資料-2 - 名古屋高速道路公社

資料-2
第1回
名古屋高速道路 女性意見交換会
-より安全で利用しやすい名古屋高速道路を目指して-
名古屋高速道路の利用に関する
アンケート結果等について
平成24年11月14日
目
次
Ⅰ 名古屋高速道路の利用に関する
アンケート結果
Ⅱ 名古屋高速道路における交通
事故の現状と交通安全対策
Ⅰ 名古屋高速道路の利用に関する
アンケート結果
名古屋高速道路の利用に関する
アンケートの概要
「名古屋高速道路女性意見交換会-より安全で利用しやすい名古屋高速道路を
目指して-」の開催にあたり、当該意見交換会において、活発な議論をしていただ
くための資料として活用するため、「名古屋高速道路の利用に関するアンケート」
を実施。
対象:①平成24年度名古屋高速道路モニター 50名(男性 31名・女性 19名)
②インターネットによる一般の方
400名(男性200名・女性200名)
(運転免許を持ち、名古屋高速道路を利用(同乗も含む)したことがある方)
実施期間:平成24年9月19日(水)~10月15日(月)
1
アンケート対象者の基本情報
•
•
平成24年度名古屋高速道路モニター44名(男性28名、女性16名)及びインターネット
405名(男性202名、女性203名)の計449名の方が、アンケートに回答。
回答者の内訳は、男女別では、男性51%、女性49%。年代別では30代~40代が65%。
居住地別では名古屋市が63%であり、名古屋市を含んだ愛知県居住者が89%の状
況。
性別
年代別
60代
5.3%
女性
48.8%
計
449名
100%
男性
51.2%
50代
21.4%
70代以上
1.1%
計
449名
100%
居住地別
10・20代
6.9%
30代
28.1%
岐阜県
5.6%
愛知県
25.8%
三重県
5.3%
計
449名
100%
名古屋
市
63.3%
40代
37.2%
2
普段どの程度、車を運転されますか。
•
•
ほとんど毎日運転する人が42%、週に数回が25%であり、77%の人が「週に1回以上」
運転する状況。
男女別の差は、大きくなかった。
ほとんど毎日
月に2~3回
年に2~3回
N=
全体
(449)
0%
20%
42.3
週に数回
月に1回程度
年に1回程度
40%
週に1回程度
2~3ヶ月に1回程度
数年に1回程度
60%
25.4
80%
8.9
4.5
100%
3.1 3.1 7.1
2.7 2.9
男性
(230)
41.7
25.2
9.6
6.1
4.3
2.63.0
女性
(219)
42.9
25.6
8.2
4.3
3.0
3.2 3.2 10.0
2.7 2.7 1.4
3
名古屋高速道路をどの程度、利用(同乗を含む)されていますか。
次の分類定義をし、以降の分析に用いた。
名古屋高速道路の利用頻度 高 … 月に1回以上の利用
中 … 年に2~3回以上の利用
低 … 年に1回程度以下の利用 とする。
•
男女別で見てみると、男性の46%、女性の30% が「利用頻度が高い」となっており、
名古屋高速の利用頻度は、女性の方が低い結果となっている。
頻度 低い
名古屋高速道路の利用頻度
19.1%
頻度 低い
23.4%
頻度 高い
2.2%
7.8% 10.0%
11.3%
2.7%
10.7% 5.8%2.9%
20.0%
頻度 中
頻度 高い
全体計
449名
100%
22.9%
ほとんど毎日
38.1%
週に数回
週に1回程度
14.0%
月に2~3回
2~3ケ月に1回程度
頻度 低い
頻度 高い
1.4%
3.2%
27.9%
年に2~3回
38.5%
46.1%
15.2%
月に1回程度
15.6%
頻度 中
12.7%
13.0%
14.8%
34.8%
12.7%
5.7%
男性計
230名
100%
13.7%
14.2%
年に1回程度
数年に1回程度
女性計
219名
100%
26.0%
頻度 中
12.3%
42.5%
29.7%
12.8%
16.4%
4
