Ⅱ. 化繊協会加盟会社の直近1カ月の特許出願状況 (2008 年2月公開分) 化学繊維及び化学繊維テキスタイル関係のみ 出 願 人 帝 人 公開番号 発明の名称 課題 室温だけでなく高温雰囲気下においてもゴムとの接 着性、具体的には剥離接着力および剥離のゴム付きが 特 開 2008-045250 向上したゴム補強用繊維およびその製造方法を提供 すること。 【解決手段】繊維表面にシリカ微粒子を含む接着処理剤が付与されており、かつ該シリカ微粒 子が非球形であることを特徴とする。さらには、該シリカ微粒子の長軸方向の長さが20nm から500nmの範囲であることや、該シリカ微粒子のアスペクト比(長軸方向の長さ/短軸 方向の長さ)が2から100の範囲であること、繊維重量に対する繊維表面の該シリカ微粒子 の付着割合が0.05~5重量%であることが好ましい。また、接着処理剤が、レゾルシン・ ホルマリン・ラテックス系の接着剤であることや、繊維がポリエステル繊維または芳香族ポリ アミド繊維であることが最適である。 特 開 ポリエステル繊維の溶 紡糸口金への異物の堆積を効果的に抑制し、高融点の 2008-045249 融紡糸方法 ポリエステル繊維の溶融紡糸工程における周期的な 糸切れを防止、もしくは糸切れ周期を大幅に延長でき る方法および製造装置を提供すること。 【解決手段】ポリエステルポリマーを紡糸口金から 吐出しポリエステル繊維を溶融紡糸する方法であっ て、紡糸口金直下の紡糸筒内の温度が350~45 0℃の範囲内であり、かつ該紡糸筒内に円周上に配 置されている水蒸気供給用の均圧室から多孔質材料 を通して、加熱水蒸気を供給することを特徴とする。 該多孔質材料は金属不織布または多孔質セラミック スであることが好ましい。更に、該紡糸口金が円周 状に配置されたポリマー吐出孔を有する。また、該 ポリエステルポリマーはポリエチレンナフタレート ポリマーであることが好ましい 特 開 分繊用ポリエステルマ 鮮明性に優れ、しかも分繊、製編織が容易な紫外線吸 2008-045245 ルチフィラメント 収性を有する分繊用ポリエステルマルチフィラメン トを提供する。 【解決手段】有機系紫外線吸収剤を0.1~5.0重量%含 有し、かつ無機系の紫外線吸収および/または反射剤を0~ 0.5重量%含有するポリエステルからなるマルチフィラメ ントは、鮮明性に優れた紫外線吸収性を有する分繊用ポリエ ステルマルチフィラメントとなる。 ゴム補強用繊維および その製造方法 1 出 願 人 帝 人 公開番号 発明の名称 特 開 2008-045244 分繊用ポリエステルフ ィラメント及びそれか ら得られる嗜好性飲料 抽出フィルター 課題 嗜好性飲料抽出フィルターとしての安全性に優れ、織 物での成形性に優れた嗜好性飲料抽出フィルター用 モノポリエステルフィラメントとなし得る分繊用マ ルチフィラマント、該マルチフィラメントを分繊した 嗜好性飲料抽出フィルター用のモノフィラメント、な らびに、該モノフィラメントの織物からなる嗜好性飲 料抽出フィルターを提供する。 【解決手段】比重5g/cm3以上の重金属をポリエステル製造用触媒として含まないPET系 ポリエステルからなり、特にイソフタル酸を5~20モル%共重合した融点が200 ~24 0 の分繊維用ポリエステルマルチフィメントであって、特定の断面形状と物性を併有するも のは、分繊後のモノフィラメントが嗜好性飲料抽出フィルター素材としての安全性に優れ、織 物での成形性に優れた嗜好性飲料抽出フィルターとなし得る。 特 開 分繊用黒色原着ポリエ 分繊工程での工程通過性が良好で、仮撚り加工、分繊 2008-045243 ステルマルチフィラメ 工程でのガイド疵や磨耗が少なく、黒色度(L値)に ント及びその製造法 優れた分繊用黒色原着ポリエステルマルチフィラメ ントを提供する。 【解決手段】上記課題は、繊維構成ポリマーがポリマー繰り返し単位の少なくとも90モル% 以上がエチレンテレフタレート単位であるポリエステルであって、該繊維中に着色顔料として 黒色を発色する有機顔料と平均1次粒子径が10~30nmの範囲にあるカーボンブラックと を繊維重量に対し合わせて0.5~2.0重量%含有しており、かつ、上記カーボンブラック の繊維中の含有量が0.1~0.6重量%であり、さらに伸度20~50%、単糸繊度10~ 50デシテックス、フィラメント数4~20本、繊維の黒色度(L値)20以下の条件を同時 に満足する分繊用黒色原着ポリエステルマルチフィラメントにより達成される。 特 開 紫外線カット性とソフ 紫外線カット性とソフトな風合いを有する編物およ 2008-045233 トな風合いを有する編 び該編物を用いてなる衣料を提供する。 物および衣料 【解決手段】総繊度が20~170dtexのマルチフィラメント(A)を編物の全重量に対 して30重量%以上含む編物であって、前記のマルチフィラメント(A)が、有機系紫外線吸 収剤を含有する繊維形成性熱可塑性ポリマーからなり、かつ編物において下記式で求められる 係数Kが40×103以下である紫外線カット性とソフトな風合いを有する編物および該編物 を用いてなる衣料。 K=Co×We×(D/1.1)1/2 ただし、Coは編物の2.54cmあたりのコース数(本/2.54cm)、Weは編物の2. 54cmあたりのウエール数(本/2.54cm) 、Dは編物を構成する糸条の総繊度の平均(d tex)である。 特 開 チタニア繊維およびチ 繊維径が小さく、十分な光触媒活性を発現し、後の加 2008-038314 タニア繊維の製造方法 工が容易であり、バインダー等を添加して固定化せず ともそのまま触媒として用いることのできるチタニ ア繊維および当該チタニア繊維の製造方法を提供す ること。 【解決手段】チタニア繊維を形成するための繊維形成用組成物として、ニオブ元素を含む組成 物を用いて、当該組成物から静電紡糸法にて繊維集合体を製造し、これを焼成することにより、 平均繊維径が50nm以上1000nm以下であり、繊維全体の質量に対してニオブ元素を酸 化ニオブ換算で0.1質量%以上10質量%以下含むチタニア繊維を得る。 2 出 願 人 帝 人 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038305 複合紡糸口金及びその 組立方法 特 開 2008-038275 分割型複合繊維の複合 紡糸口金 課題 数千の吐出孔を有し、複雑なセクションを有するフィ ラメントを吐出する場合にも、セクション異常を生じ ることのない、かつ比較的製作が容易な複合紡糸口金 を提供する。 【解決手段】少なくとも2成分のポリマーを分配・移送す るためのポリマー流路群が加工された分割口金板群を積層 して一体化した口金から複合単繊維群を紡出するための複 合紡糸口金において、前記分割口金板群を各分割接触面で 互いに接合させる接合材を備えたことを特徴とする複合紡 糸口金とその口金の組立方法とする。 機械的な力を加えることによってポリマーの貼り合 せ面で各セグメントを極細繊維 として分割し易くす ると共に、分割性を経時的に変化させる要因を除去し て繊維 断面の各セクションの形状変化が生じにくい 複合紡糸口金を提供する。 【解決手段】少なくとも2種の成分からなる各ポリマーによってそれぞれ形成されたポリマー セグメントの横断面が扇状楔形を呈する複合単繊維 群を各ポリマーの貼り合せ面で分割して 細繊度を有する繊維 群とする分割型複合単繊維 群を紡出複合紡糸口金において、一つの同心 円上に円周列を形成してそれぞれ穿設された分配孔群31,32と、前記同心円の中心に穿設 された中央孔33と、前記分配孔群と前記中央孔とが直前に開口する円形断面を有する合流孔 21とを少なくとも備え、前記中央孔に機械的な力によって分割される易分割ポリマーを導入 することを特徴とする分割型複合繊維 の複合紡糸口金。 特 開 耐光性に優れた耐熱性 耐光性の改善された、高強力で耐火炎性に優れた耐熱 2008-038299 布帛 性布帛及び該耐熱性布帛からなる耐熱性防護服を提 供することにある。 【解決手段】染色したパラ型アラミド繊維を35重量%以上、非染色のパラ型アラミド繊維を 5重量%以上、メタ型アラミド繊維を0~60%含む紡績糸とし、それからなる耐熱性布帛と することにより、パラ型アラミド繊維を含む布帛の耐光性を改善し、高強力で耐火炎性に優れ た布帛及びそれからなる耐熱性防護服を提供する。 特 開 ゴム補強用繊維および 室温だけでなく高温雰囲気下においてもゴムとの接 2008-038282 その製造方法 着性、具体的には剥離接着力および剥離のゴム付きが 向上したゴム補強用繊維 およびその製造方法を提供 することにある。 【解決手段】繊維表面にシリカ微粒子を含む接着処理剤が付与されており、かつ該シリカ微粒 子の粒子径が10nm以上、500nm未満であることを特徴とする。さらには、繊維重量に 対する繊維表面の該シリカ微粒子の付着割合が0.05~5重量%であることや、接着処理剤 が、レゾルシン・ホルマリン・ラテックス系の接着剤であること、接着処理剤が界面活性剤を 含まないものであることなどが好ましく、繊維があらかじめエポキシ化合物を含む前処理剤が 付与されたものであることや、ポリエステル繊維または芳香族ポリアミド繊維であることが好 ましい。 3 出 願 人 帝 人 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038274 無機炭酸塩含有難燃性 芳香族ポリアミド繊維 課題 簡便な方法によって経済的に難燃性が付与された難 燃性芳香族ポリアミド繊維 を提供すること。 【解決手段】アルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群より選ばれる少なくとも1種の 金属を含む平均粒径2μm以下の無機炭酸塩を、全体に対して3質量%以上50質量%以下含む 芳香族ポリアミド繊維 とする。無機炭酸塩としては炭酸カルシウムが好ましく、芳香族ポリア ミドとしては、コポリパラフェニレン・3,4’-オキシジフェニレン・テレフタラミドが好ま しい。 特 開 成形用ドープ 耐熱性及び力学的性質の優れたポリアミド成形体、特 2008-037999 に繊維 、フィルム、パルプ状粒子を製造する際に有 用な成形用原液となり得る成形用ドープを提供する。 【解決手段】下記式(I) 【化1】 及び下記式(II)【化2】 で表される繰り返し単位から主としてなり、上記式(I)および(II)の繰り返し単位の共重 合モル比率(II)/(I)が 1 (II)/(I) 100 の範囲にあるポリマー及び溶媒を含み、ポリマーの濃度が5重量%以上である成形用ドープ。 