5-2 民間施設 5-2-1 工場等産業施設

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5-2
しせつ
民間施設
5-2-1
工場等産業施設
【マツダ(株)本社工場宇品地区】
A-42
とうよう
マツダは、1920 年(大正 9)に東洋コルク工業株式会
さんりん
社として設立されました。その後、1931 年(昭和 6)に三輪
トラックの生産を開始し、戦後の 1960 年(昭和 35)に
けいじょうようしゃ
軽 乗 用 車 を発売して自動車の製造業者としての道をあ
(マツダ株式会社提供)
ゆみはじめました。
本社工場宇品地区は、1967 年(昭和 42)に実用化したロータリーエンジンを現在も世界
りょうさん
で唯一 量 産 している工場です。また同地区内には、マツダミュージアムという自動車産業
見学施設があり、全国各地や外国からも年間 6 万人以上もの見学者が訪れています。
くまひらせいさくしょ
【株式会社 熊平製作所】
A-43
くまひらげんぞう
創業は、1898 年(明治 31)に熊平源蔵が金庫の販売や修
てんじん
理を行う熊平商店を天神町(現・平和公園内)に開いた
ことに始まります。宇品には、1938 年(昭和 13)に広島
工場を新設し、その 5 年後に株式会社熊平製作所として
独立しました。
もと
110 余年にわたる安心と安全のノウハウを基に、国内
最大手の金庫メーカーへ成長した熊平製作所は、金庫だ
にゅうたいしつ か ん り
かんし
けでなく総合的なセキュリティ企業として、入 退室管理システムや監視カメラ・セキュリ
ティゲートなどのシステム製品の開発・製造も行なっています。
ばっすい の
つ
づ
り
ぶ ん か じぎょう
1931 年(昭和 6)に創刊した「抜萃のつゞり」は、クマヒラ最大の文化事業です。書籍、
ばっすい
雑誌、新聞などから心に残る記事を抜粋してまとめたもので、戦時中を除いて絶えること
なく毎年 1 回発行しており、45 万部を全国の 8 万ヵ所に無料でお届けしています。
5-2-2
商業施設
【宇品ショッピングセンター】
A-44
終戦後の「青空市場」から続く歴史ある商店街で、店の数は
てんぽ
なら
約 30店舗です。一番にぎわっていた頃は、約 60 店舗が立ち並ん
でいました。広電宇品線「宇品五丁目電停」の東側にあります。
スーパーにはない人と人とのふれあいが楽しめるお店です。
【宇品西地区の大型ショッピングセンター】
A-45
か で ん りょうはんてん
宇品西地区の再開発として、家電 量 販 店 「デオデオ」やスポ
がんぐ
こうせい
ーツ用品店、玩具店、スーパーなどで構成される「ベイシティ宇
品」があり、周辺には多くのマンションが立ち並んでいます。
近くには、大規模ホームセンターや新しい「ゆめタウンみゆき
みりょく
店」もあり街の魅力は一段と増しています。
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