目次 - PCサポート講座

目次
1.レポートってどういうもの? P2~5
(1)情報収集 ......................................................................................................... 2
(2)情報の取捨選択
①参考文献・引用文献 ........................................... 3
②著作権 ................................................................................................. 3~4
(3)レポートの書き方
①作文や感想文との違い ....................................... 5
②レポートの構成 ......................................................................................... 5
③序論、本論、結び..................................................................................... 5
2.Word 機能の使い方 p6~13
●コラム① 表紙の書き方 ....................................................................................... 8
●ページ設定.............................................................................................................. 8
●ヘッダーの挿入、ページ区切り、ページ番号の挿入、
段落番号の挿入、箇条書き、罫線 .................................................................... 9
●コラム② 行頭文字の変更............................................................................... 10
●下付き、段落設定、インデント .................................................................... 10
●左インデント、表の挿入、図表番号の挿入 ............................................... 11
●コラム③ ルビの挿入 ....................................................................................... 12
●図表の挿入、脚注の挿入................................................................................. 12
●コラム④ 文章校正機能 ................................................................................... 13
おまけ
●チェックリスト ................................................................................................. 14
1
1.レポートってどんなもの?
大学におけるレポートでは…
テーマに関するデータ(資料)を集め、分析し、その意味を解明、判断し、
自分の主張を裏付け、説得力のある報告書にまとめること
…が求められる!
(1)情報収集
情報収集ができる主な場所・媒体
 学校図書館…山形大学付属図書館(http://www.lib.yamagata-u.ac.jp/)
(小白川図書館、医学部図書館、工学部図書館、農学部図書館があります)
 県立図書館…遊学館内にある、
山形県立図書館(右図)
。
 市立図書館…小荷駄町(本館)、
AZ 丂日町中央公民館5F(中央
分館)
、福祉文化センター(東部
公民館)1F(東部分館)
、北部
公民館1F(北部分館)
、霞城公
民館1F(霞城分館)に
あります。
 本屋…山形大学書籍部や、大学
周辺には原田書店(あこや町)、
こまつ書店(寿町)
、などがあります。
 インターネット…いつでも情報収集ができて便利!
 電子ジャーナル…山形大学付属図書館 HP から無料で論文を検索できます
(一部)
。
ここら辺から
電子ジャーナル
を検索できるよ!
2
(2)情報の取捨選択
①参考文献・引用文献
情報を得る際、特に、インターネットを利用した場合には注意が必要です。
また、収集した情報はほとんどが「著作権」で保護されています。著作権とは、
個人の作成した作品が、他人に盗作、悪用されないように守る権利です。
【利用可能な情報(例)】
 省庁や大学など、公的機関のホームページ
公的機関は正しい情報を公開する必要があり、公的機関の情報は信用できます。
 図書館の本や新聞記事
公的機関と同じように公共に発信している情報のため、信頼性の高い情報です。
【利用丌可な情報(例)
】
 Wikipedia や個人のブログ
誰でも自由に書き込みができるフリー百科事典や掲示板、個人のブログは、いつ
でも書き換え、削除ができるため、資料としては用いるべきではありません。
【無許可の場合利用丌可な情報(例)】
 有名人や個人の写真
写真の撮影者、写っている人に許可を得れば利用可能です。また、歴史上の人物
など、許可を得られないものは、利用可能な場合があります。
②著作権
資料として使ったり、引用したりした文献は、レポートの最後に記述する必要があ
ります。記述しなければ「剽窃行為」にあたり、著作権の侵害になります。
【参考文献の書き方の紹介】
 書籍の場合(単著書)
①著者名
②『本のタイトル』 ③出版年 ④出版社名
例)猫田しろすけ、
『はじめてのレポート』、2009、新猫出版
※共著書の場合、①は著者名ではなく編者名を書きます。
 Web ページの場合
①作成者
②「Web ページのタイトル」
③URL(アクセスした日時)
例)猫田しろすけ「レポート書けるにゃん」http://nya/(2009/02/22 参照)
 新聞記事の場合
①『新聞名』 ②記事が記載された日時、朝夕刊の区別 ③「記事のタイトル」
例)
『猫日新聞』
、2009年 2 月 22 日朝刊、「コラム」
 雑誌論文
①著者名
②「論文名」 ③『雑誌名』 ④出版年 ⑤発行機関名
例)猫井もも、
「レポート攻略法」、
『報告書』、1998、レポート研究会
3
 コンピュータ・ネットワークからの資料
(電子ジャーナル、オンライン新聞・週刊誌、ネット上の電子テキスト)
①著者名
②「論文・記事名」
③『雑誌・新聞名』 ④巻号数
⑤刊行年
⑥掲載しているページ数
⑦コンピュータ・ネットワーク名
⑧URL(アクセスした日時)
例)猫井もも、
「レポート攻略法」、
『猫日新聞』
、23 号、2009、pp.29-42、
インターネット、http.//nyanrepo.jp/222、(2009/02/22 参照)
【引用文献の書き方の紹介】
 書籍の場合
①章の著者名
⑤出版年
②引用した章 ③本の著者・編者名
⑥出版社
④「本のタイトル」
⑦引用したページ
例)猫田しろすけ、
「レポートの基礎」、猫田しろすけ、
『はじめてのレポート』、
2009、新猫出版、pp.17-22
 新聞記事の場合
①『新聞名』 ②記事が記載された日時、朝夕刊の区別 ③「記事のタイトル」
④引用ページ
例)
『猫日新聞』
、2009 年 2 月 22 日朝刊、
「コラム」
、4 ページ
 雑誌論文
① 者名
②「論文名」 ③『雑誌名』
⑥巻(号)
⑦引用ページ
④出版年 ⑤発行機関名
例)猫井もも、
「レポート攻略法」、『報告書』
、1998、レポート研究会、
5(2):35-42
※引用・参考文献が 2 行以上になる際は、2 行目を 1 行目よりも 2 字下げます。
※書き方は、教授が指示することもあります。その場合は指示通りに書きましょう。
ッ
孫引き(引用文の引用)は、
なるべく避けようね!
4
(3)レポートの書き方
①作文や感想文との違い
作文や感想文などの感情を伝える文とは違い、考えを伝える文とされるのがレポ
ートや論文です。その中でも、議論し、主張し、判断し、分析することが目的とさ
れます。
②レポートの構成
※アウトライン(大要・外郭)の種類には、
 序論→本論→結び
 結論→理由・例→結び
 起→承→転→結
など他にもたくさんのものがあります。
最も一般的な書式(書き方)としては、
1. 序論(序文、はじめに)
2. 本論(各論、結論)
3. 結び(まとめ)
4. 文献(出典・出所リスト)
が挙げられます。
③序論、本論、結び
序論
 背景説明、研究方法、問題提起。
 本論への導入部分として最初に述べられる論説。
本論
 仮説提示、論拠提示、結論提示。
 論拠とは仮説が正しいことを、データを用いて明らかにすること。
 問題に対する研究経過を述べる。
 話題の中心となる部分。
結び
 まとめ、確認、検討、評価、展望、課題
 残された課題についてどうするべきか言及する。
 序論で提起された問題に対しての最終的な判断をまとめる。
5
2.Word 機能の使い方
タイトル
・中央揃えボタンを使う
・フォントサイズは
本文の倍程度
・具体的なタイトルにします
(
「○○の基礎レポート」は
分かりづらいので NG)
情報化とネット社会
1. パソコンの普及
現在では、一般家庭をはじめ、企業や自治体にもパソコンが普及している。パソコン
の普及により、企業や自治体では手作業では処理が難しかった膨大な量の情報を
扱えるようになった。情報の共有や事務処理の効率化も進み、パソコンの必要性
段落番号の挿入
は現在、確たるものとなっている。パソコンの普及によるメリットは、次の通り
段落タイトルをつけた場合は
である。
段落番号をふります