名古屋高速道路の印象についてお聞かせください。(3つまで)
•
•
名古屋高速道路の印象については、半数が「料金が高い」と回答。
「料金が高い」及び「その他」を除いて整理すると、プラスのイメージでは「早く目的地に到
着できる」が、マイナスのイメージでは「分合流が難しい」が多く、男性はプラスのイメージ、
女性はマイナスのイメージが高くなっている結果となっている。
全体:(N=449)
(%)
0
男性:(N=230)
20
40
安全
2.0
景色・眺めがよい
1.1
20
40
0
1.4
33.8
30.6
21.7
13.7
10.9
11.4
6.1
50.7
56.1
53.5
1.6
2.3
0.9
男性
80
1.8
12.2
料金が高い
60
18.3
25.7
8.7
40
32.4
0.4
女性
プラスのイメージ
マイナスのイメージ
48%
20
28.3
26.1
利用方法が分かりにくい
80
37.4
29.6
圧迫感がある
60
2.6
カーブが多い
その他
0
23.4
走りやすい
分合流が難しい
マイナスのイメージ
80
35.0
早く目的地に到着できる
プラスのイメージ
60
女性:(N=219)
38%
52%
62%
5
名古屋高速道路で「怖い・難しい」と感ずるのはどこですか。(3つまで)
•
•
「怖い・難しい」と感ずる箇所の上位は、1位が35%の「入口を入ってからの本線との合
流」、2位は30%の「都心環状線・JCT合流」、3位が「都心環状線・JCT分流」。
男性は「特にない」が約3割と高く、女性の方が男性に比べ「入口を入ってからの本線と
の合流」、「都心環状線・JCT分流」を「怖い・難しい」と感じている結果となっている。
全体:(N=449)
(%)
0
男性:(N=230)
20
40
入口を入ってからの本線との合流
29.8
都心環状線・JCT分流
29.0
カーブ区間
20
15.4
料金所通過後の合流
14.9
料金所の手前
6.5
本線での車線変更
5.8
40
60
0
20
28.3
31.5
23.5
34.7
23.5
19.2
17.8
15.2
14.6
6.5
6.4
3.9
7.8
1.3
24.7
60
39.7
13.0
2.2
40
29.6
21.4
本線から出口への分流
特にない
0
34.5
都心環状線・JCT合流
その他
60
女性:(N=219)
3.2
30.9
18.3
6
名古屋高速道路で「怖い・難しい」と感ずるのはどこですか。(3つまで)
•
•
•
利用頻度が高い層は「入口を入ってからの本線との合流」が約4割と高く、次いで「都
心環状線・JCT合流」と合流地点が上位となっている。
利用頻度が低くなるほど、「怖い・難しい」と感ずるところが「特にない」と回答する割合
が高くなっている。
利用頻度が中・低では、「都心環状線・JCT分流」が上位となっている。
利用頻度別
頻度高:(N=171)
(%)
0
頻度中:(N=173)
20
40
入口を入ってからの本線との合流
6.4
21.6
40
60
25.7
26.7
27.6
14.3
23.7
13.3
16.8
11.4
15.0
6.4
4.8
5.8
4.8
2.9
1.2
2.9
20
33.5
17.0
7.6
0
28.9
15.2
料金所通過後の合流
60
31.8
23.4
本線から出口への分流
特にない
40
25.1
カーブ区間
その他
20
32.7
都心環状線・JCT分流
本線での車線変更
0
42.7
都心環状線・JCT合流
料金所の手前
60
頻度低:(N=105)
24.3
30.5
7
名古屋高速道路上で「怖い・難しい」と感ずる具体的な箇所名と
理由をご記入ください。
•
•
•
「怖い・難しい」と感ずる具体的な箇所について、路線別で見てみると都心環状線が一
番多く、二番目に大高線、三番目に楠線の結果となっている。
男女別で見ると、男性は都心環状線が突出して高い結果となっている。
「怖い・難しい」と感ずる箇所の約半数がJCT部分となっている。
