新温泉町 e-むらづくり計画(案)パブリックコメント結果

新温泉町 e-むらづくり計画(案)パブリックコメント結果
実施期間:平成 20 年 1 月 4 日∼平成 20 年 1 月 25 日
周知方法:町役場企画課及び温泉総合支所振興課及び町ホームページに計画案本文を掲載
:町広報(1 月号)にて計画案の概要及びパブリックコメントの募集を掲載
意見提出者:4 名
ご意見の概要/ご意見に対する考え方
【ご意見】
国は「IT 新改革戦略」を平成 18 年 1 月に策定し、
「2010 年度までに光ファイバ等
の整備を推進し、ブロードバンド・ゼロ地域を解消する」との目標を掲げている。
町が取り組む必要もなく、国が進めてくれることではないか。
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【ご意見に対する考え方】
ご意見にある国の戦略等に基づき、国や県との連携を図りながら本町の情報化を
進めています。また、ブロードバンド・ゼロ地域の解消に関して、採算の低い農
山漁村における情報通信基盤整備は、市町村が事業主体となり国の補助事業(国
の戦略に基づいた補助事業メニュー)を活用して実施を予定しています。
【ご意見】
新温泉町情報化計画(平成 18 年度)
、新温泉町農村地域 IT 化基本構想(平成 19
年度)が策定されていると記載しているが、町民にどの程度認知されているのか。
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【ご意見に対する考え方】
新温泉町情報化計画に関しては、町のホームページに掲載させていただいていま
す。また、IT化基本構想は、e−むらづくり計画を策定する上での基本構想で
あり概要を広報でお知らせしているところです。今後、町民説明会等の場を通し
ても関連計画の周知に努めていきます。
【ご意見】
地域の情勢については判るが、計画終了時平成 24 年のシミュレーションが記載さ
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れていない。
【ご意見に対する考え方】
シミュレーションとしてではなく、町のあるべき姿として計画の中に示した将来
像とそれを支える個別目標の実現に努めていきます。
【ご意見】
温泉地域におけるインターネット接続方法においてケーブルテレビインターネッ
ト「夢ネット」の加入率が過半数を占めているが、その他にADSLが多く加入
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されているのはなぜか。
【ご意見に対する考え方】
現在「夢ネット」の速度は、最大・5Mであり、より早い速度を求める方や町外
のアクセスポイントを利用したいなど様々な理由からADSL等も利用されてい
ます。延伸に併せて温泉地域での容量も20Mまで上げていく予定です。
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意見等の要約/回答
【ご意見】
事業を地上デジタル放送への対応と緊急放送の最小限にすべきではないか。
【ご意見に対する考え方】
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地上デジタル放送への対応や老朽化した防災告知放送への対応だけでなく、町の
多くの課題や情報基盤の状況を検討する中で、その解決方法や情報通信基盤の整
備として汎用性が高い光ファイバーを利用したケーブルテレビ事業を計画してい
ます。
【ご意見】
地域の主要課題と情報化からみる対応策とあるが、町の解決しなければいけない
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課題の優先順位は何か、情報化で解決できるのか明確化すべきではないか。
【ご意見に対する考え方】
町の様々な課題の中から、主要課題として整理し、e−むらづくり計画では、そ
の主要課題について情報化からみる対応策を検討しています。
【ご意見】
情報化の推進が「まちおこし」にどうつながるのか。
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【ご意見に対する考え方】
計画の基本方針では、情報化の側面から総合計画を支援し、新温泉町が抱える多
くの課題を解決していくこととしています。
【ご意見】
施策については、ハード整備によって解決できる項目と人づくりや人と人との交
流によって効果のある項目を明確にすべきではないか。
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【ご意見に対する考え方】
情報化施策については、情報利活用計画が施策のソフト事業に関する内容であり情
報通信基盤整備が施策のハード事業に関する内容として整理しています。また、
情報基盤の利活用を進める人づくりや交流が町の活性化において大切なことだと
考えています。
【ご意見】
企業誘致の促進とあるが、昨年兵庫県下の企業誘致数のうち、但馬は 1 件のみと
聞いている。具体的な企業の声を踏まえ実現性のある施策なのか。
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【ご意見に対する考え方】
上位計画である新温泉町総合計画では、企業を誘致し、雇用を促進することを掲
げており、本計画においても情報通信技術を活用した企業誘致を先導的に進めて
いきたいと考えています。
【ご意見】
高齢化社会への対応は重要な項目と考えるが、もっと詳細に記載すべきではない
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か。
【ご意見に対する考え方】
ご指摘を踏まえ、高齢化社会への対応したサービスについてさらに検討します。
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意見等の要約/回答
【ご意見】
情報化を担う人材の育成に関する計画が必要ではないか。
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【ご意見に対する考え方】
基本方針に「町民等の情報利活用技術の向上」を掲げています。高齢者大学や公
民館講座として情報通信に対する知識の習得と操作技術の向上のための講習会等
