パイプロック TK-3K 施工手順 空調配管専用 適合銅管サイズ 9.52 mm 1セット(パイプサポート+固定バンド) 最上階 熱伸縮 支持 (1)取付位置の決定 1/2 L 縦引配管の配管長に対して中央部になるように 『パイプロック』の取付位置を決定してください。 『パイプロック』を配管長の中央部に取り付け、 取付位置を支点に熱伸縮を上下両方向に逃がすこと により、銅管の熱伸縮による負荷を半減させます。 ※『パイプロック』を取り付けする縦引配管長は、 50m以下として下さい。(50mを超える縦引配管長 の場合は、当社営業所へお問い合わせ下さい。 ) 熱伸縮 支持 全長 L 熱伸縮 取り付け位置 熱伸縮 支持 1/2 L 熱伸縮 支持 (2)取り付け準備 パイプサポートを銅管にロウ付けできるように、取 付位置付近の保温材を剥いで下さい。 熱伸縮 最下階 銅管 ベース金具 (3)ベース金具の取り付け 別売のベース金具を架台に取り付けて下さい。 (M10 ボルト・ナット使用のこと。) ベース金具を取り付けるための架台は、縦引配管の 重量を十分考慮して設計して下さい。 架台 M10ボルト・ナット 銅管 (4)パイプサポートの取り付け(仮固定) ロックバネ パイプサポートを銅管に仮固定して下さい。 パイプサポート本体 (5)パイプサポートの位置決め パイプサポート 固定バンドとベース金具 の穴位置が合うかどうか 確認すること! 仮固定したパイプサポートの上から固定バンド をあてがい、パイプサポートの取り付け位置を 決定して下さい。この時、固定バンドとベース 金具の穴位置が合うかどうか必ず確認して下さい。 ベース金具 固定バンド (6)パイプサポートの取り付け(ロウ付け) ロウ付け 固定バンドをはずした後、銅管に仮固定したパイプサポートを硬ロウ を用いてロウ付けして下さい。(弊社型番:BP-0-24,5-24,2-24) 点付けにてロウ付けすると、接合強度不足によりパイプサポートが 脱落する恐れがあります。パイプサポート内側全面にロウ材が行き わたるように、必ず上下全周、縦接合部にロウ付けし、隙間を塞いで ください。 ロウ付け ロウ付け ロウ付け 正面 (7)固定バンドの取り付け ロウ付け 側面 裏面 ロウ付けしたパイプサポートが十分に冷めたことを確認した後、固定バンドを取り付けて下さい。固定バンド は、パイプサポートおよびベース金具に沿うように変形させてください。 ロウ付けの余熱で固定バンドの塗装が溶ける恐れがありますので、必ずパイプサポートが十分に冷めたことを 確認してから、固定バンドを取り付けて下さい。 付属のM6ボルト・ナット で固定する。 ロウ付け後、パイプサポートが 十分に冷めたことを確認! ベース金具 パイプサポート 固定バンドを閉じる 固定バンドを取り付ける。 固定バンド (8)保温カバーの取り付け(保温材の補修) 『パイプロック』の取付部分は、別売りの保温カバー(TK-SH,TK-DH)を取り付けて防露処理を行って下さい。 保温カバーと縦引配管の保温材との突合せ部は、表面のホコリ・汚れ等をきれいに拭き取り、突合わせ部に対し て、保温材接続テープ(弊社型番 : JTA-100-I)のガラスクロス部が来るように円周方向に 10mm 以上オーバー ラップするように巻き付けて下さい。その際、保温材接続テープが、固定バンドに被さる部分の保温材と干渉 する箇所は、テープを保温材に押しつけながら巻き付け、その後にテープに生じたシワも手で押さえながらテ ープ全体をよくなじませて下さい。 次に、ベース金具に被さる箇所の保温材合わせ部に対して、開き防止のために粘着テープ(弊社型番 : HF-50) を巻き付けて下さい。 保温カバーの端部は、隙間からの空気の流入を防ぐ為に、必ずシリコ-ンコーキング等で隙間を塞いで下さい。 保温材 銅管 注)保温材の突合せ部は、 保温材接続テープJTA を巻き、処理すること。 JTA JTA HF 固定バンド ベース金具 ベース金具 架台 ベース金具 HF 空気の流入を防ぐ為、 隙間にシリコンコーキ ングすること。 JTA 保温カバーの取り付け JTA 突合せ部・端末部の処理 保温カバー 【施工上の注意】 ・『パイプロック』は空調配管専用です。冷蔵・冷凍配管には使用しないで下さい。 ・各階層には、配管支持が必要です。配管自在バンド(弊社型番:HBR)を用いて配管支持して下さい。 ・『パイプロック』取り付けの際は、必ずベース金具を用いて取り付けて下さい。羽子板ボルト等は、 強度不足のため絶対に使用しないで下さい。 ・『パイプロック』取り付け後に、上下の銅管をロウ付け接続する際は、ロウ付けの余熱で、固定バンドの 塗装が溶けないように、必ず濡れタオル等を銅管に巻き付け断熱処理して下さい。 ・縦引配管の立上がり部・立下り部について、エルボの損傷が考えられる場合は、銅管の熱伸縮を考慮して 伸縮曲管(エキスパンションループ,エキスパンションオフセット)等を用いて施工して下さい。 その他製品仕様等の詳細につきましては、「パイプロック」技術資料を参照下さい。
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