男性
女性
計
都心環状線
路線別
件数(件) 割合(%) 件数(件) 割合(%) 件数(件) 割合(%)
都心環状線
169
53.0
80
29.4
249
42.1
14.7%
大高線
東山線
4.7%
清須線
4.1%
7.4%
3.8%
4.8%
3.4%
4.8%
2.2%
3.3%
1.3%
1.8%
1.6%
2.9%
47
14.7
59
21.7
106
17.9
楠線
36
11.3
27
9.9
63
10.7
万場線
東山線
15
4.7
38
14.0
53
9.0
小牧線
清須線
13
4.1
20
7.4
33
5.6
一宮線
万場線
12
3.8
13
4.8
25
4.2
小牧線
11
3.4
13
4.8
24
4.1
一宮線
7
2.2
9
3.3
16
2.7
東海線
4
1.3
5
1.8
9
1.5
不明
5
1.6
8
2.9
13
2.2
計 (A)
319
100
272
100
591
100
回答者数(人) (B)
159
179
338
一人当たり箇所数
(A)/(B)
2.0
1.5
1.7
東海線
不明
21.7%
11.3%
9.9%
楠線
大高線
0.0%
14.0%
男性
女性
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
単位:件数
男性
女性
計
JCT箇所
177
123
300
都心環状線
(JCT除く)
46
28
74
96
121
217
319
272
591
その他
(大高・黒川・高辻・吹上付近等)
内、JCT箇所を「怖い・難しい」と感じているのは
53.0%
29.4%
計
8
名古屋高速道路上で「怖い・難しい」と感ずる具体的な箇所名と
理由をご記入ください。
箇所など
「怖い・難しい」と感ずる主な理由
・急カーブで怖い。カーブがきつい。連続カーブが続き怖い。
・交通量が多い。合流車が多い。
・車線変更の区間が短い。
JCT箇所
・走行車両のスピードが速く、車線変更が難しい。
・合流や分流の連続で車が交錯(錯綜)して危険。
・複雑で分かりづらい。どこを走って良いか分からない。迷う。
・道路標識の方面案内が分かりづらい。 ・案内看板が多く、どの車線を走って良いか分からない。
環状線
(JCT除く)
・車線数が多く、どの車線を走ればスムーズに行けるか分からない。
・走行車両のスピードが速く、車線変更が難しい。
・交通量が多く、割り込みが多い。渋滞しているので。 ・カーブが急なため。
・出口で出るのに右側車線に入らなければならないので。
・入口合流で右側車線に合流しなければならないので。
その他
・合流の際、本線の車がスピードを落とさず突っ込んでくるため。
・交通量が多い。
・入口合流の加速車線が短いので。
・合流後にすぐ分流がある箇所については、車が交錯するため危険。 9
「怖い・難しい・分かりにくい」といった声に対する対策について、
具体的なアイデアをご記入ください。
・ アイデア別で見てみると、案内表示に関するものが一番多く34%、次いでソフト施策に
関するものが22%、速度抑制に関するものが13%の結果となっている。
・ 男女別で見てみると、女性は案内表示に関するものが41%と非常に高く、速度抑制、合
流・分流に関するものが低い傾向となっている。
3.0% 2.3%
具体的なアイデア
案内表示
ソフト施策
速度抑制
道路面の表示
合流・分流
車線規制
入口・出口
カーブ
合 計
全体
6.0%
全体
件
%
102 33.8
65 21.5
39 12.9
33 10.9
29
9.6
18
6.0
9
3.0
7
2.3
302
男性
件
%
43 27.2
37 23.4
26 16.5
16 10.1
19 12.0
11
7.0
5
3.2
1
0.6
158
女性
件
%
59 41.0
28 19.4
13
9.0
17 11.8
10
6.9
7
4.9
4
2.8
6
4.2
144
33.8%
9.6%
案内表示
ソフト施策