特 開 伝動ベルト 本発明は、少ない繊維量で耐摩耗性に優れた繊維質層 2008-032073 を有する伝動ベルトを提供することにある。 【解決手段】動力伝動に用いられるベルトの動力伝達部表面に、パラ型全芳香族ポリアミド短 繊維と、該短繊維を接着したり絡み合わせたりするバインダー効果のあるパラ型全芳香族ポリ アミドパルプからなる繊維紙を含む層を設けたベルトとする。 特 開 熱伝導性ペースト 放熱性が高くハンドリング性に優れた熱伝導性ペー 2008-031295 ストを提供する。 【解決手段】メソフェーズピッチを原料とし、平均繊維径が5~20μm、平均長さが5~60 00μm、平均繊維径に対する繊維径分散の百分率(CV値)が5~20である熱伝導性の高く 表面が平滑な、六角網面の成長方向に由来する結晶子サイズが5nm以上であるピッチ系炭素 短繊維フィラーを5~80重量%をポリオルガノシロキサンに複合化し、粘度を抑制しハンド リング性に優れかつ熱伝導性ペーストを作成する。当該熱伝導性ペーストの熱伝導率が3W/ (m・K)以上である。 再 表 海島型複合繊維及びそ 2005/095686 の製造方法 本発明の海島型複合繊維は、易溶解性ポリマー含有海成分と、100以上の難溶解性ポリマー 含有島成分とからなり、島成分の径は10~1000nmであり、互に隣り合う島成分間の間 隔が500nm以下であって、上記海及び島成分ポリマーを海島型複合繊維用紡糸口金から溶 融紡糸し、400~6000m/minの速度で引き取ることによって製造され、この複合繊 維から海成分ポリマーを溶解除去すれば10~1000nmの直径を有し、衣料、産業資材そ の他の用途に有用な微細繊維群が得られる。 4 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 課題 炭素繊維織物の組織崩れ、裁断時の解れを抑えること ができ、目隙を抑えた織組織の形態保持に有効で、か 炭素繊維織物および繊 つ、繊維強化プラスチックに成形した時に外観品位に 特 開 維強化プラスチックの 2008-045247 優れる目どめ処理を施された炭素繊維織物の製造方 製造方法 法および繊維強化プラスチックの製造方法を提供す る。 【解決手段】たて糸またはよこ糸の少なくとも一方が炭素繊維糸条からなり、織組織の形態を 保持する目どめ処理が施された炭素繊維織物の製造方法であって、次の(A)~(E)の工程 を経ることを特徴とする炭素繊維織物の製造方法。(A)たて糸を、織機に導く引出工程(B) よこ糸を、溶媒または分散媒が水である樹脂溶液、乳濁液または懸濁液で少なくとも部分的に 濡らす付着工程(C)少なくとも部分的に濡れたよこ糸を、たて糸と交錯させて織物を織成す る織成工程(D)織成した織物を加熱して乾燥させる乾燥工程(E)織物を巻き取って巻物に する巻取工程 耐熱性を有する繊維集合体に好適に用いられ、かつ熱 特 開 熱接着性複合繊維およ 寸法安定性に優れた熱接着性繊維とその熱接着性繊 2008-045241 び繊維集合体 維を用いた寸法安定性に優れた繊維集合体を提供す る。 【解決手段】ポリブチレンテレフタレート系共重合ポリエステルとポリエチレンテレフタレー ト系ポリエステルからなり、ポリブチレンテレフタレート系共重合ポリエステルが少なくとも 繊維表面に露出している複合繊維であって、該ポリブチレンテレフタレート系共重合ポリエス テルの融解温度が140~190 でかつ特定の共重合成分で構成され、更に熱接着繊維の9 0 における乾熱収縮率が1%以下である熱接着性複合繊維。 特 開 炭化炉および炭化繊維 縦型炭化炉下部の水などの液シールより発生する水 2008-045227 の製造方法 蒸気量を抑え、炉の構成材であるマッフルの減耗を抑 制し、長期連続運転を可能とすることで炭化繊維の生 産性の飛躍的な向上を図りつつ、品質安定化が可能な 炭化炉および炭化繊維の製造方法を提供すること。 【解決手段】不活性雰囲気中のマッフル4内に複数の被炭化繊維12を連続的に走行させて焼 成する炭化炉1の糸条出口側に導管6を設け、該導管6を液体中に浸漬してシールを行う炭化 炉1において、前記繊維糸条出口側のシール導管6に不活性ガス供給口8を設けるとともに、 該不活性ガス供給口から500mm以上液シール側に離れた位置に不活性ガス抜き出し口9を 設けたことを特徴とする炭化炉。 特 開 マスカラ用短繊維、マ 睫の長さをより長くし、ボリューム感のある外観形状 2008-044860 スカラ用短繊維製造方 を与え、すっきりとした目元を得ることができるマス 法、マスカラ化粧料お カラ用短繊維 、該短繊維 製造方法、マスカラならび よびマスカラ化粧料の に、マスカラ化粧料の製造方法の提供。 製造方法 【解決手段】単繊維長が0.1mm~5.0mmで単繊維繊度が0.1~30デシテックスの 短繊維であり、かつ、該短繊維の繊維軸方向に垂直な繊維横断面上での断面形状が以下の要件 (a)~(e)を満足することを特徴とするマスカラ用短繊維。 (a) :断面形状が中空である、 (b) :中空断面繊維の最外の形状が、丸、扁平、多角形、および多葉形の少なくとも1つから 選ばれた形状である、(c) :中空断面繊維の中空部の最外形状が、丸、扁平、多角形、多葉形 の少なくとも1つから選ばれた形状である、 (d) :中空断面繊 の中空部が単一繊維内で1~2 0個含まれた形状である、(e):中空断面繊維の以下の式で表される中空率が10~90%で ある。 5 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 課題 特 開 2008-037815 マスカラ用短繊維、マ 睫の化粧において、睫の長さをより長くし、ボリュー スカラ用短繊維製造方 ム感のある外観形状を与え、すっきりとした目元を得 法、マスカラ化粧料お ることができるマスカラ用短繊維およびその製造方 よびマスカラ化粧料の 法の提供。 製造方法 【解決手段】単繊維長が0.1mm~5.0mmで単繊維繊度 が0.1~30デシテックスの短繊維で、断面形状が以下の要 件(a)~(f)を満足する多葉形断面であることを特徴とす る。(a):葉が中心から放射線状に延びている、(b):葉の枚 数が3~50枚である、 (c) :中心から葉の先端の長さに対し、 隣り合った葉となす溝の最下端までの長さの比が0.1~0. 9である、(d):繊維軸方向に垂直な断面形状が、先端部に向 かって徐々に細くなっていく形状である、(e):繊維軸方向に垂直な断面形状が、隣り合った 葉との距離が不規則である、(f):繊維軸方向に垂直な断面形状が、端面において少なくとも 1葉が屈曲した形状である。 特 開 繊維強化プラスチック FRPの成形において、成形中の液状体の含浸状況を 2008-044358 の成形状況モニタリン 経時的に正確にモニタリングし、未含浸部が残存せず グ方法 厚さが均一な良好な成形体を得ること。 【解決手段】成形型内に配置した板状の強化繊維基材への液状体の含浸過程において、前記強 化繊維基材の第1の面の側から周波数400~600kHzの音波を送信し該強化繊維基材の 第2の面の側で、前記音波を受信し、受信する音波強度の変化により該液状体の含浸状況を検 出し、かつ、受信する音波の送信から受信までに要した時間から該液状体が含浸した前記強化 繊維基材の厚さを測定することを特徴とする、繊維強化プラスチックの成形状況モニタリング 方法。 特 開 仮撚加工糸およびその 本発明の仮撚加工糸を用いることによって、ソフトな 2008-038331 製造方法 風合いと低い収縮性を有したパイル布帛を作成でき る。 【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル成分を含む単繊維で 構成された仮撚加工糸であって、該仮撚加工糸が(1)98 、20分の湿熱処理による収縮 率が5%以下、(2)90 、20分の湿熱処理した後の伸縮伸長率(WS)と90 、15分 の乾熱処理した後の伸縮伸長率(TS)との比(TS/WS)が、0<TS/WS 1、およ び(3)引張強さが2.0cN/dtex以上の条件を全て満足する仮撚加工糸。 特 開 炭素繊維前駆体繊維製 紡糸速度を高め、かつ、紡糸ドラフトを高めることが 2008-038327 造用ポリアクリロニト できるPAN系重合体溶液を提供する。また、その重 リル系重合体溶液なら 合体溶液を用いることにより、生産性を損なうことな びに炭素繊維前駆体繊 く毛羽立ちの少ない高品位な炭素繊維前駆体繊維を 維、炭素繊維、および 製造する方法を提供するとともに、上記の高品位な炭 それらの製造方法 素繊維前駆体繊維を用いた高性能でかつ高品位な炭 素繊維を焼成工程でも安定して製造することができ る方法を提供する。 【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体が溶媒に溶解してなる溶液であって、本文中に規 定する伸長時破断時間が20秒以上である、炭素繊維前駆体繊維製造用ポリアクリロニトリル 系重合体溶液、ならびに、それを用いた炭素繊維前駆体繊維の製造方法、および、炭素繊維の 製造方法。 6 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038326 耐炎ポリマーを含有す る分散体、耐炎繊維お よび炭素繊維 課題 口金からの吐出時における耐炎ポリマーの賦形安定 性および洗浄工程における賦形物の物理的な安定性 を向上させることができる耐炎ポリマーを含有する 分散体を提供する。 【解決手段】耐炎ポリマーが有機溶剤中に分散している分散体であって、その単位断面積あた りの水中引っ張り強度が5gf/mm2以上450gf/mm2以下であることを特徴とする 耐炎ポリマーを含有する分散体であり、耐炎ポリマーは、好ましくは、有機溶媒中、酸、酸無 水物または酸塩化物の少なくとも1種類の存在下にアクリロニトリル系ポリマーを加熱処理す ることによって得ることができるものであり、そして好適な有機溶剤は極性有機溶剤である。 特 開 ロープ 本発明はポリ乳酸繊維を用いたロープの耐加水分解 2008-038285 性を向上し、特に産業用に好適に使用可能なロープを 提供することを課題とする。