「戦略的国際標準化加速事業 (国際標準共同研究開発・普及基盤構築

「戦略的国際標準化加速事業
(国際標準共同研究開発・普及基盤構築
/国際標準共同研究開発)」
公募要領
平成26年1月
経済産業省産業技術環境局基準認証政策課
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築/
国際標準共同研究開発)
」に係る公募要領
経済産業省では、
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築/国
際標準共同研究開発)」について、実施者を以下の要領で公募します。
1.事業の目的(概要)
日本再興戦略では、戦略的に国際標準化を推進するために、成果目標(KPI)1を掲げ
ています。
本事業では、トップスタンダード制度 2の活用可能性を含め、政府が戦略的に国際標準化
を推進することにより、我が国産業の国際競争力強化に資する分野(政府戦略分野、社会
ニーズ(安全・安心)分野) 3について、標準化のための研究開発、実証データや関連技術
情報の収集など作業項目を調整しつつ、複数の者による共同プロジェクトにより実施した
上で、国際標準原案の作成・提案を行うとともに、必要に応じて開発した国際標準の普及
基盤構築を行うことを目的としています。
2.事業内容
平成26年度は、委託事業として、別紙1のテーマについて、標準化のために必要な研
究開発、国際標準原案の作成、ISO/IECへの提案、開発した国際標準の普及基盤構
築等を行う実施者を公募します。
なお、本事業は、平成26年度予算に係る事業であることから、予算の成立以前におい
ては、採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者とすることとします。
3.事業実施期間
契約締結日~平成27年3月31日(最大)
4.応募資格
実施形態:2者以上が役割分担(研究開発、原案作成など)を明確にして、連名で実施す
1
2
3
国際標準化機関専門委員会の幹事国引受数を2015年までに95件に増加することを
目標としている。
【トップスタンダード制度】迅速性等が求められる国際標準化提案について、国内審議団
体での調整を経ずに、JISCが、直接、国際標準化提案する仕組み。
①知的財産推進計画など閣議決定等で示された国際標準化戦略分野(この公募要項では、
「政府戦略分野」という)、及び②高齢者・障害者配慮、消費者保護、基盤的分野等の社
会ニーズ(安全・安心)分野(この公募要項では、「社会ニーズ(安全・安心)分野」と
いう)
る共同研究開発(1者単独実施による提案は認めない。)
応募資格:提案者全員が次の要件を満たす法人とします。なお、コンソーシアム形式によ
る申請も認めますが、その場合は幹事法人を決めていただくとともに、幹事法人
が事業提案書を提出して下さい(ただし、幹事法人が業務の全てを他の法人に再
委託することはできません。)。
①
企業、民間団体など、本事業に関する委託契約を経済産業省との間で直接締結でき、
かつ、原則、日本国内に研究開発拠点を有すること。
②
委託契約の締結に当たっては、経済産業省から提示する委託契約書に合意できるこ
と。
③
国が委託をする上で必要とする手続きに適切に対応できる能力や体制を有すること。
④
本事業を的確に遂行する組織、人員及び設備等を有していること。
⑤
本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金、設備等につい
て十分な管理能力を有していること。
⑥
提案する共同研究開発における事業全体の企画立案や運営管理等を行う能力や体制
を有する統括者(統括機関)を定めること。
⑦
トップスタンダード制度を活用する場合(予定を含む)を除き、規格案の作成に際
しては、特定企業の利益のみならず、我が国産業界の意見を集約すること。
⑧
事業目的を着実に達成するため、国からの委託事業終了後も規格の制定又は改正等
の段階までフォローアップできること。
⑨
予算決算及び会計令第70条及び第71条の規定に該当しないものであること。
⑩
経済産業省所管補助金交付金等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成1
5・01・29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のい
ずれにも該当しないこと。
⑪
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)への登録を行っていること。(※)
(※)府省共通研究開発管理システム(e-Rad)
e-Rad(Electric -Research and Development)とは、政府全体の研究資金に
ついて、研究開発管理に係る一連のプロセス(公募→受付→審査→採択→採択課題管
理→成果報告等)をオンライン化する府省横断的なシステムです。
