HP ソレノイド ロックおよびフード センサー の取り付け はじめに 側面のアクセス パネルのソレノイド ロックは、ワークステーション カバーの不正な取り外しを防 ぎます。側面のアクセス パネルは、ローカルまたはリモートの信号制御ソレノイドを使用してロッ クできます。 フード センサーは、ユーザーにワークステーション カバーの取り外しを通知します。 キットの内容 ● ソレノイド、ブラケット、およびケーブルを含むソレノイド ロック アセンブリ ● 不正開封防止ネジ×2 本 ● ソレノイド ロック FailSafe キー ● センサーおよび電源ケーブル ● センサー ブラケット ● センサー ブラケットのネジ×2 本 ● 保証に関する情報 ● このガイド お使いになる前に お使いの HP ワークステーションおよびこの製品の互換性を確認するには、http://www.hp.com/go/ productbulletin/(英語サイト)にアクセスして『QuickSpecs』を参照してください。 HP ワークステーションでのソレノイド ロックおよびフード センサーの取り付け HP Z600 ワークステーション シリーズなどの HP ワークステーションでの取り付け方法は異なる場 合があります。この製品の取り付けと取り外しの詳しい手順は、http://h50146.www5.hp.com/doc/ manual/workstation/hp_workstation.html で入手可能なお使いのワークステーション モデル用のサー ビス ガイドに記載されています。 © 2004–2010 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printed in the U.S. JAWW はじめに 1 警告および注意 警告! この記号が貼付されている場所は、その表面または部品が高温になることを示します。 この記号が貼付されている場所に触れると、火傷をする可能性があります。高温の部品による火傷の 危険を防ぐため、必ず、表面の温度が十分に下がってから手を触れてください。 警告! この記号が貼付されている場所は、感電のおそれがあることを示しています。感電によ るけがを防ぐため、この記号が貼付されているカバーは開けないでください。 警告! 感電や装置の損傷を防ぐため、必ず以下の注意事項を守ってください。 —必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用する ために欠かせないものです。 —電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んで ください。 —電源コンセントから電源コードを抜いて、ワークステーションへの電源供給を遮断してください。 警告! 操作する人の健康を損なわないようにするため、『快適に使用していただくために』をお読 みください。正しい作業環境の整え方や、作業をする際の姿勢、および健康上/作業上の習慣について 説明しており、さらに、重要な電気的/物理的安全基準についての情報も提供しています。 『快適に使 用していただくために』は、HP の Web サイト(http://www.hp.com/ergo/)から[日本語]を選択して 参照できます。また、製品に説明書等のドキュメントを収録した CD が付属している場合は、この CD にも収録されています。 警告! 製品の出荷パッケージに の記号が貼付されている場合、製品は重いので、けがを防ぐ ために必ず 2 人で持ち上げてください。 注意: 静電気の放電によって、ワークステーションの電子部品が破損することがあります。作業を 始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してください。 注意: ワークステーションの損傷を防ぐため、システム部品の取り外しや交換の手順を実行すると きは、静電気放電(ESD)に関する以下の注意事項を守ってください。 —静電気防止マットの上で作業をしてください。 —静電気ストラップを着用して、蓄積されたすべての静電気が確実に身体から地面に放電されるよう にしてください。 —作業対象の装置に静電気防止マット、静電気ストラップ、および周辺装置を接続して、アースを作 成してください。 注記: HP オプション製品は、HP ワークステーション製品用に設計されています。また、徹底した 信頼性検査が行われ、高い品質基準において製造されています。 2 HP ソレノイド ロックおよびフード センサーの取り付け JAWW フード センサーの取り付け 注記: ワークステーションのモデルによって外観等は異なります。図はすべて、例を示していま す。製品固有の情報については、取り付けを開始する前に、http://h50146.www5.hp.com/doc/manual/ workstation/hp_workstation.html にあるお使いの HP ワークステーションのサービス ガイドを参照し てください。 フード センサーの取り付け位置は、ワークステーション シャーシの前面、背面パネル、またはシー ト メタル、プラスチック ファン ダクトの筐体、あるいは拡張カード ガイドにあります。 1. 必要に応じて、キットで提供されたネジを使用してフード センサー ブラケットを取り付けま す。 注記: ワークステーションにブラケット取り付け用の穴が 2 つある場合は、キットで提供され るネジ 2 本を使用します。ワークステーションに穴が 1 つしかない場合、必要なネジは 1 本のみ です。 2. フード センサーをブラケット、シャーシ、カード ガイドあるいはファン ダクト筐体の四角い 穴に通して下から差し込み、正しい位置に固定されるまでフード センサーを四角い穴で前後に スライドさせます(1) 。 3. フード センサー ケーブルのもう一方の端をシステム ボードの適切なコネクタに差し込みます (2)。ケーブルが他のシステム ボードのコネクタやワークステーションのコンポーネントを妨げ ないように配線されていることを確認してください。 注記: HP ワークステーションのシステム コンポーネントの位置を見つけるには、側面のアク セス パネルに貼付されているサービス ラベルを参照してください。 図 1 JAWW フード センサーの取り付け フード センサーの取り付け 3 ソレノイド ロックの取り付け 注記: ワークステーションのモデルによって外観等は異なります。図はすべて、例を示していま す。製品固有の情報については、取り付けを開始する前に、http://h50146.www5.hp.com/doc/manual/ にあるお使いの HP ワークステーションのサービス ガイドを参照してください。 ソレノイド ロックの取り付け位置は、ワークステーション シャーシの背面パネルまたはトップ パ ネルにあります。 1. 図に示すように、ソレノイド ロック アセンブリのセキュリティ ピンがオフの位置にあること を確認してください。