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される、少なくとも1種のグリシジル基含有トリアジン骨 格化合物によってカルボキシル基末端の一部又は全部が封鎖されてなるポリ乳酸繊維を少なく ともロープの構成要素の一部とする。 【化1】 (ここで、R1~R3のうち、少なくとも1つはグリシジル基であり、残りは水素、炭素原子数 1~10のアルキル基、水酸基、アリル基から選ばれた基を表す。 ) 特 開 引き抜き成形繊維強化 引き抜き成形用エポキシ樹脂組成物が引き抜き成形 2008-038082 複合材料 において、十分含浸できる粘度であり、優れた速硬化 性を有しながら、引き抜き成形時の粘度変化が小さ く、並びに耐熱性が優れた成形品を提供する 【解決手段】 (a)エポキシ樹脂、 (b)酸無水物、および、 (c)イミダゾール誘導体を含む引 き抜き成型用エポキシ樹脂組成物であって、 (a)エポキシ樹脂が、25 における粘度が30 00mPa・s以下の2官能エポキシ樹脂を全エポキシ樹脂100重量部中に60~100重 量部含むエポキシ樹脂であり、 (c)イミダゾール誘導体が、1位に置換基を有するイミダゾー ル誘導体を含むイミダゾール誘導体であることを特徴とする引き抜き成形品用エポキシ樹脂組 成物。 特 開 コンクリートもしくは コンクリート、モルタルのひび割れを防ぎ、靭性に優 2008-037680 モルタル補強用無機マ れ長期間にわたり、コンクリート、モルタルに対する トリックス・炭素繊維 強度の著しい向上効果・補強効果を維持できるコンク 複合線材、その製造方 リート又はモルタル補強用無機マトリックス・炭素繊 法およびコンクリート 維複合線材を提供する。 もしくはモルタル構造 物 【解決手段】無機系材料をマトリックスとする撚糸状の炭素繊維束からなり、束長さが5~5 0mmの線材であり、炭素繊維束からなる撚糸に無機系マトリックス又はそのプリカーサーを 含浸させ、該撚糸に張力を付与しながら加熱炉内で連続的に加熱してマトリックス又はそのプ リカーサーによって炭素繊維束を結束させた後、5~50mmの長さに切断するコンクリート 又はモルタル補強用無機マトリックス・炭素繊維複合線材の製造方法、また、これを補強材料 に使用したコンクリート又はモルタル構造物。 7 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-037650 繊維束の巻取装置およ び繊維束パッケージの 製造方法 課題 炭素繊維のように高弾性率の繊維束を複数同時に巻 取る際にも、繊維束間で張力差を生じることなく解舒 性の良い高品位な繊維束パッケージに巻き取ること を可能とする繊維束の巻取装置および繊維束パッケ ージの製造方法を提供する。 【解決手段】 モータからの駆動力を伝達する差動軸に回動自在に取り付けられたピニオンギア と、ボビンホルダに連結されたサイドギアを有し、前記一組のピニオンギアと前記一対のサイ ドギアは噛み合うように配置され、前記ピニオンギアを介して回動力が伝達される差動機構を 備えた巻取装置により繊維束を巻取る。 特 開 繊維強化プラスチック 衝突事故時に「く」の字状の折れ曲がり変形による望 2008-037294 製自動車用フードパネ ましい衝撃エネルギー吸収が確実に達成できる繊維 ル 強化プラスチック製の自動車用フードパネルを提供 する。 【解決手段】外表面を形成する繊維強化プラスチック製アウター2に、アウターを補強する繊 維強化プラスチック製インナー3が接合された繊維強化プラスチック製自動車用フードパネル であって、インナーが、アウターの周縁部に沿って外周を囲むように、車体前部において幅方 向に延びる前部補強部4と車体後部において幅方向に延びる後部補強部5と前部補強部と後部 補強部とをつなぐ側部補強部6を有し、前部補強部の前端から前記後部補強部の後端までの長 さの40%~60%の範囲に位置する側部補強部上の箇所に他の部分よりも剛性および/また は強度の低いインナー曲げ導入部9を形成した。 特 開 電子機器筐体およびそ 電波遮断性を維持したまま無線通信性能を劣化させ 2008-034823 の製造方法 ず、接合部の強度や量産性に優れた電子機器筐体およ びその製造方法を提供する。 【解決手段】電波シールド材1aと電波透過材2aとを有する電子機器筐体において、前記電 波シールド材1aは、KEC法により測定される電界シールド性が周波数1GHz帯において 10~80dBである繊維強化樹脂8からなる材料であり、前記電波透過材2aは、KEC法 により測定される電界シールド性が周波数1GHz帯において0~10dBであり、かつ、熱 可塑性樹脂100重量部に対し、非導電強化繊維20~250重量部を含有する繊維強化熱可 塑性樹脂からなる材料であって、前記電波シールド材1aと前記電波透過材2aとの接着界面 に熱可塑性樹脂接着層3aを有し、それらが一体化されてなるものである電子機器筐体。 特 開 複合繊維およびそれを 従来のポリ乳酸繊維で大きな問題となっていた加水 2008-031623 用いた繊維製品 分解による劣化問題を解決するだけでなく、さらに耐 摩耗性等の機能を付与した複合繊維を提供する。 【解決手段】 (A)トリアジン骨格を有する1~3官能のグリシジル変性化合物によってカルボ キシル末端の一部又は全部が封鎖されてなるポリ乳酸樹脂を含有するポリ乳酸樹脂組成物と、 少なくとも1種以上の(B)熱可塑性樹脂組成物を複合してなる複合繊維。複合形式は芯鞘型、 海島型、サイドバイサイド型あるいはブレンド型とすることが好ましい。 特 開 ティーバッグ用不織布 脂肪族ポリエステルを主たる成分として含んでいる 2008-031611 およびティーバッグ ため環境影響が低く、かつティーバッグ用不織布とし て使用するに好適な特性を備えた熱可塑性フィラメ ント不織布を提供するものである。 【解決手段】本発明は、熱可塑性フィラメント不織布からなるティーバッグ用不織布に関する であって、脂肪族ポリエステルとポリアミドがブレンドされてなる熱可塑性フィラメントを含 有することを特徴とするティーバッグ用不織布に関するものである。 特 開 繊維構造物 優れた調温湿効果を発揮する繊維構造物を提供する。 2008-031598 【解決手段】表地と中綿と裏地からなる繊維構造物において、少なくとも2箇所がキルティン グされており、該キルティング間の前記裏地が吸湿により伸長する布帛からなることを特徴と する繊維構造物。 8 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 課題 特 開 インナーウエア 防かび性と発色性の二つの特性を両立させて良好に 2008-031597 有するインナーウエアを提供する。 【解決手段】少なくとも防かび性能を有する添加剤を0.05~3重量%含有し、該添加剤が 無機成分と有機成分から構成されてなるポリアミド繊維を少なくとも一部に含んでなるインナ ーウエア、または、無機成分粒子の表面が、防かび性能を有する有機成分で被覆処理されてな る添加剤であって、かつ、前記無機成分粒子が97~99.9重量%、前記有機成分が0.1 ~3重量%の比率で形成されている添加剤を繊維全体重量中0.05~3重量%含有している ポリアミド繊維を30重量%以上用いて構成されてなるインナーウエア。 特 開 捺染スクリーン紗用中 捺染スクリーン紗に用いた際に、印刷欠点が発生しな 2008-031596 空モノフィラメント い、捺染スクリーン紗用ポリエステル中空モノフィラ メントを提供すること。 【解決手段】 繊維軸方向に中空で、圧縮変位率10%以上25%未 満、曲硬さ指数Bhiが5.0以上10.0未満、繊度27~44d tex、繊維の直径が48μm以上78μm以下で中空率が10%以 上30%未満であることを特徴とする捺染スクリーン紗用中空モノ フィラメント。 特 開 2008-031576 ゴム補強用ポリエステ ル繊維コード、及びそ れを用いたタイヤのキ ャッププライ部材 従来技術では達成できなかった、高温に曝された場合 のポリエステル繊維とゴムとの耐熱接着性を改善し、 かつ耐熱強力保持性を改善したゴム補強用ポリエス テル繊維コードであって、特にラヂアルタイヤのキャ ッププライコードに好適なゴム補強用ポリエステル 繊維コードおよびその製造方法を提供することであ る。 【解決手段】ポリエポキシド化合物を予め付与したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマ リン・ゴムラテックス(RFL) 、およびクロロ変性レゾルシン(P)を含む接着剤を付与して なるゴム補強用ポリエステル繊維コードであって、該接着剤成分であるゴムラテックスが、ス チレン-ブタジエン-エチレン系不飽和酸単量体共重合ラテックス(A)、およびスチレン-ブ タジエン-ビニルピリジン-エチレン系不飽和酸単量体共重合ラテックス(B)を含むことを 特徴とするゴム補強用ポリエステル繊維コード。 特 開 難燃性ポリエステル繊 耐摩耗性に非常に優れるとともに、加工時の製網性、 2008-031575 維 製織性および製品品位が良好なポリエステル繊維を 供給する。 【解決手段】ポリマ分子中に2官能性リン化合物が共重合されてなるポリエステルからなり単 糸断面が円形であるポリエステル繊維であって、下記(1)~(4)を満たすことを特徴とす る難燃性ポリエステル繊維。 (1)総繊度 :400~2000 dtex (2)単糸繊度:10~30 dtex (3)交絡度(CF値):15~50 (4)交絡度(CF値)のバラつき(σ) :1~10 9 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-031572 漁網用ポリアミド繊維 およびそれを用いた漁 網 課題 本発明の課題は、従来技術では得られなかった耐久 性、耐候性に優れ、かつ高強力、高タフネス網地が得 られる漁網用繊維およびそれを用いた漁網を提供す ることである。また、該漁網用ポリアミド繊維の製造 に際して、製糸工程中で糸切れ等を殆ど生ずることな く、かつ編網工程中でも糸切れが殆どないため、要員 を削減して生産可能とすることである。更に、種々の 漁法に適した各種の網地広く適用できる汎用性を有 する漁網用ポリアミド繊維を提供することにある。 【解決手段】相対粘度が3.0~4.0のポリアミドからなり、以下の特性を有することを特 徴とする漁網用ポリアミド繊維。 (1)単糸繊度=10~48dtex (2)引張強度 =6.0~7.5cN/dtex (3)タフネス=105~130cN/dtex・% (4)結節強度=5.0~7.0cN/dtex (5) (結節強度/引張強度)×100=85~100% 特 開 極細アクリル繊維シー 従来品と比べてより細い繊維からなり、強度に優れ、 2008-031568 ト状物およびその製造 繊維の脱落が少なく、多岐の用途に供することが可能 方法 な極細アクリル繊維シート状物とその製造方法を提 供する。 【解決手段】鋭角断面比率Kが0.5以下であり平均直径0.5μmより小さいアクリル繊維の 集合体からなり、該繊維が分散して存在している分散部分と、該繊維が幅の広い筋状となって 存在している筋状部分とでシート表面が構成されていることを特徴とする極細アクリル繊維シ ート状物、および、アクリロニトリル系ポリマー(A)とエステル系ポリマー(B)で構成さ れる繊維であって繊維中のアクリロニトリル系ポリマーの比率が5~60重量%である繊維か ら、アルカリによりエステル系ポリマー(B)を溶出した後にシート化することを特徴とする 極細アクリル繊維シート状物の製造方法。 特 開 脂肪族ポリエステル繊 高い導電性を有しかつ繊維表面における該導電性の 2008-031567 維およびそれからなる 斑のない、さらには湿度が変化する際の導電性の安定 繊維製品 性に非常に優れた導電性を具備する脂肪族ポリエス テル繊維と、該繊維を用いてなる衣料、敷物、ブラシ などの脂肪族ポリエステル繊維製品を提供する。 【解決手段】導電剤を含有する脂肪族ポリエステルと芳香族ポリエステルと を含んでなるとともに、平均抵抗率Pが1.0×1012[Ω/cm]以下で あることを特徴とする脂肪族ポリエステル繊維。 特 開 2008-031566 粘着テープ基布用ポリ 従来以上の引っ張り強力を有しながら手切れ性にも エステル繊維の製造方 優れた粘着テープ基布用ポリエステル繊維を安定か 法 つ安価に製造する製造方法を提供する。 【解決手段】ポリエチレンテレフタレートを溶融紡糸した未延伸糸を一旦巻き取った後、2段 または3段で延伸して延伸糸を製造するに際して、固有粘度0.62~0.68の共重合成分 を含まないポリエチレンテレフタレートを用い、紡糸速度が1200~2000m/分で、か つ2段での延伸において、1段目が1.1~1.5倍、2段目が2.0~3.0倍の倍率で、 または3段での延伸において1段目が1.1~1.3倍、2段目が1.3~1.5倍、3段目 が1.8~2.5倍の倍率で延伸して、強度4.0~6.0cN/dtex、伸度12~22%、 沸収6.5~10%の延伸繊維とする粘着テープ基布用ポリエステル繊維の製造方法。 10 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-031562 繊維布帛の実用耐久撥 水度試験方法 課題 繊維 布帛からなる撥水加工品の実際の着用および使 用した状態を想定し、布帛の摩擦や擦れに対する撥水 性能あるいは汚れ付着に対する撥水性能を判別し得 る撥水度試験方法を提供する。 【解決手段】平面板の上面に試験片を一定張力下で固定し、乾燥状態にある帆布、または含水 率が10%以上150%以下の湿潤状態にある帆布を摩擦子に取り付け、上記試験片の上面に 該摩擦子を一定の押圧荷重下で接触させた状態で摩擦処理させた後、該試験片の撥水度を判定 することを特徴とする撥水度試験方法。 特 開 ポリマアロイチップお ポリオレフィンからなる超極細繊維を長さ方向に少 2008-031443 よびポリマアロイ繊維 なくとも0.2~200mmの長さで安定に得る。 および超極細繊維なら びにそれらの製造方法 【解決手段】海島構造からなるチップであって、少なくとも2 成分以上のポリマからなる海島構造であって、かつ海成分が脂 肪族ポリエステル、島成分がポリオレフィンを各々主成分とし て含有し、かつ前記島成分がチップの長手方向に連続的にスジ 状でつながっており、島成分の平均直径が0.01~20μmで あるポリマアロイチップ、それを用いたポリマアロイ繊維およ び超極細繊維ならびにそれらの製造方法。 特 開 樹脂加工したナイロン 樹脂成分が付着したナイロン6繊維を、ラクタムと加 2008-031388 6繊維のケミカルリサ 熱処理して樹脂成分だけを除去した後、樹脂成分の除 イクル方法 去されたナイロン6繊維を解重合してラクタムを回 収することにより、効率的にケミカルリサイクルする 方法を提供することである。 【解決手段】 (A)樹脂成分が付着したナイロン6繊維を、ラクタム中で加熱処理し、前記樹脂 成分をラクタムに溶出させる工程(a工程) 、(B)前記有機溶媒中のナイロン6繊維を取り出 す工程(b工程) 、(C)樹脂成分が除去されたナイロン6繊維を解重合してラクタムを回収す る工程(c工程) 、 (D)樹脂成分を含有するラクタム層からラクタムを回収する工程(d工程) を含むことを特徴とする樹脂成分が付着したナイロン6繊維のケミカルリサイクル方法。 特 開 ナイロン6繊維のケミ 樹脂加工されたナイロン繊維をケミカルリサイクル 2008-031128 カルリサイクル装置及 するに際し、設備上の問題なく工業的に有利にリサイ びナイロン6繊維のケ クルができる装置及びリサイクル方法を提供する。 ミカルリサイクル方法 【構成】 a)ナイロン6繊維の供給手段(2)、 b)ナイロン6繊維原料であるカプロラクタムの供給手段(5)、 c)反応槽(1)、 d)ナイロン6繊維原料であるカプロラクタムの排出手段(8)、 e)ナイロン6繊維とカプロラクタムの分離手段(10)、 f)水蒸気供給手段(6)、 g)解重合ガスの排出手段(9)、 h)解重合残渣の抜き出しの為の排出手段(7)、を備えることを特 徴とするナイロン繊維のケミカルリサイクル装置およびケミカ ルリサイクル方法。 11 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-031127 ポリウレタン加工した ナイロン繊維のケミカ ルリサイクル方法 課題 ポリウレタン加工したナイロン繊維を、有機溶媒と加 熱処理してポリウレタン成分を除去した後、ポリウレ タン成分の除去されたナイロン繊維を解重合してラ クタムを回収することにより、効率的にケミカルリサ イクルする方法を提供することである。 【解決手段】ポリウレタン加工したナイロン6繊維およびナイロン12繊維から選択されるナ イロン繊維を、有機溶媒中で加熱処理し、前記ポリウレタン成分を有機溶媒に溶出させる工程 (a工程)、前記有機溶媒中のナイロン繊維を取り出す工程(b工程)、ポリウレタン成分が除 去されたナイロン繊維を解重合してラクタムを回収する工程(c工程)を含むことを特徴とす るポリウレタン加工したナイロン繊維のケミカルリサイクル方法。 特 開 エポキシ樹脂組成物、 ナノ粒子の配合によって樹脂伸度の低下を伴わずに 2008-031193 プリプレグ、繊維強化 弾性率や耐熱性、靱性の向上された硬化物を与えるエ 複合材料 ポキシ樹脂組成物を提供する。 【解決手段】下記[A]~[D]を必須とするエポキシ樹脂組成物、それを繊維基材に含浸し て得られるプリプレグ、およびそのプリプレグを硬化してなる繊維強化複合材料。 [A]エポキシ樹脂 [B]エポキシ樹脂硬化剤 [C]粒径が1000nm以下の球状ナノ粒子 [D]S-B-M、B-M,M-B-Mからなる群から選ばれた少なくとも1種のブロック共 重合体 特 開 浴用タオル 安定した品質や供給の安定性を有し、またキシミ感が 2008-029890 あり使用感に優れ、かつ廃棄時には土中や活性汚泥 中、コンポスト中にて比較的短期間のうちに分解する か、あるいは焼却時には有毒ガスを発生せず、また、 セルローズ並に低い燃焼熱のために有害なNOX や SOX の発生量を極力抑制できる環境に優しい浴用 タオルを提供すること。 【解決手段】経糸及び緯糸のそれぞれに光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50 重量%使用し、かつ該緯糸が捲縮糸である浴用タオル、あるいは、経糸及び緯糸のそれぞれに 光学純度90%以上のポリ乳酸繊維を少なくとも50重量%使用し、かつ該ポリ乳酸繊維のう ち30%以上が異形断面繊維である浴用タオル。 特 開 温度応答性基材および 構造体がその機能を果たした後、穏和な条件でその構 2008-029226 細胞 造を崩壊させることにより、構造体が構造を形成して いることにより果たしていた機能を終結させること ができるような材料、あるいは、機能性物質を表面あ るいは内部に保持させてさまざまな用途に使用した 後、自由にその機能性物質の機能を停止したり、機能 性物質を回収したり、放出したりすることができる材 料を提供する。 【解決手段】単繊維の数平均直径が1nm~50μmで単繊維の繊維長が0.2mm~30mm である短繊維の集合体からなる繊維構造体と温度応答性高分子化合物を含み、水溶液中で温度 応答性高分子化合物の下限臨界溶解温度より高い温度から下限臨界溶解温度より低い温度にす ることによりその構造が崩壊することを特徴とする温度応答性基材。 12 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-025090 エアバッグ用織物、エ アバッグおよびエアバ ッグ用織物の製造方法 課題 エアバッグ用織物に求められる優れた低通気性と、収 納時のコンパクト性とを兼ね備え、しかも滑脱抵抗力 に優れることでエアバッグが膨張展開後に乗員を受 け止める際にエアバッグの縫製部の目ズレを小さく できるエアバッグ用織物とそれからなるエアバッグ、 およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】本発明のエアバッグ用織物は、合成繊維からなるタテ糸及びヨコ糸からなり、以 下の要件を満たすことを特徴とするエアバッグ用織物である。 (1)1.1≦Df/Dw≦2.0 、ここで、Dw:タテ糸の総繊度(dtex)、 Df:ヨコ方向の総繊度(dtex)。 (2)CF2/CF1≧1.05、ここで、 CF1:タテ糸のカバーファクター、 CF1=(Dw×0.9)1/2×Nw、 CF1:ヨコ糸のカバーファクター、 CF2=(Df×0.9)1/2×Nf、 Nw:タテ糸の織密度(本/2.54cm)、 Nf:ヨコ糸の織密度(本/2.54cm)。 (3)EC1≧400N、EC2≧400N、ここで、 EC1:ASTM D6479-02によるタテ方向の滑脱抵抗力(N) 、 EC2:ASTM D6479-02によるヨコ方向の滑脱抵抗力(N) 。 (4)0.80≦EC2/EC1≦1.20 (5)JIS L 1096で規定するフラジール形法に基づいて試験差圧19.6kPaで測 定したときの通気量が1.0L/cm2・min以下。 特 開 エアバッグ用織物、エ エアバッグ用織物に求められる優れた低通気性と、収 2008-025089 アバッグおよびエアバ 納時のコンパクト性とを兼ね備え、しかも滑脱抵抗力 ッグ用織物の製造方法 に優れることでエアバッグが膨張展開後に乗員を受 け止める際にエアバッグの縫製部の目ズレを小さく できるエアバッグ用織物とそれからなるエアバッグ、 およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】同じ合成繊維糸をタテ糸およびヨコ糸としてなり、以下の要件を満たすことを特 徴とするエアバッグ用織物。 (1)合成繊維糸の総繊度が100~700dtex (2)Nf/Nw≧1.10 ここで、 Nw:タテ糸の織密度(本/2.54cm)、 Nf:ヨコ糸の織密度(本/2.54cm)。 (3)EC1≧400N、EC2≧400N ここで、 EC1:ASTM D6479-02によるタテ方向の滑脱抵抗力(N) 、 EC2:ASTM D6479-02によるヨコ方向の滑脱抵抗力(N) 。 (4)0.85≦EC2/EC1≦1.15 (5) JIS L 1096で規定するフラジール形法に基づいて試験差圧19.6kPaで測 定したときの通気量が1.0L/cm2・min以下。 13 出 願 人 東 レ 公開番号 特 開 2008-025067 発明の名称 課題 難燃性複合繊維 燃焼時にドリップが無く、難燃性能に優れた複合繊維 であって、高速紡糸等の過酷な成形加工条件において も糸切れ等が無い工程安定性に優れた難燃性複合繊 維を提供する。 【解決手段】 芯部A、鞘部Bともにポリエステルからなる芯鞘複合繊維であって、芯部Aまた は鞘部BのポリエステルがRSiO1.5(Rは有機基)で示される構造単位を含むシリコーン 系化合物を含有し、かつポリエステルに対する配合比が1wt%以上、10wt%未満であり、 該シリコーン系化合物を含有する層の比率が50%以上であることを特徴とする難燃性複合繊 維。 特 開 難燃性衣料繊維製品 難燃性衣料繊維製品として用いられる用途で、中でも 2008-025066 子供服や高齢者向けのシャツや寝間着などであるほ か、工事現場、調理場、ガソリンスタンドなどの作業 服や消防服、自衛隊の迷彩服などの特種衣料の衣料繊 維製品で燃焼時に素材のドリップが無く、難燃性能に 優れ、且つ洗濯耐久性やドライクリーニング耐久性に 優れた衣料繊維製品を提供する。 【解決手段】 ポリエステル系繊維を含有する衣料繊維製品であって、ポリエステル系繊維 中 にRSiO1.5(Rは有機基)で示される構成単位を有するシリコーン系化合物とイミド構造 を有する化合物を含有し、且つ防炎協会の定める防炎製品の性能試験基準の鉛直メタンバーナ ー法において規定される防炎試験でドリップ(溶融滴下)が無いことを特徴とする衣料繊維製 品。 特 開 シート繊維製品 難燃性シート繊維製品として用いられる用途、具体的 2008-025065 には、工事用シート、養生シート、テント、自動車、 オートバイ等のボディーカバー、幕などのシート繊維 製品で燃焼時に素材のドリップが無く、難燃性能に優 れ、且つ耐候性に優れたシート繊維製品を提供する。 【解決手段】 ポリエステル系繊維を含有するシート繊維製品であって、ポリエステル系繊維中 にRSiO1.5(Rは有機基)で示される構成単位を有するシリコーン系化合物とイミド構造 を有する化合物を含有し、且つJIS L1091(1992) D法において規定される防炎試験で ドリップ(溶融滴下)が無いことを特徴とするシート繊維製品。 特 開 寝具繊維製品 難燃性寝具繊維製品として用いられる用途、具体的に 2008-025063 は、毛布、布団側地、布団用の詰め綿、シーツ、枕側 地などの寝具繊維製品で燃焼時に素材のドリップが 無く、難燃性能に優れ、且つ洗濯耐久性やドライクリ ーニング耐久性に優れた寝具繊維製品を提供する。 【解決手段】 ポリエステル系繊維を含有する寝具繊維製品であって、ポリエステル系繊維中に RSiO1.5(Rは有機基)で示される構成単位を有するシリコーン系化合物とイミド構造を 有する化合物を含有し、且つJIS L1091(1992) D法において規定される防炎試験でド リップ(溶融滴下)が無いことを特徴とする寝具繊維製品。 特 開 インテリア用繊維製品 難燃性インテリア繊維製品として用いられる用途、具 2008-025062 体的にはカーテン、カーペット、椅子張り地などで燃 焼時に素材のドリップが無く、難燃性能に優れ、且つ 洗濯耐久性やドライクリーニング耐久性に優れたイ ンテリア繊維製品を提供する。 【解決手段】 ポリエステル系繊維を含有するインテリア繊維製品であって、ポリエステル系繊 維中にRSiO1.5(Rは有機基)で示される構成単位を有するシリコーン系化合物とイミド 構造を有する化合物を含有し、且つJIS L1091(1992) D法において規定される防炎試 験でドリップ(溶融滴下)が無いことを特徴とするインテリア繊維製品。 14 出 願 人 東 レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-025049 ポリエステル系繊維構 造物 課題 難燃繊維 素材として用いられる用途、具体的には繊 維 製品、車両内装材、インテリア素材、衣料素材、 などで燃焼時に素材のドリップ(溶融滴下)がなく、 難燃性能に優れたポリエステル系繊維 構造物を提供 する。 【解決手段】 RSiO1.5(Rは有機基)で示される単位を含有するシリコーン系化合物とイ ミド構造を有する化合物とを含有するポリエステル系繊維構造物において、繊維構造物中の分 散物の平均分散径が1nm~1000nmの範囲であることを特徴とするポリエステル系繊維 構造物。 特 開 セルロースエステル混 布帛にした際に優れた風合い、ふくらみ感、発色性を 2008-025035 繊糸 有するセルロースエステル混繊糸を提供する。 【解決手段】沸騰水収縮率が7~25%である高収縮性セルロースエステル繊維(A)と沸騰 水収縮率が2~5%である低収縮性セルロースエステル繊維(B)からなり、かつ下記式(I) を満足するセルロースエステル混繊糸。 (I) 5%≦セルロースエステル繊維(A)の沸騰 水収縮率-セルロースエステル繊維(B)の沸騰水収縮率≦20% 特 開 難燃性および色調に優 本発明は、熱可塑性素材の燃焼時のドリップが改善さ 2008-024802 れたポリエステル樹脂 れ、かつ難燃性および色調に優れたポリエステル樹脂 組成物 組成物を提供する。 【解決手段】 RSiO1.5(Rは有機基)で示される構造単位を少なくとも含有するシリコー ン系化合物およびイミド構造を有する化合物を含有し、酸化チタン粒子を1.0~10重量% を含有するポリエステル樹脂組成物により、達成できる。 特 開 難燃性および染色性に 本発明は、燃焼時にドリップ(溶融滴下)がなく、か 2008-024801 優れたポリエステル樹 つ難燃性および染色性に優れたポリエステル樹脂組 脂組成物 成物およびそれからなる繊維を提供する。 【解決手段】 0.1~10モル%の金属スルホネート基を含有するイソフタル酸成分と0.1 ~5.0重量%の重量平均分子量400~6000のポリオキシアルキレングリコール成分を 共重合した共重合ポリエステル樹脂組成物に、RSiO1.5(Rは有機基)で示される構造単 位を少なくとも含有するシリコーン系化合物を含有することを特徴とするポリエステル樹脂組 成物。 特 開 カーボンナノチューブ 本発明によれば、カーボンナノチューブが均一に分散 2008-024523 分散液の製造方法およ された分散液を効率よく製造する方法を提供するこ びそれを用いた導電性 とを課題とする。 材料 【解決手段】基体上で成長したカーボンナノチューブに分散剤および溶媒を加えた後に基体か らカーボンナノチューブを剥がす処理を行い、基体を分離することによって、溶媒中にカーボ ンナノチューブが均一に分散された液を得ることができる。前記分散剤としては、陽イオン性 界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、ポリマーのいずれかもしくはこ れらの組み合わせであることが好ましい。 特 開 カーボンナノチューブ 本発明によれば、基材への塗布や各種有機・無機材料 2008-024522 分散液、その製造方法 との混合において有用なアルコール系有機溶媒へカ およびそれを用いた導 ーボンナノチューブを高濃度かつ均一に分散させた 電性材料 分散液を提供することを課題とする。 【解決手段】2~5層カーボンナノチューブが50%以上含まれるカーボンナノチューブを用 い、環状アミド構造を有するポリマーを用いることによって、アルコール系有機溶媒中にカー ボンナノチューブを高濃度かつ均一に分散させることができる。 15 出 願 人 東 レ 出 願 人 ク ラ レ 公開番号 発明の名称 課題 再 表 シート状物及び内装材 2005/095706 【要約】単繊維 繊度0.5dtex以下の極細繊維 が絡合してなる不織布とポリウレタンを 主成分とした弾性樹脂バインダーからなるシート状物において、前記ポリウレタンが下記一般 式(1)及び(2)で示されるポリカーボネート骨格を有するポリカーボネート系ポリウレタ ンであり、ゲル化点が2.5ml以上6ml未満であるシート状物。 式は省略 再 表 プリフォーム、FRP 2005/095079 およびそれらの製造方 法 【要約】少なくとも強化繊維糸条によって形成された強化繊維基材を複数枚積層してなるプリ フォームであって、プリフォーム内の強化繊維基材層間に熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材 料を有し、かつ、プリフォームの厚み方向に複数枚の強化繊維基材を貫通する孔が形成されて いるプリフォーム、およびこのプリフォームを用いて成形されたFRP、並びにそれらの製造 方法。プリフォームの板厚方向の含浸性を向上させることにより、各種力学特性と、マトリッ クス樹脂の含浸性の両者ともに優れ、品質がより安定したFRPを高い生産性で製造すること ができる。 再 表 衣料用布帛およびその 2005/093139 製造方法 【要約】適切な強度と繊維直径、繊度の均一性、およびTgを有するセルロース混合エステル 繊維を含有する布帛を用いる。