速度抑制
道路面の表示
合流・分流
車線規制
入口・出口
カーブ
10.9%
12.9%
21.5%
3.2%
7.0%
4.2%
0.6%
2.8%
男性
女性
4.9%
27.2%
12.0%
6.9%
41.0%
11.8%
10.1%
9.0%
16.5%
23.4%
19.4%
10
「怖い・難しい・分かりにくい」といった声に対する対策について、
具体的なアイデアをご記入ください。
・案内表示の増設、大型化、同一標識の繰り返し掲示
・標識はシンプルかつ少なく
視認性
・夜間、雨天時の電光表示の増設・誘導
・夜間、雨天時は、路面より標識が見やすい
・立体的に見える案内板の設置
・JCTを識別するためのオブジェの設置
案
内
表
示
現在地・ ・地図を明示した標識の増設、現在位置の明示
目的地の
・出入口や合流地点に番号や識別のイラストを付ける(遊園地のような)
識別
・主要目的地、観光名所のイラスト、写真付き看板の設置
・車線変更のタイミングを分かりやすくする標識の工夫
・その先の分岐も考慮した最適走行車線の明示
走行車線
・路線別に看板を色分け
の誘導
・分岐や出口までの残り距離の明示
・出口位置(右側、左側)の予告標識の早めの設置
他の道路 ・他道路から名古屋高速へ流入する地点の渋滞情報増設
との連携 ・ルート選択、名二環との連続性を重視した案内表示の改善
11
「怖い・難しい・分かりにくい」といった声に対する対策について、
具体的なアイデアをご記入ください。
・カーナビと連動させて減速を呼び掛け
カーナビ
・VICS(電波ビーコン)による情報提供に加え、2011年4月から全国的に導入
された「ITSスポットサービス」の積極導入
・合流の事前表示、看板の案内と一致させる
・検索システムの提供や走行ルートのシミュレーション
NEXCO中日本HP「標識ナビまっぷ」の名古屋高速版(ミニマップweb版)
グーグルマップ活用による事前の分流等確認等
ソ
フ
ト
施
策
H P
・経路検索で、映像により分岐などを確認
・ゲーム感覚のバーチャル体験(イメージトレーニング)の仕組み
・HPの認知度向上、PR
・分岐の看板や、車線減少などのお知らせなどをHPに掲載
地 図
・カーブ、合流、分流を強調したマップの工夫(3D表示の写真入り)
・マップ類の配布徹底(運転免許証更新時等)
・右側合流、右側を速く走ってはいけないことのPR
広 報
・免許証の更新などで注意を促すビデオや冊子の作製
・車線変更をしないですむ、少し遠回りの出口を案内する等の検討
(例:千音寺方面から名駅に行くときに、錦橋ではなく白川を案内)
マナー
・運転者の意識改革(「名古屋走り」と呼ばれるマナーの悪さ)
・運転マナー向上の施策(無事故キャンペーンで料金割引等)
12
「怖い・難しい・分かりにくい」といった声に対する対策について、
具体的なアイデアをご記入ください。
速
度
抑
制
取 締
・警察による取締の強化。道路巡回車や、覆面ではなく白黒パトカーの走行頻度増
・事故多発箇所のオービス増設
・スピードが出せない工夫(路面の凹凸など)
その他
・ダミーの速度取り締まりカメラの設置
・「スピードを落とす」啓蒙活動の強化
・分岐やカーブ前で選択できるよう、方面別に車線に色分け
・路面を色表示し、目的地に向けた走行推奨車線を掲示
色分け
道
路
面
の
表
示
・右側合流時の本線上への注意喚起(黄色)
・合流・分流地点・出口の手前から道路をカラーペイント
・車線変更を誘導する路面舗装(分岐の手前から赤と青に塗り分け)
・合流・分流・出口への分流地点は、行き先を標識と路面に表示
表示等
・優先車線と、非優先車線をはっきりカーブの前から区別
・合流時の非優先車線は、優先車線より狭くする
視 覚
車間距離
・カーブの手前に視覚的に狭く見えるペイント
・夜間時の道路面の表示についての視認性向上
・車間距離の目安線設置
13
「怖い・難しい・分かりにくい」といった声に対する対策について、
具体的なアイデアをご記入ください。
・分合流識別ラインの延長
