6.1
11
外でたくさんのゴミを燃やさないよ
うにする
16.2
4
近くのお店などから騒音をなくす
2.0
12
いやな臭いをなくす
12.6
5
駅や道路や広場などのゴミをなくす
31.3
13
みどりや水辺をつくり、自然とふれ
あえるようにする
26.8
6
生き物のすみかを守り、動物や虫な
どが住めるようにする
29.3
14
建物などのまちなみを美しくする
7
お年寄りや体の不自由な人が、安心
して暮らせるようにする
39.4
15
公園や広場をつくり、遊び場をふや
すようにする
21.7
8
汽車やバスなどをふやして、交通が
便利になるようにする
11.6
16
町の環境をみんなで勉強し、みんなで
良い環境を守っていく
23.2
)
1.0
1
太陽光発電や風力発電など自然エネ
ルギーを活用する
2
17 その他(
問4
6.1
環境を良くするために、あなたがしていることは何ですか。それぞれ当てはまるものを1
つ選んで、○印をつけ、1∼9 のほかに、あなたがしていることがありましたら、
「10.
その他」へ記入してください。
(全部)
[%]
設 問 項 目
いつもし
ている
時々し
ている
あまりし
ていない
1
水や電気をむだに使わないように気をつける
22.6
53.8
17.9
5.6
2
花や木を育てる
16.8
29.8
40.3
13.1
3
テレビやピアノの音に気をつけ、まわりに迷
惑をかけないようにする
31.3
29.3
25.3
14.1
4
ゴミをできるだけ出さないようにする
9.5
43.7
34.7
12.1
5
空き缶や古新聞などのリサイクルに協力する
32.5
32.5
18.8
16.2
6
清掃、美化活動に参加する
14.8
34.4
32.3
18.5
77.0
12.6
6.3
4.2
7.9
15.3
46.8
30.0
2.1
10.1
42.3
45.5
7
8
遠足やハイキングなどでは、ゴミを家に持って
帰る
学校や市役所などの行事に参加する(エコク
ラブ等への参加、環境ポスターへの応募など)
9
家族や友達などと環境問題について話し合う
10
その他(
問5
これからし
ていきたい
)
私達の使っているエネルギーの寿命(期待可採量)は
・石油→41 年
・天然ガス→61 年
・石炭→204 年
・ウラン→61 年
[%]
知っている
4.2
部分的に
知っている
22.9
知らな
かった
72.9
と予想されています。知っていましたか?
参考-21
参 考 資 料
問6
省エネルギーは、エネルギー(電気・石油・ガス等)の節約になり、環境にも良いことで
すが、あなたは省エネルギーについてどう思いますか。
(1つだけ)
[%]
1 積極的に取組んでいきたい
16.5
4 どちらかと言うと取組むことは難しい
4.1
2 できる部分があれば取組んでいきたい
48.5
5 する気がない
6.2
3 どちらともいえない
問7
8.2
6 わからない
16.5
省エネルギーで、あなたが実行していることは、次のどれですか。
(全部)
設 問 項 目
いつもし
ている
時々し
ている
あまりし
ていない
[%]
これからし
ていきたい
1
蛍光灯や電気器具をこまめに消している
35.7
43.4
14.8
6.1
2
エアコンの冷房は 28℃,暖房は 20℃にしている
22.8
21.2
33.2
22.8
3
お風呂は家族で間隔をおかず、入るようにしている
21.0
27.7
35.9
15.4
4
洗濯は、風呂の残り湯を使用している
26.0
18.9
29.1
26.0
5
冷蔵庫の扉の開け閉めを少なくし、開けている時間を短
くするよう気をつけている
33.7
35.7
19.4
11.2
問8
太陽や風のエネルギー、ゴミから得られるエネルギー等を、新エネルギーと呼んで
います。あなたが次の中で知っているもの(聞いたことがあるもの)に、○印を付けて下
さい。
(全部)
[%]
設 問 項 目
参考-22
知って
いる
聞いたこと
がある
知らない
1
【太陽光発電】
太陽の光を太陽電池を使って電気を作る。街路灯、住宅など
に利用する。
76.2
15.7
8.1
2
【太陽熱利用】
太陽の熱を太陽熱温水器などを使ってお風呂などに利用する。
39.8
23.5
36.7
3
【風力発電】
風車などを使って風の力で電気を作る。
80.2
13.7
6.1
4
【バイオマスエネルギー】
生物資源:木質資源,家畜のふん尿などを使って、電気やお
風呂などの熱として利用する。
10.2
20.9
68.9
5
【廃棄物発電・熱利用】
家庭のごみや産業の廃棄物を使って電気を作り、またお風呂
などの熱として利用する。
9.3
20.6
70.1
6
【燃料電池】
水素と酸素の化学反応による発電。
30.6
31.6
37.8
7
【天然ガスコージェネレーション】
天然のガスを使って電気を作り、またお風呂などの熱として
利用する。
19.4
21.9
58.7
8
【クリーンエネルギー自動車】
電気自動車、ハイブリッド自動車など。
74.6
14.7
10.7
問 10
問 11
あなたは、新エネルギー(太陽光発電・風力発電など)を、どのように知りますか。当
てはまるものすべてに○印をつけてください。また 1∼11 のほかに、知る方法があ
りましたら、
「12.その他」へ記入してください。
[%]
1
新聞
41.6
7
テレビ・ラジオ
2
町の広報誌
10.7
8
町の広報以外のお知らせ
3
雑誌
12.2
9
授業や先生
62.4
4
家族や親戚
37.1
10
友達
13.7
5
塾
2.5
11
講演会や展示会
10.7
6
インターネット
26.9
