第 51 回 社会の中でどう生きるか 6月 4 日(水)18 理工学部では、現代社会の先導者として活躍されてお られる方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただく 「人間教育講座」を企画・運営しています。塾生の積極 的な参加を期待しています。 時 15 分 ∼ 19 時 45 分 日吉キャンパスJ24番教室にて ハード・サイエンスが テレビ番組になるわけないじゃん! ∼文系 vs 理系・マスコミ現場の“ 冷戦 ”∼ 数学や物理学などのいわゆるハード・サイエンスは、テレビ番組の世界とは最も縁遠い分野です。それどころか、テレビをは じめほとんどのマスコミの現場というのは文系の人が大半を占める“ 文系支配社会 ”に傾斜していて、ハード・サイエンスの 世界には全くと言っていいほど理解も興味もない……。けれども、ハード・サイエンスは、ちゃんと番組を作れば、理系だけ でなく、実は文系の人々をも虜にする魅力があることが、だんだん気づかれるようになってきたように思います。 今回は、ハード・サイエンスに理解も興味もない“ 文系支配社会 ”で、ハード・サイエンスの番組を制作してきた苦労話など などを紹介しながら、テレビの世界で新しい挑戦をしていくことの楽しさ&苦しさをお話ししたいと思います。 NHK エンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー 井手 真也氏 ( い で しんや) 1963 年兵庫県生まれ。1988 年東京大学大学院理学系研究科 (理論物理学) 修了。同年、 NHK 入局。 名古屋放送局、経済社会情報番組部、NHK スペシャル番組部などを経て、現在、 NHKエンター プライズのエグゼクティブ・プロデューサー。担当番組は「NHK スペシャル」と「クローズアップ 現代」など。理系出身だが、仕事の多くは“ 文系 ”的なドキュメンタリー。湾岸戦争、山岳遭難、 エボラ出血熱、児童虐待、イラク戦争、レバノン紛争、アラブの春など。しかし近年、理系的な番組、 特にハード・サイエンスの世界を描くドキュメンタリーを制作し、 “ 文系支配社会 ”のある種の奇 異さを痛感した。 「数学者はキノコ狩りの夢を見る∼ポアンカレ予想・100 年の格闘」 (2007 年) 「素 、 数の魔力に囚われた人々∼リーマン予想・天才たちの 150 年の闘い∼」 (2009 年) 、 「神の数式」 (2013 年)など。 2014 年度 「人間教育講座 ̶ 社会の中でどう生きるか」 会場 日吉キャンパス第4校舎 J24 番教室 対象 塾生(とくに理工学部 1・2 年) 参加について 参加費無料、事前申し込み不要。 問い合わせ先 慶應義塾大学理工学部「人間教育講座」事務局 電話 045-563-3978 E-mail: [email protected] 詳細はこちらにて http://www.st.keio.ac.jp/koza/ 社会を知る 自分を知る 自分を育てる 主催 慶應義塾大学理工学部
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