【JIC Baguio】教科書サンプル <ライティング>

~はじめに~
皆さんはライティング力に自信がありますか?そして自らの英語力を鍛えるために、日ご
ろから英語で文章を書いているでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが英会話を上達させる上でもライティングはとても重要な
科目です。英語が上達した人の中でライティングを疎かにした人はいないと言われるほど
です。
ただ、どうやって文章を書き始めたらいいのか分からないという人も多いのでないでしょ
うか。
そこで今回は、文章を作るうえでの基礎を『5 行エッセイ』を使って学んでいきたいと思い
ます。
■『5 行エッセイ』とは
『5 行エッセイ』は文字通り、自分の意見を 5 行のみにまとめることです。例えば…
-例① 【結論】I like Baguio. (私はバギオが好きだ。)
② 【理由 1】Firstly, the climate is comfortable. (気候が快適である。)
③ 【理由 2】Secondly, the citizens are kind. (そこにいる人々が優しい。)
④ 【理由 3】Thirdly, price is cheap. (物価が安い。)
⑤ 【締めの結論】That’s why I like Baguio. (だからバギオが好きだ。)
このように5行でトピック、理由、結論を通してエッセイを作ってしまうものです。
これから、それぞれ①から⑤までを詳しく解説していきます。
① トピックに関する結論
一番伝えたいことを先に書く。この場合、「私はバギオが好きだ」である。いわば結論を先
に書き、②以降はそれをサポートする理由を綴る。
結論を述べるのに使えるフレーズ
I think~
~と思う。
I assume~
~と推測する。
I believe~
~と信じている。
It is true that~
~は事実である。
I agree with~
~に賛成である。
I disagree with~
~に反対である。
In my opinion~
私の意見は~である。
Nowadays, Recently, など
最近は
② 理由 1
ここでは①のトピックに関する結論をサポートする理由を書く。
「第一に」や「例えば」と
いった表現は更に説得力をつける。
理由 1 で使えるフレーズ
Firstly,
For example
始めに
/ For instance
例えば
Because
なぜなら
For one thing
第一に
First of all
始めに
First reason~
最初の理由として
To start with~
始めに
According to~
~によると
③ 理由 2
ここでも基本的には①をサポートする理由や意見を展開する。「次に」や「一方で」などの
表現も有効的になる。
理由 2 で使えるフレーズ
Secondly
2 つ目として
Moreover
さらには
Next
次に
On the other hands
一方で
Furthermore,
さらに
Conversely
反対に
On the contrary
反対に
④ 理由 3
トピックを裏付ける最後の理由。
「ついに」、
「最後に」など最後の推しの理由を述べる前に
これらの言葉をつけることを薦める。
理由 2 で使えるフレーズ
Thirdly,
3 つ目として
At last
最後に
Lastly
最後に
Since then
その後
In spite of~
~にも関わらず
Eventually
結果的に
⑤ 結論
再度、もう一度伝えたいことを書く。もちろんここではトピックと違う結論を書いてはい
けない。つまり、トピックと結論は用いる言葉は違えど、内容は一緒でなくてはならない。
結論を述べるのに使えるフレーズ
To conclude
結論として
In conclusion
結論として
To sum up
まとめると
That’s why~
だから~だ。
Therefore
従って(それ故に)
As I have stated above
冒頭でも述べたように
~まとめ~
いかがでしたか?
今回の授業の目的は、英語での文章の書き方とその大切さを今一度確認してもらうことで
す。
冒頭でも述べたとおり、ライティングから逃避して英語を上達した人はいないといっても
過言ではありません。むしろライティングこそが英語力を伸ばす鍵です。
フィリピン留学ではマンツーマンの授業が多いためかスピーキングやリスニングに力を入
れる人が圧倒的に多いですが、それだと今ある自分の知識からしかアウトプットできませ
ん。
それよりも、まずしっかりとライティングで文章の構成や単語をインプットし、それを授
業でアウトプットしてみましょう。一人で冷静になって伝えたいことを調べることができ
るので表現力を増やすにはもっとも合理的だと思います。
今現在、英語で文章を書いていない方はこの「5 行エッセイ」を使って文章を書く練習を始
めてみてください。