12
その他(
参 考 資 料
問9
76.1
)
6.1
4.6
あなたは志布志市内で、どの様な新エネルギーの導入を考えて欲しいですか。
(複数回答可)
[%]
1
小・中学校への太陽光発電
66.0
2
公用車にハイブリッド自動車
45.2
3
通学路、公園、公民館へ太陽光や風力発電を利用した街路灯
58.9
4
河川に小水力発電(砂防ダム、渓流での比較的小規模な発電)
23.9
5
大型の風力発電
39.6
6
食べ残しや廃棄物を利用して発電
52.3
7
その他
1.0
あなたが市の新エネルギーや環境について、いつも感じていることや思っていることを自
由に書いてください。
アンケートは以上です。
このアンケートは先生に提出してください。
ご協力ありがとうございました。
参考-23
参 考 資 料
(6)アンケート意見欄
市民アンケート、事業所アンケート、教職員アンケート及び小・中学生アンケートに
おいて意見欄を設け、多くの貴重な意見をいただいたので、その中の一例を掲載
する。
① 市民アンケート
新エネルギーをあまり知らない。アンケートを見てすごいと思った。
みんな太陽光発電を使って欲しい。
● 環境でできることがあれば取り組みたいと思っている。
● エネルギーが無くなったらどうなるのかぐらいにしか考えていない。
● 志布志市は自然がいっぱいあるので、その自然を利用できればいいなと思っている。
● 環境のために今まで取り組めなったことを自分から取り組んで行きたい。
● 環境にいいための太陽光発電・風力発電をしていても実際の環境がどうなっているか知
りたい。
● 少しずつ節電・節水などしていく。
● できるだけリサイクルしたい。太陽光発電を家の屋根につけたい。
●「地球温暖化」が最近問題になっているが、市の新エネルギーが一本化したら、僕たちも
協力してエコロジー社会を作りたい。
● もう少し過ごしやすい環境を作って誰でもできるようなことをさせて欲しい。また自動車の
燃料が高いので、クリーンエネルギー自動車は必要である。
● 地球温暖化等は、世界に害をおよぼすので、早く対処して欲しい。もっと新エネルギーを導
入して豊かな住みやすい環境にしていきたい。
● 太陽光発電をもっと増やして欲しい。
● 原子力発電に頼るより、安全で環境にやさしい太陽光発電などにして欲しい。
●
●
② 事業所アンケート
●
無限に近い自然エネルギーを、有効活用する為に近年実施されているモデル事業、環境整
備事業等に地方公共団体、市町村、営農集団等が経費補助を受けて取り組まれているぐら
いは知りえていますが、事業費に対する補助額(定率・定額等)効果など未知部分が多すぎ
る気が致します。
③ 教職員アンケート
●
現状以上に環境教育ができるか?充実させるにしても。
④ 小・中学生アンケート
いつもテレビなどで環境のことや地球温暖化などのことをよく聞きます。どうすれば解決す
るのかよく考えます。
● 新エネルギーは環境にいいし便利だから志布志市にも、たくさんの新エネルギーを使って欲
しい。
● みんなで、街をきれいにするには、一人一人が協力しあえばいいと思う。
● 自分でもできることはたくさんやっていると思ったが実際にたしかめていると、あまりで
きていなかった。ちょっとずつでもできるように頑張りたい
● 時々、もったいないと感じている、再利用に心がけたい。そして、緑(森林)と、川や池
のきれいな市になってほしい。もっときれいな街に変わってほしい。
● 新エネルギーは環境、人に対してもやさしいので志布志市にも導入してほしいと思う。ま
た環境のために自分にできることは積極的に取り組みたい。
●
参考-24
参 考 資 料
3. 新エネルギー導入検討資料
(1)陣岳国際の森風況概査
志布志市における風力発電の可能性を調査するために、陣岳国際の森にて風況概
査を行った。その結果をまとめる。
(m/s)
7
6
5
4
3
2
10m実測値
30m推計値
30m平均
1
0
9月
10月
11月
[図参考-1
[表参考-3
12月
1月
[図参考-2
風況状況]
風況状況]
月平均風速]
(単位:m/s)
月
10m実測値
30m推計値
9月
3.24
4.04
10月
3.59
4.47
11月
4.22
5.26
12月
4.76
5.92
1月
4.77
5.95
平均
4.15
5.16
【風況概査の結果】
風況概査のデータより算出した30m高における平均風速は5.16m/sであった。風力
発電の事業性の目安は30m高で6.0m/sとされている。陣岳の平均風速は風力発電の
事業性の目安である風速を下回っている。ただし、常に2.0m/s以上の風が吹いて
いるため、モニュメントや街路灯としての小型風力発電の導入が考えられる。
参考-25
参 考 資 料
(2)次世代エネルギーネットワークについて
エネルギーの需要地内で新エネルギー等からなる複数の分散型電源とエネルギー
需要施設をネットワーク化し、エネルギーの需給を行う小規模の電力供給網「マイ
クログリッド」や、更に熱や水素等のエネルギーの需給を行う場合を「エネルギー
ネットワーク」の研究が進められている。これらのネットワークには、次のような
メリットがある。
① エネルギー需要施設の近辺でのエネルギー供給により、需要施設までの送電ロ
スや熱の放出等を抑えることができる。また、自然エネルギーの利用により、地
球温暖化の防止も期待できる。
② 新エネルギーを複数活用することにより、特定のエネルギー依存を下げ、エネ
ルギーの安定供給につながる。
③ 災害時において、既設の送電網が切断された場合においても需要地内は独立して
エネルギー供給が可能である。
