平成17年3月15日判決言渡 剛順本領収 裁判所書記官 村山智勇 平成16年(レ閲17号 貯金偵椎支払請求控訴射件 (原審IU形簡易裁判所∫l乙成16年(パ第663号) 口頭弁論終結口 平成17年2月Il.二I 判 決 山形県 控 訴 人 〇 〇 〇 ● 山形県天童市老野森1丁目3番35号 当番控訴人補助参加人 滝 l二I 順 東読都千代田区霞が関1丁目3番2号 被 控 訴 人 「1 本 郵 政 公 社 同 代 表 者 総 裁 生 H jE 治 同訴訟代理人弁護士 ● ● ○ ⑬ 主 文 1原判決を取り消す。 2 被控訴人は・控訴人に対し・金100万■1及びこれに対する平成16年7月 P 2711から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 3 訴訟則用は第1,2番とも被控訴人の負担とする。 4 補助参加によって生じた訴訟弗用は補助参加人の負担とする。 5 この判決は第2項に限り仮に執行することができる。 事実及び哩Ill 第1当部者の求めた裁判 l 控訴人 (1)]三文l項ないし3項と同旨 (2)仮執行宣言 2 被控訴人 −l_ (1)本件控訴を棄却する。 (2)搾訴針目は控訴人の負担とする。 第2 事案の概要等 1 事案の概斐 本作は・亡亀○●●●(以下l▲●鵬という。)の相続人である控訴人が, ●●●が被控訴人に対して預けた刷り決別紙貯金債権目録記職の通常郵便貯金 (以下「本件通常貯金」という0)の払戻請求権を控訴人が単独で相続したと 府ヽ 主張して・被控訴人に対し・内金100万円の払戻し及びこれに対する訴状送 達のl−Iの翌。から支払済みまで民法所定の隼5分の割合による遅延損害金の支 払を求めている事案である。 2 当部者の主脈 争点及びこれに対する当事者の主張として下記のとおり追加するほかは,原 判決の「事実及び理由」欄の「第1当部署の申立て及び主張」の原告欄及び 被告欄の記職と同一であるから・これを引川する。なお,控訴人は,原審判決 手続には法律違反があると主張するが・その言わんとするところは訴訟手続の 法律違反にすぎない。 P (争点及びこれに対する当事者の主張) (1)親の相続を放棄をした子は・親を代襲して祖父母の相続人となるか(争点 (1))。 ア 被控訴人の主張 代馴相続における代襲者は被代襲者の子であればよく,その相続人であ ることを要しないから,代輿者である子は,被代襲者である親の相続を放 棄したときでも,親を代襲して祖父母の柵続人となる。 イ 控訴人の三j三張 相続放棄は自己の系統に遺踵はいらないとの意思を械極的に裁判所へ申 述することによって相続権をはく和される制度であるから,相続欠格や廃 ー2−
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