校長室だより9(7/13 ブルージュ風景)

NO.9
平成28年7月13日
ブルージュ風景
昨日(7月11日)、思いがけないお客様が校長室を訪ねていらっしゃいました。本校第
11代校長の岸本賢司先生でした。岸本先生は昭和62年度から平成元年度までの3年間、
本校で校長としてお勤めいただきました。昭和63年に本校の現在の校舎および体育館が
完成したこと等を、懐かしく話されました。現在の保護者でその当時、本校の生徒だった
方も多いのではないでしょうか。先生との話の中で、印象に残ったこ
とを一つ紹介します。南越中学校はたくさんの絵が校舎のあちこちに
飾られているのですが、現在、校長室にも大きな油彩画が飾られてい
ます。「ブルージュ風景」と題された重 達夫(しげ みちお)氏によ
るとても美しい作品です。この画は平成元年度卒業生の卒業記念とし
て学校に寄贈された作品です。重氏は当時、福井県立美術館の第3代
館長をされていて、東京大学出身の洋画家でした。この重氏に作品を
依頼したのが、岸本先生だ
ったそうです。題名となっ
ているようにブルージュの運河にかかる橋を
見通した美しい風景が描かれています。ブル
ージュはベルギーにある都市で、首都ブリュ
ッセルから西方のイギリス海峡近くに位置
し、北方のベニスとも呼ばれる運河のある美
しい街です。少しくすんだ赤色が多く使われ、
寂寞間も感じさせる素晴らしい作品です。何
度もこの画を見られてうなずきながら、懐か
しい笑顔で校舎を見回しながら、岸本先生は
お元気に帰途につかれました。
生活委員が朝のあいさつ運動
7月13日から3日間の予定で、生活委員が朝の挨拶運動をしています。元気な「おは
ようございます」という声が生徒玄関前に響いていました。