④ エネルギー供給施設が需要施設の近辺であるため、インフラの整備にかかる経
費を抑えることができる。
また、太陽光発電や風力発電等の自然力に由来するエネルギーについては安定供
給が難しいため、蓄電装置やコージェネレーションシステム等の設備と併用して設
置し、安定した質の高いエネルギーを供給することが必要である。
それぞれのエリアにおける新エネルギーの検討内容は次のようになっている。
【居住・市街地エリア】
家庭・事業所から排出される廃食油を回収し、BDFを製造する。製造されたBDFはエネ
ルギーセンターで管理し、公用車などの燃料として使用する。また、製造過程におい
て生成されるグリセリンは、畜産業エリアのバイオマスプラントに投入し、処理す
る。
【焼酎製造エリア】
焼酎工場から排出される焼酎粕を原料に、バイオマスプラントにおいてエタノールの
製造やガス化による発電を行う。製造されたエタノールはエネルギーセンターで管理
し、E3ガソリンとして公用車の燃料として使用する。電力は焼酎工場の電力として使用
するほか、エネルギーセンターの管理の下、公共施設の電力として使用する。また、
製造過程において生成される残渣は、畜産業エリアのバイオマスプラントに投入し、
処理し、堆肥は農業エリアの農地にまき、有効利用する。
参考-26
参 考 資 料
【林業エリア】
製材所から出るチップ、廃材や山林、竹林の竹や残材を原料に、バイオマスプラント
においてガス化による発電を行う。電力は製材所の電力として使用するほか、エネルギー
センターの管理の下、公共施設の電力として使用する。
【畜産業エリア】
畜産業や、農家から出る家畜糞尿を原料に、バイオマスプラントにおいてガス化に
よる発電を行う。電力は畜産業の電力として使用するほか、エネルギーセンターの管理
の下、公共施設の電力として使用する。発電に伴い製造する堆肥は農地に還元し、
循環型のシステムを形成する。また、居住・市街地エリアのBDF製造プラントから排出
されるグリセリンや焼酎製造エリアから排出される残渣も同時に処理することで、
ゼロ・エミッションに取り組む。
【農業エリア】
作物を原料にエタノールを製造する。製造されたエタノールはエネルギーセンターで
管理し、E3ガソリンとして公用車などの燃料として使用する。
【港湾エリア】
風力発電で発電した電力をもとに、水素製造プラントにおいて海水の電気分解による
水素製造を行う。製造した水素燃料は志布志港を利用して消費地へ輸送するほか、
エネルギーセンターの管理の下、燃料電池や燃料電池車の燃料として使用する。
【エネルギーセンター】
エネルギーセンターでは各エリアからのエネルギー供給を管理するとともに、施設
や設備へのエネルギー供給を行う。供給に当っては、施設の電力需要を管理し、需要に
応じて燃料電池の出力を変動させ、電力を供給する。
(3)E3、E10ガソリン
ガソリンにエタノールを混合させた液体燃料で、ガソリンに対するエタノールの
混合割合(重量比)が3%の燃料をE3ガソリン、10%のガソリンをE10ガソリンとし
ている。すでに欧米では導入が進められており、技術として確立している。
エタノールについては作物等から製造が可能であり、バイオマス由来の燃料をガ
ソリンに混合することで、化石燃料の使用量削減とカーボンニュートラルによる二
酸化炭素排出削減の効果がある。混合比率を上げるには、燃料系機器の安全性と排
気ガスの抑制が課題となっている。
参考-27
参 考 資 料
4. 新エネルギーに関する補助制度
(1)主な補助制度の内容
平成18年度実施の主な補助制度の内容について概要をまとめる。
① 地域新エネルギービジョン策定等事業
a. 事業概要
地域レベルで新エネルギーを導入するに当たって、各地方公共団体等の取り組みを
円滑化するため、地方公共団体等が当該地域における新エネルギーの導入や地域住民
への普及啓発を図るために必要となる「ビジョン」策定に要する費用の補助を行う。
b. 対象事業
●
地域新エネルギービジョン策定調査
●
事業化フィージビリスタディ調査
●
重点テーマに係る詳細ビジョン策定調査
c. 補助率
●
補助率
定額
d. 補助申請先
●
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
② 地域新エネルギー導入促進事業
a. 事業概要
新エネルギーの加速的促進を図ることを目的とし、地方公共団体が行う新エネル
ギー導入事業等のうち先進性があり、他の自治体への波及効果が高い新エネルギー導
入事業及び普及啓発事業の実施に必要な経費に対して補助を行う。
b. 対象事業
●
地方公共団体が制定した地域における新エネルギー導入促進のための計画に基づき
実施される「新エネルギー導入事業」
●
上記の「新エネルギー導入事業」に関して、地方公共団体が実施する「新エネル
ギー導入促進普及啓発事業」
※)新エネルギー導入事業と併せて実施する場合が対象となり、新エネルギー導入促
進普及啓発事業のみは対象とならない。
c. 補助率
●
新エネルギー導入事業
1/2以内(又は1/3以内)
●
新エネルギー導入促進普及啓発事業
定額(限度額2千万円)
d. 補助申請先
●
参考-28
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
参 考 資 料
③ 新エネルギー事業者支援対策事業
a. 事業概要
太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、温度差エネルギー利用、天然ガスコージェネ
レーション、燃料電池、廃棄物発電、廃棄物熱利用、廃棄物燃料製造、バイオマス発
