Xgridを用いた 並列分散システム構築に関する研究

Xgridを用いた
並列分散システム構築に関する研究
近畿大学産業理工学部電気情報工学科
白土研究室
03172110 松本 一良
2007/3/12
白土研究室
1
発表の流れ
•
•
•
•
•
研究背景
研究目的
提案する自動参加プロセス
自動参加の検証
まとめと今後の課題
2007/3/12
白土研究室
2
研究背景
教育用計算機システムの利用状況の例
未稼働状態
稼働中
未稼動状態のPCを有効活用
並列分散システムによる計算リソースへの転用
2007/3/12
白土研究室
3
並列分散システムの参加方法
未稼働
①利用可能?
②電源の投入
③起動の確認
④システム参加
全てのPCに対して上記動作が必要
参加手続きが煩雑
2007/3/12
白土研究室
4
研究目的
• 稼動状態のPCが不明
未稼動状態のPCを自動判別
• 並列分散システムの自動設定
PCを並列分散システムに自動参加
未稼動状態のPCを並列分散システムに自動参加
2007/3/12
白土研究室
5
提案する自動参加プロセス
1. PC稼動状態の確認
– ネットワーク応答による判別
2. 電源の投入
– Wake On Lanによる起動
3. PCが起動するまで待機
4. 並列分散システムの起動
自動化スクリプトの作成
2007/3/12
白土研究室
6
自動参加の検証
スクリプトの実行
参加前
参加後
教室システムの部屋にいかなくていい
リモートシステム上から操作可能
2007/3/12
白土研究室
7
まとめと今後の課題
<まとめ>
• 未稼働状態であるPCの有効活用
– 未稼働PCの自動判別
– 並列分散システムへの自動参加
<今後の課題>
• 並列分散システム起動だけが別スクリプト
– 一連の動作を同一スクリプトとして実装
• 途中で学生が使用する
– 通常教育システムへの復帰
2007/3/12
白土研究室
8
2007/3/12
白土研究室
9
全体のフローチャート
スタート
スタート
初期IPアドレスを入力
保存しているIPア
ドレスを読み出す
エージェント数が
50より多い場合
YES
読み出したIPアドレスを
配列に格納
NO
IPアドレスにpingを送信
配列にIPアド
レスがない
YES
YES
pingに応答がある
NO
NO
エージェント を 動 か す
コマンドを送信
Magic Packetを送信
配列から次の IPアド
レスを読み込む
次のIPアドレスを入力
IPアドレスを保存
エンド
エンド
2007/3/12
白土研究室
10
実際の写真
2007/3/12
白土研究室
11
並列分散プロジェクトの例
• Distributed.net – 全探索による暗号解読によるプライバシー保護
の訴え、全探索による数学的難問の証明など
• GIMPS – メルセンヌ素数の発見
• SETI@home – 宇宙生物学。地球外からくる信号から非自然信
号を抽出し、地球外生命体を探索 • United Devices – 癌治療薬開発の為の分子解析
2007/3/12
白土研究室
12
並列分散システム(ソフトウェア)
• SCore・・RWCPによって開発されたグリッド用のミドルウェア及びシステム
ツール群(LinuxまたはFreeBSD)用
• Sun Grid Engine・・サン・マイクロシステムズが主導で開発するツールキット。
オープンソース。 • IBM :HACMP(AIX) • HP :MC/ServiceGuard(HP­UX) • RedHat:RedHatCluster • NEC:ClusterPro • SteelEye Technology:LifeKeeper • 東芝:ClusterPerfect • 富士通:PrimeCluster (etc) • Microsoft:MSCluster • NEC:ClusterPro 2007/3/12
白土研究室
13
NFS
1. /etc/exportsの中に設定を記述
2. 再起動
/mnt/nfs ­mapall=nobody 192.168.1.002
/mnt/nfs ­mapall=nobody 192.168.1.003
・
・
2007/3/12
白土研究室
14