平成26年度 学 生徒指導全体計画 校 教 育 目 標 「ともに伸びる児童」 自分を大切にし,友だちを大切にし,ともに成長する児童の育成 児 童 の 実 態 良い点 ・素直で,与えられたことを一生懸命に取り組む。 ・友達の温かさに素直に気付くことができる。 課 題 ・受け身な態度が目立ち,自分で判断し,自主的に行動することが苦手である。 ・お互いに高め合っていこうとする意識が低い。 生 徒 指 導 目 標 基本的な生活習慣や規範意識を身につけた子どもの育成 環境美化,礼義,あいさつ,時と場に応じた身なり,言葉づかい,規範意識等 正しい判断で自主的,あるいは主体的に行動できる子どもの育成 自主自立,責任,公正,主体性の育成 みんなと協力してともに伸びていこうとする子どもの育成 思いやり,協力,人間尊重 (1)取り組み課題と達成目標及び具体的取組内容 ◎居心地の良い学校をつくる。 重点目標① 美しい学校をつくる。 達成目標 ・各教室を常に整理整頓された状態にする。 ・教室内外の掲示物を工夫し,洗練された環境を維持する。 重点目標② 言語環境を整える。 達成目標 ・児童が自分のことを「ぼく,わたし」と呼ぶ。 ・授業中は「です,ます」をつけて,ていねいに最後までしっかり話す。 ・友だちのことを,いつでも,どこでも,自然に「さん,くん,ちゃん」をつ けて呼ぶ。 【取組内容】 重点目標①②共通するもの 【教師が取り組むこと】 ○年間目標及び月目標として設定し,児童に目標を持たせ,教職員が共通認識を持って指導に当 たる。 目標を意識させるための掲示物の工夫をするほか, 朝の会や帰りの会で意識づけを行う。 ○月初めに今月の目標と年間目標について生徒指導主事が全体指導を行う。 ○学級活動の時間に計画的に指導を行うとともに,朝の会,帰りの会等で日常的な指導や言葉か けを行う。 【児童に取り組ませること】 ○月目標や年間目標に合わせた児童会による取組を行う。 (例:仲良し委員会であいさつ運動,保 健委員会で掃除への取り組み,図書委員会で校内放送での呼びかけなど) 重点目標①に関するもの 【教師が取り組むこと】 ○美しい学校づくりがすべての基盤であるという認識を教職員が持ち,子どもと一緒に掃除を行 うとともに,常に美しい環境を作っていこうとする態度を子どもに示す。 ○校内の生活環境を常にチェックし,汚れや破損,不具合があれば速やかに対処する。 ○美しい掲示に心がける(適切な場所に掲示する。古いもの,汚れているものは適切でない場合 がある) 。 ○整理整頓など身の回りを美しく保つことについて日常的に指導する。 【児童に取り組ませること】 ○常に身のまわりの整理整頓をする。 ○時間いっぱい,しゃべらずに掃除をする。 重点目標②に関するもの 【教師が取り組むこと】 ○ていねいな言葉遣いが大切なことついて,全体指導と学級指導を行う。 ○教師が常にていねいな言葉遣いで話し,美しい言語環境を作っていこうとする態度を子どもに 示す。 ○児童の不適切な言葉遣いは,その場で指導する。 【児童に取り組ませること】 ○学級で話し合う、目標を作る。等 ○児童会で取り組む 等 ◎児童の基本的生活習慣の定着を図る。 重点目標① 人より先に大きな声であいさつや返事ができる。 達成目標 ・どこでも誰にでも,人より先に相手が気持ち良くなるあいさつができる。 ・時と場に応じたあいさつができる。 (下記の 9 つのあいさつ) (朝・昼・帰り) おはようございます,こんにちは,さようなら (授業) お願いします,ありがとうございました (給食) いただきます,ごちそうさまでした (職員室に入室時)失礼します,失礼しました 達成目標 ・名前を呼ばれたら大きな声で「はいっ」と返事ができる。 ・話す人(教員や子ども)の以下のような言葉に対して「はい」と返事がで きる。 (たずねられたとき) 「わかりましたか?」 「~しますか?」