また、セルロース混合エステル80~95重量%と、水溶性可 塑剤として特定のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレン-プ ロピレン)グリコールおよびこれらの末端封鎖ポリマーからなる群から選ばれた少なくとも1 種の化合物を5~20重量%含んでなる繊維から、水系処理により上記の水溶性可塑剤を除去 することにより、耐熱性および強度を向上させ、また発色性と均一な繊度による審美性に優れ た布帛を得る。 公開番号 発明の名称 課題 特 開 顆粒球除去材 顆粒球除去率がより高く、かつ高い血小板回収率を同 時に達成する顆粒球除去材を提供すること。 2008-043895 【解決手段】 平均繊維直径1μm以上3μm未満の不織布からなるフィルター層(A)と平均 繊維直径7μm以上50μm未満の不織布からなるスペーサー層(B)を有する顆粒球除去材で あって、フィルター層(A)とスペーサー層(B)が交互に積層され、フィルター層(A)及 びスペーサー層(B)の積層数が各々3以上100未満であり、かつフィルター層(A)の不 織布の目付が1.0~3.5g/m2の範囲であることを特徴とする顆粒球除去材。 特 開 電磁波吸収体 本発明によれば、高周波帯域、特にマイクロ波、ミリ 波域の電磁波吸収を可能にする、高性能、軽量、安価 2008-042113 な電磁波吸収体に関するものであり、オフィスビルに おける無線LAN対策、建材、道路をはじめとして多 くの用途に極めて有効に使用することができる。 【解決手段】 繊維と高分子マトリックスからなる電磁波吸収体であって、前記繊維の少なくと も一部が、ポリビニルアルコール系ポリマーと平均粒子径500nm以下の硫化銅微粒子から なり、且つ硫化銅微粒子が繊維の表層および/または内部に含有されてなる導電性ポリビニル アルコール系繊維であることを特徴とする電磁波吸収体。 16 出 願 人 ク ラ レ 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038294 金属メッキ繊維および 同繊維からなる不織布 課題 繊維表面の少なくとも一部に特定のPVAが存在す ることにより、エッチング処理等を行わなくても良好 な金属メッキ処理が可能となる金属メッキ繊維を提 供する。 【解決手段】繊維表面の少なくとも一部に熱可塑性ポリビニルアルコールが存在している有機 極細繊維の表面に金属メッキが施されていることを特徴とする金属メッキ繊維。 特 開 ポリビニルアルコール 実質的にハロゲンを含有せず、しかも難燃性が高く機 2008-038268 系難燃繊維及びその製 械的性能、品位等の諸性能に優れたPVA系難燃繊維 造方法 及びその効率的な製造方法、さらに該繊維を用いてな る紡績糸、及び布帛を提供する。 【解決手段】ビニルアルコール系ポリマー(A)、リン系難燃剤(B)及び層状ケイ酸塩(C) から構成され、かつ下記1)、2)を満足することを特徴とするポリビニルアルコール系難燃繊 維。1)該ビニルアルコール系ポリマー(A)の結晶化度が40%以上、配向度が45%以上 であること、2)広角X線回折で測定した層状ケイ酸塩(C)の平均層間距離が20 以上で あること。 特 開 繊維強化生物由来重合 溶融液晶性ポリエステル短繊維が、生物由来重合体中 2008-031332 体組成物およびその製 に単繊維状で均一に分散していて、力学的特性、耐久 造方法 性、耐熱性等に優れる成形品を得ることのできる繊維 強化生物由来重合体組成物を、加熱混練装置での目詰 まり等を生ずることなく、良好な作業性、工程性で円 滑に製造することのできる方法の提供。 【解決手段】 生物由来重合体に、短繊維束を構成する短繊維同士が、混練時の熱及び/又は剪断 力によって個々の単繊維に分離する接着強度で互いに熱融着により一時的に接着している溶融液 晶性ポリエステル短繊維束を配合し溶融混練して繊維強化生物由来重合体組成物を製造する。 特 開 染色された生分解性皮 天然皮革調の充実感、柔軟性と十分な実用強度を有し 2008-025041 革様シートおよびその ながら、重金属を含有せず、土壌中での埋設廃棄時に 製造方法 生分解し、また、燃焼時に発生する有毒ガス量が少な い、染色された皮革様シートを提供すること。 【解決手段】平均繊度0.001~2dtexの極細長繊維(A)を複数本含む繊維束が3次 元的に交絡した絡合不織布(B)とその内部に含有された高分子弾性体(I)からな る皮革様シートであって、 (1)極細長繊維(A)が生分解性プラスチックからなること、 (2) 極細長繊維(A)が分散染料で染色されていること、 (3)高分子弾性体(I)の損失弾性率の ピーク温度が0 以下であって、130 での熱水膨潤率が10%以上であること、および、 (4) 高分子弾性体(I)が極細長繊維(A)に固着した状態で存在し、高分子弾性体(I)と極細 長繊維(A)の質量比が0.05:99.95~30:70であることの各要件を同時に満足 することを特徴とする皮革様シート。 再 表 ボール 本発明は、優れたノンスリップ性と表面摩耗強度など の十分な機械的強度を有し、バスケットボール、アメ 2005/097269 リカンフットボール、ラグビーボール等のボール用素 材の分野において特に好適に利用できる、気体充填型 スポーツ用ボールを提供する。 本発明は、繊維基材の表面に実質的に連続する凸部とそれに隣接する半球状の凹部を有する被 覆層が形成され、凸部と凹部の高低差が50~1000μm、隣接する凹部の垂直投影面積が3 ~30mm2、および凹部同士の平均間隔が0.5~3mmであるシートからなる、バスケット ボール用、ハンドボール用、ラグビーボール用、アメリカンフットボール用のいずれかのボー ルである。 17 出 願 人 ク ラ レ 出 願 人 東 洋 紡 績 公開番号 発明の名称 再 表 2005/097268 クッション性、ノンス リップ性に優れたシー ト状物 公開番号 発明の名称 課題 発明は、立体感に優れた外観を有しながら、十分な表 面摩耗強度とクッション性、ノンスリップ性を有する シート状物であり、バスケットボール等の表面素材等 に好適に使用できるシート状物を提供する。 本発明は、繊維基材の表面に高分子重合体被覆層を有するシート状物であって、該被覆層は、 その表面に実質的に連続する凸部と該凸部に隣接して形成された半球状の凹部を有し、該凹部 は、該凸部とは色調が異なり、該凸部より光沢が強く、該凹部の垂直投影面積が3~30mm2 であり、隣接する凹部同士の平均間隔が0.5~3mmであり、かつ該凸部と該凹部の高低差 が50~1000μmであることを特徴とするシート状物である。 課題 熱処理時に加熱されたローラーやプレート等の表面 にエポキシ化合物等の熱劣化物堆積の発生による製 ゴム補強用前処理ポリ 糸操業性の悪化がなく、高い生産能力で製糸性良く製 特 開 エステル繊維およびそ 造でき、加えて、高次加工後の高い寸法安定性および 2008-045225 の製造方法 ゴムとの良好な接着性を有するゴム補強材料として 好適な前処理ポリエステル繊維の製造方法と前処理 ポリエステル繊維を提供すること。 【解決手段】溶融紡糸し、表面温度を200~250 に設定した熱処理ローラーで延伸熱処 理したポリエステル繊維糸条に、エポキシ化合物を含有する処理剤Aを付与するゴム補強用前 処理ポリエステル繊維の製造方法。及び、エポキシ化合物を含有する処理剤Aが付与されてな る前処理ポリエステル繊維であって、熱収縮応力曲線における最大収縮応力点が200 ~2 50 の範囲に存在するゴム補強用前処理ポリエステル繊維。 特 開 高耐熱ポリエステルデ 高温時、特に通常のポリエステルの融点以上において 2008-038295 ィップコードおよびそ も溶融破断することなく、力学特性を保持することが の製造方法 可能な高耐熱性のゴム補強用ポリエステルディップ コードおよびその製造方法を提供すること。 【解決手段】エチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維から なり、下記の(a)~(c)の特性を同時に満足する高耐熱ポリエステルディップコード。 (a) 加熱クリープ測定における溶融破断温度が275℃以上(b)強度が4.0cN/dtex以 上(c)2.0cN/dtex荷重時の伸度が5.0%以下 特 開 樹脂ベルト 耐摩耗性能および耐クラック性能の高い樹脂ベルト 2008-032132 を提供する。 【解決手段】樹脂ベルト1を、分子量14万以上のポリエステルエラストマーから構成したこ とを特徴とするものである。樹脂ベルト1を構成する樹脂の分子量を、従来よりも格段に大き い14万以上とすることにより、樹脂ベルト1の耐屈曲疲労性が向上し、樹脂ベルト1の耐ク ラック性能、耐摩耗性能及び歯欠け耐久性能を向上させることができる。 18 出 願 人 東 洋 紡 績 公開番号 特 開 2008-031618 発明の名称 課題 難燃性織物 高熱・火炎を受けたとき、着用者を保護でき、さらに、 着用者の生理的負担を抑制するために、軽量、柔軟で、 かつ、染色性、耐久性(耐摩耗性、寸法安定性)に優 れ、着用者に優しい難燃性織物を提供する。 【解決手段】難燃性を有するセルロース系繊維と合成繊維 ルチフィラメントとの割合が重量% 比で、90:10~97:3の範囲で製造されている複合紡績糸を用いて製織した織物を最表 層部に配置し、JIS L-1091(1992) A-4法による炭化長が、15cm以下で ある難燃性織物。 特 開 耐熱スパンボンド及び 熱収縮性、強度、耐薬品性、耐酸性、リントフリー性、 2008-031600 クリーニングシート リサイクル性にすぐれた耐熱性長繊維不織布及びそ れを用いたコピー機用クリーニングロールを提供す る。 【解決手段】融点が260℃以上、縦強度が50N/5cm以上、200℃1時間熱処理したと きの乾熱収縮率1.5%以下であることを特徴する耐熱長繊維不織布。使用する耐熱熱可塑性 樹脂がポリフェニレンサルファイドであることを特徴とする耐熱長繊維不織布。 特 開 耐衝撃性に優れた有機 耐衝撃性と強度バランス及び外観品位に優れ、軽量で 2008-031274 繊維補強樹脂成型品 且つサーマルリサイクルが容易な車両、建築・土木、 機械部品、電子部品などに好適である氷点下で使用す る有機繊維 補強樹脂成型品を提供する。 