・合流車の優先
分流・合流
・合流点での加減速禁止、合流マナーの周知徹底
・各合流地点のポール設置、走行車線が見渡せるミラー設置
・パトランプや電光掲示による合流車警告、メロディ道路
・カーブ後の合流地点ではなく、直線部分で予め車線を減少させる
・カーブ部分の車線幅拡幅による安全性向上
車線規制
・車が交錯する区間での車線変更ができる距離の確保
・分流車線をもっと手前から分離
・進路変更禁止部分の増加、加速終了まで合流車専用車線化
・減速のため、カーブ区間の車線数減少
入口・出口
・本線上にまで渋滞の列ができる出口には信号設置(一宮東出口)
・出口渋滞をパネルなどの情報で早めに掲示
・車線幅の拡幅
カーブ
・カーブ箇所の壁にプレッシャーを感じさせない工夫(事故跡が生々しい)
・カーブ先の渋滞を知らせる点滅灯の設置
14
Ⅱ 名古屋高速道路における交通
事故の現状と交通安全対策
1. 名古屋高速道路における交通事故の現状
・ 平成17年度以降の事故件数については、緩やかに減少している。
・ しかし、カーブでの事故件数は、平成19年度以降、増加傾向にある。
事故件数の推移
事故件数(件)
1200
1,145
1,034
992
1000
94
900
84
800
97
958
85
1,007
99
99
99
120
104
103
100
943
854
901
876
77
80
600
60
全事故件数は緩やかに減少
400
200
通行台数(百万台)
通行台数(百万台)
全事故件数
カーブ事故件数
335
190
210
196
236
251
332
359
40
270
195
20
カーブ事故が増加
0
14
15
16
17
18
19
20
21
22
0
23 年度
※公社調べ
15
路線別・箇所別事故件数
・ 平成23年度事故件数を路線別で見てみると、都心環状線が全体の34%を占めている。
・ 箇所別では、カーブ区間が全体の41%を占めている状況にある。
路線別事故件数
事故件数
(平成23年度)
比 率
都心環状線
298
34.0%
大高線
177
20.2%
東山線
116
13.2%
万場線
61
7.0%
小牧線
60
6.8%
一宮線
57
6.5%
ワースト1
箇所別事故件数
事故件数
(平成23年度)
比 率
カーブ
359
41.0%
料金所
5.3%
91
10.4%
その他
5
426
0.6%
48.6%
計
876
876
100.0%
100.0%
清須線
56
6.4%
楠線
46
東海線
計
※公社調べ
16
カーブ事故の特徴(1)
・ カーブ区間の路面状況別事故件数は、湿潤した路面での事故比率が70%
・ カーブ箇所別の事故件数は、都心環状線が最も多く、その中で山王JCT北渡りがカーブ
事故全体の25%
車陸
道
平成23年度
比率
乾 燥
107
30%
湿 潤
252
70%
合 計
359
100%
明道町JCT北渡り
16
16
号
一
宮
線
6
カーブ箇所別の事故件数(平成23年度)
worst
件数
比率
1
山王JCT北渡り
91
25%
2
鶴舞南JCT北渡り
67
19%
3
高針JCT北渡り
33
9%
4
明道町JCT南渡り
29
8%
5
明道町JCT北渡り
23
6%
6
鶴舞南JCT南渡り
18
5%
7
新洲崎JCT南渡り
10
3%
8
新洲崎JCT北渡り
10
3%
9
丸田町JCT南渡り
8
2%
10
丹後通カーブ上り
7
2%
その他のカーブ箇所
63
18%
359
100%
合 計
楠 JCT
1
1
号
楠
線
号
清
須
線
明道町
JCT
新洲崎JCT北渡り
カーブ箇所
清洲 JCT
6
明道町JCT南渡り
都心
環状線
5 5号万場線
名古屋西JCT
山王
JCT
R
鶴舞南
JCT
名古屋 IC
高針JCT北渡り
高針 JCT
鶴舞南JCT北渡り
3
3
号
大
高
線
4
4
号
東
海
線
丸田町JCT南渡り
第
二
環
状
自
動
車
道
東片端
JCT
上社 JCT
2 2号東山線
