ひだまり通信 VOL.3

デ イ ケ ア
編集長:
編集長:未来予報家
自殺について
自殺について考
について考える
-原因究明と
原因究明と対策の
対策の検討-
検討-
我が国の自殺者数は10年連続で3万人を超えています。警察庁の自殺統計資料によれば、平成10
年にはじめて3万人を超え、その後、横ばい状態です。依然として高位で推移していると言わなければ
なりません。私は自殺の原因の3分の1は貧困にあると考えています。しかし、貧困だけが自殺の原
因ではありません。うつ病とかほかの疾患も自殺の一因と言われています。現代社会のように世界経
済のみならず日本経済が立ち行かない時代では、自殺が減らないのも無理はないと思います。そこで
私はその対策として無料住宅をたくさん建てるべきだと思います。生活保護を受給するには、住所が
必要だからです。そうすれば自殺者が3万人から2万人に減るものと考えています。あしからず
ペンネーム もっくん
僕は、現在、病院の横にある「あゆみハイツ」というグルー
プホームに住んでいます。僕の1週間はとても忙しいです。月・
水・金は人工透析を午前中に4時間受けたあと、午後から訪問
看護の方が部屋に来て掃除や薬の確認をしたりします。火・
木・土はデイケアに行って料理などの活動を頑張っています。
毎日自分でもよく頑張ってるなぁと思います。でもここに来る
までにはいろいろなことがありました。
19歳の頃、突然イライラして裸足で家を飛び出してしまい車に
はねられそうになったのを父親から助けられました。なぜだか
わからないけどイライラしていたのです。ただ、裸足だったの
でアスファルトで足の裏が少し熱かったことだけは今でもは
っきり覚えています。
こんなことがあったのでK市の精神科の病院に4年間入院し、
それから別の病院に転院しました。入院中のことはあまり覚え
ていません。そして2年ほど経った頃から腎臓が悪くなって、
先生から「点滴だと毎日何時間もしないといけない。透析なら
2日に1回。」と言われたので透析を受けることにしました。し
かし、透析を受けるためには血液をちゃんと流すための手術を
しなければなりませんでした。「えー!!手術するの?」と思
いました。本当は手術をしたくなかったけれどあきらめて先生
の言うとおりにしました。それから2日に1回透析を受ける
日々が始まったのです。しかし、長期間、何年も透析を受け入
れてくれる病院が自分の地元にはなかったので一本松すずか
け病院を紹介され、この土地にやってきました。ふるさとから
離れ少し寂しい思いをしながら透析を繰り返す2年半の入院
生活でした。ここで、透析について少し説明をします。腎臓が
悪くなると体の水分を調節することが難しくなるので透析を
して基礎体重まで水を引いて調節したり、本当なら体の中の悪
いものをおしっこで出すのですがそれも代わりにやってくれ
たりしています。そのため僕は普段あまり水分を取ることが出
来ません。1日にペットボトル1本分の500mlしか取ること
が出来ないのです。
そして、去年の夏ごろから病院のスタッフと話し合いながら退
院の準備をしていきました。地元に帰りたい気持ちもありまし
たが、透析をしなければならないこと・身の回りのことを自分
でできるようになるために、ということで退院後はグループホ
ームへ入居することになりました。「ひとり暮らしをしたこと
もないし、田川はぜんぜん知らない土地だし、エッチな本は借
りられなくなるし」など、たくさんの不安がありました。特に
食事が大変でした。自分は透析を受けているために水分や食事
の制限があります。デイケアに行く日は食事が出るのでよいの
ですが、それ以外の日は自分で準備をしなければなりません。
最初はどうやってご飯を炊いたらいいのかすら知りませんで
した。そんな時に、グループホームの世話人さんや透析・訪問
看護のスタッフに一から教えてもらい、デイケアでも料理グル
ープに入って練習をしました。
まずはご飯を炊くことができるようになり、そして味噌汁を作
ることができるようになると、次はたまご料理です。次第にレ
パートリーが増えていきました。
今ではカレイの煮付けを作れるのが自慢です。「カレイと言っ
てもカレーライスじゃないですよ」
・・・冗談です・・・
グループホームに入居して10ヶ月経ちます。最初はとても不
安だったのですが、デイケアでは料理やパソコンなどいろいろ
な活動に参加しています。この前ソフトボールをしたのがとて
も楽しかったです。透析をしているとあまり激しい運動は出来
ないのですがキャッチボールやバッティングに誘ってくれて
とてもうれしかったです。また、話をしてくれるメンバーやス
タッフも増え、今では冗談を言って話しかけてくれるひともい
ます。グループホームにいる時は世話人さんにエッチな話や冗
談を聞いてもらいます。世話人さんが帰って夜になっても隣の
トイレの水が流れる音が聞こえてきたりすると「みんないるん
だ」と安心して、ゆっくりとコチ亀を読みます。透析や訪問看
護のスタッフにもいろいろ教えてもらったり話を聞いてもら
ったりしています。今は安心して充実した日々を過ごしていま
す。こんな風に僕はいろいろなひとから支えられているんです。
僕には夢があります。
ひとつめはグループホームを卒業してアプリコットハイツと
いうアパートでひとり暮らしをすることです。ひとり暮らしま
ではあと50パーセントぐらい頑張れば出来るようになると
思います。お金の管理や掃除・洗濯、バスや電車の乗り方など
頑張るところはまだまだたくさんあります。でもこの前、世話
人さんから「○○君はお金の管理がだんだん出来てきたし、グ
ループホームのミーティングでは積極的に質問したり、他の入
居者に優しい言葉をかけたりしている。とても成長している
よ。」と言われた時には照れたけど、ほめられてとても嬉しか
ったです。
もうひとつの夢は、日帰りでもいいので電車とバスを乗り継い
で遊園地に行くことです。誰と行くかは秘密です。でも僕はと
ても方向音痴なのでたぶん迷子になるでしょう。・・・冗談で
す・・・
最後に僕がみなさんに伝えたいことは、世話人さん・訪問看護
や透析のスタッフ・デイケアのスタッフやメンバーなどいろい
ろなひとが僕を支えてくれているということ。そしてそれがと
てもチカラになり安心して夢に向かって頑張れているという
ことです。これからも将来へ向かって頑張っていきたいと思い
ます。
2009年11月21日 ありがとうございました。
ワンポイントポエム
天使の羽を休める術も知らず、働きづめの君をどうに
かして癒してあげたい。僕は君にとって素晴らしい心でい
たい。その代わり僕のことをを心の底から愛して欲しい。
とても寂しがり屋の僕を・・・。
(ペンネーム
ハート)