発疹性疾患 細 菌 性 黄色ブドウ球菌 exfoliative toxinA、B産出株:風邪様症候からはじまり、発熱、 頸部リンパ節腫 脹および口、眼、 鼻穴の周囲に水疱形成が認められます。 単純ヘルペスウイルス1型、 2型(HSV-1、-2) 歯肉口内炎 ほとんどがHSV-1による初感染です。所属リンパ節の腫脹が認められ、圧痛が 2∼3日続いた後、発熱を伴い歯肉、口唇、口腔内に水疱が形成されます。水疱は びらん→潰瘍の経過にて治癒します。 歯肉口内炎 口唇・顔面ヘルペス HSV-1による再発が原因となります。所属リンパ節の腫脹が認められ、圧痛が 2∼3日続いた後、発熱を伴い歯肉、口唇、口腔内に水疱が形成されます。水疱は びらん→潰瘍の経過にて治癒します。顔面にみられるヘルペス性疱疹を顔面 ヘルペスと呼びます。 口唇ヘルペス カポジ水痘様発疹症 アトピー性皮膚炎、やけど等で傷ついた皮膚からのHSV-1の感染もしくは再 発が原因となります。水疱→膿疱→びらんを経てかさぶたとなり約4週間ほど で治癒します。 カポジ水痘様発疹症 性器ヘルペス 水 疱 性 発 疹 HSV-1またはHSV-2による性器感染によるもので初感染と再活性の発症パ ターンに分けられます。初感染では症状が強い傾向があり、再活性ではHSV-1 よりHSV-2のほうが再発しやすいといわれています。 ウ イ ル ス 性 ●HSV-1初感染における抗体価推移 歯肉口内炎でHSV-1が分離された症例 (24歳、妊婦) の抗体推移を示しました。 IgG (EIA) 512 VZV 128 HSV 2 HSV 32 IgM (EIA) 3 1 8 VZV 2 0 10 20 30 40 50 60 70 0 80 10 20 30 40 50 60 NT 32 32 HSV-2 4 <4 0 <4 10 20 30 VZV 256 8 40 病日 50 60 70 80 CF HSV-1 16 70 80 HSV 0 10 20 30 40 病日 50 60 70 80
© Copyright 2024 Paperzz