「~ですか?」 (たのまれたとき):「~してください」 (同意を求められたとき) :「~ですね」「~ですよね」 ※「はーい」ではなく「はいっ」と短く。 達成目標 ・同じ場所にいる全員が聞き返すことなく,はっきり聞こえる声で話すことが できる。 ※重点目標①は1学期終了までに全員に定着させる。 重点目標② 早寝・早起きの習慣が定着する。 達成目標 ・登校のために家を出る60分前に起床する。 ・1~3年は21時までに,4~6年は22時までに就寝する。 ※重点目標②は2学期中に全員に定着させる。 【取組内容】 重点目標①②共通するもの 【教師が取り組むこと】 ○年間目標及び月目標として設定し,児童に目標を持たせ,教職員が共通認識を持って指導に当 たる。 目標を意識させるための掲示物の工夫をするほか, 朝の会や帰りの会で意識づけを行う。 ○月初めに今月の目標と年間目標について生徒指導主事が全体指導を行う。 ○学級活動の時間に計画的に指導を行うとともに,朝の会,帰りの会等で日常的な指導や言葉か けを行う。 【児童に取り組ませること】 ○月目標や年間目標に合わせた児童会による取組を行う。 (例:総務委員会であいさつ運動,保健 委員会で掃除への取り組み,図書委員会で校内放送での呼びかけなど) 重点目標①に関して 【教師が取り組むこと】 ○全体指導と学級指導を繰り返し行う。 ○声が小さかったらいい直しをさせる。 (達成目標に関わる子どもの活動に対して:全教員) ○前に出て話すような時には事前に練習させる。 (担任・活動担当) ○良い返事や話し方をほめる。 (達成目標に関わる子どもの活動に対して:全教員) ○聞く側の指導(全教員) 聞こえないときは, 「もう一度言ってください」「聞こえません」「わかりません」と言う。 【教師自らがすること】 ○給食時,子どもと教員がそろって「いただきます」「ごちそうさまでした」を言う。 (全教員) 準備ができたら,給食当番が職員室に先生を呼びに行くようにする。 ○登校時,生徒指導主事と日直(可能な限り)が玄関に立ちあいさつ指導を行う。 ○下校時,教員全員で「さようなら」を一緒に言って見送る。(全教員) 日直が日替わりで子どもの前に立つこととする。 ○職員室に子どもが入ってきたとき「失礼します」 「失礼しました」の言葉に対して,教員は「は い」と返す。 (全教員) ○毎朝,職員室に子どもが「おはようございます」を言いに来たとき, 「おはよう」としっかり返 す。子どもの声が小さかったときはいい直しをさせる。 (全職員) 【児童に取り組ませること】 日常の取組み ○毎朝,登校後まず,職員室に一人一人「おはようございます」を言いに行く。 ○学級で大きな声を出すための取組みを考える。 ○委員会で大きな声を出すための取組みを考える。 ○放送はゆっくり,はっきり話す。 (指導する)…放送担当委員会 ○給食時の話し方を練習する。…給食担当委員会 行事として取り組むこと ○大声大会のような行事をする。…(なかよし委員会や 5・6 年を中心に) 重点目標②に関して 【教師が取り組むこと】 ○「早く寝る」ことに重点を置いて指導を始める。 ○「ルルルチェック」の取組みと連携して指導する。また, 「ルルルチェック」を目標達成の判断 材料としても使用する。 ○「ルルルチェック」の他に, 「早寝・早起き強化週間」を設けて定着を図る。 ○家庭との連携が大切であることから,学級通信や教育懇談会等で児童の実態を知らせ,保護者 と協力して指導する。 ◎児童が自主的・主体的に活動し得る場や機会を設定する。 達成目標 児童が主体的に活動できる場や機会を積極的に設定するとともに,活動後に「振り 返る」ことに重点を置いて子どもを支援し,子どもの自主的・主体的な態度を育てる。 【取組内容】 ○児童会活動,学校行事,学級活動,縦割り班活動等において,児童が自主的・主体的に活動が できる場や機会(下表参照)を設定する。