振動に強く、かつ回転精度の調整もできる FAN アジャスタブル ロックナット 0.010 A H D A ナット ねじ精度 ISO 4H 要求されるおねじ精度 ISO 4 h 本体材質 S45C相当 特長 d1 C d3 d2 d 用途 ベアリングの締め付け 張力・予圧の調整 軸方向の位置決め 独特のダイヤフラム機構によりナット自身で強力な弛みトルクが得られます。 振動を伴った回転系には特に効果があります。 接触面との当り、直角度を微調整できます。 組み付け・取り外し要領 1 おねじを洗浄してから、締付ボルトを弛めた状態で、FANナットを 2 FANナットの端面と相手方端面との隙間が1∼2mmあいている状態で、 1∼2mm おねじにセットします。(図1) 締付ボルトを対角に、かつ均等に締めていき、ねじの遊びをなくします。 (注1)この作業によりFANナットと相手のおねじの中心線が一致する ことになります。(図2) (図1) (注1)この時、締付トルクが標準トルク(カタログ値 Ms)以内の値であり、 かつ、ナットが固定されて弛まない状態であることを確認してください。 3 1∼2mm FANナットがガタつきなく回せるようになるまで、締付ボルトを均等に 少しずつ弛めます。その状態で、FANナットを実際に要求される軸力の 3∼5倍の軸力で仮締めします。これはFANナットの初期なじみのため の大切な手順です。その後に、一旦FANナットを弛めてから、再度適正 な軸力が得られるまで締め直します。(図3) 4 4本または6本の締付ボルトを対角に、かつ均等に標準トルク(カタログ (図2) 0 値Ms)で締め付け、FANナットを完全におねじに対しロックさせます。 均等に締付ボルトを締めても軸に振れが残る場合には、おねじとFANナ ットの集積誤差が残っていることになりますので、締付ボルトの締め加 減(注2)で軸の振れを調整します。 (注 2)標準トルク(カタログ値 Ms)はおねじの有効径h 4 公差の中央値と FAN ナットの有効径H 4 公差の中央値との組合せの場合の値を示します。 (図3) おねじの有効径の大小と FAN ナットの組合せによりねじの隙間が異なりますの で、締付ボルトの締付トルク値を加減する必要があります。 その他注意事項 A)FANナットに使用している締付ボルトの強度区分は12.9です。特に大きな弛みトルクが必要な場合であっても、締付ボルトの トルク値は、標準トルクの1.5倍を限度としてください。 B)FANナットは通常のねじより厚みがありますが、力を受けるねじ山数は、おおむね1/2となります。 基 本 寸 法 〔㎜〕 呼 称 ねじ径×ピッチ d×p D H d1 C d2 d3 FAN16×1.5 34 18 4 5 24.5 4.3 FAN18×1.5 36 18 4 5 26.5 FAN20×1.5 40 18 4 5 FAN22×1.5 40 18 4 FAN24×1.5 42 18 FAN25×1.5 45 FAN26×1.5 d1と d3の 締付ボルト 標準トルク Ms N・m ねじサイズ 本数 4 M4×12 4 3 4.3 4 M4×12 4 3 30.5 4.3 4 M4×12 4 3 5 30.5 4.3 4 M4×12 4 3 4 5 32.5 4.3 4 M4×12 4 3 20 5 6.5 36.5 4.3 4 M4×12 4 3 45 20 5 6.5 36.5 4.3 4 M4×12 4 3 FAN28×1.5 46 20 5 6.5 38.5 4.3 4 M4×12 4 3 FAN30×1.5 48 20 5 6.5 40.5 4.3 4 M4×12 4 3 FAN32×1.5 50 22 5 7 42.5 4.3 4 M4×16 4 3 FAN35×1.5 53 22 5 7 45.5 4.3 4 M4×16 4 3 FAN38×1.5 58 22 5 7 48.5 4.3 4 M4×16 4 3 FAN40×1.5 58 22 5 7 50.5 4.3 4 M4×16 4 3 FAN42×1.5 60 22 5 7 52.5 4.3 4 M4×16 4 3 FAN45×1.5 68 22 6 7 58.0 4.3 6 M4×16 6 3 FAN48×1.5 68 25 6 9 59.5 4.3 6 M4×18 6 3 FAN50×1.5 70 25 6 9 61.5 4.3 6 M4×18 6 3 FAN52×1.5 72 25 6 9 63.5 4.3 6 M4×18 6 3 FAN55×1.5 75 25 6 9 66.5 4.3 6 M4×18 6 3 FAN58×1.5 82 26 6 9 72.5 5.3 6 M5×18 6 6 FAN60×1.5 84 26 6 9 74.5 5.3 6 M5×18 6 6 FAN62×1.5 86 28 6 10.5 76.5 5.3 6 M5×20 6 6 FAN65×1.5 88 28 6 10.5 78.5 5.3 6 M5×20 6 6 FAN68×1.5 95 28 8 9.5 83.0 5.3 6 M5×20 6 6 FAN70×1.5 95 28 8 9.5 85.0 5.3 6 M5×20 6 6 FAN72×1.5 98 28 8 8.5 86.0 6.3 6 M6×20 6 10 FAN75×1.5 100 28 8 8.5 88.0 6.3 6 M6×20 6 10 FAN80×2 110 32 8 11 95.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN85×2 115 32 8 11 100.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN90×2 120 32 8 11 108.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN95×2 125 32 8 11 113.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN100×2 130 32 8 11 118.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN105×2 135 32 8 11 123.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN110×2 140 32 8 11 128.0 6.3 6 M6×22 6 10 FAN120×2 155 36 8 13 140.0 6.3 6 M6×25 6 10 M6×25 6 10 穴の数 FAN130×3 165 36 8 13 153.0 6.4 6 FAN140×3 180 36 10 12 165.0 6.4 8 M6×25 8 10 FAN150×3 190 36 10 12 175.0 6.4 8 M6×25 8 10 FAN160×3 205 40 10 14 185.0 8.4 8 M8×30 8 25 FAN180×3 230 40 10 14 210.0 8.4 8 M8×30 8 25 FAN190×3 240 40 10 14 224.0 8.4 8 M8×30 8 25 FAN200×3 245 40 10 14 229.0 8.4 8 M8×30 8 25 製造元 本 社 〒104-0044 東 京 都 中 央 区 明 石 町 1 1 − 2 TEL 03(5565)6811 FAX 03(5565)6816 大 阪 営 業 所 〒540-0012 大 阪 市 中 央 区 谷 町 4 − 3 − 1 TEL 06(6941)8421 FAX 06(6944)0241 名古屋営業所 〒460-0013 名 古 屋 市 中 区 上 前 津 2 − 1 4 − 1 7 TEL 052(322)6421 FAX 052(322)2384 広 島 営 業 所 〒733-0842 広 島 市 西 区 井 口 5 − 2 0 − 7 TEL 082(277)6341 FAX 082(277)8199 厚 木 営 業 所 〒243-0024 神 奈 川 県 厚 木 市 長 沼 2 4 5 − 7 TEL 046(227)5011 FAX 046(228)6612 北 陸 営 業 所 〒921-8005 金 沢 市 間 明 町 1 − 1 9 8 TEL 076(292)2811 FAX 076(292)2510 九 州 営 業 所 〒816-0981 福 岡 県 大 野 城 市 若 草 3 − 5 − 6 TEL 092(595)4590 FAX 092(595)4591 URL:http://www.fukudaco.co.jp 77003020 CAT. ⑬ 2909K (N) 1000
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