電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、雪氷熱利用について、その加速度的な導
入促進を図ることを目的とし、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」第
8条により、主務大臣の認定を受けた利用計画に基づいてこれらの新エネルギー導入事
業を行う事業者を対象として、事業費の一部を補助するとともに、金融機関からの借
り入れに対して債務保証を行う。
b. 対象事業
●
「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」に基づき、主務大臣の認定を
受けた利用計画に従って実施される新エネルギー導入事業
c. 補助率
●
補助率
1/3以内
●
債務保証枠
基金の15倍
●
保証範囲
対象債務の90%
●
保証料率
保証残高の0.2%
d. 補助申請先
●
経済産業省
④ 新エネルギー・省エネルギー非営利活動促進事業
a. 事業概要
地域の草の根レベルでの効果的な新エネルギー導入の加速化を図るため、営利を目
的としない民間団体等が営利を目的とせず、自ら新エネルギー設備を導入する事業並
びに新エネルギー導入及び省エネルギーの推進に資する普及啓発事業に要する経費の
支援を行う。
b. 対象事業
●
設備導入事業
●
普及啓発事業
c. 補助率
●
補助率
1/2以内
d. 補助申請先
●
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
参考-29
参 考 資 料
⑤ 中小水力発電開発費補助金補助事業
a. 事業概要
初期投資が大きく初期の発電単価が他の電源と比較して割高であり、また、今後開
発地点が奥地化及び小規模化していく傾向にある水力発電を促進するため、中小水力開
発を行う公営電気事業者等に対して建設費等の一部を補助する。
b. 対象事業
●
揚水式を除く一般水力発電のうち、水力が30,000kW以下の水力発電設備の設置改
造を行う
●
出力が30,000kW以下の水力発電所の建設にあたり、新技術の導入を伴うもの
c. 補助率
●
出力が5,000kW以下のもの
2/10以内
●
出力が5,000kW越30,000以下のもの
1/10以内
●
新技術を導入した部分
1/2以内
d. 補助申請先
●
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
⑥ バイオマス等未活用エネルギー実証試験事業・同事業調査
a. 事業概要
バイオマス等未活用エネルギーの利用に係る実証試験事業として、バイオマス・雪
氷熱エネルギーという、地域において活用可能な未活用エネルギーの利用に係る実証
試験として設備を設置し、これらのノウハウやデータの蓄積などによって今後のバイ
オマス等未活用エネルギーの本格的な導入に寄与されるとともに、新エネルギーの導
入目標の達成に資することを目的としている。
b. 対象事業
●
バイオマスエネルギー
●
雪氷熱エネルギー
c. 補助率
●
実証試験
1/2相当額(原則単年度)
●
FS
定額100%(上限額10百万円/件、単年度)
d. 補助申請先
●
参考-30
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
参 考 資 料
⑦ 太陽光発電新技術フィールドテスト事業
a. 事業概要
公共施設等用及び産業等用太陽光発電システムの導入が住宅用システムに比べて
導入が進んでいないため、この対策として平成15年度より新型モジュール採用型、建
材一体型の新技術を用いた太陽光発電システムの実証を行うとともに、更なる導入拡
大を目指すものである。
b. 対象事業
●
新型モジュール採用型
●
建材一体型
●
新制御方式適用型
●
効率向上追求型
c. 補助率
●
補助率
1/2相当
d. 補助申請率
●
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
⑧ クリーンエネルギー自動車等導入促進対策事業
a. 事業概要
クリーンエネルギー自動車を率先的に導入する者に対する購入費の補助及び各地
への燃料供給設備の整備を補助する。
b. 対象事業
●
電気自動車やハイブリッド自動車
●
天然ガス自動車
●
燃料供給設備
c. 補助率
●
電気自動車やハイブリッド自動車
価格差の1/2
●
天然ガス自動車
価格差の1/2
●
燃料供給設備
定額
d. 補助申請先
●
電気自動車、ハイブリッド自動車
(財)日本自動車研究所
●
天然ガス自動車
(社)日本ガス協会
●
燃料供給設備
(財)エコ・ステーション推進協会
参考-31
参 考 資 料
⑨ 地方公共団体率先対策補助事業
a. 事業概要及び交付条件
1 対策技術率先導入事業
自らの事務事業に関する事業計画に基づく、地方公共団体の施設への代エネ・省エネ設備
設置の整備を行う地方公共団体に対し補助をします。
学校、警察、水道事業等の施設についても、実行計画に基づく施設設備の整備事業であれ
ば、補助の対象となります。
2 学校への燃料電池導入事業
小中高等学校等の中規模施設における電源や熱源として利用する燃料電池コージェネ
レーションシステムを率先して導入する地方公共団体(公立学校)に対し補助します。
3 次世代低公害車普及事業
次世代の究極の低公害車といわれる燃料電池自動車や、ジメチルエーテル(DME)を燃料とし
たDME自動車、
水素を燃料とする内燃機関自動車である水素自動車について率先的に導入する地方
公共団体に対して、導入に係る事業費の一部を補助します。