また,全体や学級で活動の振り返りを行う。 活動の場 児童会活動 学校行事 自主的な活動が中心となる場 主体的な活動が中心となる場 月目標を受けた活動 日常的な活動 児童集会の活動 等 (放送,献立を書く等) 体育大会 入学式,卒業式,体育大会の式 (応援合戦,児童企画種目) 避難訓練,交通安全教室, 6年生を送る会 等 町陸上記録会,町音楽会 松木神社清掃,スキー教室 学級活動 等 学級の課題を解決したり向上させ 学級の係活動 等 たりしようとする活動 お楽しみ会 縦割り班活動 等 週1回の縦割り班遊び 日常的な活動(掃除,給食当番) 班の旗づくり 等 遠足, 等 その他 業間活動(マラソン,なわとび) 主体性:与えられたものであっても,自分なりの意味づけを行うことで,能動的に行動する。 児童が主体的に活動するための教師の支援のポイント 活動に対して ①問いかけ ③目標を持たせる どんな気持ちで参加したいか どんな行事(活動)にしたいか ②考えさせる どんな気持ちで臨むのか ④主体的参加 ⑤振り返らせる(表現をともなって) ◎深い児童理解と予防的な対策により,いじめ・不登校を未然に防止する。 達成目標 「不登校児童・別室登校児童ゼロ」 【取組内容】 ○月 1 回の職員会議で児童の様子を情報交換する場を設ける。 ○生活アンケートとそれを受けた個人面談を学期に1回(年3回)行い,現状と得られた情報を 全職員で共有する。 (教育相談計画で詳細について記述) ○Q-U アンケートを 2 回実施し,児童と学級の様子を把握する。得られた情報を全職員で共有す る。 (教育相談計画で詳細について記述) 。1,2学期に実施。 ○月 3 日欠席児童を生徒指導主事が把握し,その場合は関係者でチームをつくり欠席の背景を探 るとともに,引き続きチームで対応する。 ○児童の変化を早期に発見するために,常に注意深く児童観察を行う。 ・児童が欠席した場合は電話連絡する。連続2日欠席で家庭訪問を行う。 ○保育園と連携をとり,児童の情報を指導に生かす。 ○中学校との連携を図り,本校の指導に生かすとともに,小学校6年から中学校1年へのスムー スな移行のための方策を探る。 ・上中中学校主催…小中連絡会(昨年度 6月,12月,2月の3回),体験入学 ○校区内小学校と連携し,6年生の交流会を実施する。 ・若狭町教育研究会 小中連携部会・6年生部会主催…若狭町6年生交流会 ◎望ましい集団づくり 達成目標 学校生活アンケートで全員が「学校が楽しい・どちらかと言えば楽しい」と回答す ることを評価の目安として,日々の授業を中心とした学級づくりを核とし,「通う のが楽しい学校」づくりを目指す。 【取組内容】 ○わかる授業の実践(児童にとって学校生活の中心は授業である)を通して,安心して生活でき る場としての学級づくりを行う。 ・一人一人が活躍し,いきいきと学習に取り組む授業。 ・友だちと学び合い,関わり合うことができる授業。 ・課題の設定や学び方について自ら選択する場のある授業。 ○縦割り班活動を通した学校全体の仲間づくり。 ・日常の活動(掃除,給食,みんな遊び),行事(遠足,体育大会等) ○学級や学校の課題を見つけ,よりよくするための話し合いを行う。 ・毎日帰りの会等で,1日の振り返りを行う。 ・月に1回,学級活動の時間に行う。 ◎家庭・地域との連携を図る。 達成目標 家庭や地域に学校の取組みを発信し,積極的に関わり,連携して子どもを育てる体 制をつくる。 【取組内容】 ○家庭訪問の実施 ・定期的な家庭訪問を2度(4月と夏季休業中)実施する。 【 4 月 】保護者との良好な関係を築くきっかけとすることと,各家庭の雰囲気をつ かみ児童理解の一助とすることを目的とする。 【夏季休業中】子どもの生活の様子を把握することを目的とする。 訪問にあたっての留意事項 ・訪問予定時間を守り,どの家庭も公平に時間をとる。 (4月の訪問は玄関先で10分程度) ・常に聞く姿勢で,円滑に話を進める。 ・学校に対する要望等があった場合には,即答を避け学校に持ち帰って返答する旨を伝える。 ・帰校後,内容をまとめ報告するとともに職員で情報を共有する。 ・連続2日欠席で家庭訪問を行う。(欠席1日目で電話連絡をする。) 子どもの様子を把握するとともに,登校に対して安心感を持たせることを目的とする。 ・その他必要に応じて家庭訪問を行う。 ○教育懇談会で,今年の方針を伝える。 ・学校の取組の方針を説明し,理解と協力を求める。 ○生徒指導だより「輝け!熊川っ子」を発行する。 ・児童の様子や学校の取り組みを伝え,家庭との協力により,児童の健全な育成を図る。 (2)生徒指導年間指導計画 日本一明るく楽しい学校にしよう 学校生活における基本目標 月 4 月目標と重点指導内容 生徒指導・教育相談の取り組み 大きな声で伝えよう 児童についての共通理解 ・元気なあいさつ,返事 生徒指導だより4月号発行 ・大きな声で話す 教育懇談会(保護者へ今年度の取組みの説明) 関連 交通安全教室 家庭訪問(下旬) 生徒指導計画検討 年間・月間目標の達成状況の把握 5 6 大きな声で伝えよう 生徒指導だより5月号発行 ・元気なあいさつ,返事 生徒指導だより6月号発行 ・大きな声で話す 年間・月間目標の達成状況の把握 春季遠足 相談:Q-U テスト実施 避難訓練 ていねいな言葉で話そう 相談:生活アンケート・個人面談 保小連絡会 ・自分のことを「ぼく,わたし」と 児童の状態把握(面談後) 小中連絡会 呼ぶ 生徒指導だより7月号発行 ・授業中は「です,ます」を使って 年間・月間目標の達成状況の把握 最後までしっかり話す ・ 「さん,くん」で友だちを呼ぶ 7 8 9 等 学校のきまりを守ろう 相談:結果分析,児童の状態把握 ・正しい服装 ・時間を守る 生徒指導だより夏休み号発行 ・廊下の歩行 ・登下校のきまり等 年間・月間目標の達成状況の把握 規則正しい生活をしよう 家庭訪問(夏季休業中) ・「夏休みの生活」による 校外指導 早寝・早起きをしよう 夏季休業中の児童の様子報告 ・学年に応じた就寝時間 生徒指導だより9月号発行 ・家を出る1時間前に起床 生徒指導だより 10 月号発行 地区別児童会 体育大会 年間・月間目標の達成状況の把握 10 けじめのある生活をしよう ・あいさつ 相談:生活アンケート・個人面談 秋季遠足 児童の状態把握(面談後) ・生活態度 ・時間を守る 生徒指導だより 11 月号発行 年間・月間目標の達成状況の把握 11 責任を持って行動しよう ・自分の役割(掃除,委員会等) ・集団行動時の態度 等 相談:Q-U テスト実施 結果分析,状態把握 生徒指導だより 12 月号発行 年間・月間目標の達成状況の把握 12 1 2 安全に気を付けよう 小中連絡会 ・ストーブの使用 ・室内での活動 生徒指導だより1月号発行 中学校体験入学 ・雪道の登下校 年間・月間目標の達成状況の把握 地区別児童会 目標を持って行動しよう 生徒指導だより2月号発行 ・自分の役割 ・自主的な活動 年間・月間目標の達成状況の把握 物を大切にしよう 相談:生活アンケート・個人面談 ・物の扱い方 ・後片付け 児童の状態把握(面談後) 小中連絡会 ・持ち物に名前を書く 本年度の評価,反省 生徒指導だより3月号発行 年間・月間目標の達成状況の把握 3 1年間のまとめをしよう 年間・月間目標の達成状況の把握 ・反省と次年度に向けての目標設定 次年度の計画 地区別児童会 ・毎月 1 回登校指導(長期休業前後は別日程で実施) ・毎日下校指導を実施 ・月末の職員会議で児童の様子について情報交換 ・常時月 3 日欠席児童の把握
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