○ e-Radポータルサイト http://www.e-Rad.go.jp/
○ e-Rad利用可能時間
0:00~24:00
※平日、休日問わず上記のとおり利用可能
○ e-Radヘルプデスク
電話番号: 0120-066-877 (フリーダイヤル)
受付時間:9:00~18:00 ※土曜日、日曜日、祝祭日を除く
【応募に当たっての留意事項】
○不合理な重複及び過度の集中の排除
競争的資金の適正な執行に関する指針(平成17年9月9日競争的研究資金に関する関
係府省連絡会申し合わせ、平成21年3月27日最終改正)を踏まえ、経済産業省所管の
すべての研究資金について、不合理な重複注 1 及び過度の集中注 2 が認められた場合には、不
採択とする場合があります。また、応募書類に事実と異なる記載をした場合は、不採択、
採択取消し又は減額配分とする場合があります。
(注 1) 「不合理な重複」とは、同一の研究者による同一の研究課題に対して、複数の
研究資金が不必要に重ねて配分される状態であって、次のいずれかに該当する場
合をいう。
・実質的に同一(相当程度重なる場合を含む。以下同じ。)の研究課題について、
複数の研究資金に対して同時に応募があり、重複して採択された場合
・既に採択され、配分済の研究資金と実質的に同一の研究課題について、重ねて
応募があった場合
・複数の研究課題の間で、研究費の用途について重複がある場合
・その他これらに準ずる場合
(注 2)
「過度の集中」とは、同一の研究者又は研究グループ(以下「研究者等」とい
う。
)に当該年度に配分される研究費全体が、効果的、効率的に使用できる限度を
超え、その研究期間内で使い切れないほどの状態であって、次のいずれかに該当
する場合をいう。
・研究者等の能力や研究方法等に照らして、過大な研究費が配分されている場合
・当該研究課題に配分されるエフォート(研究者の年間の全仕事時間に対する当
該研究の実施に必要となる時間の配分率)に比べ、過大な研究費が配分されて
いる場合
・不必要に高額な研究設備の購入等を行う場合
・その他これらに準ずる場合
○公的研究費の不正な使用及び不正な受給への対応
(1)研究費の管理・監査体制の整備と実施状況の確認
公的研究費の不正な使用及び不正な受給(以下「不正使用等」という。)については、
「公的研究費の不正な使用等への対応に関する指針」(平成20年12月3日経済産業
省)
(以下、
「公的研究費に関する指針」という。
)に基づき、経済産業省は資金配分機関
として、本事業の委託先事業者は研究機関として研究費の管理・監査体制の整備等の必
要な措置を講じることとしています。
各研究機関における研究費の管理・監査体制の整備等については、公的研究費に関す
る指針に基づき、実施状況の報告を求める場合がありますので、求められた場合には直
ちに報告するようにしてください。なお、当該年度において、同旨の報告書を、他府省
等を含め既に提出している場合は、この報告書の写しの提出をもって代えることができ
ます。
また、上述の報告の他、各研究機関における研究費の管理・監査体制の整備等の実施
状況を把握するため、現地調査を行う場合があります。
(2)公的研究費の不正使用等があると認められた場合の措置
本事業及び他府省の事業を含む他の研究資金において、公的研究費の不正使用等があ
ると認められた場合、以下の措置を講じます。
①当該研究費について、不正の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していた
だくことがあります。
②不正な使用を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対し、本事業への翌年度以降
の応募を制限します。
(応募制限期間:不正の程度などにより、原則、当該研究費を返
還した年度の翌年度以降1~10年間)
③不正な受給を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対し、本事業への翌年度以降
の応募を制限します。
(応募制限期間:原則、当該研究費を返還した年度の翌年度以降
5年間)
④不正な使用を行った研究に直接関与していないが善管注意義務を怠った研究者に対し、
本事業への翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:原則、当該研究費を返還
した年度の翌年度以降1~2年間)
⑤他府省を含む他の資金配分機関に対し、当該不正使用等に関する措置及び措置の対象
者等について情報提供します。このことにより、不正使用等を行った者及びそれに共
謀した研究者に対し、他府省を含む他の資金配分機関の研究資金への応募が制限され
る場合があります。
○研究活動の不正行為への対応
研究活動の不正行為(ねつ造、改ざん、盗用)については「研究活動の不正行為への対
応に関する指針」
(平成19年12月26日経済産業省)(以下「研究活動に関する指針」
という。)に基づき、経済産業省は資金配分機関として、本事業の委託先事業者は研究機