4 都道府県センター普及啓発・広報事業
地域住民等に対し、シンポジウム・セミナーの開催等を通じた普及啓発・広報事業を行う
民間団体(都道府県地球温暖化防止活動推進センター)に対し、補助します。
5 低公害(代エネ・省エネ)車普及事業
地域における代エネ・省エネ対策を促進するため、計画的に低公害車の導入を促進する地方
公共団体に対して、導入に係る事業費の一部を補助します。
b. 補助率
●
補助率
1/2以内
c. 申請先
●
環境省
⑩ 地球温暖化を防ぐ学校エコ改修工事
a. 事業概要及び交付条件
地域や学校の特徴に応じた二酸化炭素排出削減効果を有する省エネ改修、新エネ導入の最も
効果的な取り組み合わせ(遮光、屋上緑化による断熱)による施設設備に要する費用の一
部を補助します。
全国で平成17年度に10か所選定し、平成18年度においては更に5か所程度で実施します。
(各3か月年計画)
b. 補助率
●
補助率
c. 補助申請先
●
参考-32
環境省
1/2以内
参 考 資 料
⑪ メガワットソーラー共同利用モデル事業
a. 事業概要及び交付条件
一定地域において、全体で1,000kW程度の太陽光発電設備を新規導入し、地域で
の共同利用を行うモデル事業
b. 補助率
●
補助金額
kW当たり400千円
c. 補助申請先
●
環境省
⑫ 九州グリーン電力基金事業
a. 事業概要及び交付条件
公共団体、公益的な法人が実施する公共性と環境エネルギー啓発効果の高い事業に
ついて補助を出す。
b. 補助率
●
太陽光発電
kW当たり150千円(上限15kW)
●
街路灯(1kW未満)
1基当たり150千円
●
太陽光発電と街路灯
2,250千円(上限)
●
風力発電
補助対象経費の1/2
※)特別枠として、太陽光発電は上限2,500千円、風力発電は上限2,000千円
c. 補助申請先
●
(財)九州地域産業活性化センター
参考-33
参 考 資 料
(2)主な低金利融資の内容
① 地球環境対策事業
a. 事業概要及び交付条件
地球温暖化問題に適切に対処しつつ、エネルギー安定供給を図るため、石油代替エ
ネルギー及び新エネルギーの利用の促進に必要となる設備を対象として融資を行う。
b. 融資比率
●
融資比率
工事費の40%
c. 申請先
●
日本政策投資銀行
② 資源エネルギー資金
a. 事業概要
石油代替エネルギーを使用、または、供給する施設を取得する中小企業者に必要な
設備資金を支援する。
b. 融資比率
●
直接貸付
72,000百万円
●
代理貸付
12,000百万円
c. 申請先
●
参考-34
中小企業金融公庫
参 考 資 料
5. 各種エネルギーの発熱量と単位換算表
(1)エネルギー別の熱量換算
[表参考-4
単位換算表]
単位
平均発熱量
(MJ)
CO2換算
(kg-CO2)
原油換算
(L)
力
kWh
9.76
0.555
0.252
1.26
L P ガ ス
kg
50.20
3.000
1.300
6.50
ガソリン
L
34.60
2.320
0.910
4.55
灯
油
L
36.70
2.490
0.950
4.75
軽
油
L
38.20
2.620
0.990
4.95
エネルギー
電
ドラム缶換算
(10-3本)
A
重
油
L
39.10
2.710
1.010
5.05
B
重
油
L
40.40
2.850
1.080
5.40
C
重
油
L
41.70
2.990
1.080
5.40
[出所:省エネルギーセンター]
(2)接頭語
[表参考-5
単位に乗せられる倍数
接頭語]
接頭語
備
考
千
103
キロ(kilo)
:k
thousand
百万
106
メガ(mega)
:M
milion
十億
109
ギガ(giga)
:G
billion or
milliard
兆
1012
テラ(tera)
:T
trillion
千兆
1015
ペタ(peta)
:P
quadrillion
〈例〉
・GWh(ギガワットアワー)
:109 Wh=106 kWh=百万キロワットアワー
・MWh(メガワットアワー)
:106 Wh=103 kWh=千キロワットアワー
12
・TJ(テラジュール)
:10 J
参考-35
参 考 資 料
6. 新エネルギー用語集
ア行
■
■
RDF
■
紙屑、木屑、廃プラスチックなどのゴミ
162℃に冷却することで液化されたメ
を熱圧縮・成形した固形燃料。石炭並の
タンを主成分とする天然ガス。CO2排出量
熱量がある。
が少なく、地球温暖化対策で重視されて
いるが、化石燃料という点では資源枯渇
RPS法
の危険がある。
電気事業者による新エネルギー等の利用
に関する特別措置法のことで、2002年に
■
対し、一定の割合以上を新エネルギーに
0.5℃以上高い状態が1年程度続く減少。
よることが義務化された。
これによって世界各地で異常気象が起こる
■
オゾン層
大きくかけ離れた気象現象で、災害を引き
成層圏にあるオゾンを多く含む層。生物に
起こしたり、社会・経済に影響を与える
有害な紫外線を吸収する。オゾン層破壊
ことがある。近年では温室効果ガスの増
物質(フロン)により減少しつつある。
■
温室効果ガス
地球を取り巻き、温室のような働きをし
一次エネルギー
て地表の気温を上げるガス。温暖化ガス
未加工のエネルギー源。石油、石炭、天
とも呼ばれる。水蒸気、二酸化炭素(CO2)
然ガス、原子力、水力及び再生可能エネ
などが代表的。
ルギー等。
■
温度差エネルギー
液化石油ガス(LPG)
未利用エネルギーの一つで、ヒートポンプで
プロパンガスのこと。家庭や工業用・タ
熱を取り出して冷暖房や給湯を行う。海
クシーや一部のトラックの燃料として使
