坂戸市立入西小学校 学 校 だ よ り おもしろいこといっぱい!うれしくなる学校を目指して ロング昼休みの活用で、ブームづくり! 平成 28 年3月2日 校長 土井雅弘 ~ おもしろいこといっぱい!~ 2学期からの日課表変更に伴い、月曜日に“ロング昼休み”ができました。この時 間を活用して、「おもしろいこといっぱい!」の取組が生まれています。 これまでに「縄跳び大会」「大きなシャボン玉を作ろう!」「音楽ミニコンサート」 「仲間つくりゲーム(猛獣狩りに行こうよ)」「紙芝居」などが先生方や子供達の発 案で繰り返し行われています。 これらは、企画・運営者が呼びかけ、エントリー方式や自由参加で行うイベントで す。どのイベントも楽しいものばかりで、参加者も増え てきています。休み時間に行うものですから、参加を強 制するものではありません。しかし、「おもしろいこと、 楽しいこと」で盛り上がろうという仲間と一緒になって 楽しめる活動が定着したら、学校はもっともっと楽しく なると思います。先生方や子供達の提案で、いろいろな ブームが巻き起こることを期待しています。 不登校を乗り越えたのは・・・初恋! 先日、ある校長先生の話に大変興味をもちました。その校長先生の学校には、5年 生に不登校気味の男子がいるそうです。不登校の発端は4年生頃からで、5年生から は登校できても3~4時間目から、休みも多くとても心配していたそうです。その男 子はいつも眠そうで、学校に来ても学習意欲がなかなか湧きません。登校しても教室 で勉強するのを嫌がるため保健室で学習したり、会議室等で教頭先生が指導したりす ることもあったそうです。ところが、昨年の12月から不登校を克服し、毎日登校班 で元気に登校し、朝から教室で学習しているとのことです。 何があったか。それは 12月に転校してきた女の子に恋をしたようなのです。本人が、保健の先生にそう話 したそうです。恋の強さを改めて知りました。それと同時に、いろいろ考えさせられ ました。学校に恋に勝る魅力があるかということです。 学校は、子供達にとってやはり楽しく魅力的な場所でなければなりません。学校は、 「友達がいること」「先生がいること」「授業があること」「様々な学びがあること」 「成長が実感できること」などなどが特色です。これらの特色を生かして、その質を 上げることで恋に勝る魅力をいっぱい創っていくことが必要だと強く思いました。学 校を楽しみに登校してくる子供達が一層増えるよう今後も頑張ってまいります。 目の見えない犬を救った少女 ~こんな子供に育てたい!~ 「目の見えない犬ダン」の話をご存じの方は多いと思います。単行本にもなってい ますし、映画化されたりもしています。本校で使っている道徳の副読本には載ってい ませんが、別の会社の道徳の本には掲載されているお話です。 女の子が川のそばを歩いていると段ボール箱が流れていて、箱の中で何かが動いて いるのを見つけました。引き上げてみるとその中で 白い子犬が体を震わせていまし た。この子犬が、目の見えない犬だったのです。団地に連れ帰った女の子はお母さん から「団地では犬は飼えない決まりになっている」と言われ、友達からも「大変だか ら、元の場所に戻した方がいい」と言われました。でもこのまま放り出したら死んで しまうと思い、女の子は自治会長さんに相談に行きました。始めはなかなか難しいと 話していた自治会長さんでしたが、その後、自治会長さんが本気になって、この子犬 を飼えるように住民を説得して回り、ついに団地の空き地で飼うことができるように なったという話です。団地の犬だから、名前を「ダン」とつけられたわけです。 私がこの話を取り上げたのは、実はこの自治会長さんを本気にさせたのが、女の子 の一言だったということを知り感動したからです。この女の子は、お母さんや自治会 長さんに「団地では犬は飼えないんだよ」と言われた時、「目の見えない人は犬に助 けてもらっているのに、目の見えない犬を人間は助けてあげられないの? 」と真剣に 訴えたそうです。この一言が、自治会長さんを本気にさせたのです。私は、この女の 子から、優しい心をもつこと、その心を原動力にして頭をフルに回転させて考えるこ とがいかに大切か、改めて考えさせられました。 入西小の子供達にも、この女の子のような優しい心と、その心を原動力とした考え る力を育てていきたいと思います。 学校評価(保護者、児童、教職員)の一端を紹介します 2月にご協力いただきました学校評価、ありがとう ございました。現在集計を進めています。まとまり次 第ホームページに載せていく予定ですが、その一端を 紹介します。下記の表に示した項目は、A(そう思う) B(だいたいそう思う)を合わせれば、みな85%以 上となります。しかし、課題を明確にする意味からも、 敢えて A だけを取り上げてみると表のような結果に なります。 積極的なよい評価である A が増えるように意識して取り組んでまいります。特に、 教職員の意識について、AB を合わせれば90%以上ですが、やはり A という積極的 評価が低いことを反省しなければなりません。自己評価ですので厳しく評価している と見ることもできますが、もっと意識を高く強くもって、気概のある姿勢をもつこと が重要です。来年度は一層の努力をしてまいります。 項 目 ○一人一人の子供の様子を観察し、コミュニケーションをとっている。 ○先生は、ぼく・わたしの話を聞いてくれ、相談しやすい。 ○保護者の声に耳を傾け話し合っている。 ○先生は保護者の声に耳を傾け、相談しやすい。 教職員 保護者 児童 38.7 % 64.8 % 58.6 % 38.7 % 59.2 % ― 38.7 % 67.0 % 66.4 % ○入西小の教育にやりがいを感じている。 ○私は、入西小の教育に満足している。 ○ぼく・わたしは、この学校に満足している。 今年度も後わずかとなりました。1年間、ありがとうございました! 来年度も、全力で頑張ってまいります よろしくお願いします!
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