の人材育成を実施していきます。
【ご意見】
パソコンの講習を各地域コミュニティセンターで実施できるように、地域に一台
学習用の PC を設置して、貸し出しの PC の充実も図っていただきたい。
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【ご意見に対する考え方】
「町民等の情報利活用技術の向上」の中で、情報通信に対する知識の習得と操作
技術の向上の場を提供していくこととしていますが、さらに地域コミュニティセ
ンター等のイントラネット環境を整え住民の皆さんの利用を推進します。
【ご意見】
児童の防犯対策として防犯用ICタグを記載しているが、地域住民が生徒を守る
意識向上といったものを優先すべきではないか。
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【ご意見に対する考え方】
情報化からアプローチ可能な児童の防犯対策案としています。さらに具体な手法
にあたっては、ご指摘を踏まえ、地域の実情などを検討し、情報通信基盤を利用
した啓発活動や情報提供を行います。
【ご意見】
ケーブルテレビのみに頼る情報通信網では、高度な情報等を送受信できるのか。
利便性を考えてネットワークを構築する必要がある。
【ご意見に対する考え方】
「施策の実現に対応するための高度情報通信基盤のあり方」において、他システ
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ムとの比較を行い、FTTH型のCATVが最適であると判断しています。ケー
ブルテレビ整備により、環境を整えて発展的な利活用のためのネットワークを構築し
ていきます。将来的には、様々なネットワークとの接続対応が必要になってくると考
えます。
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意見等の要約/回答
【ご意見】
本町が求める情報通信基盤の条件が挙がっているが、
「都市と変わらない情報通信サービスを実現すること」とあるが、自治体運営のCA
TV事業では、時間を要するため、事業完了時には、都市部においては、新サービス
が市場に導入されるなど、永遠に格差は解消されないのではないか。
「町全域における防災情報システムの統一化の実現が可能であること」とあるが、ケ
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ーブルテレビ網が使えないときはどうするのか。ケーブルテレビ網と完全独立させた
防災システムの構築も検討すべきではないか。
【ご意見に対する考え方】
長期的な視点で見ればご指摘のことも考えられますが、現在の状況やシステムの中で
ベストなものを選択して整備していく計画です。将来的には新しいシステムへの対応
が必要となってくる可能性はあります。
消防無線や携帯電話などの既存のシステムなどを利用した防災情報の提供について検
討します。
【ご意見】
事業の採算性が低いことなどから民間事業者による情報通信基盤の整備が期待できな
いとあるが、民間事業者に対して町のビジョンを示し、働きかけを行ったのか。
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【ご意見に対する考え方】
町は情報通信基盤の整備に際して、浜坂地域と温泉地域との現状を踏まえながら一体
的な整備をする必要があり、テレビの自主放送、防災情報、行政情報などの一元管理
を行う必要から温泉地域のCATVシステムを浜坂地域に延伸する計画としました。
民間事業者は、事業の採算性が低いことから事業計画がありません。
【ご意見】
自主放送機能については温泉地域で既に実施しているものが多くある。温泉地域にお
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ける実施効果と現在の課題、問題点等を記載すべきではないか。
【ご意見に対する考え方】
自主放送での課題・問題点を検討した上で、情報基盤整備後の活用について検討して
います。
【ご意見】
情報化の必要性は否定しないが、財政状況が厳しいなかで優先的に取り組むべき事業
であるのか。
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【ご意見に対する考え方】
財政環境は厳しい状況ですが、現行の国・県の補助制度を活用し、さらに合併特例債
を充当して事業推進を図ります。また、合併時から合併協議会で財政計画を立ててお
り、ケーブルテレビ事業以外にも、緊急課題や地域要望も加えた財政計画となってい
ます。
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意見等の要約/回答
【ご意見】
本文のページ数が多い。町民は、どこで入手し何人が読んでくれるのか。
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【ご意見に対する考え方】
町広報の 1 月号に計画案の概要(4 頁)及びパブリックコメント募集を掲載させてい
ただきました。また、計画策定後につきましても概要版を作成する予定です。
【ご意見】
今すぐに出来ることとして、町ホームページの充実や町民へのインターネット教育及
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びそれに参加しやすい体制づくりを行うべきではないか。
【ご意見に対する考え方】
町のホームページの充実や人材育成などについては、具体的取組として整理しており、
実施していきます。
【ご意見】
CATVの今後について公設民営を問わず、問題点や課題があるのではないのか。
【ご意見に対する考え方】
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ケーブルテレビ事業のメリットは、様々なサービスが可能となり、将来に向けての情
報通信基盤が整備できることです。他のCATV局との合併による効率化が見込めな
い、将来の新しい技術サービスへの対応などの課題もありますが、地域コミュニティ
情報の発信というCATVの持つ役割を理解いただき、地域全体で維持していくこと
が大切なことと考えています。
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