道路閉塞、火災も体験! 防災都市づくりワークショップ

資料−4
茅 ヶ 崎 市 記 者 発 表 資 料
平 成 2 1 年 1 1 月 2 0 日
都市部都市政策課
課長
大野木
英夫
電話0467(82)1111内線 2539
道路閉塞、火災も体験!
防災都市づくりワークショップ
近年、日本各地で大規模地震が頻発し、大きな被害をもたらしています。災害に強
い都市づくりを進めることは急務であり、住民と行政などがそれぞれの役割を担って
継続的に取り組みを進めていくことが重要です。
そこで今回は、地域住民にスポットを当てた防災都市づくりワークショップを開催
します。「個人として・地域として」の防災都市づくり活動をどのように進めていくか、
体験プログラムやワークショップなどを通じて議論します。
ワークショップ開催地区
浜竹一丁目・二丁目(茅ヶ崎市南東部。人口:3,117人、世帯数:1306世
帯)参考資料:住民基本台帳11月1日現在
開催日程
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
日程
場所
11月22日(日)
松浪自治会館
10時∼12時
(茅ヶ崎市浜竹1−5−6)
12月13日(日)
9時∼12時
ガイダンス
基調講演
体験プログラム(別紙1)
茅ヶ崎市役所
1月24日(日)
9時∼12時
内容
ワークショップ
地域点検(まち点検)
松浪自治会館
ワークショップ
2月28日(日)
10時∼12時
3月20日(土)
10時∼12時
松浪自治会館
ワークショップ
小和田公民館
開催報告
(予定)
パネルディスカッション
ワークショップ参加者
約29名(モデル地区住民:13名程度、松浪中学校の生徒:4名、都市政策課、防
災対策課職員:11名、学識経験者)
防災都市づくりワークショップ
ワークショップ実施の効果
今回のワークショップの特徴は、感覚的な視点になりがちの「防災」を、現実的な・
身体的な視点でとらえているところにあります。特に第2回、第3回では、ワークシ
ョップのコンセプトを強く反映しています。
現実的・身体的な視点で防災をとらえることで、改めて個人・地域のこととして考
えることができます。特に防災都市づくりという視点で、戸建住宅の耐震改修やブロ
ック塀の解消などを地域単位の取り組みとしてとらえることができるプログラムに
なっています。
市では、平成22年度以降、個人・地域から始める防災都市づくり活動、特に地域
単位で取り組む防災都市づくりへの支援をしていきます。
また、本モデル地区によるワークショップを契機として、市内・市外の他の地区で
も、主体的な防災都市づくりへの取り組みがさらに促進されることを期待します。
個人の防災都市づくりへの取り組み
戸建住宅の耐震改修
狭あい道路の解消
生け垣奨励・危険ブロック塀等改修
住宅用防災(火災)警報器の設置
防災都市づくりワークショップ
地域単位の防災都市づくりへの取り組み
戸建住宅の耐震改修
狭あい道路の解消
生け垣奨励・危険ブロック塀等改修
地区防災訓練
災害時要援護者の登録
災害に強い都市づくり
防災都市づくりワークショップ
別紙1
第2回 防災都市づくりワークショップ概要
第2回のテーマ:道路閉塞、火災を人の視点で考える
体験プログラム概要:「障壁を乗り越え、避難行動がとれるか?」
ワークショップ第2回のプログラムは「障壁は乗り越えられることは可能なのか?」
という疑問から設定しました。
地震発生後に避難をする場合、あらゆる障壁に遭遇します。例えば、建物やブロック
塀の倒壊、あるいは沿道火災が想定さます。これらの障壁により、完全に道路が閉塞し
ているならば、通過することは不可能ですが、状況によっては乗り越えられる場合も考
えられます。
仮設の道路を作り出し、沿道の建物やブロック塀の倒壊、沿道の火災を実際に体験し、
通過できるか検証します。また、ブロック塀が倒壊する衝撃を体感します
体感プログラムイメージ
1 スタート地点
道路(幅員:4m※)に発生した障壁を
乗り越え、避難開始
※モデル地区の生活道路(3∼4m)に
あわせて設定
2 ブロック塀の倒壊エリア
実物大のブロック塀を設置。
実験前に、ブロック塀の重さなどを
実際に確認。
その後、塀を倒し、インパクトを体験。
3 がれきはみ出しエリア
沿道の建物が倒壊し、がれきが道路には
み出したことを想定。
がれきを避けるか乗り越えて通過。
4 輻射熱エリア
沿道の建物火災を想定。
実際に火をおこし、その輻射熱を感じなが
ら、道路を通過することが可能かを体験。
防災都市づくりワークショップ
第3回 防災都市づくりワークショップ概要
第3回のテーマ:道路閉塞、火災を地域の視点で考える
第3回の地域点検概要
<地域点検>
地震による災害発生時には、木造建物やブロック塀の倒壊により、避難者や消防自動
車の通行、消火活動に支障をきたすことが考えられます。道路の通行ができなくなるこ
とにより、被害が大きくなることも想定されます。
第3回ワークショップでは、モデル地区内の木造建物の状況のほか、木造建物やブロ
ック塀の倒壊により道路が通行できなくなるような場所があるか確認します。
<ワークショップ>
地域点検から、自分が住んでいる地域の危険ポイント(火災、道路閉塞)についてま
とめます。また、危険ポイントを解消するために、個人として、また地域としてできる
ことを議論し、班ごとに発表します。
地域点検イメージ
ブロック塀が
多い箇所
道路が狭く、消防車両が通れない可能性がある
地域点検
防災都市づくりワークショップ
ワークショップ
発表