関として必要な措置を講じることとします。そのため、告発窓口の設置や本事業について
の告発があった場合の調査をお願いすることがあります。また、本事業及び他府省の事業
を含む他の研究事業による研究活動に係る研究論文等において、研究活動の不正行為があ
ると認められた場合、以下の措置を講じます。
(1)本事業において不正行為があると認められた場合
①当該研究費について、不正行為の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還して
いただくことがあります。
②不正行為に関与した者に対し、本事業への翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限
期間:不正行為の程度などにより、原則、不正があったと認定された年度の翌年度以
降2~10年間)
③不正行為に関与したとまでは認定されなかったものの、当該論文等の責任者としての
注意義務を怠ったことなどにより、一定の責任があるとされた者に対し、本事業への
翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:責任の程度等により、原則、不正行
為があったと認定された年度の翌年度以降1~3年間)
④他府省を含む他の資金配分機関に対し、当該不正行為に関する措置及び措置の対象者
等について情報提供します。このことにより、当該不正行為に関する措置の対象者に
対し、他府省を含む他の国の研究資金における事業への応募が制限される場合があり
ます。
⑤経済産業省は不正行為に対する措置を決定したときは、原則として、措置の対象とな
った者の氏名・所属、措置の内容、不正行為が行われた研究資金の名称、当該研究費
の金額、研究内容、不正行為の内容及び不正の認定に係る調査結果報告書などについ
て公表します。
(2)過去に国の研究資金において不正行為があったと認められた場合
国の研究資金において、研究活動における不正行為があったと認定された者(当該不
正行為があったと認定された研究の論文等の内容について責任を負う者として認定され
た場合を含む。
)については、研究活動に関する指針に基づき、本事業への参加が制限さ
れることがあります。
経済産業省における研究上の不正行為、研究費の不正使用等に関する告発・相談窓口
経済産業省 産業技術環境局産業技術政策課 研究開発事業適正化推進係
〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
TEL 03-3501-1773/FAX 03-3501-7908
E-mail [email protected]
5.契約の要件
(1)契約形態:委託契約(それぞれのテーマで共同提案者連名の複数者契約となります。
)
(2)採択件数:7件
(3)予算規模:別紙1のテーマ毎に記載のある金額を各テーマの上限とします。なお、最
終的な実施内容、契約金額については、経済産業省と調整した上で決定す
ることとします。
(4)成果物の納入:事業報告書の電子媒体3部を経済産業省に納入。
※ 電子媒体を納入する際、経済産業省が指定するファイル形式に加
え、透明テキストファイル付PDFファイルに変換した電子媒体
も併せて納入。
(5)委託金の支払時期:委託金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払となります。
※ 事業終了前の支払い(概算払)が認められる場合は制限されて
いますのでご注意ください。
(6)支払額の確定方法:事業終了後、事業者より提出いただく実績報告書に基づき原則と
して現地調査を行い、支払額を確定します。
支払額は、契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認
められる費用の合計となります。このため、全ての支出には、そ
の収支を明らかにした帳簿類及び領収書等の証拠書類が必要とな
ります。また、支出額及び内容についても厳格に審査し、これを
満たさない経費については、支払額の対象外となる可能性もあり
ます。
6.応募手続き
(1)募集期間
募集開始日:平成26年1月30日(木)17時~
締切日:平成26年3月5日(水)17時必着
(2)説明会の開催
開催日時:平成26年2月12日(水)14時から開催します。
説明会への参加を希望する方は、平成26年2月7日(金)12時までに、10.
の問い合わせ先まで連絡してください。
連絡の際は、メールの件名(題名)を必ず「戦略的国際標準化加速事業(国際共同)
説明会出席登録」とし、本文に「所属組織名」
「出席者の氏名(ふりがな)」
「所属(部
署名)
」
「電話番号」
「FAX番号」
「E-mail アドレス」を明記してください。
なお、会場の都合により、説明会への出席者は、原則として、応募単位毎に2名ま
ででお願いします(共同で応募される複数組織を一応募単位とします。)
。説明会の会
