歯っぴ~噛む噛む新聞Vol.81「妊娠中から始めるむし歯予防」

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Vol.81
2015.12
お子様の「歯とお口」の悩みをサポートする情報紙です
今回のテーマ・・・
ハチマル二イマル
~ 「8 0 2 0 」はお母さんのお腹の中から始まっています ~
※
「8020 運動」とは・・・1989 年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80 歳になっても 20 本以上自分の歯を保とう」という運動です
歯が作られるのに必要な栄養素は・・???
乳歯の芽は・・・
妊娠7週目頃から
永久歯の芽も・・・
妊娠6ヶ月頃から
歯に必要な栄養素は「カルシウム」と
思われがちですが、歯には色々な組織があり、
それぞれに色々な栄養素を必要とします
強い歯をつくるための栄養素!!
(タンパク質)
→歯の基礎
(タンパク質・ビタミン・ミネラル・リン・カルシウム)
(ビタミン A)
→エナメル質の土台
などをバランスよく取ることが
重要です。
(カルシウム・リン)
→ 歯の石灰化を
助ける
(ビタミン C)
→象牙質の土台
(ビタミン D)→カルシウムの代謝や歯の土台をつくる
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯菌(ミュータンス菌)はいないのです。乳歯が生え始める生後 6 ヶ月ごろ
からミュータンス菌は見つかるようになります。
Q:「むし歯菌」は、いったいどこからやってくるのでしょう??
A: 可愛い赤ちゃんに「むし歯菌をうつすのは、祖父母も含む家族!!
その一番手が日々赤ちゃんのお世話をするお父さん・お母さんです。
「妊娠中の対策!」
妊娠中は、
「つわり」やホルモンのバランスの関係で、お口の中がむし歯や歯周病になりやすい
環境になります。妊娠中は、自分自身のためだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも安定期に
入ったら歯科医院での健診とお口の掃除を行い、お口の環境を整えておきましょう!
「家族の対策!」
お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも可愛い赤ちゃんのために、歯科医院での健診とお口のお掃除を行っ
ておきましょう!
「キシリトールの利用!」
キシリトールは、むし歯にならない甘味料の 1 つです。そして、お砂糖と
同じくらいの甘さがありながら、むし歯の原因となる「酸」を作りにくくします。
そして、妊娠中から継続して使うことで生まれてきた赤ちゃんの
むし歯菌(ミュータンス菌)の感染予防に効果的なことがわかっています。
妊娠中は、つわりなどで歯磨きが難し
くなりがち・・・。
そのため、歯ぐきの炎症が起こりやすく
歯周病に罹る人が多くなります。
重度の歯周病により
歯周組織が作り出す炎
症物質が血液中に入り
込み胎盤に流入
宮崎市歯科保健推進協議会 作成
「生まれてくる赤ちゃんの為にも
お口のケアを・・・!」
【問い合わせ】 宮崎市健康支援課
☎
0985-29-5286