ピンが上がっている場合は、ピンをオフの位置に押し下げます。 図 2 2. オフの位置にあるセキュリティ ピン このキットに含まれる 2 本の不正開封防止ネジ(2)と FailSafe キーを使用して、ワークステー ションのリア パネルまたはトップ パネルの内側に新しいロック アセンブリを取り付けます (1)。 注記: 一部のモデルのワークステーションでは、ソレノイド ロックが図示されてものと異な る形状であったり、取り付ける場所がシステム ファン グリルの別の側やリア パネルではなく トップ パネルであったりする場合があります。 4 HP ソレノイド ロックおよびフード センサーの取り付け JAWW 3. ソレノイド ロック ケーブルの固定されていない方の端をシステム ボードの適切なコネクタに 差し込みます(3) 。ケーブルが他のシステム ボードのコネクタやのコンポーネントを妨害しな いように配線されていることを確認してください。 注記: HP ワークステーションのシステム コンポーネントの位置を確認するには、側面のアク セス パネルに貼付されているサービス ラベルを参照してください。HP Z600 ワークステーショ ン シリーズなどの一部の HP ワークステーションでは、ソレノイド ロック ケーブルはシステ ム ボードに接続しません。 図 3 ソレノイド ロック アセンブリの取り付け ワークステーションの再組み立て 1. 側面のアクセス パネルを取り付けます。 2. 電源コードをワークステーションに接続しなおして、電源コードを電源コンセントに接続しま す。 ソレノイド ロックの有効化 注記: フード センサーは手動で有効にする必要はありません。ワークステーションによって自動 的に認識され有効になります。 1. ワークステーションの電源を入れるか再起動します。 2. [コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]メニューが表示されるまで、F10 キーを 繰り返し押します。 注記: 適切なタイミングで F10 キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動して もう一度 F10 キーを押して[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]を起動してく ださい。 JAWW 3. [セキュリティ](Security)→[スマート カバー](Smart Cover)→[ロック](Lock)の順に選 択します。 4. 設定を終了するには、[ファイル](File)→[変更を保存して終了](Save Changes and Exit) の順に選択します。 ワークステーションの再組み立て 5 リモートでのセキュリティ管理 リモート アクセス ソフトウェアを使用して、ソレノイド ロックをリモートでロックまたはロック 解除できます。ネットワーク環境でのワークステーションおよび BIOS 設定のリモート管理に使用可 能なツールについては、http://www.hp.com/go/hpcmi/(英語サイト)を参照してください。 ソレノイド ロックの無効化および取り外し ソレノイド ロックは、以下の 2 つの方法で無効にできます。 ● [ コ ン ピ ュ ー タ ー セ ッ ト ア ッ プ ( F10 ) ユ ー テ ィ リ テ ィ ] に ア ク セ ス で き る 場 合 は、6 ページの 「[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]を使用したソレノ イド ロックの無効化」の手順に沿って操作します。 ● ソレノイド ロックが取り付けられているが[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリ ティ]にアクセスできない場合は、7 ページの 「ソレノイド ロックの取り外し」の手順に沿っ て操作します。 [コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]を使用したソレノイド ロックの無効化 1. ワークステーションの電源を入れるか再起動します。 2. [コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]メニューが表示されるまで、F10 キーを 繰り返し押します。 注記: 適切なタイミングで F10 キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動して もう一度 F10 キーを押して[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]を起動してく ださい。 6 3. [セキュリティ](Security)→[スマート カバー](Smart Cover)→[アンロック](Unlock)の 順に選択します。 4. 設定を終了するには、[ファイル](File)→[変更を保存して終了](Save Changes and Exit) の順に選択します。 5. ワークステーションの内部コンポーネントにアクセスできるように、ワークステーションの側面 のアクセス パネルを取り外します。 6. このキットに含まれている FailSafe キーを使用して、ソレノイド ロックをシャーシに固定して いる 2 本の不正開封防止ネジを取り外します。 7. ソレノイド ロック ケーブルをシステム ボードから引き抜き、ロック アセンブリを取り外しま す。 HP ソレノイド ロックおよびフード センサーの取り付け JAWW ソレノイド ロックの取り外し 注記: ソレノイド ロックが機械的にロックされ無効である場合、ワークステーションが再起動す ると同時に新しいロックが自動的にロックされます。 JAWW 1. すべてのソフトウェア アプリケーションを終了してから、オペレーティング システム ソフト ウェアをシャット ダウンし、ワークステーション本体および外付けデバイスの電源を切り、電 源コンセントから電源コードを抜き取ります。 2. カバーが上向きの状態で側面を下にしてワークステーションを置きます。 3. このキットに含まれている FailSafe キーを使用して、ソレノイド ロックをシャーシに固定して いる 2 本の不正開封防止ネジを取り外します。 4. ネジを取り外した後、ソレノイド ロックはシャーシ内部に落ちます。 5. ワークステーションの内部コンポーネントにアクセスできるように、ワークステーションの側面 のアクセス パネルを取り外します。 6. ソレノイド ロック ケーブルをシステム ボードから引き抜き、ロック アセンブリを取り外しま す。 ソレノイド ロックの無効化および取り外し 7
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