場は、記載された、「E-mail アドレス」に送付します。2月7日(金)17時までに
当方より連絡がない場合は、申し訳ございませんが、10.の問い合わせ先までお知
らせください。また、出席者多数の場合は説明会の出席人数を調整させていただくこ
とがありますので、予めご了承ください。
(3)応募書類
①提案書の提出部数は、正1部、写2部とします。
・提案書は、
「別紙2」に基づいて作成してください。
・提案書は、日本語で作成してください。用紙サイズはA4版縦置き、横書きを基
本とします。
・提案書の提出時に「提案書受理票」1部を併せて提出してください(できるだけ)
。
②提案書には、次の資料又はこれに準ずるものを添付してください。
・会社経歴書 2部
・最近の事業報告書(1年分) 2部
・当該事業に関する事業部、研究所等の組織等に関する説明書 2部
・経済産業省から提示された契約書に合意することが委託先選定の要件となります。
参考として、この要領とともに契約書例(平成25年度版)を掲載いたしますの
で、契約書の内容について疑義がある場合は、その内容を示す文書3部(正1部、
副2部)を添付してください。なお、契約書は平成26年度に変更する可能性が
あることをご承知ください。
・応募者が外国企業等であって、提案書を日本語以外の言語で作成し、日本語に翻
訳したものである場合は、参考としてその原文の写1部を添付してください。
③ 提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しません。
なお、機密保持には十分配慮いたしますが、採択された場合には、「行政機関の
保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月14日法律第42号)に基づ
き、不開示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する情報等)を除いて、情報公
開の対象となりますのでご了承ください。
④ 応募書類等の作成費は経費に含まれません。また、選定の正否を問わず、提案書の
作成費用は支給されません。
⑤ 提案書に記載する内容については、今後の契約の基本方針となりますので、予算額
内で実現が確約されることのみ表明してください。なお、採択後であっても、申請
者の都合により記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となること
があります。
⑥ 今回の公募では、応募受付期間内に、
「(4)応募書類の提出」に基づく応募書類の
提出に加え、以下の「
(5)府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による
応募」手続きが必要です。
(4)応募書類の提出先
応募書類は持参又は郵送により以下に提出してください。
〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省
産業技術環境局 基準認証政策課
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築/国際標準共
同研究開発)」担当あて
① FAX及び電子メールによる提出は受け付ません。また、応募要件を満たさない者
や不備がある提案書は、受理しない場合があります。
② 提出された提案書を受理した場合は、提案書受理票を提案者に通知します。
③ 受理した提案書は返却できませんので、予めご了承ください。
④ 提案書類に不備があり、提出期限までに整備できない場合は、当該提案書は無効と
なりますのでご了承ください。なお、この場合、提案書その他の書類は返却いたし
ます。
⑤ 締切を過ぎての提出は受け付けられません。郵送等の場合、配達の都合で締切時刻
までに届かない場合もありますので、期限に余裕をもって送付ください。
(5)府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募
e-Radへの登録・申請等、必要な手続きについては、前述の「e-Radポー
タルサイト」を参照してください。
(a)e-Radへの登録(ログインID、パスワードの取得)
e-Radによる申請書類の提出は、研究機関及び研究者がe-Radに登録し、
ID、パスワードを取得してから可能となります。本システムへの登録申請(申請者
による研究機関及び研究者登録が必要)から、ID、パスワード取得には時間を要し
ますので、本事業に応募される方は、早め(公募締切の少なくとも2週間以上前を推
奨)に本システムへ登録申請してください。
一度登録が完了すれば、経済産業省及び他省庁等が所管する制度・事業の応募の際
に再度登録する必要はありません。また、経済産業省及び他省庁等が所管する制度・
事業で登録済みの場合は、再度登録する必要はありません。
(b)e-Radでの申請
e-Radポータルサイトへログインし、研究代表者が公募件名に対する応募基本
情報を入力して、e-Rad提出用のファイル(pdf形式)をe-Radへアップ