新洲崎JCT南渡り
山王JCT北渡り
小牧 JCT
11
11
号
小
牧
線
一宮 IC
名
古
屋
一宮 JCT
路面状況別のカーブ事故件数
路面状況
N
鶴舞南JCT南渡り
丹後通カーブ上り
大高
伊勢湾岸自動車道
飛島 IC
名古屋南JCT
東海JCT
知
多
半
島
道
路
凡例
事 故 多 発 箇 所(ワースト1~3)
その他カーブ箇所 (ワースト4~10)
17
カーブ事故の特徴(2)
・ 最も事故が多い山王JCT北渡りにおいて、平成23年度における車線別走行速度と事故
件数を見ると、最も事故が多い第3車線で82㎞/hと30㎞/h以上もオーバーしており、事故
件数もこれに相関するように高くなっている。
・ また、施設衝突が全体の77%と非常に高く、右側側壁に衝突したケースが多いことが分
かる。
山王JCT北渡り
車線別走行速度と事故件数の相関
(平成23年度)
事故件数(件)
走行速度(km/h)
90
内容別の事故件数
(山王JCT北渡り)
82
80
68
66
70
事故件数
60
走行速度
50
事故内容
平成23年度
比率
施設衝突
70
77%
車両衝突
9
10%
多重衝突
6
7%
追突
4
4%
その他
2
2%
合計
91
100%
41
40
30
23
20
10
10
4
0
第1車線(左)
第2車線(中)
第3車線(右)
不明
注1)走行速度は車両感知器の1分間データ
※名古屋高速では、車両感知器を約500mピッチに設置し、車両の通行台
数や走行速度の計測をしています。
注2)事故件数は平成23年6月~平成24年3月のデータ
都心環状線カーブ
区間は50㎞/h
18
2. これまでの安全対策の取り組み(1)
・ 名古屋高速道路では、事故多発地点(特に山王JCT 北渡り、鶴舞南JCT北渡り)の対策
のほか、渋滞末尾での追突事故防止のため、パトロールカーによる監視、落下物防止のた
めの積載不良車取締り、ドライバーへの啓発活動などあらゆる対策を実施しています。
山王JCT北渡りの取り組み
注意喚起看板
カラー舗装
カラー舗装
高輝度反射シート
山形減速マーク
道路情報板による注意喚起
パトロールカーによる注意喚起
エスコートライン延伸
最も事故の多いカーブであるため、速度抑制対策、視認性向上対策、注意喚起等あらゆる対策を実施。
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これまでの安全対策の取り組み(2)
鶴舞南JCT北渡りの取り組み
路面標示(カラー舗装+速度落せ)
回転灯の改良(黄→赤へより明るく)
高輝度反射シート
矢羽根の増設
朱色の路面標示と文字を組み合わせた速度抑制対策の他、視認性向上対策を中心に実施。
高針JCT北渡りの取り組み
笠寺入口合流部の取り組み
路面標示
(エスコートライン延伸+急カーブ注意)
路面標示(合流注意)
長い直線部の後に急カーブがある為、カーブ
手前での速度抑制対策、カーブの注意喚起
を実施。
電光標示板(合流注意)
お客様からの要望で、本線走行車両に対し、入口合流車両があ
ることへの注意喚起を促し、減速させるための対策を実施。
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これまでの安全対策の取り組み(3)
その他事故防止のための取り組み
渋滞手前での渋滞情報提供・監視
警察によるオービスの設置
合流部を延伸することで、
本線走行車と合流車がお
互いの車間を調整しあう
距離が伸び、ゆとりを持っ
て合流することができます。
高辻・堀田入口の合流部延伸
積載不良車等の取締り
水を逃がす
舗装にすきまを持たせることで、水はけが良く
なり、雨天時の走行安全性が向上します。
落下物防止
啓発チラシの配布
雨天時速度抑制啓発
チラシ(ティッシュ)の配布
排水性舗装の設置
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3. 今後の安全対策の取り組み(1)