【解決手段】有機繊維補強樹脂ペレットを繊維重量比3%以上用いた成型品であって、ISO 179に準じた-30℃環境下のシャルピー衝撃値が23℃常温時のシャルピー衝撃値の4 5%以上であり、23℃常温時のシャルピー衝撃値が3.0kJ/m2以上である有機繊維補強 樹脂成型品 特 開 防護材料及び防護衣服 本発明は、従来技術の課題を背景になされたもので、 2008-030449 高熱・火炎を受けたとき、着用者を保護でき、さらに、 着用者の生理的負担を抑制するために、軽量、柔軟で、 かつ、染色性、耐久性(耐摩耗性、寸法安定性)に優 れ、着用者に優しい防護材料及び防護衣服を提供する ことにある。 【解決手段】外層材料(a)、ガス状有毒化学物質吸着層(b)の少なくとも2層以上の積層構 造物からなる防護材料であって、該外層材料(a)が、難燃性を有するセルロース系繊維と合 成繊維マルチフィラメントとの割合が重量%比で、90:10~97:3の範囲からなる複合 紡績糸を用いて製織した織物を最表層部に配置し、JIS L-1091(1992) A-4 法による炭化長が15cm以下であることを特徴とする防護材料。 特 開 耐寒耐水材料及び耐寒 寒冷時における海上等の事故及び災害に備えて着用 2008-030448 耐水服 する耐寒耐水服を提供する。 【解決手段】耐水材料(a)1、耐寒材料(b)2の少なくとも2層以上の積層構造物からな る耐寒耐水材料であって、該耐水材料(a)が、難燃性を有するセルロース系繊維と合成繊維 マルチフィラメントとの割合が重量%比で、90:10~97:3の範囲からなる複合紡績糸 を用いて製織した織物を最表層部に配置し、JIS L-1091(1992) A-4法によ る炭化長が15cm以下である難燃性織物に、防水性フィルムを接着させた耐寒耐水材料。 19 出 願 人 東 洋 紡 績 出 願 人 旭 化 成 公開番号 特 開 2008-030447 発明の名称 課題 耐水材料 本発明は、従来技術の課題を背景になされたもので、 高熱・火炎を受けたとき、着用者を保護でき、さらに、 着用者の生理的負担を抑制するために、軽量、柔軟で、 かつ、染色性、耐久性(耐摩耗性、寸法安定性)に優 れ、着用者に優しい難燃性織物を提供することにあ る。 【解決手段】難燃性を有するセルロース系繊維と合成繊維マルチフィラメントとの割合が重 量%比で、90:10~97:3の範囲で製造されている複合紡績糸を用いて製織した織物を 最表層部に配置し、JIS L-1091(1992) A-4法による炭化長が、15cm以 下であることを特徴とする難燃性織物に、防水性を有するフィルムを接着させたことを特徴と する耐水材料。 公開番号 発明の名称 課題 特 開 低線膨張押出シート 平滑な表面を持ち、低線膨張で、2次加工が容易なシ ートを提供すること。 2008-045040 【解決手段】 単層もしくは複層からなるシートで、メイン層が熱可塑性樹脂(A)と充填剤(B) とからなり、該充填剤(B)はガラス繊維とガラス繊維以外の少なくとも1種の充填剤とから なっており、メイン層中の該充填剤(B)の含有割合は25~70質量%であって、かつ、メ イン層中のガラス繊維の含有割合が15質量%以上であり、シートの物性が、縦方向、横方向 共に、線膨張係数が、1×10-5~6×10-5/℃でかつ、シャルピー衝撃強さが4~50KJ /m2 である事を特徴とする厚みが0.3mm以上2.0mm未満の低線膨張押出シート。 特 開 顆粒球除去材 顆粒球除去率がより高く、かつ高い血小板回収率を同 時に達成する顆粒球除去材を提供すること。 2008-043895 【解決手段】 平均繊維直径1μm以上3μm未満の不織布からなるフィルター層(A)と平均 繊維 直径7μm以上50μm未満の不織布からなるスペーサー層(B)を有する顆粒球除去材 であって、フィルター層(A)とスペーサー層(B)が交互に積層され、フィルター層(A) 及びスペーサー層(B)の積層数が各々3以上100未満であり、かつフィルター層(A)の 不織布の目付が1.0~3.5g/m2の範囲であることを特徴とする顆粒球除去材。 特 開 耐越水堤防用マット及 透水透湿性を持たせると共に、被覆土と植物の根の活 着を良くする効果を有せしめた耐越水堤防用マット 2008-038423 び堤防補強工法 及び、そのマットを埋設して成る堤防補強工法の提 供。 【解決手段】排水機能を有する2層の長繊維不織布3a、3bの間に、合成樹脂製の防水透湿 シートを介在させ、ニードルパンチ加工することによって一体化されてなる基材6の片面に、 シート状三次元網目構造体2を有する。 特 開 衛生材料用ポリオレフ 特定の処理剤を付与することにより、瞬間透水性、耐 久透水性、濡れ戻り性を併せ持ち、安全性にも優れた 2008-038277 ィン系長繊維不織布 衛生性材料用ポリオレフィン系長繊維不織布を提供 する。 【解決手段】グリセリン縮合物、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレンひまし 油エーテル又はポリオキシアルキレン硬化ひまし油エーテルを併用した処理剤を特定の割合で 配合し、ポリオレフィン系長繊維不織布に実質的に0.2~0.8重量%付与固定化すること により、その相乗効果が発揮される。 20 出 願 人 旭 化 成 出 願 人 ユ ニ チ カ 公開番号 特 開 2008-036635 発明の名称 課題 除濁等の濾過用途に好適な、緻密な細孔と高い透水性 能を有し、耐久性及び耐汚染性にも優れたポリフッ化 ビニリデン糸中空糸膜を、安定に、欠陥無く製造する 方法を提供する。 【解決手段】ポリフッ化ビニリデン及び有機液状体からなる混合物、又はポリフッ化ビニリデ ン、有機液状体及び無機微粉体からなる混合物を、溶融混練し、押し出して中空繊維を成形し、 中空繊維から有機液状体又は有機液状体及び無機微粉体を抽出する中空糸膜の製造方法におい て、抽出終了前の中空繊維又は抽出終了後の中空繊維を延伸し、次いで収縮させる工程を含む ことを特徴とする、前記製造方法。 特 開 成形容器の製造方法 防曇剤を表面に付与したフィルムを用いた成形容器 の製造方法において、フィルム搬送用ローラーへの防 2008-030259 曇剤の蓄積を防止し、フィルムへの十分な保護が得ら れ、かつ長時間安定して、搬送トラブルが無く、成形 容器用フィルムを搬送できる食品用成形容器の製造 方法を提供する。 【解決手段】 防曇剤を表面に付与したフィルムを搬送用ローラーを用いて搬送する工程を含む 成形容器の製造方法において、該フィルムの搬送用ローラーの表面にセルロース繊維を含む不 織布を巻回したことを特徴とする成形容器の製造方法。 再 表 中空円筒状印刷基材 2005/095115 【要約】厚さ0.05mm以上50mm以下の感光性樹脂硬化物層(1)を含んでなる中空円 筒状芯材(A)であって、該感光性樹脂硬化物層(1)が繊維状、布状又はフィルム状の補強 材を含有し、かつ、該感光性樹脂硬化物層(1)のショアD硬度が30度以上100度以下で ある上記中空円筒状芯材(A)、及び該中空円筒状芯材(A)の上に積層されてなる、厚さ0. 1mm以上100mm以下の、表面にパターン形成可能な樹脂層(B)又は表面にパターンが 形成された樹脂層(C)を含んでなる円筒状印刷基材。 公開番号 中空糸膜の製造方法 発明の名称 課題 特 開 織編物 防縮性及び防しわ性に優れた、天然竹繊維使いの織編 物を提供する。 2008-045253 【解決手段】 天然竹繊維を含む紡績糸を用いてなり、繊維素反応型樹脂で樹脂加工されている ことを特徴とする織編物。前記繊維素反応型樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする上記 の織編物。本発明の織編物は、設計を工夫することで、様々な特性を有する織編物の提供も可 能であり、主な用途としては、各種ユニフォーム衣料、各種一般衣料などがあげられる。 21 出 願 人 ユ ニ チ カ 出 願 人 三 菱 レ イ ヨ ン 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038260 熱接着加工用ポリアミ ド繊維 公開番号 発明の名称 特 開 2008-038309 抗ピル性アクリル系繊 維とその製造方法 課題 低温での熱処理により溶融して接着剤として機能し、 各種の繊維素材やフィルム等の素材を接着加工する 際に用いることができ、接着した素材は剥離しにく く、接着強力が高いものとなる熱接着加工用ポリアミ ド繊維を提供する。 【解決手段】ナイロン6、ナイロン11及びナイロン12成分を必須の共重合成分とし、かつ、 ナイロン66、ナイロン69、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン613成分の中か ら選ばれる一つの成分を共重合成分として含有する共重合ポリアミド(ポリアミドA)を構成 成分とする単糸からなるポリアミド繊維であって、単糸の長手方向に垂直に切断した横断面に おいて、ポリアミドAが繊維表面に存在していることを特徴とする熱接着加工用ポリアミド繊 維。 特 開 ポリ乳酸繊維 耐摩耗性に優れたポリ乳酸繊維であって、耐摩耗性向 上効果の持続性に優れ、紡糸、延伸工程のみならず、 2008-025059 各種の加工工程及び製編織工程においても工程通過 性に優れ、操業性よく得ることができるポリ乳酸繊維 を提供することを技術的な課題とする。 【解決手段】シリコーンパウダーを含有するポリ乳酸を少なくとも一成分とする繊維であって、 繊維質量に対してシリコーンパウダーを0.1~10質量%含有することを特徴とするポリ乳 酸繊維。 課題 優れた風合いと抗ピル性を有し、良好な品質および性 能の繊維製品が得られる抗ピル性アクリル系繊維と その製造方法を提供する。 【解決手段】少なくとも92%以上のアクリロニトリルと、該アクリロニトリルと共重合性を 有するビニル系モノマーを3質量%以上、6質量%未満、およびスルホン酸基含有ビニルモノ マーを0.2質量%以上、2質量%未満からなるアクリロニトリル系ポリマーによる繊維で、 単繊維繊度が0.7~3.3dtexで、引っ張り強度が1.8cN/dtex以上、結節強 度が1.8cN/dtex以下、結節伸度が20%以下、結節強度と結節伸度の積が30以下 である抗ピル性アクリル系繊維及びその製造方法。 特 開 抗スナッキング性に優 本発明は、抗スナッキング性に優れ、更にはストレッ 2008-038300 れたマルチフィラメン チ性能および、ソフトな着用感を併せ持った編み織物 ト繊維および、それを を提供することができるものである。 