ロードすることによりe-Radへの提出がなされます。
(ただしファイル容量が10
MBを超えるものは提出できませんのでご注意ください。)
なお、本事業への応募は、研究機関及び研究者が、e-Radに登録し、ID、パス
ワードを取得してから可能となります。
(c)個人情報の取扱い
e-Radによる申請について、応募書類等に含まれる個人情報は、不合理な重複
や過度の集中の排除のため、他府省・独立行政法人を含む他の研究資金制度・事業の
業務においても必要な範囲で利用(データの電算処理及び管理を外部の民間企業に委
託して行わせるための個人情報の提供を含む)する他、e-Radを経由し、内閣府
の「政府研究開発データベース」へ提供します。
7.審査・採択について
(1)審査方法
採択にあたっては、第三者の有識者で構成される委員会で審査を行い決定します。
なお、応募期間締切後に、必要に応じて提案に関するヒアリングを実施します。
(2)審査基準
以下の審査基準に基づいて総合的な評価を行います。
①事業目標が明確であり、経済産業省の意図と合致しているか。また、目標達成に向
けて十分な内容となっているか。
②提案の方式・方法等、提案内容が優れているか。また、提案内容に実現可能性があ
るか。
③委託事業分野の標準化に関する十分な知見や実績等を有しているとともに、国際標
準案の作成・提案等、国際標準化活動を実施するために必要な能力や体制等を有し
ているか。
④委託事業分野の研究開発に関する十分な実績や知見、技術力等を有しているか。
⑤委託事業を実施するために必要な組織、人員、設備及び施設等を有しているか。
⑥委託事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、資金、設備等について十
分な管理能力を有しているか。
⑦業務委託管理上、計画変更等経済産業省の必要とする措置を適切に遂行できる体制
を有しているか。
⑧事業実施体制において、共同研究開発者それぞれの実施内容や役割分担等が明確で
あり、かつ、十分な連携が図れる体制を有しているか。また、事業全体の企画立案
や運営管理等を行う能力や体制を有する統括者(統括機関)を定めているか。
⑨提案内容の予算配分が効率的なものとなっているか。
⑩トップスタンダード制度を活用する場合(予定を含む)を除き、規格案の作成に当
たっては、特定企業の利益のみならず、我が国産業界の意見を集約し合意形成が図
れる調整能力を有しているか。
⑪事業目標の確実な達成に向け、国からの委託事業終了後も国際規格の制定又は改正
等の段階までフォローアップできる能力や体制等を有しているか。
(3)採択結果の決定及び通知について
採択された申請者については、経済産業省のホームページで公表するとともに、当
該申請者に対しその旨を通知します。
8.契約について
採択された申請者について、国と提案者との間で委託契約を締結することになります。
なお、採択決定後から委託契約締結までの間に、経済産業省との協議を経て、事業内容・
構成、事業規模、金額などに変更が生じる可能性があります。
契約書作成に当たっての条件の協議が整い次第、委託契約を締結し、その後、事業開始
となりますので、あらかじめ御承知おきください。また、契約条件が合致しない場合には、
委託契約の締結ができない場合もありますのでご了承ください。
なお、契約締結後、受託者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することがあります
が、情報の内容によっては、守秘義務の遵守をお願いすることがあります。
9.その他の留意事項
(1)提案書を作成する上で前提となる条件等が不明な場合には、事項に従って質問を行う
か、又は応募者の判断として想定した前提条件を明記の上記載してください。
(2)応募者等が所有する特許権等を使用する場合は、提案書の中にその旨を明記してくだ
さい。また、使用条件等について提案等がありましたら、併せて提案書の中に明記して
ください。
(3)委託事業の期間は、原則別紙1のテーマ毎にある期間を各テーマの上限としますが、
契約は単年度となります。定期的に研究開発の進捗状況等を確認し、翌年度以降の事業
継続の必要性を精査します。
10.問い合わせ先
本件に関する問合せは日本語とし、下記の電子メール、FAXにて受け付けます。電話、
来訪等による問合せには対応いたしません。
担当者:経済産業省産業技術環境局基準認証政策課 鈴木紀則、中村
E-mail:[email protected]
FAX:03-3580-1418
なお、問い合わせは、原則2月27日(木)以降は受け付けません。お問い合わせの際
は、件名(題名)を必ず「戦略的国際標準化加速事業(国際共同)」としてください。他の
件名(題名)ではお問い合わせに回答できない場合があります。
以上
別紙1
平成26年度「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築
