校内書き初めの会が行われました

平成28年1月12日
加賀市立錦城小学校
校長室だより
NO.63
あけましておめでとうございます。
今年の学期始めは、雪もなくおだやかな日和で迎えることができました。新年
を迎え、子どもたちも私たちも新たな気持ちでスタートしました。子どもたちの
健やかな成長を願って、教職員一同、力を合わせて頑張ります。本年も、どうぞ
よろしくお願い申し上げます。
改めて言うまでもなく、3学期は学年の
まとめの時期です。それぞれの学年で身に
付けなければならないことの仕上げをしな
ければなりません。52日(6年生は49
日)という短い3学期、時間はあっという
間に過ぎてしまいます。「今日しなければ
ならないことは今日のうちに!」をモット
ーにして、一日一日を大切にして頑張って
ほしいと思います。特に、6年生にとっては小学校最後の学期です。6年間の締
めくくりをしっかりとすることが、中学校生活への準備となります。気持ちを引
き締め、卒業までの日々を悔いの残らないようにしていきたいと思います。
そんな意味においても、私たち教職員一同も精一杯頑張るつもりです。保護者
の皆様の変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶にさせていただ
きます。
◇校内書き初めの会が行われました◇
1月8日(金)3学期始業式の後、各教室で「校内書き初めの会」が行われま
した。1,2年生は硬筆、3~6年生は毛筆です。
子どもたちの書きぶりを見に、教室をのぞいてみると、どの教室でも一生懸命
に書き初めに取り組む姿が見られ、緊張した空気が張り詰めていました。
黒々と太く力強い文字。やさしく繊細な文字。均整のとれたお手本のような文
字。「字は体を表す」というように子どもたちの性格を映し出しているような気
がしました。
各学級2割を校内入選として選び、金紙が貼られました。その中から、2名の
作品を、市書き初め展に出品することになります。市の審査会が今週14日(木)
にありますので、出品者の練習時間は今日と明日の2日間だけです。
3年生以上の出品者は、放課後ストーブを焚いた会議室に集まり、先生方の指
導を受けながら、一生懸命清書に取り組む予定です。ご家庭でもご支援をよろし
くお願いします。
今年の干支(えと)は丙申(ひのえさる)・・・
干支は年賀状を書く人ならきっと年末ごろになって意識するはずです。でも、
そのときは動物のことが中心です。動物で言えば今年は申年(さるどし)です。
もっと暦っぽく言うと、「丙申」が干支。申の前にある「丙」は「ひのえ」と
読みます。
「さる」は十二支の1つ。
「ね、うし、とら、う、たつ…」と言ったように12年周期で繰り返します。
「ひのえ」の部分は干(かん)と言って、同じように10種類を1年ずつ繰り返
します。
干が10個で十干、支が12個で十二支、それが組み合わさって干支(えと)で
す。つまり、干支というのは、干と支の組み合わせのことをいいます。
十干と十二支の組み合わせの種類は60種類。甲子(きのえね)という組み合
わせが60種類の最初です。そこから年が巡って33番目が2016年の「丙申」に
なります。
干支の組み合わせには五行という考え方があります。干支の干と支の性質を五
ひ
え
行(木・火・土・金・水)で表すわけです。丙は「火の兄」が語源になっていて
「火」の性質。申は「金」の性質とされます。
60年ぶりにやってきた丙申。今年はどんな年になるのでしょう?
丙申の2つの漢字の意味から考えると、何かわかる気がします。
まず「丙(ひのえ)」の文字に着目します。丙は「明らか」という意味があり
ます。甲、乙、丙と、十干の中では3番目。十干は樹木の成長に例えられるので
すが、丙は形が明らかになってくる頃です。前年の「乙」はまだ自由に伸びるこ
とができず、曲がっている状態でした。ですから、ちょっと成長して「形が明ら
かになる」ことを意味しています。
申は「呻く(うめく)」の意味です。これも語源は樹木の成長に例えられます。
申の呻くは果実が成熟していって、固まっていく状態を表しています。完熟まで
は達しない状態です。
「形が明らかになってくる」「実が固まっていく」とはどういうことでしょう?
2016年は、これまで日の目を見なかったことが形となって現れて来る年だと
言えるのではないでしょうか。何かを始めるというよりも、これまでの頑張りが
形になっていく。評価されてこなかったことが評価されるとか。これまで気づけ
なかったことに気づくとか。いろんな意味で、変革の年とされ、何かしらの時代
が動くとされています。
干支が表している意味から、今年2016年がどんな年になるかをひもといて
みましたが、いかがだったでしょうか? 皆様にとって、今年が「変革の年」に
なるか、楽しみにしてお過ごしください。