水・河川水と外気温の温度差を利用するエ
ネルギー。
われている。
エタノール
アルコール類の一種である。焼酎粕や植物
からエタノールを抽出・生成する方法が
あり、E3、E10ガソリンへの利用が検討
されている。
参考-36
ことが多い。
異常気象
いる。
■
エル・ニーニョ現象
数年おきに南米沖の海面水温が平年より
加に伴う気候変動との関係が注目されて
■
■
制定された。電気事業者は電気販売量に
約30年間の過去の平均的な気象状態から
■
液化天然ガス(LNG)
参 考 資 料
カ行
■
海洋エネルギー発電
■
再生可能エネルギーの一つで、波力発電・
潮力発電・海洋温度差発電など海に生じる
様々なエネルギーを利用する発電。
■
■
海洋や森林などでCO2などの温室効果ガス
を吸収するもの。京都議定書では温暖化
対策の一つとみなされ、一部の森林のみ
を対象にする方式で算入されることに
なった。
海洋温度差発電
再生可能エネルギーの一つで、海面と深海の
温度差を利用する発電。
■
化石燃料
石炭、石油、天然ガスなどのエネルギー燃
料。太古の動植物の化石からできたと考え
られている。
■
■
■
■
環境家計簿
機構変動に関する政府間パネル(IPCC)
■
地球温暖化に関する報告を行う各国の専門
家の集まりで、
「観測事実・予測」
、
「影響・
適応策・対応」及び「社会経済的側面」の
3つの作業部会から構成されている。
■
■
基準ケース
2001年7月に総合資源エネルギー調査会
が「長期エネルギー需給見通し(目標
ケース)
」をまとめている。このときの政
策枠組みを維持した場合を「基準ケース」と
する。
クリーン開発メカニズム
先進国と途上国が共同で温室効果ガス
削減プロジェクトを途上国において実施
し、そこで生じた削減分の一部(認証排
出削減量)を先進国がクレジットとして得
て、自国の削減に充当できる仕組み。京
都メカニズム(柔軟性措置)の一つ。
気候変動枠組条約
温室効果ガスの増大に伴う気候変動を
防止するための枠組みを規定した条約。
1992年5月に採択され、同6月の地球サ
ミットで署名を開始し、1994年3月に発効
した。先進国が温室効果ガス排出量を1990年
レベルに安定化させること、各国が排出量
の国家通報を行い、締約国会議でレビュー
(審査)を行うことなどを盛り込んでい
る。
京都メカニズム
柔軟性措置と呼ばれる3つのメカニズム
で(排出量取引・共同実施・クリーン開
発メカニズムを指す。
)COP4(第4回締約
国会議)のブエノスアイレス行動計画で
は、クリーン開発メカニズムを優先させ
COP6(第6回締約国会議)までにこれらの
制度の内容を決めることとされた。
家庭でのCO2排出量を知り、環境負荷の削
減を図るために電気、ガス、水道、自動
車などをCO2換算して環境負荷を計算する
家計簿。
■
京都議定書
1997年12月に京都で行われた第3回締約
国会議(COP3)で採択された気候変動枠
組条約の議定書。各国ごとに温室効果ガ
スの排出量の削減目標を定めている。
環境影響評価(環境アセスメント)
公共事業や政策、民間の大規模な建設工
事などが環境に与える影響を事前に調
査し、評価すること。
共同実施
先進国同士が共同で排出削減や吸収の
プロジェクトを実施し、投資国が自国の
数値目標の達成のために、その排出削減単
位をクレジットとして獲得できる仕組み。京
都メカニズムの一つ。
可採年数
石油や金属などの資源が現在の生産量と
比較して、あと何年分あるかを示す指標。
■
吸収源
■
グリーン購入
国、自治体、企業などが商品を購入する際、
環境負荷の小さな商品を積極的に購入
すること。
■
グリーン電力
再生可能エネルギーから得た電力。
■
黒液
パルプの生産工程で木質チップから回収
できる、リグニンを含んだ液のこと。
参考-37
参 考 資 料
■
コージェネレーション
■
灯油、重油、石油ガスなどの燃料から、電
気と熱を供給するシステム。エンジン、
タービン、燃料電池などが挙げられる。
国際標準化機構(ISO)
工業などの標準を規定する国際機関で
品質管理規格(ISO9000シリーズ)を定めた
り、環境管理規格(ISO14000シリーズ)も
一部運用が始まっている。
サ行
■
再生可能エネルギー
太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、小
規模水力発電、バイオマスエネルギーな
ど使用しても減らないエネルギーや許
容範囲内で再利用できるエネルギーで、自
然エネルギーとも呼ばれる。小規模で地
域分散型が極めて小さい。
■
小規模水力発電(小水力発電)
再生可能エネルギーの一つで、河川や水
路に設置した水車などを用いてタービン
を回し発電する。自然破壊を伴うダム式の
水力発電とは区別されるのが一般的。
■
■
石油に変わるエネルギーの総称。石油代替
エネルギー供給目標に掲げられたエネルギー
には、原子力、石炭、天然ガス、水力、
地熱、その他の石油代替エネルギー
(新エネルギー)がある。
■
雪氷エネルギー
雪は貯蔵すると野菜の保存庫や夏季の
冷房などのエネルギーとして利用できる。
■
総合資源エネルギー調査会
経済産業大臣の諮問機関で、エネルギー
需給に関する政策のあり方を審議する
審議会。
新エネルギー
「再生可能エネルギー」
「リサイクルエ
ネルギー」
「従来型エネルギーの新利用形
態」などの総称。
■
石油代替エネルギー
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法
1997年に新エネルギー普及のために定めら
れた法律。経済産業省所管で新エネルギーの