/国際標準共同研究開発)」テーマ一覧
(1)国際標準共同研究開発・普及基盤構築
①政府戦略分野(2テーマ)
標準物質を用いた臨床検査機器の測定妥当性評価に関する国際標準化・普及基盤構築
1
事業期間:3年間 委託予算額: 31百万円(上限)/初年度
検査室や医療機関における遺伝子検査等の測定データの信頼性確保のためには、標準
事 物質を用いて臨床検査機器の測定妥当性を評価することが不可欠である。本事業では、我
業 が国が強みをもつバイオチップ等による臨床検査における臨床検査機器の測定信頼性を
内 確保するため ISO/TC212(臨床検査)に国際標準提案を行う。さらに、この成果を ISO1518
容 9(臨床検査室-品質要求事項及び能力)による認証制度への利用にすることで、認証制
度の一層の普及基盤構築を行う。
2
事
業
内
容
クラウドセキュリティに資するバイオメトリクス認証のセキュリティ評価基盤整備に必要な国
際標準化・普及基盤構築
事業期間:3年間 委託予算額: 58百万円(上限)/初年度
バイオメトリクス認証技術については、社会的に認知されたセキュリティ評価基準がなく、
各製品の安全性を客観的に評価できない状況にある。本事業ではバイオメトリクス製品の
PP(プロテクションプロファイル)を、既にあるバイオメトリクスの安全評価基準に則り作成し
ISO/IEC JTC 1/SC37(バイオメトリクス)に国際標準提案を行うとともに、国内にバイオメト
リクス製品のセキュリティ評価基盤を整備する。
②社会ニーズ(安全・安心)分野
アクセシブルデザイン(AD)製品及びその認証に関する国際標準化・普及基盤構築
3
事業期間:3年間 委託予算額: 55百万円(上限)/初年度
高齢者・障害者を含むより多くの人たちが自分に適した製品を正しく選択でき、また対象
事
ユーザを明確にした製品開発・流通・情報提供を企業が行えるようにするためには、アクセ
業
シブルデザイン(AD)に関する新たな認証の仕組みを構築することが必要である。本事業
内
は、ISO/IECガイド71を基にアクセシブルデザインの要素規格の国際標準提案を行うとと
容
もに、その認証基盤を日本に構築し、さらにAD認証の国際展開を行う。
1
(2)国際標準共同研究開発
①政府戦略分野(3テーマ)
集束超音波治療機器の要求性能及び安全指標評価手法に関する国際標準化
1
事業期間:3年間 委託予算額: 13百万円(上限)/初年度
集束超音波治療(HITU)は、今後飛躍的に、がん治療に用いられることが期待されてい
事
る。この治療機器の安全性等については我が国提案により、IEC60601-2-62(HITU の基本
業
安全等)を2013年に制定したところ。IEC ではこれらの個別安全規格を元に機器の要求性
内
能及び安全指標評価の規格制定が必要とされている。そのため、これを IEC/SC62D(医用
容
電子機器)に国際標準提案を行う。
2
事
業
内
容
3
事
業
内
容
健康サービスに関する国際標準化
事業期間:3年間 委託予算額: 20百万円(上限)/初年度
健康寿命を延長すべく、様々な健康サービスが展開されているが、科学的根拠に基づく
信頼に足るサービス提供がなされておらず、事業者も育っていない。一定水準にある健康
サービス及びサービス提供事業者を外部から識別でき、利用者が安心して利用できる環境
を整備することが求められることから、効果のある健康サービスの定義や仕様等を開発し
て国際標準提案を行う。
非接触ICカードにおけるローパワークラスに関する国際標準化
事業期間:3年間 委託予算額: 22百万円(上限)/初年度
非接触ICカードについては、ユースケースの変化により各アプリケーションが求める通信
距離が短くなっており、また NFC 携帯電話においても通信距離が短く設定されており、より
短距離・ローパワークラスの国際標準化が求められている。本事業では、現行の非接触IC
カード規格(ISO/IEC 14443)及び、そのテスト法(ISO/IEC 10373-6)にローパワークラスを
追加する国際標準提案を ISO/IEC JTC 1/SC17(カードと個人識別)に行う。
②社会ニーズ(安全・安心)分野
排ガス中の水銀及びその化合物の測定法に関する国際標準化
4
事業期間:3年間 委託予算額: 13百万円(上限)/初年度
事
今後世界的に対策が必要となる排出ガス中の全水銀(金属水銀:Hg0 及び酸化態水銀:
業 Hg+2 等を含む)について、国内外で使用されている測定法の原理、精度、使用状況等を調
内 査し、国際的にも測定精度が担保できるグローバルな測定方法を開発し、ISO/TC146(大
容 気質)/SC1(固定発生源)に国際標準提案を行う。
2
別紙2
(表紙の記載要領)
平成○○年○○月○○日
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築
/国際標準共同研究開発)」に対する提案
事
業
名
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築 又
