過渡スート測定 MSSplus - AVLマイクロスート センサ AVLアプローチ MSSplusの測定原理は光音響法に基づいています。 この方法では、 変調された光を吸収物質(AVLの場 合はブラックカーボン粒子)に照射します。 キャリアガスの加熱と冷却が周期的に行われ、 膨張と収縮 が起こり音響波が発生します。 その音響波をマイクロフォンで検出します。 スートを含む空気または排 気ガスの場合、 測定体積中のスート濃度に比例して信号が変動します。 市場ニーズ 排出ガス規制値が下がると、 排気ガス後処理装置と燃 焼システムの開発を強化して、 精度を最大限に高める必 要があります。 現在、 エンジン型式認証は排気ガス不透 明度、 粒子状物質の排出量、 および排出粒子数に限定さ れています。 しかし、 エンジン開発においては、 常にスー ト排出量を第1パラメータとして測定しています。 なぜな ら、 これは燃焼品質を示す重要な指標であり、 基本的に 微粒子排出量の主成分であるからです。 スートはDPF/ GPFシステムの効率を評価する際と、 スート含有モデル を生成する際の主要なパラメータでもあります。 測定の 大半はさまざまなタイプのテストベッド上で実施されて いますが、 RDE排出ガス規制への注目とともに車載試験 の重要性が高まっています。 / 22 特徴 • スート濃度の過渡測定[mg/m³]. • 他成分に対する干渉がない • GDIエンジンやDPF下流などでの低濃 度排気ガス測定時の高感度 • 広い測定範囲による幅広い用途 • DPF上流などの高排気圧/高温条件下 でも測定が可能 • 熱泳動による損失の自動補正機能に より、 自動計算と損失補正後のスート 信号の表示を実現 MSSplus - AVLマイクロスート センサ 測定原理 光音響法 測定値出力 スート濃度 (mg/m³) 主な用途 エンジン (ディーゼル、 GDI)および排気ガス 後処理システムの開発 測定範囲 0.001 ... 50 mg/m³ (温調装置使用時は最大 1,000 mg/m³) 検出限界 0.001 mg/m³ 立ち上がり時間 ≤1s 最大排気ガス圧力 2,000 mbar (温調ユニット使用時) 最高排気温度 1,000℃ (温調ユニット使用時) 入力/出力 TCP/IP、RS232、 デジタル入力/出力、 アナログ入力/出力 電力要件 900 VA (温調ユニット含む) 重量 約 20 kg (測定ユニット) 約 15 kg (温調ユニット) 寸法(W x H x D) 482 x 178 x 530 mm (測定ユニット) 482 x 222 x 530 mm (温調ユニット) データレート 最大10 Hz (デジタル)、100 Hz (アナログ) 周囲温度 5 ... 40℃
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