ホームページの閲覧

メールの活用

グループウェア1などを利用した情報の共有

アプリケーションの活用
余白の設定
・余白は「標準」が良いです
・指定された場合は
指定通り設定します
2. 一般家庭におけるパソコンの普及率
一般家庭におけるパソコンの普及率は年々上昇している。平成 11 年は 29.5%だった
のに対し、平成 16 年は 67.5%であり、わずか
5 年の間に 2 倍の増加を見せてい
グラフの挿入
数値を比較する場合は
グラフを挿入すると分かりやすいです
る。(図 1.2参照)
%
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
図表番号の挿入
0.0
5
1
7
8
9 10 11 12 13 14 15 図や表を複数挿入した場合は
16 17 18 19 20
年度(平成)
脚注の挿入
補足事項や出典は脚注
に示す場合もあります
6
図 1
図表番号をふります
一般家庭におけるパソコンの普及率
メール、スケジュール管理などの機能を持ち、組織内の作業の効率化や情報の共有を行うための
ソフトウェアのこと
2
内閣府経済社会総合研究所「消費動向調査」より
1
6
3.
箇条書き
インターネットの普及
複数の項目を並べる場合は
パソコンが普及するにつれその使用方法も進化し、現在ではインターネットを利用した情報収集や情
箇条書きにします
報伝達をメインにパソコンを使用しているケースが目立つ。インターネットが広く利用されるよ
うになった理由には、次のような点が挙げられる。
4.