用いてなる布帛 【解決手段】下記の(1)~(3)を満足するマルチフィラメント繊維、および前記マルチフ ィラメント繊維を一部に用いてなる布帛を用いることによって、抗スナッキング性に優れ、更 にはストレッチ性能および、ソフトな着用感を併せ持った編み織物を提供するものである。 (1) 初期引張抵抗度が40cN/dtex以下(2)熱水処理後の捲縮率が20%以上(3)フィ ラメント間動摩擦係数が0.30以上 22 出 願 人 三 菱 レ イ ヨ ン 公開番号 特 開 2008-038286 発明の名称 課題 アクリル系収縮繊維 低温で染色可能であり、染色後においても高収縮率、 且つ高熱収縮応力を有するアクリル系収縮繊維 を提 供すること。 【解決手段】アクリロニトリル80~94質量%、スルホン酸基含有モノマー0~2質量%お よびこれらと共重合可能なモノマー4~20質量%からなる重合体(A)50~99質量部、 ならびにアクリロニトリル50~70質量%、スルホン酸基含有モノマー3~5質量%および これらと共重合可能なモノマー25~47質量%からなる重合体(B)1~50質量部からな り、該重含体(A)と該重合体(B)の合計量が100重量部である染色可能なアクリル系収 縮繊維。 特 開 アクリル繊維の製造方 紡糸を継続することにより汚れたノズルパックを洗 浄した後の、ノズルパックの清澄度を保ったまま紡糸 2008-038284 法 を開始するアクリル繊維の製造方法を提供する。 【解決手段】以下の工程を順に行いスタートアップする、アク リル繊維の製造方法。(1)ノズルパックの部品に圧縮気体を 吹き付ける。(2)ノズルパックの部品を空気清浄度クラス1 00~1000の環境に移し、ノズルパックの部品を組み立て ノズルパックとした後、ノズルパックの口金表面にキャップを 取り付け、さらに紡糸原液導入配管との接続口にフィルムをか ける。 (3)ノズルパックをノズルパックの取り付け位置に移し、前記フィルムを取り紡糸原液 導入配管に接続する。(4)前記キャップを口金表面から外す。 特 開 繊維強化樹脂管状体 従来の繊維強化樹脂管状体に比べ、耐衝撃性が向上し た繊維強化樹脂管状体を提供する。 2008-037953 【解決手段】複数の繊維強化樹脂層を有する繊維強化樹脂管状体であり、繊維強化樹脂層がエ ポキシ樹脂組成物を硬化させたマトリックス樹脂と補強繊維とを含み、エポキシ樹脂組成物が 次の樹脂混合物を含む繊維強化樹脂管状体。2官能エポキシ樹脂(A)50~80質量部と、 フェノール性水酸基を2個以上有するフェノール化合物(B)20~50質量部と、 (A)と(B) との合計100質量部に対して1~45質量部の特定のポリアミド樹脂(C)とを混合した混 合物であって、該混合物中に含まれるフェノール化合物(B)の80%以上が反応した樹脂混 合物。 特 開 多孔質炭素電極基材お 固体高分子型燃料電池に用いられる高分子電解質膜 2008-034295 よびそれを用いた固体 へのダメージを低減することができる多孔質炭素電 高分子型燃料電池 極基材およびその製造方法、また、それを用いた固体 高分子型燃料電池を提供する。 【解決手段】炭素短繊維を炭素により結着した炭素シートの少なくとも一方の表面を、一端が 炭素により結着していない繊維部分を取り除くための表面処理を行う方法により、多孔質炭素 電極基材を製造する。前記表面処理は、例えば、前記炭素シートの少なくとも一方の表面を吸 引する方法、及び/又は前記炭素シートの少なくとも一方の表面を刷毛で刷く方法、により行 うことができる。 特 開 ポリプロピレン系難燃 本発明は、難燃剤としてトリス(トリブロモネオペン チル)ホスフェートと、ヒドロキシルアミン系加工熱 2008-031606 繊維 安定剤を含むポリプロピレン難燃繊維に関するもの である。 【解決手段】難燃剤としてトリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェートと、ヒドロキシル アミン系加工熱安定剤を含むポリプロピレン系難燃繊維であって、難燃性に優れ、難燃剤の熱 分解臭気が少なく、NOxガスなどによる変色が起こりにくいポリプロピレン系繊維に関する ものである。 23 出 願 人 三 菱 レ イ ヨ ン セーレン 出 願 人 公開番号 発明の名称 課題 特 開 2008-031605 アセテート系仮撚加工 糸及び布帛並びにその 製造方法 公開番号 発明の名称 課題 特 開 2008-038332 抜蝕加工カーテン用布 帛 微細な柄表現や布帛の抜蝕部分の強度低下を抑えた、 グラデーションパターンによる抜蝕部を有する抜蝕 加工カーテン布帛を提供する。 アセテート系繊維の持つ光沢感、深みのある色調、発 色性、ドレープ性、ドライな感触、更には適度な吸湿 性などの優れた特性を損なうことなく、ふくらみ感及 び十分な物理的特性を有したアセテート系繊維から なる仮撚加工糸及び織編物並びにその製造方法を提 供する。 【解決手段】アセテート系繊維で構成された仮撚加工糸であって、捲縮率が4.0%以上、破 断強度(DS)が、0.80cN/dtex以上、破断伸度(DE)が10%以上である仮撚 加工糸、および前記仮撚加工糸を一部に用いてなる布帛、ならびに仮撚加工糸の製造方法にあ る。 特 開 ラジカル重合性樹脂組 靭性、耐熱性に優れた繊維強化複合材料を生産性よく 2008-024787 成物、プリプレグおよ 製造できるラジカル重合性樹脂組成物、プリプレグ、 び繊維強化複合材料 および靭性、耐熱性に優れた繊維強化複合材料を提供 する。 【解決手段】下式(1)のビニルエステル樹脂(A)と、ジアリルフタレート樹脂(B)とを 含むラジカル重合性樹脂組成物を用いる。(式 略) 【解決手段】レギュラーポリエステル繊維とカチオン可染ポリエステル繊維とからなる布帛に 抜蝕加工を施したものであって、グラデーションパターンによる抜蝕加工が行われている部分 を有する抜蝕加工カーテン用布帛であって、抜蝕加工部分の割合が25~75%で、抜蝕後の 強度低下率が10~25%であることが好ましい。 特 開 赤外線遮断性布帛 可視光線を通すことで透明性や明るさを確保し、赤外 線の遮蔽(反射と透過を遮る)により遮断することの出 2008-031599 来る繊維布帛を提供する。 【解決手段】繊維布帛の片面に針状の赤外線吸収剤を含む赤外線遮断層を有する赤外線遮断性 布帛であって、赤外線防止剤としては長軸長が1.6~6μm、短軸長が130~270nmで あるルチル型針状酸化チタンをアンチモンドープ酸化錫で被覆したものが好ましい。 24 出 願 人 日 清 紡 績 出 願 人 大 和 紡 績 公開番号 発明の名称 課題 特 開 セルロース系繊維構造 2008-031592 物の製造方法 【解決手段】ケイ素化合物、アルミニウム化合物及び塩基性化合物を含む水溶液を含浸させたセルロ ース系繊維構造物をロールに巻回し、このロールから前記セルロース系繊維構造物を繰り出し、湿熱 加熱して、セルロース系繊維内部のケイ素化合物とアルミニウム化合物との反応を促進させてシリ カ・アルミナ多孔体を生成させることを特徴とするセルロース系繊維構造物の製造方法。 【効果】本発明の製造方法によれば、長尺のセルロース系繊維構造物を用いて繊維内部に効率的かつ 均一に無機原料を浸透させることができ、また、シリカ・アルミナの結晶生成を促進できるため、加 工時間及び工程の短縮、更には原料使用量の削減を達成でき、均一なシリカ・アルミナ多孔体の生成 が可能である。また、水溶液を加熱する代わりに、蒸気で繊維構造物を加熱するため、熱エネルギー を少なくすることができる。 特 開 セルロース系繊維構造 2008-031591 物の製造方法 【解決手段】ケイ素化合物及び塩基性物質含有水溶液と、アルミニウム化合物及び塩基性物質 含有水溶液とを繊維構造物に含浸させた後、湿熱加熱してセルロース系繊維内部でケイ素化合 物とアルミニウム化合物とを反応させてシリカ・アルミナ多孔体を生成させるセルロース系繊 維構造物の製造方法であって、上記各水溶液の塩基性物質濃度が15~20質量%であること を特徴とするセルロース系繊維構造物の製造方法。 【効果】本発明のセルロース系繊維構造物は、高い消臭性を有し、有害な重金属イオンの除去 にも効果的である。また、外観にも優れ、洗濯耐久性等にも優れており、繊維構造物全体とし ての性能にもむらがない。本発明の製造方法によれば、繊維内部に効率的かつ均一に無機原料 を浸透させることができ、加工時間及び工程の短縮、原料使用量の削減を達成でき、均一なシ リカ・アルミナ多孔体の生成が可能である。 特 開 積層シートおよびその 粒径の大きな粉体や繊維集合体がシート表面から脱落 することを抑制し、かつ、表面抵抗率のばらつきをなく 2008-028258 製造方法 し、安定した品質を確保できる積層シートを提供する。 【解決手段】積層シートは、複数の繊維集合体3a、3bの繊維端がシート外部へ飛び出さな いように弾性樹脂を繊維集合体3a、3bの全体に浸透させ、繊維集合体3a、3bの一部はシ ート表面に露出し、繊維集合体3a、3bどうしの間に大きさ50μm~1mmの充填材を有す る。2枚の離型シート4a、4bで複数の繊維集合体3a、3bを最外層から挟み込み、離型シ ート4a、4bと複数の繊維集合体3a、3bからなる層状物20を形成する工程、繊維集合 体3aと繊維集合体3bとの間に弾性樹脂10を流し込んで含浸させる工程、繊維集合体3a、 3bに弾性樹脂10を含浸させる際に、層状物20を加圧する工程、により製造される。 公開番号 発明の名称 課題 特 開 2008-036880 積層不織布、ゲル化シ 不織布製造中およびフィラーを固着させる際の加工 ート及びフィラー固着 性に優れた、表面状態の良好な湿熱ゲル化繊維 を含 シート む不織布を提供する。 【解決手段】 湿熱収縮性を有する第2繊維 層(2)の両面に、湿熱ゲル化樹脂が繊維 表面の 少なくとも一部を占める繊維 を含む第1繊維 層(1)および第3繊維 層(3)を配置して、 積層ウェブを作成し、このウェブに例えば高圧柱状水流を噴射して、3つの繊維 層を一体化さ せて、積層不織布を得る。さらに、この積層不織布に、フィラーを固着させるために湿熱処理 を施すと、第1および第3繊維 層が均一に収縮して、フィラーが均一に固着された、フィラー 固着シートが得られる。 25
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