・ 事故が起こりやすいカーブについては、これまで幾度となく事故防止対策を行い、効果を
あげてきた。しかしながら、ドライバーの「慣れ」により効果が薄れるなど、従来の対策だけ
では事故抑制効果に限界がある。
・ このため、従来の対策に加え、以下の3点を骨子とした事故対策を推進していく。
ハード対策
対
策
の
骨
子
①速度抑制
②ドライバーの心に響く
情報提供
・排水性舗装
(雨天時走行安全性向上対策)
・道路情報板による注意喚起
・矢羽根増設、高輝度反射
シート、 エスコートライン
延伸、回転灯の改良
(視認性向上対策)
【山王JCT北渡り5箇所、鶴舞南JCT北渡り2箇所】
・カラー舗装の設置、路面標示
(速度落せ)による注意喚起
(速度抑制対策)
・本線合流ゾーンのカラー化
【笠寺入口】
③施設衝突防止
ソフト対策
・注意喚起看板の設置
・巡回車による注意喚起
(雨天時カーブ手前、渋滞末尾)
・事故多発地点等の公表
(公社ホームページ)
・横断幕による速度抑制対策
・速度監視カメラの設置
【山王JCT北渡り】
・カラー舗装の延伸+路面標示
(速度落せ)による注意喚起
【山王JCT北渡り】
・雨天時のパトロールの強化
【都心環状線】
・リブ付きラインの設置
(カーブ内側へのはみ出し抑制対策)
【鶴舞南JCT北渡り、山王JCT北渡り】
・より一層注意喚起を促す情報発信
(日本道路交通情報センター)
・効果的な情報提供
(情報板・車載標識)
・事故原因の徹底調査
(公社ホームページで公表)
緑:従来実施してきた対策(今後も継続して実施)
赤:今後新たに実施していく対策
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今後の安全対策の取り組み(2)
山王JCT北渡りの新たな取り組み
カーブ手前に横断幕の設置
速度監視カメラ、注意喚起看板(連続して5枚)の設置
速度監視カメラ
「
カラー舗装延伸+路面標示(速度落せ7箇所)
カラー舗装の延伸
速度落せ」看板
路面標示
速
度
落
せ
カラー舗装設置済
約140m
山王JCT北渡り
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今後の安全対策の取り組み(3)
【対策の趣旨】
対策の骨子
対策内容
対策の趣旨
カーブ区間のカラー舗装区間をさらに手前側に延伸すると
カラー舗装の延伸+路面標示
ともに、路面標示(速度落せ)を合わせることで、一層の速
(速度落せ)による注意喚起
度抑制を促します。
横断幕による速度抑制対策
情報伝達効果の高い横断幕をカーブ手前に設置すること
で、より多くのお客様にカーブ事故が多いことの認識を持っ
ていただき、速度抑制を促します。
速度監視カメラの設置
カーブの手前に速度監視カメラを設置することで、速度抑
制を促します。
雨天時のパトロールの強化
事故の多い雨天時は、カーブ手前におけるパトロールを強
化し、注意喚起に当たります。雨天時は追い越し車線を複
数台のパトロールカーで周回します。
効果的な情報提供(情報板・
車載標識)
情報板や車載標識による情報を(単に速度落とせ)よりイ
ンパクトのある内容にすることで、お客様への情報伝達力
の強化を行います。
速度抑制
速度抑制
ドライバーの心に響く
情報提供
施設衝突防止
より一層注意喚起を促す情報 日本道路交通情報センター提供の道路交通情報におい
発信(日本道路交通情報セン て、天気状況に応じて、雨天時のカーブ事故について注意
ター)
喚起を促す情報発信を行います。
事故原因の徹底調査
(ホームページに掲載)
事故を起こした方の生の声を聴取し、事故の原因・どうす
れば回避できたかをホームページでアピールすることで、お
客様に事故に対する注意喚起を促します。
リブ付きラインの設置
カーブ内側の車線境界線をリブ付きにすることにより、内側
へのはみ出しの抑制を行います。
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