1796年ドイツのミュンヘンで、貧しい 家の子どもの救済と就学の奨励の

お正月は気をつけていても、ついつい生活が不規則になりがちです。3学期のスイッチ
はもう入りましたか。
冬休みの疲れが残ってはいませんか。疲れを残したままでいるとかぜをひき
やすくなります。かぜの予防には、食生活・睡眠がとても大切です。それでも
かぜをひいてしまったら…早めに治しましょう。
新 し い 年 が は じ ま り ま し た 。 毎 日 の 食 生 活 を 大 切 に し て 、 こ の 1年 も 健 康 で 元 気
に過ごしましょう。今年も安全でおいしく楽しみな給食を…と、給食室一同はりきっ
ています。よろしくお願いいたします。
1796年 ド イ ツ の ミ ュ ン ヘ ン で 、 貧 し い
家の子どもの救済と就学の奨励のために
給食を実施したのが世界で一番はじめの
学 校 給 食 と い わ れ て い ま す 。や が て 、1 8 4 9
年 パ リ 、 18 5 5 年 ニ ュ ー ヨ ー ク 、 1 8 64 年 ロ
ン ド ン 、 18 8 7 年 ジ ュ ネ ー ブ … と 世 界 各 地
で は じ ま り ま し た 。 そ し て 、 1 8 8 9( 明 治
22) 年 10月 山 形 県 鶴 岡 市 私 立 忠 愛 小 学 校
(大督寺内)で弁当を持って来られない
児 童 の た め に「 お に ぎ り ・ 焼 き 魚 ・ 漬 物 」
の給食を用意したのが日本の学校給食の
はじまりです。
やがてからだの弱い子や学校に来られない児童救済のために全国各地で給食が
実施されるようになりましたが、戦争が激しくなると給食は中断されました。
第 2 次 世 界 大 戦 後 、食 糧 事 情 は 大 変 ひ ど く 、栄 養 不 足 の 子 ど も を 救 う た め 各 国 か ら
の 援 助 を も と に 給 食 が 再 開 さ れ ま し た ( 19 4 6 年 12 月 2 4 日 ) 。 こ の 援 助 は ユ ニ セ フ
を 通 じ て 19 6 4 ( 昭 和 3 9) 年 ま で 続 け ら れ ま し た 。
そして今、日本は大変豊かな国になりました。お金さえ出せば何でもいつでも
手に入ります。そのため栄養に気をつけ、好ききらいなどを減らし、健康なから
だになろうということより、「簡単」で「食べものもおしゃれでカッコイイもの
に」という人も増えているようです。
食べることは、わたしたちの心とからだに力をわきたたせる源です。毎日何気
なく食べている給食ですが、その陰には多くの人の働きや力があること、そして
食べることの大切さを考えるきっかけになればと思っています。