目で見るということは‥ 黒板の字が見えますか?

平成28年10月20日
町田市立小山田小学校
校
長 三瓶 昌信
養護教諭 溝口ゆかり
雨で延期となり肌寒い中での運動会でしたが、子供たちの笑顔とがんばりに熱気あふれる
一日となりました。ちょうどその頃からでしょうか、気温がぐっと冷え込み、秋が感じられ
るようになりました。半そで短パンだった子供たちの装いも秋らしく上着が1枚増えました。
季節の変わり目は寒暖の差が大きく、体調をくずす人が増えてきます。
これからの季節、上手に衣服の調節をしたいものです。
ただし、寒い冬に向かって皮膚を鍛えるのもこの時期からです。
寒いからといって、たくさん着こんで皮膚を守れば守るほど、寒さ
への抵抗力は弱まってしまいます。肌寒さが皮膚を刺激して鍛えて
くれるので、からだを動かすときは積極的にうす着になりましょう。
目で見るということは‥
私たちは、『見る(目)・聞く(耳)・さわる(皮ふ)・かぐ(鼻)・味わう(舌)』の五つの
』
感覚を使って、外からの情報を取り入れています。中でも『見る』
『見る』つまり目からは私たちが
『見る』
得る情報の80~90%が入ってきます。目は情報を集めて脳へ送る大切な働きがあります。
何かものを見るとき、目で見ていると思いがちですが、ものが見えるのは脳の働きによる
ものです。目は脳の一部がせり出したもので、私たちは目というより脳でものを見ています。
網膜に逆さまに映った像は、脳の中で正しく直されます。左右の目は同じものを見ても、別々
の映像として脳に伝えられ、脳の中で一つにまとめられます。
二つの目で見ることによって立体感や距離感がわかるのです。
片方の目を閉じると、今まで針の穴に簡単に糸を通せたもの
がうまく通せなくなってしまいます。片方だけでは遠近感が
わからないからです。
目が腫れているからと眼帯をつけてしまう人がいますが、
特に子供は転びやすく危険なので気をつけたいものです。
黒板の字が見えますか?
夏休み明け、新しくメガネを作ってかけ始めた人や、視力に合わせてレンズを
替えて来た人がいます。今のメガネは軽くて丈夫で、とってもオシャレですね。
メガネをかけ始めた感想を聞いてみると「(メガネをかけると)ぜんぜんちがうよ」と話し
てくれた人がいました。あまりに見えすぎて驚いたようです。なにより黒板の字が無理なく
見えるようになって、きっと学習にも集中できることでしょう。
勉強や読書をすると、頭が痛くなる‥という人は、視力の低下が原因かもしれません。私
たちの目は、見るものとの距離によってレンズの厚さを変え、ピントを合わせるしくみにな
っています。視力が下がってピントが合わなくなっているのに、無理やり見ようとすると目
が疲れたり、頭が痛くなったりします。そのような症状がある場合や、黒板の字が見えにく
くなったら目のSOS
目のSOSです。一度、眼科でしっかり診てもらいましょう。
目のSOS
感染症にご注意ください!
町田市内の小学校でマイコプラズマ肺炎が流行っています。本校でも運動会の時期に、
数名の報告がありました。今現在かかっている児童はいませんが、発熱による欠席が増え
ていますので、ご注意ください。
マイコプラズマ肺炎とは‥
マイコプラズマという微生物(細菌)の感染によっておこる
肺炎です。全身のだるさや頭痛が初期症状で、熱は数日で下
がりますが、強い咳が出始め、その咳は長期にわたります。
咳が長びく場合
咳が長びく場合は、
場合は、早めに
は、早めに病院を
早めに病院を受診してください
病院を受診してください。
受診してください。
近隣の学校(忠生地区)では、流行
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が大流行となり、あま
性耳下腺炎(おたふくかぜ)
り例がない状況に驚いています。この二週間の間に全校で60名ほどかかったそうです。
流行性耳下腺炎の予防接種は、任意接種でお金もかかるため接種率も低く、感染が広がっ
てしまったようです。まだ罹患したことがなく、予防接種を受けていないお子さんは、か
かりつけの医師にご相談ください。
なお、前回の保健だよりでもお知らせしましたが、町田市ではMR(麻しん風しん混合)
定期予防接種を受けていない人を対象に、MRワクチンのフォロー予防接種を2回まで無
MRワクチンのフォロー予防接種を2回まで無
料で実施しています。麻しん(はしか)は、感染力が非常に強く、時に肺炎や脳炎などの
料で実施
深刻な合併症を起こし、死亡に至る場合もある感染症です。予防接種は病気に対する抵抗
力を作り、病気の重症化を予防します。
予防接種を受けているのか母子手帳をご確認ください。
かぜ・インフルエンザ対策をはじめましょう!
「インフルエンザの注射をしたよ~」と、何人かの子供たちから報告がありました。
もうそんな時期になりましたね。まずは「手洗い・うがい」を徹底していきましょう。