第2回目 通関業務と関連業務 通関業務とは、 1.通関手続きの代理 2.不服申し立ての代理 3.主張又は陳述の代行 4.通関書類の作成 1. 通関手続きの代理・・・申告から許可又は承認を得るまでの手続き ただし、修正申告や更正の請求、関税の確定及び納付は含まれる。 (よく問われる通関業務) 特例輸入者/特定輸出者の承認の申請 蔵入、移入等の承認の申請 船用品又は機用品の積込の申告 (よく問われる関連業務) 他所蔵置許可申請 保税運送承認申告 外国貨物の見本の一時持出許可申請 関税の払戻し申請手続き 用途外使用の申請手続き 誰でも行えることは、関連業務、独占かつ専門的なものは通関業務! (倉庫、運送行など) 例えば、許可に付随する行為となる「船名、数量等の変更申請」は、通関業務! 「輸入許可前貨物引取承認申請手続」は、通関業務! 「指定地外検査許可申請手続」は、通関業務! 2. 不服申し立ての代理 税関長に対する異議申し立て と 財務大臣に対する審査請求 3. 主張又は陳述の代行 税関長に対する主張又は陳述 で 財務大臣に対する主張又は陳述は含まない 関連業務とは、 事前教示照会 *基本通達に記述 不開港出入許可申請 外国貨物仮陸揚届 見本一時持出許可申請 保税地域許可申請 外国貨物運送申告 輸出指止申立又は輸入指止申立に対する意見書 関税法そのた関税に関する法令以外の法令の規定により 輸出又は輸入に関して必要とする許可等の申請 【第48回過去問題/択一式】 次の記述は、通関業法第2条(定義)に規定する通関業務及び同法第7条に規定する関連業務に関するものであるが、 その記述の誤っているものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、誤っている記述がない場合には、 「0」をマークしなさい。 1.他人の依頼によりその者を代理して行う総合保税地域に外国貨物を置くことの承認の申請及び保税工場において 外国貨物を保税作業に使用することの承認の申請は、いずれも通関業務に含まれる。 2.他人の依頼によりその者を代理して行う輸入申告に先行して行う税関長に対する関税定率法別表の適用上の所属に 係る関税法第7条に規定する教示の求めは、関連業務に含まれる。 3.財務大臣は、関連業務の料金の額について必要な定めをすることができ、この定めがされたときは、通関業者は、 これに反して料金を受けてはならない。 4.他人の依頼によりその者を代理して行う関税法第63条の2第1項(保税運送の特例)に規定する特定保税運送者の 承認申請手続は、通関業務に含まれない。 5.通関業者は、関連業務に関して帳簿を設け、その収入に関する事項を記載するとともに、その取扱いに係る関連業 務に関する書類を一定期間保存しなければならない。 【第49回過去問題/語群選択】 次の記述は、通関業法第2条(定義)に規定する通関業務及び同法第7条(関連業務)に規定する関連業務に関するもの であるが、( )に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選び、その番号をマークしなさい。 1.通関業務とは、他人の依頼によってする、 (1) 関税法その他関税に関する法令に基づき税関官署に対してする輸出又は輸入の申告から許可を得るまでの手続等 (2) 関税法その他関税に関する法令によってされた処分につき、行政不服審査法又は関税法の規定に基づいて、税関長 又は( イ )に対してする( ロ ) (3) (1)の手続等、(2)の( ロ )又は関税法その他関税に関する法令の規定に基づく税関官署の調査、検査若しくは処分 につき、税関官署に対してする( ハ )につき、その依頼をした者の代理又は代行をする事務及び通関書類を作成する 事務をいう。 2.通関業者は、( ニ )において制限されている事項を除き、通関業務の関連業務として、通関業者の( ホ )を用いて、 他人の依頼に応じ、通関業務に先行し、後続し、その他当該業務に関連する業務を行うことができる。 ① 意見の求め ④ 権利 ⑦ 質問又は陳述 ② 依頼者との契約 ⑤ 裁判所 ⑧ 主張及び立合い ③ 許可の条件 ⑥ 財務大臣 ⑨ 主張又は陳述 ⑩ 訴訟の提起 ⑪ 他の法律 ⑫ 能力 ⑬ 不服申立て ⑭ 法務大臣 ⑮ 名称
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