EuroShop 2008 ファイナル・レポート 国際店舗設備・販売促進機材展

EuroShop 2008 ファイナル・
ファイナル・レポート
国際店舗
国際店舗設備
店舗設備・
設備・販売促進
販売促進機材
促進機材展
機材展
再び投資が
投資が活発に
活発に!
EuroShop 2008 -業界に
業界に明るい兆
るい兆し10 万人以上の
万人以上のエキスパートが
エキスパートが EuroShop 2008 に来場
来場者の
来場者の2人に1人は購入目的
10 万人を超す世界の小売業界のエキスパートがデュッセルドルフの EuroShop 2008 に集ま
りました。上向きの経済状況を背景に会場では新製品を求める雰囲気がみなぎり、開幕初
日から新しい顧客との商談や取引が活発に行われました。
同 見 本 市 を 運 営 す る メ ッ セ ・ デ ュ ッ セ ル ド ル フ の 取 締 役 W. ニ ー ダ ー ゲ ー カ ー
(W.Niedergöker)は 「前回に比べ EuroShop は大きく進展した。出展社が 232 社増加し、
廊下等を除く純粋に展示に使用された面積が 13%増加し 107,100 ㎡となった(前回 94,825
㎡)。来場数も前回より 14%にあたる 13,000 人が増加し、その出身国の数は 90 カ国にのぼ
る。
この数字から見ると小売業界全体には一般の統計で見られる数字よりも景気が戻ってきて
いるように思われる。
出展企業全体の約 54 パーセントはドイツ以外の国々からの出展、また来場者の約 58%は国
外から。この数字は EuroShop が世界中の同種の見本市の中でも最も重要なイベントである
ことを裏付けている。
EuroShop の 40 年の歴史の中で今回の EuroShop 2008 はどの点から見ても記録を更新したこ
とになる。展示会のブース建設業者、商業建築家、マーケティングの専門家たちは、ここ
デュッセルドルフで将来へ向けてのインスピレーションを獲得できた」と述べています。
EuroShop 2008 は 4 つの分野 EuroConcept(ショップフィッティング、家具、商業建築、デ
ザイン照明技術、冷蔵冷凍技術)、EuroSales(ビジュアルマーケティング、セールスプロモ
ーション、POS マーケティング)、EuroCIS(情報処理・警備)、EuroExpo(展示会用ブー
ス建設)のどの部門でも新しい情報を包括的に提供しました。出展者サイドでは市場の成
長を受け、若い企業もマーケットリーダーも同じように信頼を集めていました。
前回に比べ EuroShop 2008 では数多くの変化が見て取れましたが、その 1 例として照明技術
の分野が挙げられます。
EuroShop の歴史の中で照明分野の展示は初めて展示ホールひとつを専有し、来場者の多く
は照明分野が今後店舗設備・装備を考えるに当たって特に考慮しなければならない分野の
一つであることを再確認していました。フロアーカバーリングの分野でも同じ傾向が見ら
れました。
見本市開催中に行ったアンケートによると2人に 1 人は購入を目的に来場したという結果
が出ています。
ヨーロッパ小売研究所(EHI)の代表者で EuroShop 2008 の出展者協議会会長である B.ハリ
アー(Bernd Hallier)氏は「今回の EuroShop の結果に大いに満足している。どのホールも
どの通路もまたどのブースも熱気に満ちていた。各出展企業の全身で訴えかけるような力
のこもったプレゼンは見たことがない。世界各国からのビジターは会場にあふれかえるア
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イデアに魅了されたばかりではなく、将来を見据え投資しようという勇気も得たようで、
この意味で出展各社の努力は報われたといえる。出展各社は見本市後のビジネスに大いに
期待をかけている」と今回の印象を述べています。
会期中のアンケートでは出展企業がドイツ以外の国々からの来場者数が直に感じられるほ
ど増加したという回答も多く出ています。外国からの来場者は約 6 万人(前回より 8500 名
増加)で、そのうちの30%はヨーロッパ以外の国々から、70%はヨーロッパ各国から
の来場者です。ドイツ国内からの来場者は約 4000 人増加しました。
アジア諸国からの来場者の増加は予想されていましたが、前回の 4400 名に対し今回は 6900
名と記録されています。特に多かったのはインド、中国、シンガポール、台湾からの来場
者です。北米・中米・南米からの来場者も無視できません。アメリカとカナダからは 3600
名(前回より 1000 名増加)、中南米からは 3200 名(前回 2100 名)となっています。
ヨーロッパ各国からの来場者は、多い順にオランダから 4300 名、次いでイギリスから 3700
名、イタリアから 3600 名となっていますが、投資の拡大している中央・東欧諸国、さらに
はロシアからの来場者も増えています。
EuroShop 2008 では展示会は勿論のこと“リテールデザイン”“POP コンファレンス”などの併
催プログラムも大いに人気を博しました。第 1 回目として開催された“ヨーロッパ・リテー
ル・デザイン賞”と“ヨーロッパ・リテール技術賞”にも受賞者の選択が難航するほど多くのエ
ントリー数が記録されています。両コンテストは今後毎年開催されます。
2005 年から始まった店舗建築家のフォーラム“EuroShop Designer Village“は今回その使用面
積を 2 倍に拡張し、斬新的なデザインが来場者の注目を集めました。
国の内外からの専門家が業界の諸問題―デザインや IT、POP-について意見を発表する
EuroShop Forum も連日満席の情況を呈しました。
次回 EuroShop 2011 は 2011 年 2 月 26 日から 3 月 2 日までデュッセルドルフで開催の予定
まで
です。
情報処理・警備を扱った EuroCIS は 2009 年 2 月 10 日から 12 日までの開催です。
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