普及における取り組み体制や新エネルギー
導入への金融上の支援制度として新エネ
ルギー・産業技術総合開発(NEDO)による
債務保証、中小企業への金融支援の特
例、認定事業者への補助を定めている。
タ行
■
第1回締約国会議(COP1)
■
太陽光発電
気候変動枠組条約の1回目の締約国会議。
再生可能エネルギーの一つ。太陽光エネ
1996年3月 4月、ドイツのベルリンで開
ルギーを直接電気に変換するシステム。
催された。
■
■
第3回締約国会議(COP3)
屋根の上に温水器や集熱器を置き、太陽の
気候変動枠組条約の3回目の締約国会議。
熱をエネルギーに利用すること。冷暖房
1997年12月、京都で開催された。地球温
や給湯に使用する。
暖化防止京都会議。
参考-38
太陽熱利用
炭素・エネルギー税
■
低公害車
CO2 排出の環境負荷にかかる炭素税とCO2
天然ガス自動車、電気自動車、メタノール車
排出以外の環境負荷にかかるエネルギー
など排ガス中に含まれる大気汚染物質の
税を組み合わせたもので、オランダなど
少ない自動車。
参 考 資 料
■
で導入されている。
■
■
低燃費車
地域新エネルギービジョン
電気・ガソリンハイブリッド車、リーン
自治体の新エネルギー導入や省エネルギー
バーンエンジン、直噴エンジンなどを搭載
推進のために経済産業省が行っている事業
したガソリンエンジン車など燃費の良い
計画。計画策定にあたっては新エネルギー・
自動車のこと。
産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて、
補助金(100%)が交付される。
■
電気自動車
クリーンエネルギー自動車の一つで、バッ
■
地球温暖化
テリーに蓄えた電力を動力として使用
温室効果ガスにより地球の気温が上昇する
する自動車。
こと。化石燃料の大量消費などで人為的に
加速されており、結果、海面上昇などの
■
天然ガス
化石燃料の一つで、化石燃料の中でもCO2
異常気象にも結びつく。
排出量が最も少ない燃料。
■
地熱発電
地熱を利用し、蒸気をおこし、タービン等
により発電するシステム。自然由来のエネ
ルギーであるが、技術的に確立しているた
め、新エネルギーではなく、再生可能エネ
ルギーとして位置づけされている。
■
■
電力自由化
現状では参入に規制が大きい電力供給
事業の自由競争を促す制度改正のこと。
潮力発電
再生可能エネルギーの一つで、潮の干満や
潮流のエネルギーを利用した発電。
ナ行
■
二酸化炭素(CO2)
■
燃料電池
化石燃料や炭素化合物の燃焼や生物の
水素と酸素を化学反応させて電気を取り
呼吸などによって生じる気体。温室効果
出す発電装置で、効率の良い分散型の電源。
ガスの代表。
参考-39
参 考 資 料
ハ行
■
BDF
■
バイオディーゼルフューエル。廃食油など
を化学処理することにより、燃料として
再利用する。軽油の代替エネルギーとし
て利用可能である。
■
バイオガス
再生可能エネルギーの一つで、
畜産で生ずる糞
尿、下水道の汚水処理場の有機物、家庭ごみな
どを発酵させて発生したメタンガスのこと。
■
■
■
電気モニターとガソリンのエンジンで走行
する電気・ガソリンハイブリッド車のよう
に2種類の動力源を組み合わせて走行する
自動車。
■
■
ヒートアイランド
都市の平均気温が周囲に比べて高くなる
現象で、ビルや工場・自動車などによる大
量の放射熱によって起こる。
■
廃棄物発電
ヒートポンプ
未利用エネルギーである温度差エネルギー
廃棄物を燃焼するときの熱を利用して発電
を行うシステム。
を活用する方法として注目されている。
排出源
などを行う技術で、液体が気化するときの
CO2などの温室効果ガスを大気中に排出す
気化熱を利用する。
るもの。エネルギー(燃料の燃焼、燃料の
温度の異なる2つの熱源により冷暖房
■
漏出)
、工業プロセス(セメント製造など)
、
棄物があげられる。
■
排出量取引
京都議定書で課せられた各国の削減目標
達成のため、先進国同士(あるいは、その
国の企業など)で排出量を取引(売買)
する制度。京都メカニズムの一つで、排
出権取引とも呼ばれる。
風力発電
再生可能エネルギーの一つで、自然の風により
回る風車を動力源として発電するシステム。
溶剤及びその他の製品の使用、農業、廃
■
波力発電
再生可能エネルギーの一つで、海洋の波の
力を利用して発電する。
バイオマス
生物起源のエネルギー源で、再生可能エ
ネルギーの一つ。家畜による糞尿、浄化槽汚
泥、木くずなど。
ハイブリッド車
ペタジュール(PJ)
熱量の単位。J(ジュール)の1015に相当
する。
マ行
■
未利用エネルギー
工場の排熱など、回収・利用されていない
熱エネルギーや温度差エネルギーなど
今まで有効に利用されていなかったエネ
ルギーのこと。
■
メタン
有機質が腐敗した時に発生する温室効果
ガス。
参考-40
■
メタンハイドレード
地底や海底に埋まっているメタンと水が
氷結したもの。
■
木質バイオマス(森林バイオマス)
再生可能エネルギーの一つで、生物を起源
とするバイオマスのうち間伐材や製材の
木くず、建築廃材など木や木に由来するエ
ネルギー源。CO2削減に効果が大きい。
参 考 資 料
■
木質ペレット
■
目標ケース
総合資源エネルギー調査会が2001年7月に
まとめた「長期エネルギー需給見通し
(目標ケース)
」のこと。
「環境保全や効率化
の要請に対応しつつ、エネルギーの安定供給
を実現する。
」という基本目標を実現するエ
ネルギー需給像を定量的に表現している。
林産廃棄物などのチップを圧縮・成形し
た固形燃料である。ペレットストーブ、
