全日赤規約・規定 身分補償規定 第1章 総 則 第 1 条 この規定は、全日本赤十字労働組合連合会(以下全日赤という)規約第 65 条にも とづき全日赤加盟単組の所属組合員に対する身分補償について定める。 第 2 条 ずる。 連合会本部の書記及び嘱託、地方協議会と加盟単組の書記は、前条の組合員に準 第 3 条 この規定の適用運用は、規約第 17 条にもとづき設置される身分補償委員会(以下 委員会という)が行う。 第4条 身分補償を行う経費は、規約第 73 条に定める身分補償資金積立金をもってあてる。 第5条 (削除) 第2章 補償内容 第 6 条 身分補償は、全日赤の機関決定にもとづく中央執行機関(中央闘争委員会も含む) の指示による活動遂行のため、組合員が受けた不利益な取扱い、または犠牲で、次の各号 に該当する場合に行う。 1 2 3 4 5 6 7 1 解雇 解雇以外の処分 不利益な取扱い 逮捕拘留刑事処分 起訴による休職 負傷 死亡 その他委員会が必要と認めたもの 第7条 補償内容は、次の各号のとおりとし、細部は別表による。 1 賃金補償は使用者から本来受けとるべき賃金相当額、又は実際に受けとった賃金額と の差額。賃金とは基準内賃金をさし、夏期年末一時金を含む。 2 退職金補償は使用者から本来受けとるべき退職金相当額、又は実際に受けとった退職 金額との差額。賃金補償支給中は、退職金補償はしない。 3 一時金は解雇の場合、委員会が必要と認めたとき支給する。 4 見舞金は治療費の組合員負担相当額、及び別表に示す定額見舞金。 5 葬祭金は死亡の場合支給する。 -1- 6 拘留手当は連合会役員の日当額相当額。 第3章 運 営 第 8 条 この規定は、加盟単組の申請にもとづき、委員会が認定したときに適用する。但 し、書記及び嘱託の場合は、所属機関が申請する。 第9条 1 2 3 4 5 2 委員会への申請は、次の各号を記載し、添付した文書で行う。 補償申請にいたる経過 補償を必要とする内容 補償適用項目 賃金補償の場合、事件解決により賃金支払いを受けたときの返済責任の所在。 負傷の場合、医師の診断書、又はその写し 負傷の場合、治療費の領収証、証明書、又はその写し 第 10 条 委員会が認定した補償は、ただちに開始されなければならない。補償は遡及して 行うことができる。 第 11 条 組合員が所属する加盟単組が、正当な理由なく 3 ヶ月をこえて連合会費を滞納し た場合、補償は開始、継続できない。但し、事由が解消された場合は開始、継続する。 第 12 条 賃金補償を受けた場合、事件解決により賃金支払いを受けたときは、補償金を返 済するものとする。返済方法は委員会が申請者と協議し決定する。 第 13 条 被補償者が、中央執行機関の指示に従わない場合は、委員会の審議決定を経て、 補償を停止し、既補償分の返済を請求するものとする。被補償者は、この請求があった場 合、ただちに返済しなければならない。 第 14 条 被補償者が、上部団体その他から補償を受け、その額が本規定の定める額に満た ない場合は、その差額を補償する。 第4章 第 15 条 身分補償委員会 委員会は互選で委員長を選出する。委員長空席の時は年長者が代行する。 第 16 条 委員会は委員長又は代行者が招集し、委員の 3 分の 2 以上の出席をもって成立す る。委員会の議決は委員総数の過半数の賛成を要する。 第 17 条 委員会の認定事項は、全日赤決議機関に報告しなければならない。 第 18 条 もつ。 委員会は、関係者の招集、委員の派遣、文書報告の請求により事実調査の権限を -2- 第 19 条 委員会の認定に異議あるときは、文書で申し立てることとし、委員会の判断再議 に異議あるときは、全日赤機関会議に申し立てる。 第 20 条 委員会開催時を除き、委員長又は代行者が認定以外の事項を処理し、事務処理を 連合会本部に委任することができる。 第5章 附 則 第 21 条 この規定の改廃は、規約第 66 条にもとづき行う。 第 22 条 別に定める内規にある事項は、規定に代わり適用する。 第 23 条 この規定は 1976 年 9 月 10 日から実施する。 別 区分 表 解雇 資金補償 退職金補償 賃金相当額 退職金相当額 解雇反対闘争期間中 解雇以外の処分 賃金差額相当額 不利益な取扱 賃金差額相当額 退職金差額相当額 逮捕拘留刑事処分 賃金差額相当額 起訴による休職 賃金相当額 負傷 賃金相当額又は差額 相当額 死亡 その他 一時金 100,000円 拘留手当 見舞金 退職金差額相当額 -3- 定額見舞金 軽傷 5,000円 中傷 10,000円 重傷 20,000円 全治3ヶ月を超えた時 さらに 20,000円 葬祭金 弔慰金300,000円 葬祭費100,000円 遺族補償100,000円 身分補償規定運用内規 第7条 関係 1.身分補償規定第 7 条別表による補償は、その一部を当分の間、次の表によるものとする。 区分 解雇 不利益な取扱い 賃金補償 規定の3分の2額 但し、5万円未満は5万円とし10万 円を超えるものは10万とする 規定の3分の2額 但し、2万円を超えるものは2万円 とし、2年間を限度とする。打ち切 る際には6ヶ月分を追加する。 付記 2 この内規の改廃は身分補償規定に準ずる。 3 この内規は 1976 年 9 月 10 日から実施する。 -4- 退職金補償 規定の3分の2額 但し、200万円を超えるものは200万 円とする。 規定の3分の3額 但し、200万円を超えるものは200万 円とする。
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