インターネットで公開されている世界中のホームページから情報の収集ができる

ホームページを介して組織を PR することができる

メールを利用した迅速な情報伝達ができる
インターネットにおける問題
左インデント
箇条書き全体などを
字下げして見やすくします
プライバシーの侵害
目盛りを動かして調整ができます
情報が一瞬で公開され、不特定多数の目に触れるインターネットでは、他人のプライバシーや
①
名誉を侵害するような発言をしないということを守らなければならない。
②
著作権
個々人が情報を発信できるインターネットにおいては、常に他人の権利や利益を侵害していな
いか注意しなければならない。例えば、自分が作ったホームページに他人の著作物を許可なく
載せることは違法である。
参考文献

内閣府ホームページ
消費動向調査 平成 20 年普及率
(http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html)

社団法人著作権情報センター
コピーライト・ワールド
2010.2.13 取得
教師のための著作権講座
ンターネットと著作権
(http://www.kidscric.com/school/sensei8/sensei8.html)
2010.3.12 取得
参考・引用文献を書く
参考にした文献は
必ず参考文献として書きます
ウェブの場合は URL と閲覧日
も記入します
ページ番号の挿入
何ページかが分かるように
ページ番号を挿入します
2
ページ設定
用紙サイズや、一行あたりの
文字数、行数を指定できます
7
8.イ
コラム① ~表紙の書き方~
2010 年○月×日
「授業名」レポート
担当教員
左図は書き方の一例です。参考にしてみて下さい。
タイトル
学部学科
学生番号
氏名
 表紙にページ番号は丌要です
 表紙に書いたことは再度ヘッダーに挿入する
必要はありません
 表紙を付けた後、内容のページのヘッダーに
日付・氏名などを書くとより丁寧です
 文字数が指定されている場合、タイトルの下などに
文字数を書きましょう
【レポートで使う Word の機能・操作】
レポートを書く上で必要となる機能・操作です。しっかり抑えておきましょう。
この他にも様々な機能があるので、試してみてください!
 ページ設定
文字数と行数、余白などを設定します(授業で指定される場合があります)
※ページ設定の右下の矢印からタブ
(「文字数と行数」「余白」など)をク
リックすると、文字数や余白の設定
ができます。
※上図の数値は Word を開いた時の
設定そのままの数値、右図は「文
字数と行数を指定する」をクリック
した時のそのままの数値です。
8
 ヘッダーの挿入
[挿入]タブ→[ヘッダー]をクリック→入力位置を指定(中央揃え、右揃え)→入力します
※ヘッダーをダブルクリックする
だけでもヘッダーの編集ができ
ダブルクリック
ます。
 ページ区切り・・・・・・・・・・・改行を使わず、次のページに改ページします
 ページ番号の挿入・・・・・・何ページかが分かるようにページ番号を入れます
※改ページは、[Ctrl]キー+[Enter]キーを押してもできます。
※ページが増えた時は自動的にページ番号が振られます。
 段落番号の挿入
※段落番号を挿入すると、段落が増えるごとに段落番号も進んで振られていきます。
 箇条書き
複数の項目を並べて書く場合は箇条書きにして整理します
※上図の囲んであるボタンの「▼」をクリック⇒箇条書きの記号(行頭文字)が変更できます。
※段落や箇条書きの中で改行する場合は、[Shift]キー+[Enter]キーを押します。
 罫線・・・・・・表や図に罫線を引きます
※上図の囲んであるボタンの「▼」をクリック⇒罫線の種類や設定ができます
9
 下付き
CO2の「2」など、化学式などの表記をする時は下付きを使って見やすくします
※右隣の「上付き」のボタンを使うと「x2」などの表記もできます。
コラム② ~行頭文字の変更~
※左図は「⑧箇条書き」の図の囲んであるボタンの
「▼」をクリックした時に表示されるウィンドウです。
※ここで自分の使いたい行頭文字を選択することが
できます。
 段落設定
段落と段落の間の間隔を広げて見やすくします
※「Enter」キーで改行しなくても段落の間隔を空けることができます。
※「前:1 行」で段落の前に、「後:1 行」で段落の後に 1 行分の間隔が空きます。
 インデント
原稿用紙のように段落の一行目の一字下げをします
※ルーラーを使わずに確実に一字下げる方法を紹介し
ています。
①一行目を一字下げしたい段落を選択。
②「段落」リボン右下の矢印をクリック。
③左図の囲み部分を
「最初の行:字下げ」 「幅:1字」に設定。
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