『商社有用論』

『商社有用論』
我々、吉岡興業社員一同は、
『商社は有用である!』と固く信じております。
また、それに相応しい行動を取ってゆこうと、人間として、産業社会人として、日々研鑚
に努めております。
では何故、商社は有用であるのか?
ひとつ目の理由は、
『商社は、アラーム!』であるからです。
商社のセールスには、
「ノルマ」があります。セールスは、「ノルマ」を達成するために、
お客様から頂いた案件に注力いたします。
「先月のお引き合い、おっしゃられていた納期で納入するためにも、今週中にご発注頂き
たいのですが・・・」
「工具庫の在庫、かなり減っておられましたよ。今の調子だと、来月
中に 300 個ほど納入させて頂けると安全なのですが・・・」
このような『お客様へのアラーム機能』を、我々商社は持っています。
だから、
『商社は、アラーム!』なのです。
ふたつ目の理由は、
『商社は、情報発信基地!』であるからです。
有名な話ですが、1970 年代、アメリカの工作機械メーカーは、日本の工作機械メーカーに
市場を奪われ、急速にその勢いを失ってゆきました。
時代は、汎用機から NC 機へ。
アメリカの工作機械メーカーは、NC 機を商社が販売するのは難しいと判断し、汎用機は
商社を通じて、NC 機はメーカー直需で販売してゆこうとしました。
しかし、この戦略は裏目に出ました。このスキに、日本の工作機械メーカーが、アメリカ
の商社に入り込んでしまったのです。
現実には、商社を通じて販売した方が、ユーザーの引き合い情報を入手し易く、結果、日
本の工作機械メーカーが、アメリカでのシェアを拡大していったのでした。
商社は色々な商品を取り扱っているため、毎日のように、お客様に出入りしています。日々
出入りしているからこそ、そこでキャッチした最新の情報を、メーカーへ一早く発信出来
るのです。
このような『メーカーへの情報発信機能』を、我々商社は持っています。
だから、
『商社は、情報発信基地!』なのです。
このふたつの理由を肝に銘じ、お客様のために、仕入先様のために、我々吉岡興業社員一
同は、これからも日々研鑚を積んでまいります。