は 国際標準共同研究開発※該当する方を記載)(※テーマ名を記載)」
【研究機関:A】
企業名等
○○○○○○○○株式会社
代表者名
代表取締役社長
所 在 地
(郵便番号000-0000)
○○
○○
印(外国企業の場合はサイン)
○○県△△市□□町○-○-○
【研究機関:B】
企業名等
○○○○○○○○株式会社
代表者名
代表取締役社長
所 在 地
(郵便番号000-0000)
○○
○○
印(外国企業の場合はサイン)
○○県△△市□□町○-○-○
連絡先(A)
連絡先(B)
所
属
○○部○○課
役職名
○○○○○
氏
○○
名
○○
TEL
○○○○
FAX
○○○○
所
属
○○部○○課
役職名
○○○○○
氏
○○
名
○○
TEL
○○○○
FAX
○○○○
(注1)共同提案を行うすべての者による連名としてください。
(注2)社印ではなく代表者印を押印してください。
(注3)原則、本事業の統括者(統括機関)を「研究機関A」としてください。
(注4)3者以上による共同提案の場合は、適宜「研究機関C」、「研究機関D」等として連名で追加してください。
次ページ以降の記載においても同様です。なお、表紙については、研究機関毎で別様にすることは可能です。
(注5)用紙はA4版で縦置き、横書き、左綴じにしてください。
(本文の記載要領)
1.事業概要(事業内容・目標)
委託事業の期間は、別紙1のテーマ毎に記載された期間が上限となります(単年度契
約)。「○○を開発し○○を可能とする」、「○○を確立し○○に利用する」等、課題
を明らかにした上で、「○○の国際標準原案を○○件作成しISO/○○に提案する」
「開発した○○に関する国際標準の認証を行えるよう、認証基盤整備を行う」等、事業
内容・目標を簡潔に記載してください。
2.我が国発の国際標準化による期待される波及効果
国際標準の獲得等より見込まれる国際市場獲得等の期待される波及効果(テーマ毎に掲
げる事業内容に記載)について、具体的(できるだけ定量的)に記載してください。
3.標準化の実現性
上記の目標達成に向けて、当該技術分野における関連JISや国際規格の有無、国内や
諸外国・ISO/IEC等での関連規格の審議状況や課題、当該分野の標準化動向や賛同
国の状況、委託事業終了後の自主事業としてのフォローアップの方法や内容などを踏まえ、
国際標準化の実現可能性や見通しについて記載してください。また、開発する規格に特許
権等が含まれる予定である場合等はその旨記載するとともに、権利関係で障害等が発生す
る可能性がある場合は、その対応方策等も含めて記載してください。
4.委託事業分野に関する研究開発、規格開発の実績等
(1)本事業に関する技術又は関連技術についての研究開発、規格開発の実績
本事業に直接関係するか又は関連する研究開発や規格開発等を現在行っている場合、
又は過去に行った実績がある場合には、研究機関毎にその内容を具体的に記載してく
ださい。また、各研究機関が研究発表を行ったことがある場合は、その内容、発表先、
発表者等を一覧表の形で記載してください。
【A:研究機関名】
【B:研究機関名】
(2)本事業と自社研究との切り分け
本事業の受託後も併行して自社での研究を続ける場合には、研究機関毎にその研究
概要や目標等を記載してください。また、本事業で行う研究開発と自社研究が明確に
区別できることを記載してください。
【A:研究機関名】
【B:研究機関名】
5.設備・施設等の保有及び使用目的
本事業を進める上で必要と考えられる主な設備・施設等の中で、各研究機関が保有する
設備・施設等について、研究機関毎に名称及び使用目的を記載してください。
【A:研究機関名】
(例
示)
設備・施設名称
使用目的
○○装置
○○の分析
△△装置
△△の測定
【B:研究機関名】
6.全体事業計画
(1)全体計画
項目毎にどの研究機関が担当するのか明記し、概略スケジュールを記載してくださ
い。外注請負や再委託を想定している場合は、各研究機関が行う部分と区別して記載
してください。
(例
示)
項目
26年度
上期
下期
27年度
上期
下期
28年度
上期
下期
1.〇〇〇〇〇
(1) 〇〇〇〇〇〇〇(A)
(2) 〇〇〇〇〇〇〇(B)
2.〇〇〇〇〇〇〇
(1) 〇〇〇〇〇〇〇(A)
(2) 〇〇〇〇〇〇〇(B)
3.〇〇〇〇〇〇〇
(1) 〇〇〇〇〇〇〇(A)
(2) 〇〇〇〇〇〇〇(B)
・・・・・・
7.研究機関別実施計画
各研究機関が各年度において、何のために、どのような研究開発(規格開発)、開発し
た標準の普及基盤構築を行うのか等、上記「6.全体事業計画」で記載した各項目に即し
て、研究機関毎に具体的にわかりやすく記載してください。
【A:研究機関名】
(1)各年度計画
①平成26年度計画
②平成27年度計画(該当する場合)
③平成28年度計画(該当する場合)
(2)年度別経費内訳
各年度において当該事業の遂行に必要な経費(人件費、委員会経費、備品費、消耗