ペレットボイラーの燃料として利用され
る。石油代替エネルギーとして注目され
ている。
ヤ行
■
揚水式水力発電(揚水発電)
水力発電の方式の一つで、原子力発電所
などの夜間の余剰電力を貯めるために
作られる発電所。2つのダムを要するので
自然破壊の問題が大きく、効率も悪い。
ラ行
■
ライフサイクルアセスメント(LCA)
製品などの資源採取から使用後の廃棄
までの資源の枯渇量や環境への負荷を試算
して分析、評価する方法。
■
■
レイレ分布曲線
レイレ分布を示した曲線で、風速がどれ
くらいの頻度で発生するかを表した風速
出現率曲線に近似しているため、平均風速
から風速出現率を求めるときに用いる。
6%削減
京都議定書における日本の二酸化炭素の
(風速出現率)
0.20
削減目標。1990年度の排出量より6%削
減を目標としている。
0.15
レイレ分布曲線
年平均風速
5.0m/s
0.10
6.0m/s
7.0m/s
0.05
0.00
(風速m/s)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
参考-41
参 考 資 料
7. 志布志市地域新エネルギービジョン策定体制
(1)志布志市地域新エネルギービジョン策定体制
ビジョン策定委員会
市
(ビジョン案の審議・策定)
指導・助言
基本方針
報告・提案
意見・要望・提案
事
務
長
局
庁 内 委 員 会
(ビジョン案検討)
調整・集約
指示・委託
調査報告
委託調査機関
(調査実施・詳細検討)
(2)志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会
[表参考-6
No
所属
役職
氏名
1
鹿児島大学名誉教授
工学博士
松村
博久
2
大隅衛生企業有限会社
常務
宮地
光弘
3
若潮酒造協業組合
代表理事
下戸
直一
4
そお鹿児島農業協同組合
支所長
吉 田
5
あおぞら農業協同組合
代表理事組合長
内村
常夫
6
曽於地区森林組合
代表理事組合長
松元
利實
7
志布志市商工会
会長
河本
正男
8
九州電力株式会社 鹿屋営業所
所長
千葉
文良
9
一般公募(志布志市民)
田口
正昭
10
鹿児島県地域政策課
志布志支所
課長
オブザーバー
九州経済産業局資源エネルギー環境部
新エネルギー対策課
オブザーバー
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
事務局
委託会社
参考-42
策定委員会名簿]
志布志市役所
企画部
株式会社 豊島メック
企画政策課
守
堤
清 利
濱
博 文
濱田
昌則
諸冨
邦夫
参 考 資 料
(3)志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会
[表参考-7
NO
1
部
総
務
部
2
3
企
画
部
4
5
市
民
部
庁内委員会名簿]
課
係
行政改革推進課
課長補佐兼行政改革推進係長
野辺
孝蔵
企画政策課
地域政策係長
本村
浩文
財務課
課長補佐兼管財係長
立木
清美
港湾商工課
商工振興係長
桑 迫
環境政策係長
西川
生活衛生係長
林
環境政策課
6
氏名
悟
順一
裕 暢
7
農政課
農政係長
重 山
8
林務水産課
課長補佐兼林産係長
川﨑
千秋
畜産課
課長補佐兼畜産係長
山田
勝大
耕地課
課長補佐兼計画管理係長
大谷
志郎
9
産業振興部
10
浩
井手 佐喜雄
11
建
設
部
12
13
松 山 支 所
14
15
志布志支所
16
17
教育委員会
18
事務局
委託会社
土木課
維持係長
河野
穂積
都市計画課
課長補佐兼建築係長
鎌田
勝穂
地域振興課
地域振興係長
森
産業振興課
畜産係長
藤野
博三
地域振興課
地域振興係長
木村
勝志
産業振興課
畜産係長
梶 原
教育総務課
施設係長
萩原
政彦
生涯学習課
課長補佐
春口
孝志
志布志市役所
企画部
裕 二
豊
企画政策課
株式会社 豊島メック
参考-43
参 考 資 料
(4)調査スケジュール
[表参考-8
平成18年
平成19年
8月 31日 (木)
第1回志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会
8月 31日 (木)
第1回志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会
10月 11日 (水)
先進地調査(高千穂牧場)
10月 12日 (木)
先進地調査(南大隅ウィンドファーム、根占中学校)
10月 26日 (木)
第2回志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会
10月 26日 (火)
第2回志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会
12月
5日 (火)
第3回志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会
12月
7日 (木)
第3回志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会
1月 12日 (金)
第4回志布志市地域新エネルギービジョン庁内委員会
1月 18日 (木)
第4回志布志市地域新エネルギービジョン策定委員会
[図参考-3
[図参考-4
第2回策定委員会]
先進地調査]
[図参考-6
第3回庁内委員会]
第3回策定委員会]
[図参考-8
第4回策定委員会]
第1回策定委員会]
[図参考-5
[図参考-7
参考-44
調査スケジュール]