品費、旅費・交通費、借料・損料、雇上費、雑役務費、通信運搬費、外注費、報告書
作成費、一般管理費、再委託費等)並びに消費税額及び地方消費税額)の概算額を予
算費目毎に記載してください。予算費目は、各研究機関の実施内容に応じて適宜修正
してください。
(例
示)
(単位:千円)
予算費目
1.人件費
(1)〇〇研究員
2.事業費
(1)委員会経費
①謝金
②旅費・交通費
③会議費
④会場借料
(2)備品費
①○○装置
(3)消耗品費
①○○ガス
(4)旅費・交通費
①海外旅費
②国内旅費
(5)借料・損料
①○○装置レンタル
(6)雇上費
①○○補助員
(7)雑役務費
①○○翻訳料
(8)通信運搬費
①○○装置運搬
(9)外注費
①○○分析(○○社)
(10) 報告書作成費
3.一般管理費 (注1)
4.再委託費
(1)○○試験(○○大学)
小
計(注2)
5.消費税額及び地方消費
26年度
27年度
28年度
合計
26年度積算根拠
税額(注3)
合
計
注 1)
一 般 管 理 費 の 算 定 は 、 原 則 と し て 「 1 .人 件 費 」 及 び 「 2 . 事 業 費 」 の 1 0 % を 上 限 と し て 行 う こ と 。
注 2)
研究機関が課税業者の場合は、1.~4.の各項目は消費税を除いた額で記載すること。
注 3)
研 究 機 関 が 日 本 国 以 外 に 本 社 又 は 研 究 所 を 置 く 日 本 国 の 消 費 税 法 の 対 象 と な ら な い 者 の 場 合 は 、金 額 欄 は
「0」とし、備考欄にその旨記載すること。
【B:研究機関名】
(1)年度計画
①平成26年度計画
②平成27年度計画(該当する場合)
③平成28年度計画(該当する場合)
(2)年度別経費内訳
8.研究開発、規格開発の実施体制
本事業を受託したときの共同実施体制(研究開発体制)について、研究機関毎の役割を
踏まえて以下の例示を参考に記載してください。また、外注請負又は再委託を想定してい
る場合は、研究開発体制の中での位置付けがわかるように記載してください。
【A:研究機関名】
本事業を受託したときの実施体制(管理体制及び研究開発体制)について、研究機
関毎に次の例示を参考に記載してください。
また、外注請負又は再委託を想定している場合は、研究開発体制の中での位置付けが
わかるように記載してください。
(1)研究者及び役職名
①研究者一覧
氏
名
所属・役職(職名)
主な経歴又は実績
注 1) 各 研 究 機 関 の 研 究 開 発 責 任 者 は 先 頭 に 記 載 し て く だ さ い 。
注 2) 事 業 全 体 の 統 括 者( 統 括 機 関 ) に お け る 統 括 責 任 者( プ ロ ジ ェ ク ト リ ー ダ ー ) は 、氏 名 の 後 に ★ 印 を 付 け て く
ださい。
②研究開発責任者
研究開発責任者の経歴及び業績についての記載してください。
(2)実施場所
○○株式会社
○○県○○市○○丁目○○番地○○号
(3)経理責任者
氏名、所属、役職、連絡先(TEL、FAX)を記載してください。
(4)再委託等
外注請負又は再委託を想定している場合は、その内容及び理由を記載してください。
また、再委託を想定している場合は、役割分担を明確にして共同実施としない理由も明
記してください。既に再委託予定先を想定している場合は、そこを想定している理由を
記載してください。
ただし、再委託を行う場合は、その合計額が原則契約額の50%を超えないようにし
てください。やむを得ず50%を超える場合は、その理由も併せて記載してください。
【B:研究機関名】
(1)研究者及び役職名
①研究者一覧
②研究開発責任者
(2)研究実施場所
(3)経理責任者
(4)再委託等
9.契約書に関する合意
提案者は、本事業の契約に際して、経済産業省から提示される契約書(案)に基づいて
契約することに異存がないことを確認してください。
10.その他
本事業の研究開発又は関連した分野において、他機関と共同開発又は開発協力等の契約
をしている場合には、その内容を記載してください。また、将来そのような契約又は関係
を結ぶ予定があれば記載してください。また、本事業を受託するに当たっての要望事項等
があれば記載してください。
(予め記載して、提案書と別葉で提出いただけるようご協力ください)
提
案
書
受
理
票(控)
提案書受理番号
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築/
国際標準共同研究開発)」に関する提案書
平成26年
月
日
月
日
会社等名:
代表者名:
所 在 地:〒
担 当 者:所属
役職名
氏名
印
TEL
FAX
E-MAIL
切り取り
割印
提案書受理番号
「戦略的国際標準化加速事業(国際標準共同研究開発・普及基盤構築
/国際標準共同研究開発)」提案書
受理票
平成26年
会社等名
担当者名
殿
貴殿から提出された標記提案書は、受理しました。
経済産業省産業技術環境局基準認証政策課
印